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映画「いつか晴れた日に」を観る [映画(あ行)]

借りた理由をよく思い出せないのですがヒュー・グラントで借りたのかも。


いつか晴れた日に [DVD]

いつか晴れた日に [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
  • メディア: DVD
あらすじはYahoo!映画さんより。

19世紀初頭。
イングランド南東部のサセックス州にある私園“ノーランド・パーク”を
構えるダッシュウッド家の主ヘンリーを失った彼の妻と3人の娘。
法律の定めるところにより私園を含め財産は先妻の息子ジョンに相続されるのを
心配したヘンリーは、死の床でジョンに妻と娘の世話を頼んでいたが、
ジョンの妻の反対にあいその約束は反故にされてしまう。
彼女たちは悲しみにひたる間もなく、早速新しい家を探し始めるが……。



原題は“Sense and Sensibility”。

邦題も今回はそう悪くないような気がするのですが
(天気の悪いイギリスの晴れっていい気分ですし)

Sense(分別)のある姉(エマ・ワトソン演じるエレノア)と
sensibility(感受性)のある妹(ケイト・ウィンスレット演じるマリアンヌ)、
そんな感じかなと思いながら見ました。

時代が時代なんでしょうが、お金持ちの意地悪さは見ていてイラつきますね。
結婚を約束しておきながらお金につられて金持ちの娘と結婚するウィロビー。
世の中、お金がなければ暮らしていけませんが、素直なマリアンヌをだまして
ばちが当たればいいのに、なんて思いながら見た場面もありました。
遊びほうけて出会った真実の愛(マリアンヌ)をあきらめざるを得なかったのは
ウィロビーの自業自得ですが、最後の場面で結婚する幸せそうなマリアンヌを
丘の上から見ている姿に、ちょっと気の毒にもなりましたねぇ。。

優しい大佐(演じているのがアラン・リックマン!)がそのウィロビーとは対極で
実直な態度を貫く姿は見ていてじわ~っと来ました。

アラン・リックマンというと、

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実はいい人だったと死んでからわかるものの、
生きている間はハリーをいじめまくっていたスネイプ先生とか、


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昔売れてたけれど、今は落ちぶれちゃった俳優とか、


あまりいい人を演じるタイプではないと思っていなかったので、
今作ではちょっと意外でした。。。


とはいえ、最後に結婚する2組の年齢がちょっと気になって、
ブランドン大佐とマリアンヌ、何歳差があるんだよって。
逆にエレノアの相手(ヒュー・グラント)は年下に見えたし。

ま、映画だし、昔の話だからハッピーエンドでオッケーなので、
年齢差への疑問はどうでもいいのですが。。


特に大事件が起きて、ということもなく、
日々の生活で色々なことが起きる出来事を描きながら、
当時のイギリスの貴族(上から下まで)の生活も垣間見ることができて
ヒュー・グラントで借りたものの、完全に脇役であまり目立たないのが
逆によかったというか(目立つと全然趣の異なる作品になっていたかも)
ちょっとした拾い物をした気分になった「いつか晴れた日に」でありました。