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「踊るマハラジャ☆NYへ行く」を観る [映画(あ行)]

レンタルDVDで「踊るマハラジャ☆NYへ行く」を観る。
 2003年作品。原題は「The GURU(導師)」何か怪しい。

昔、渋谷の映画館まで観に行ったインド映画(マサラムービー)、

ムトゥ~踊るマハラジャ

ムトゥ~踊るマハラジャ

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 1999/03/17
  • メディア: DVD

この映画が余りにも荒唐無稽な作りで笑えた作品だったので、
二匹目のドジョウを狙ったようなタイトルだと思いながらも借りてしまいました。


舞台はインド。 
ラムー・グプタ(ジミ・ミストリー)は
小さい頃からインド映画を観るよりハリウッド映画を観るのが大好きで
グリース スペシャル・エディション

グリース スペシャル・エディション

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/09/08
  • メディア: DVD
「グリース」で歌って踊るジョン・トラボルタとオリビア・ニュートン・ジョンに憧れ、
気付けば「マカレナ(←懐かしい!)」ダンスの先生になっていた。
恋のマカレナ

恋のマカレナ

  • アーティスト: ロス・デル・リオ
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 1996/07/24
  • メディア: CD
ヘーイ、マカレナ! とインド人オバちゃんにマカレナダンスを教える日々だったが、
ニューヨークに移住して成功したという友人ビジャイの手紙をもらって一念発起、
「アメリカで俳優になるんだ!」と一路ニューヨークへ。

と、迎えにやってきたビジャイを観て驚くラムー。
高級ベンツに乗っているはずがイエローキャブ、
ペントハウスに住んでいると言いながら本当はボロアパートの最上階で雑魚寝、
夢を見て来たはずが友人のトホホな現実を見て驚くラムーだったが、
それでも俳優になってアメリカで成功する、という夢を諦められず
ウェイターの仕事をしながらオーディション募集の記事を新聞で探すのだった。 
ある日、鼻持ちならない白人客のせいでウェイターの仕事をクビになったラムーが
映画のオーディションに足を運ぶと、そこはポルノ映画のプロダクションだった。
(プロダクションの名前がデカ○ラプロと和訳してあって笑いました・・・)

早速オーディションを受けるラムーだったが、
監督のお下劣な質問にも気付かず素直に答えてしまい、
更に「じゃ、パンツ脱いで」と言われると、
「それってトム・クルーズの『卒業白書』みたいにですか?」とズボンを脱いで
卒業白書

卒業白書

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2005/11/18
  • メディア: DVD

映画のシーンを真似すると(但しパンツは赤かった)、
ポルノ男優のオーディションにしてはやることが面白い奴だと思った監督が
ラムーを「合格」させセリフ付の役柄を与えるから後日撮影にくるようにと伝える。
これで自分は俳優への道のりの第一歩を踏み出したと喜んだラムーだったが、
仲間には「セリフ付の役柄といったって、どうせウェイターの役で
『チャパティにチャツネはいかが?』というくらいだろう」と馬鹿にされる。
それでも自分は映画スターになるんだ!と意気込んで撮影現場に行くと、

そこは、ポルノ映画の撮影現場だった。  
お相手のポルノ女優シャローナ(ヘザー・グラハム)を観て
初めて自分の仕事がポルノ映画だと知り驚くラムー。
シャローナが「神が与えた一番の性器は『想像力』よ、頑張って」と励ますが、
大勢のスタッフに囲まれて「頑張って」演じられる訳もなく時間切れ。
色々な意味で意気消沈ガッカリするラムーに対して、
シャローナは(彼女がポルノ女優だと知らない)消防士の恋人ラスティと
デートの約束をしているから、とさっさと帰ってしまう。

こういう俳優は出来ないな、とクビになったレストランでもう一度雇ってもらおうと
金持ちの家にパーティ準備で出張していた友人ビジャイのところに行くと、
酔っ払って倒れたヒンズー教導師ブーの代わりを演じるように言われ、
訳も分からず急いで導師の格好に着替えて金持ち相手の前に現れ、
シャローナから聞いた言葉「神が与えた一番の性器は『想像力』」を唱えたら、
 皆踊り出してパーティ大盛り上がり
主催者の娘レキシー(マリサ・トメイ)にも
「あなたはセックスの導師よ」と崇められ、
(レキシーの知人の)金持ち相手のセックス相談を受けるはめになったラミーは、
シャローナにラスティとの結婚式で豪華なケーキをプレゼントする代わりに
「タッチなし、エッチなし、ギフトなし、あなたと私は先生と生徒」の条件付で、
ポルノ男優としての心得を教えてほしいと頼み込み、
 裸になって開放しろと言われるラミー
シャローナから聞いた言葉を相談にきた金持ち相手への答えに使っている内に、
 遂にセックスの導師としてまつりあげられてしまい。

俳優になりたいのに友人ビジェイにはウェイターより稼げるからとダメだといわれ、
結局セックスの導師としてウソをつくはめになったラミーは後ろめたさを感じながら
金持ちの相談にのり、合間にシャローナに教えを乞いに行っていると、
シャローナが本当はとても真面目で優しい女性と知り徐々に惹かれていく。 
ある日、シャローナを散歩に誘ってセントラルパークで家族の話をしていると、
シャローナは、自分には家族はいない、過去のことは話せないけれど
今生きているのは(ラムーを面接した)監督と(オカマの)メイクのおかげ、
仕事で家を買えるくらいお金も貯まったし、仕事を辞めてラスティと結婚するの、
あなたはポルノに進むべきではない、純粋な人だからと言われたラムーは、
思わずプロポーズしてしまうがシャローナには自分の道を進むようにと断られる。

