映画「宇宙人ポール」を観る [映画(あ行)]
まみりんさんの記事で観ようと思いながら劇場公開を逃してしまった作品です。
あらすじはAmazonさんより。
アメリカのコミック業界最大のイベント“コミコン"に参加するため、
イギリスからはるばるやって来たSFオタクの若者グレアムとクライヴ。
そんな彼らのもう一つの目的は、アメリカ西部に点在する有名なUFO関連の名所を巡ること。
さっそくキャンピングカーでドライブに繰り出すが、いきなり車の事故現場に遭遇、
様子を見に近づいた2人の前には、なんと本物の宇宙人が姿を現わしたのだった。
“ポール"と名乗った宇宙人は60年前に不時着して以来、政府機関に囚われの身となっていたのだった。
グレアムとクライヴは、アメリカ文化に染まりきったポールの言動に戸惑いつつも、
彼を故郷の星に帰してあげようと一肌脱ぐことにするのだが…。
くだらなさすぎる。(笑)
あ、これは褒め言葉です。(^_^)
この作品の脚本・出演のサイモン・ペッグが今作にも脚本・出演だったので期待していましたが、
期待に違わぬ作品であっという間に観終わりました。
主人公がイギリス人のヲタク、しかも冴えない風貌のオッサン2人、グレアムとクライブ。
それだけでも笑えるのですが、憧れのコミコンに参加する為にLAまでやってきて
コミコンですっかり楽しんだ後は、大きなキャンピングカーを借りて全米のUFOの名所巡り、、、、
を始めたところで本物の宇宙人ポールに遭遇します。
そもそも地球にやってきたのは科学的任務。が、宇宙船に問題があって1974年に墜落、
一人の少女に助けられた後、政府機関に匿われながら政府に助言をしたり、
1980年には映画の演出もしたりして。
(↑ETのことですが、ホンモノのスピルバーグが声で出演しています)
このポール、地球人と触れ合いすぎていたせいかあまりにも擦れていて、
汚い言葉をはきまくりタバコをスパスパ吸うポールを観るだけで何だか笑えます。
政府機関の調査もあとは細胞の研究のみ、って殺されちゃうってことじゃん、
と政府機関とそのボス、ビッグガイから逃げるポール、、とそれを追いかけるビッグガイの手下。
途中のキャンピングエリアで、そこの経営者の娘ルースがナンノ手違いか乗ってきて
珍道中の仲間が増えるのですが、このルース、父親に倣ってバリバリのカトリック教徒。
進化論を唱えるダーウィンに銃を向けるTシャツ(←神が全てを創造したと思っているので)を着るルースは
ポールの姿を見て気絶します。。
目が覚めてもポールを悪魔と呼び続けるルースにポールが手を当て自分のこれまでの経験を伝えると
ルースは見えなかった片目が見えるようになったのと同時に性格もガラッと変わってしまいます。
(汚いスラングを平気で話せるようになってしまいまるで別人のようになります)
ビッグガイの手下たちだけでなく、ルースの父親が追いかけてくる中、
車を飛ばして逃げるクライブ、グレアム、ルース、とポール。
自分の星にSOSを出して迎えに来てもらうはずだったのが、
軍が一日予定を早めたので急いで逃げたところでグレアムとクライブにばったり会った、、
と大麻を吸いながらハイになって告白するポールに、
グレアム、クライブ、ルースはポールを無事星に還してあげようと協力します。。。
そして、宇宙船がやってきたところにビッグガイが追いかけてきて。。。。
(ハラハラドキドキ、でも(笑))
でも、めでたしめでたしなのでホッとしました。そうなると分かっていながらドキドキしますね。(^_^.)
