青森旅行記2021~弘前れんが倉庫美術館編①~ [日本の旅(東北)]
珍事もなく無事弘前までたどり着いた後は、弘前れんが倉庫美術館に向かいます。
今回、いつものように浅虫温泉に行かなかったのは、温泉後の昼酒を楽しみに
寄らせていただいていた駅前食堂さんが昨年末で閉店されたと知り、
浅虫温泉での最大の楽しみがなくなってしまったこと、代替案で行けそうなお店を
探してみたものの見つからなかったこと(なくはないのですが営業しているか不明)
そんな理由で今回は浅虫温泉に行きませんでした。
その代わり、どこに行こうかと思って2017年以来の弘前訪問も楽しそうかな、と
弘前で行ったら楽しそうなところを探して見つかったのが弘前れんが倉庫美術館、
ということで、
100円バスで
土手町十文字まで行って
そこから歩きます。
20分に1本くらい日中は運行しているようなので地元の方の足としては便利な循環バス、
私の様な観光客も100円で使えるということで有難く使わせていただきました。
弘南鉄道!
バス停から見えて気になったのですが、弘前で泊まることにすれば、
この鉄道もゴトゴト楽しめそう。(^-^) ここも宿題にします。
10分近く待ってから100円バスに乗車
したのですが、5分もしないうちに土手町十文字に到着、
こんな感じのところから歩いて5分
見えてきました
名前の通り、れんが倉庫です到着
入口
(ホームページ)https://www.hirosaki-moca.jp/
昨年(2020年)7月にオープンしたばかりの新しい美術館ですが、
建物は、明治・大正期に建設されたシードル工場(吉野町煉瓦倉庫)を改修したもの。
建設設計は田根剛氏、「記憶の継承」をコンセプトに、できるだけ元の素材を活かして
元の姿をとどめることを前提に改修されたそうです。
煉瓦は新しいものを焼いて交換したと思われますが(とてもきれいだった)
煉瓦の風合いは見ていて落ち着きますね。
巨大な犬
青森県立美術館でも奈良美智さんの犬を観られますが、
弘前でも見られるとは思わずビックリ。
入口で検温の後、観覧料1300円を支払いましたが、住所も書かないといけないので、
遠方からきていることが後ろめたい気持ちで書いたものの、
受付の方は特に県外(しかも関東)の住所に反応ありませんでした。
また、11時から学芸員の方によるガイドツアーがあるというので申し込んで
展示コーナーに進むと、
スマホで音声ガイドが聴けると知り、
ガイドツアーはキャンセルしてこの音声ガイドで鑑賞することにしました。
600円くらい支払って音声ガイドを借りるところも多い中で、
無料で丁寧な解説が聞けるとは有難かったです。
美術館は季節によって企画展を開催していて常設展的なものはないようですが、
訪問時に開催していたのは、春夏シーズンの企画展、「りんご宇宙」。
さすがりんご日本一の青森らしい企画ですが、宇宙とは!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(美術館ホームページより転載)
「りんご宇宙―Apple Cycle/Cosmic Seed」では、
りんごをめぐる豊かな思考と想像に着目した多様な作品を展示します。
りんごは、西洋美術史において、古来より豊穣や生命のはかなさなどの象徴として
多く描かれてきました。
本展は、必ずしもそうした表象のみを取り上げるものではなく、
現代のアーティストらによる、りんごを素材とした新たな創作アプローチや、
生と死、循環、種子、変容などに関連して、りんごという日常の身近な存在から
宇宙規模に展開される多様なイマジネーションのかたちを紹介します。
さらには、美術史上のりんごの表象や、「弘前エクスチェンジ」における
りんごに関する様々な地元の研究や取り組みなども併せて、改めてりんごの意味の
豊かさや可能性に触れ、新たな発見に繋がる機会になることを願います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
りんご?
