「展覧会の絵」を聴き比べ [音楽・コンサート]
都民交響楽団のコンサート(於:東京文化会館)で「展覧会の絵」を聴いた後、 余韻の残る中、同じ曲を違うヴァージョンで聴き比べ。
最初に、EL&Pのプログレ版「展覧会の絵」。
卵の殻をつけたひなの踊り、等、一部の曲が入っていないものの、 プロムナード~こびと~プロムナード~古城~プロムナード~バーバ・ヤーガの小屋~ キエフの大門、抜粋されたこれらの曲(一部歌入り)に、EL&Pオリジナルで 賢人、ブルーズ・ヴァリエイション、バーバ・ヤーガの呪い3曲が入っている。
録音は1971年と、今から30年以上も前の作品なのに古さは全く感じない。 スタジオ録音ではなくライブ録音なのにライブアルバムという感じはなく、 完成された作品として十分堪能できる。
ロックとクラシックの融合に彼らの独特の解釈を加えた編曲で、EL&Pだけの 「展覧会の絵」を確立したという印象。 そして、キース・エマーソンの激しく繊細なオルガンに魅了されました。
録音は1985年。山下和仁自身の編曲で、プロムナード~キエフの大門の10曲。
とても1台のギターで弾いているとは思えない迫力で、オーケストラ版より 静と動のコントラストがくっきりはっきりした演奏。 最近のコンサートでは聴けない作品なので、是非生演奏を聴いてみたいと思う、 山下の作品の中でも特に素晴らしい作品だと聴きながら改めて実感。
「結論」 : 三者三様、全てに味わい有り。
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