クライブとグレアムの2人組が冴えない感じというだけで面白いのですが、
ここにギョロ目で不気味な外見なのに人間以上に人間臭いポール、
更にカトリック教徒のルースやビッグガイの手下、脇役もクセがあって観ていて飽きませんでした。
ポールが自分を助けてくれた(当時は少女、今はオバアサンの)タラのところに立ち寄り、
ポールが政府機関に匿われてしまったことから、宇宙人がやってきたと語るタラが嘘つきだと
長年思われていたことをポールが詫びる場面にはコメディのはずなのに何だかウルっとしてしまいましたが
その後、宇宙船がやってきたところに駆けつけてきたビッグガイの正体がこれまた笑えて。
ビッグガイを演じていたのがシガニー・ウィーバーなのですが、
こういう系の作品、好きで出たがるのかな、なんて思いました。(笑)
皆とお別れの挨拶をして宇宙船に乗っていく姿が、
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まるでETで最後の最後にも爆笑。。。。
全然意図してなかったのですが、今作見る直前にETを観たのでおかしさ倍増。
ポールが自分の星に帰って2年後、2人はポールの話を本にまとめてベストセラー、
めでたしめでたし、、、と安心の展開で、作品の冒頭でポールのキャラクターを受け入れたら
作品の世界にどっぷり嵌って大笑いして観られる映画です。
多分括りとしてはB級と言われてしまうかもしれない映画ですが、
変にお金をかけて作られらた映画以上に、清々しいくらい遠慮なく作られていて
ちょっとどきどきしてちょっとほろっとして、でも殆どの場面で笑える「宇宙人ポール」でありました。
こんな面白い宇宙人だったら私も遭遇してみたい!!
深く考えずに笑いたい人にはオススメです!!!
正々堂々とパクっている潔さが良いですね。安心して酒飲みながら楽しめそうです。
by hideyuki2007y (2012-11-19 20:28)
ポール 中途半端に観た記憶が(汗)
すごく人間っぽい(笑)エイリアンでしたね☆
by rtfk (2012-11-19 23:04)
これ、オール・ニューメキシコ州ロケらしく、出張先の地元民およびベアさんの一押し作品です(笑)
観てみようっと♪
by bluebird (2012-11-19 23:50)
紹介映像だけは見たことあるけど、
面白そう、ってか僕好みですよね(笑)
by kotobukimaru (2012-11-20 11:43)
こんにちは〜♪
やっぱり元ネタ作品は一通り目を通してから観た方が楽しめますよね??
うっっ、しくった………(笑)
でも、おぼろげな記憶だけでも充分解りやすいパクり方なので、観なくてもダイジョウブ??
トラックバック(記事中でリンクしていただいてますがww)、させていただきま〜す♪
by まみりん (2012-11-20 14:23)
hideyuki2007yさん、こんばんは。
パクっているのがいやらしくないので見ていて楽しいです。
深く考えずにグハハハハ~とお酒を片手に笑いながら観るにはピッタリかと。
是非レンタルでご覧になってバカ笑いしてください。(^_^)
by うつぼ (2012-11-20 18:16)
rtfkさん、こんばんは。
見た目は不気味ですが行動はまるで人間のオッサンです。(笑)
その辺の人間よりも人間臭いかもしれない宇宙人というだけで
とにかく笑えますよ。
by うつぼ (2012-11-20 18:23)
bluebird姐さん、こんばんは。
ベアトラック兄さんの記事で、映画に出てくるお店の写真を見ました。
知っているところがスクリーンに映るとなんだかわくわくするでしょうね。
この映画、姐さんのツボにはまると思いますよ。(^_^)
by うつぼ (2012-11-20 18:25)
kotobukimaruさん、こんばんは。
これは珍作のカテゴリーではないので挑戦状は送りませんが(笑)
多分、kotobukimaruさん好みだと思います。
出てくるキャラクターは宇宙人以外もかなり濃いので是非~。
by うつぼ (2012-11-20 18:27)
まみりんさん、こんばんは。
こちらこそ楽しい作品を紹介していただいて感謝感謝です。(^_^)
私は偶然なのですが直前にE.T.を見ていたので宇宙船で帰るシーンに
思わず大爆笑してしまいましたが、知らなくても十分楽しめる作品だと
思いました。
また、楽しい作品を紹介してくださいね♪
by うつぼ (2012-11-20 18:30)