ジャン=ミッシェル・オトニエルさんの「エデンの結び目」という作品。
りんご=エデンの園、というイメージで作られたのかな。
とはいえ、タイトルを観ないとなかなかイメージが湧かない私。(^-^;
この作品を見て自動ドアを通って中に入って最初に観た作品が、
種?と思って近づくと
河口龍夫さんの「関係ーひと粒の鉛の種子・リンゴ」という作品でした。
これも種子かな
河口龍夫さんの「関係ー縄文時代育ち」という作品。
自分の創造力が乏しいとここから思い浮かべるのが難しいのですが、
どこか長い時間軸を感じるような作品でした。
更に中に進むと、
屏風のような作品。
真ん中が、タカノ綾さんの「根源の近く」。
左が、「演舞、りんごの輪、光の輪」
右が、「演舞、宇宙の輪、光の輪」
真ん中の絵はどこか神秘的な雰囲気ですが左右の絵はりんごが描かれていて
可愛いようなどこか不思議なような、種やエデンのりんごを観た後に観ると
全く違う世界感の作品で若干困惑。(切替がすぐできないタイプ)
その近くに観えた作品
エデンのりんごと同じジャン=ミッシェル・オトニエルさんの「金の首飾り」。
タイトルから想像できる作品です。
これは「赤の首飾り」
これもジャン=ミッシェル・オトニエルさんの「弘前のりんご」。
印刷と水彩を組み合わせた作品ですが、オブジェに比べて優しい雰囲気。
次はなにやらネットが見えます
りんご箱?
潘逸舟さんの「おにっこのちはリンゴジュースの滝」という作品。
りんご栽培でも使われる青いネットで作られた巨大な作品ですが、
リンゴジュースの滝
リンゴジュースが流れる映像を映しているのがなかなか壮観です。
と長くなってきたので続きは明日~。
(つづく)
今回、いつものように浅虫温泉に行かなかったのは、温泉後の昼酒を楽しみに
寄らせていただいていた駅前食堂さんが昨年末で閉店されたと知り、
浅虫温泉での最大の楽しみがなくなってしまったこと、代替案で行けそうなお店を
探してみたものの見つからなかったこと(なくはないのですが営業しているか不明)
そんな理由で今回は浅虫温泉に行きませんでした。
その代わり、どこに行こうかと思って2017年以来の弘前訪問も楽しそうかな、と
弘前で行ったら楽しそうなところを探して見つかったのが弘前れんが倉庫美術館、
ということで、
100円バスで
土手町十文字まで行って
そこから歩きます。
20分に1本くらい日中は運行しているようなので地元の方の足としては便利な循環バス、
私の様な観光客も100円で使えるということで有難く使わせていただきました。
弘南鉄道!
バス停から見えて気になったのですが、弘前で泊まることにすれば、
この鉄道もゴトゴト楽しめそう。(^-^) ここも宿題にします。
10分近く待ってから100円バスに乗車
したのですが、5分もしないうちに土手町十文字に到着、
こんな感じのところから歩いて5分
見えてきました
名前の通り、れんが倉庫です到着
入口
(ホームページ)https://www.hirosaki-moca.jp/
昨年(2020年)7月にオープンしたばかりの新しい美術館ですが、
建物は、明治・大正期に建設されたシードル工場(吉野町煉瓦倉庫)を改修したもの。
建設設計は田根剛氏、「記憶の継承」をコンセプトに、できるだけ元の素材を活かして
元の姿をとどめることを前提に改修されたそうです。
煉瓦は新しいものを焼いて交換したと思われますが(とてもきれいだった)
煉瓦の風合いは見ていて落ち着きますね。
巨大な犬
青森県立美術館でも奈良美智さんの犬を観られますが、
弘前でも見られるとは思わずビックリ。
入口で検温の後、観覧料1300円を支払いましたが、住所も書かないといけないので、
遠方からきていることが後ろめたい気持ちで書いたものの、
受付の方は特に県外(しかも関東)の住所に反応ありませんでした。
また、11時から学芸員の方によるガイドツアーがあるというので申し込んで
展示コーナーに進むと、
スマホで音声ガイドが聴けると知り、
ガイドツアーはキャンセルしてこの音声ガイドで鑑賞することにしました。
600円くらい支払って音声ガイドを借りるところも多い中で、
無料で丁寧な解説が聞けるとは有難かったです。
美術館は季節によって企画展を開催していて常設展的なものはないようですが、
訪問時に開催していたのは、春夏シーズンの企画展、「りんご宇宙」。
さすがりんご日本一の青森らしい企画ですが、宇宙とは!