その後、結婚式間近のシャローナがラスティの家族と食事しているところに
見知らぬ男達が話しかけてきた。
君の作品観たことあるよ、本物だよね?としつこく話しかけてくる男達に
事情の分からぬラスティは怒るが、シャローナはその場を去ってラムーを探し、
ラムーが居ると言われた劇場に足を運ぶと、そこにいたのは、
大勢の金持ち相手にシャローナが伝授した数々の言葉を伝える
セックスの導師ラムーだった
逃げるシャローナを追いかけるラミー。 
人の話を商売にするなんて、あなただけに話していたのに、というシャローナに、
君に嫌われるのが嫌だった、君のそばにいたかった、というラムー。
結局互いを理解できぬままケンカ別れしてしまい、
シャローナの結婚式当日になってしまった。2人はどーなるの???


 

すっご~く、くっだらない映画です。 
でも、何の先入観もなく観たせいか久しぶりに単純に馬鹿笑いした映画でした。
まあ、こういう映画なので、最後の最後はハッピーエンドになるのですが、
2人がうまくいくだけでなく脇役にもちょっとしたサプライズがあって更に笑ったりと、
多分低予算映画だと思いますが、小ネタ満載で「こういう映画は大好き!」と
思った私でありました。
マリサ・トメイやクリスティナ・バランスキ(“シカゴ”“バードケージ”等に出演)など
金持ち役の皆さんは今ひとつぱっとしていなかったものの、
ラムー役のジミ・ミストリーやラムーのインド人仲間達の演じっぷりも面白く、
でも、へザー・グラハムが一番面白かったかな。へザー・グラハムというと、

ブギーナイツ

ブギーナイツ

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2002/03/22
  • メディア: DVD

ローラーガールという新人ポルノ女優の役で大胆に脱いでいたのが印象的ですが、
今作では脱がないもののエッチなシーンで笑わせるコメディエンヌぶりが非常に良く
 マサラムービー風に
 ラムーと歌って踊るのもいけてました
日本で劇場公開していたのかは不明ですが(もしかして未公開かも)、
90分くらいとお手軽な長さで、笑っている内に観終わってしまう感じなので
深く考えずに馬鹿笑いしたい人にはゼヒレンタルでおススメしたい
「踊るマハラジャNYへ行く」でありました。 


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naonao

インド映画いいですよね。私はインドに行くたびにインド映画観てました。男優ではシャー・ルク・カーンやサルマン・カーン、女優ではカジョール、アイシュワリヤー・ライが個人的に好きでした。日本ではラジニ・カーンの映画ばかりでちょっと残念です。
by naonao (2007-03-30 12:04) 

noric

インド映画も観てみたいですね。
by noric (2007-03-30 16:01) 

Kayoko

怪しいっちゃー、これも怪しいですね。
新しいのも古いのも見てみたいと思いつつまだなので、春休みが終わったら借りて見ます。
コドモと一緒に見られる映画ではないようですから(笑)
by Kayoko (2007-03-30 16:43) 

これは絶対に観たい!ハチャメチャな笑いなんでしょうねぇ。うちの近所のレンタル屋さんにあるのかな。
by (2007-03-30 17:09) 

tano

「ムトゥ踊るマハラジャ」を映画館で見ました。
おもしろかったけど2時間50分位なんですよね、長いよw
最後はお尻が痛くなりました^^;
↑これは90分みたいだしいいかも(笑
by tano (2007-03-30 22:12) 

うつぼ

naonaoさん、こんにちは。
今作はアメリカ映画のようですが、主役のジミ・ミストリーがいい味出してましたよ。インド映画というとラジニ・カーンの「ムトゥ踊るマハラジャ」か、シャー・ルク・カーンの「ラジュー出世する」とマサラムービーではなく非常に真面目な映画ですが以前記事にも書いた「パリニータ」くらいです。他国では有り得ないあの作風はクセになりますよね。
by うつぼ (2007-03-31 08:35) 

うつぼ

noricさん、こんにちは。
インド映画、最近は日本でも色々紹介される機会が増えたようですね。
マサラムービーだと歌って踊って笑って泣いてと盛りだくさんですので、一度レンタルでもご覧になって下さい。おススメです。
by うつぼ (2007-03-31 08:37) 

うつぼ

Mimikoさん、こんちは。
怪しいといえば確かに怪しいかもしれませんね。
ただ、裸のシーンは1カットだけ(しかも脇役)しか出てこないので子供が観るとヤバイというほどではないのですが、内容から考えると子供にはやっぱりマズイカモ。(笑)
春休みが終わったらレンタルで探してみてくださいまし。
by うつぼ (2007-03-31 08:39) 

うつぼ

cocoa051さん、こんにちは。
借りる気になりましたね。(笑)
私は近所のTUSTAYAで借りました。コメディのコーナーで探したような気がします。目的もなくぶらぶらと棚を見ていて偶然見つけたのでちょっと得した気分の作品でしたよ。
by うつぼ (2007-03-31 08:41) 

うつぼ

tanoさん、こんにちは。
「ムトゥ踊るマハラジャ」を、劇場でご覧になったんですね。私も渋谷で観ましたがずいぶん長い映画だなー、と思ったのを覚えています。ただ、鑑賞後すぐにサントラCDを買ってしまい、その後しばらくの間は摩訶不思議なマサラムービー独特の音楽が耳から離れませんでした。(笑)
by うつぼ (2007-03-31 08:46) 

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