赤坂「菊乃井」で夏懐石① [呑んだり食べたり(日本料理)]
昨年ミシュランで☆☆☆のついた神楽坂「石かわ」に連れていってくれた知人が
(連れていってもらいながらナンですがちょっとガッカリしちゃったのを思い出し)
「今年もミシュランで☆☆☆がついたお店に行ってみよう!」と誘ってくれて(涙)
滅多に行かない赤坂まで足を運びました。。。
千代田線赤坂駅から徒歩5分くらい。
(私は少々迷って10分近くかかりますた(^_^.))
「菊乃井」赤坂店
本店は京都。 多分一生に一度かもしれないので(^_^.)心して参りました。
お店の名前が見えたところで中に入ると、
竹やぶ (友人が前にいたので細工しました)
ここを右に曲がってもうちょっと竹やぶを歩くと左手に入口がありました。
1階がカウンター、テーブル席、小上がり席など30席ちょっと、
2階にも個室が4室(だったっけ)くらいあるらしく、
こういうお店にしては大きいというか50名くらい入れるようです。
私たちはカウンターが見える掘りごたつ式の小上がり席。
ちょっと横を見ると、ご主人の村田さんがカウンターで調理しながら
常連と思しき中年女性と楽しそうにお話していました。
で、フラッシュなしなら写真もOKということで安心して撮影できました。。。
目の前に盃が♪
菊の模様の手拭はお膝掛けに
お酒を注いでいただきました
いつもこうなのか不明ですが、祇園祭りの時期だったからなのか
私だけではなく(笑)全員にちょっとずつ注いでくれます。(^^)
今回はシャンパンで乾杯しますた
ハーフボトルを4人分に分けていれてもらったのですが、
お給仕してくれるのが和服着た女性とかではなく、
板さん見習いのような若いお兄さんで手がプルプル。。。。
おまけに私のグラス横にポタポタとこぼしたりして(しかも拭かない)
「お兄ちゃん、もっと頑張ろうよ」といいたくなりましたが
シャンパンは勿論美味しゅうございました。(^^)
最初に出てきた小さい2品
参加者の1人が誕生日だったのでその旨伝えていたところ
ささやかながらのお祝いに、、、とのこと。
お赤飯
すだちでサッパリした紅白なます
美味しいのでパクパク食べてしまいましたが、
事前の予習では「ボリュームが多い」とのこと。
序盤から食べていたらコースの最後までたどり着けないのでは、
と心配な気持ちのまま「文月コース」をいただきます♪
猪口(という割に大きかった)
「生海胆豆腐 山葵餡」
豆の香りに甘い海胆にピリッとした山葵が美味です。。
もちろん全部食べました。
八寸
蘇民将来子孫也
説明いただいたのですが、若いお兄ちゃんは早口で一気に説明したので
(多分丸暗記している感じだった)帰宅して改めて調べました。(^_^;)
武塔神(むとうのかみ・スサノオノミコト)が南海路に向かう旅の途中、
裕福な家庭を持つ巨旦将来(こたんしょうらい)に一夜の宿を乞うと
巨旦将来は断ったが、一方、巨旦将来の兄、蘇民将来は貧しいながらも
武搭神を迎え入れ温かくもてなした。
すると武搭神は「疫禍あれば茅の輪を作って門にかけるように」と言い
蘇民将来はそれを守ったところ、疫病にかかることもなく一家は災厄から
逃れることが出来た。 お陰で蘇民将来の子孫は後まで栄えた。
ということで、「蘇民将来子孫也」と八坂神社や今宮神社のお札にも
かかれるようになったそうです。
京都、、、大人になって呑んだ暮れ旅しかしたことのない私には
あまりにも風流な話です。。。
夏らしい料理
朝瓜雷干しと利休麩の胡麻酢和え
朝瓜のボリボリした食感とお肉のような利休麩が美味。
川海老 蛸の子 甘鯛水玉胡瓜
蛸の子がねっとりしていて酒心をくすぐられました。。
左にあるサフラン生姜はちょっと甘過ぎたかな。。
鱧寿司
肉厚の鱧がウマウマ~。 八寸なのにボリューム満点です。
予約時「香りの強いものが苦手な人がいる(私のこと)」と
申告しておいたのですが、冒頭で嫌いな香草を確認してくれました。
あまり沢山言うのも、、、と「しそ、みょうが、みつばが苦手です」と
日本人失格ですみません、、と申し訳ない気持ちで申告したところ
「木の芽はいかがですか?」と聞かれ、あまり得意ではないものの
これ以上あれこれ言うのも、、、と「木の芽は食べられます!」と言った私。
鱧寿司のご飯に思い切り刻んだ木の芽が混ぜられていてびっくら。
嫌いといったら私の分だけ木の芽は入れなかったのかなあ、なんて思いつつ
食べたら結構普通に食べられました。。。(^^)
で、酒をいただきます
京都の月の桂(純米酒)
他の3人は黒龍の「龍」を注文していたのですが
これこれ。 でもお値段は市価の3倍くらいどした。結構とりますな。(ーー;)
料理のお値段がそれなりのお店はもうちょっとお酒の値段を良心的に
してくれるといいのに。。。でも昨年の「石かわ」よりはまだ良心的かも。
私がいただいた「月の桂」は酒って感じの味わいで気に入りましたが、
黒龍は比較的すっきりした感じ。。
私のピッチで黒龍「龍」を呑んでしまうと今回のスポンサーの知人が
お会計で眉をしかめそうなのでお猪口一杯で終了。。。。
代わりに月の桂をグビグビ呑みながらお料理をいただきます。
向付
食べようと思ったところで。
この後出てくる鮎がぴちぴちしているのを持ってきて見せてくれました。
ちょっとした演出ですね。。。
明石の天然鯛と縞あじ
刺身がかなり厚切りで食べ応えがごあじました。。 鯛あま~い。。
縞あじは黄にら&ポン酢ゼリーと一緒に
そのまま山葵と醤油でいただくのもいいのですが、
黄にらのシャキシャキとポン酢のさっぱりした感じで気に入りました。
(友人はこれは苦手、、、といってましたけど(^_^;))
で、食べ終わって知人の分をみたら
瓜の葉っぱ
私のお刺身はシソの上に載っていたので、
お店の人がシソを瓜の葉っぱに代えたうつぼ用を知人のところに
置いてしまったようで。。。
まだ序盤でお腹がいっぱいになってきました。
最後まで食べられるかしら。。。。
(つづく)
若い兄ちゃん、がんばれ~~!