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(美術館ホームページより転載)
「りんご宇宙―Apple Cycle/Cosmic Seed」では、
りんごをめぐる豊かな思考と想像に着目した多様な作品を展示します。
りんごは、西洋美術史において、古来より豊穣や生命のはかなさなどの象徴として
多く描かれてきました。
本展は、必ずしもそうした表象のみを取り上げるものではなく、
現代のアーティストらによる、りんごを素材とした新たな創作アプローチや、
生と死、循環、種子、変容などに関連して、りんごという日常の身近な存在から
宇宙規模に展開される多様なイマジネーションのかたちを紹介します。
さらには、美術史上のりんごの表象や、「弘前エクスチェンジ」における
りんごに関する様々な地元の研究や取り組みなども併せて、改めてりんごの意味の
豊かさや可能性に触れ、新たな発見に繋がる機会になることを願います。
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りんご?
ジャン=ミッシェル・オトニエルさんの「エデンの結び目」という作品。
りんご=エデンの園、というイメージで作られたのかな。
とはいえ、タイトルを観ないとなかなかイメージが湧かない私。(^-^;
この作品を見て自動ドアを通って中に入って最初に観た作品が、
種?と思って近づくと
河口龍夫さんの「関係ーひと粒の鉛の種子・リンゴ」という作品でした。
これも種子かな
河口龍夫さんの「関係ー縄文時代育ち」という作品。
自分の創造力が乏しいとここから思い浮かべるのが難しいのですが、
どこか長い時間軸を感じるような作品でした。
更に中に進むと、
屏風のような作品。
真ん中が、タカノ綾さんの「根源の近く」。
左が、「演舞、りんごの輪、光の輪」
右が、「演舞、宇宙の輪、光の輪」
真ん中の絵はどこか神秘的な雰囲気ですが左右の絵はりんごが描かれていて
可愛いようなどこか不思議なような、種やエデンのりんごを観た後に観ると
全く違う世界感の作品で若干困惑。(切替がすぐできないタイプ)
その近くに観えた作品
エデンのりんごと同じジャン=ミッシェル・オトニエルさんの「金の首飾り」。
タイトルから想像できる作品です。
これは「赤の首飾り」
これもジャン=ミッシェル・オトニエルさんの「弘前のりんご」。
印刷と水彩を組み合わせた作品ですが、オブジェに比べて優しい雰囲気。
次はなにやらネットが見えます
りんご箱?
潘逸舟さんの「おにっこのちはリンゴジュースの滝」という作品。
りんご栽培でも使われる青いネットで作られた巨大な作品ですが、
リンゴジュースの滝
リンゴジュースが流れる映像を映しているのがなかなか壮観です。
と長くなってきたので続きは明日~。
(つづく)
タグ:青森
え~~~、駅前食堂さん、閉店されたんですか。。
またあの中華そば、食べたかったなあ。
by lovin (2021-09-12 08:29)
lovin姐さん、おはようございます。
昨年末に閉店して、従業員だった方が今年4月に再オープンしたそうですが
メニューが大幅に変わってしまったみたいです。
あのおばあちゃんがつくる中華そばと美味しいチャーシューはもう
食べられないと思うと残念です。(:_;)
by うつぼ (2021-09-13 08:00)