こんな写真見てたら。
日本酒飲みたくなってきちゃいました。きりっと冷えたやつ!
by lovin (2010-07-31 12:21)
すみません・・・しそ、みょうが、みつばが大好きです!(笑)
by ベアトラック (2010-07-31 14:43)
星が付いた和食は竹林などで雰囲気も大事にしているのですね。
いちどありつきたいものです。
私も日本酒冷やして戴きます。
by hideyuki2007y (2010-07-31 17:08)
素晴らしい店ですね。私も一度行ってみたいです。
by krause (2010-08-01 13:10)
lovin姐さん、こんにちは。
若いお兄ちゃん、、修行の一環かもしれませんが
可哀想なくらいキンチョーしてました。
きりっと冷えたポン酒、、夏の暑いときは泡を呑んだ後に
特に呑みたくなりますよね~。
by うつぼ (2010-08-01 15:42)
ベアトラック兄さん、こんにちは。
兄さんは日本人合格です!!!
大人になってから克服できたものもあるのですが、
紫蘇は一生克服できそうにありません。。。。。
by うつぼ (2010-08-01 15:43)
hideyuki2007yさん、こんにちは。
竹林を通ってお店に、というのは演出ですね。
こういう贅沢が出来るのも知人のお陰ですが
(接待でくることは有り得ないので。。。)
冷酒も美味しくいただけました。(^^)
by うつぼ (2010-08-01 15:52)
krauseさん、こんにちは。
美味しいお店、、東京だと沢山ありますし、店の中に庭を
つくったり、、、なんてお店も結構あるとは思いますが、
赤坂の細い道から中に入ったら竹林、、ビックリしました。
外国の方などは特に喜ばれるかもしれませんね。(^^)
by うつぼ (2010-08-01 15:55)
菊乃井って東京にもお店があったんですね。ってか村田さんが京都じゃなくて東京にいることにかなりの驚き。
あま~い鯛のお刺身、おいらも食べてみたいです。
by undo (2010-08-01 16:13)
undoさん、こんばんは。
村田さん、多分京都と東京を行ったりきたりだと思いますが
カウンターの常連さんがお帰りになったらすっと消えて
いましたので、そういうものかと思いました。(^_^;)
素材はやはり吟味されていて美味でしたよ♪
by うつぼ (2010-08-02 22:01)
お高そうなお店ですよね~。
品の良いお料理・・・こんなとこ久しく行ってません(^^;
by little_snow (2010-08-03 12:34)
little_snowさん、こんばんは。
私もこういうところにはホントにめったにいけませんが
奇特な知人のお陰で今回楽しめました。。。
また行ってみたいのですが自腹では無理無理。(^_^;)
by うつぼ (2010-08-03 21:03)
ドレもコレもホントに美味しそうです。。
生まれてこのかた、美味しい鱧さんに巡り合ったことが無いです。。
(;_;) 皮が固くてキシキシしたのばっかり。。
by wakame (2010-08-05 04:00)
wakameさん、こんにちは。
お返事遅くなってごめんなさい。。
鱧は30過ぎたあたりで初めて食べたのですが、
梅肉は苦手なものの、あのほわっとした感じがたまらず
鱧を食べると夏だなあと思えるようになりました。
とはいえ、こういう場所にお招きされたときしか食べられない
のですが。(^_^;)
by うつぼ (2010-08-13 11:31)
和食は目でも食べさせてくれますからねぇ。
後半も楽しみ。
姐さんが食べきるかも楽しみw
by へろーめ (2010-08-13 22:22)
へろーめ兄さん、こんにちは。
和食の盛り付けって季節感も感じられたりして
楽しいですよね。ぴちぴちの鮎を見せてくれたりするのも
演出なんでしょうが、どれも楽しく見て食べられました♪
by うつぼ (2010-08-14 12:46)