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オペラ「魔笛」を観る [舞台・ミュージカル]

四谷区民ホールへ「魔笛」を観にいく。

オペラは高い、というイメージで今まで観たことがなかった私だが、                                                                                                   友人がプレゼント募集に応募したら当たったのでお相伴に預かりお供する。                                                                  初めてのオペラで期待大。

主催は日産東京会(日産の販売会社6社のグループらしい)、                                                                            制作はNPO法人日本の音芸術を創る会。

若手の音楽家を育てるイベントらしく、出演者は全て若手の声楽家。                                                                               そのせいか、舞台装置はなく、楽器もピアノとフルートのみ。                                                                                    出演者の衣装も男性はタキシードか燕尾服、女性はドレス、とシンプル。                    

「魔笛」は、モーツァルト最後のオペラで、大衆演劇風の筋書きはかなり無茶あり。                                                                                                                                                               タミーノ王子がザラストロに捕らえられているパミーナを救出する話の途中で                                                                                                        何故か善人と悪人が逆転していしまい、矛盾というか無理があるなあ、と                                                                       思っていたら最後は何だかめでたしめでたしになっていた。               

話はさておき、生で聴く歌は良いものだと実感。                                                                                           タミーノ王子は王子というには太っていて濃厚メイクが気になったものの                                                                                                      歌自体は素晴らしく、映画「アマデウス」で聴いたことのある夜の女王のアリアも                                                                                                                                             難しいコロラトゥーラ(高音で高速の技巧的な音の装飾のようなもの)を                                                                                    頑張ってこなしている感じに好感が持てました。

ただ、その夜の女王、アリア「復讐の心は地獄の炎のように燃え」を歌っている時、                                                                                                                                                                                         ドレスの裾に白い四角いものが張り付いているのが目に付いた。                                                                             前から3列目に座っていたのでよく見える。                                                                                                                                                         一体あれは何だろうと歌を聴きながら白いものを目で追いかけていたら、                                                                        「使い捨てマスク」だと判明。                                                                                                                                   喉を大事にする人たちだから舞台に上がるまでマスクしていたんだろうか。 

女王様が袖に戻っていったので「マスクに気付きますように」と祈っていたが、                                                                                                                            出演者全員で歌う最後の曲「朝を告げ輝きわたるのは」で出てきた女王様は                                                      まだマスクをつけたままだった。

あー、マスクが。。。

と、それに気付いたザラストロ役の男性がさっと取ってポケットにしまっていた。

ほっとした。

少々のハプニングもありつつ、                                                                                 シンプルな舞台と、日本語のセリフで非常に分かり易く、                                                                                   初心者には十分満足のオペラ「魔笛」でありました。                                                                                 


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Kayoko

オペラは、歌舞伎、バレエと並んで敷居が高い気がします。
マスクって…そういうこともあるんですね、誰も気付かなかったのでしょうか。
せっかくの演奏も気になって集中できなかったのでは?
ああ、でもやっぱり行ってみたいです。
by Kayoko (2006-01-23 17:10) 

うつぼ

Mimikoさん、どれも確かに敷居が高いですよね。
歌舞伎は、はとバスの「夜のお江戸コース」の最後に一番遠い席で1時間観たことしかなく、バレエは高校時代、友人の発表会に行ったくらいです。
もう少しお手ごろなら行けるんですけどねえ。
テレビでたまに放送しているようですし、これからはまめにテレビで楽しもうかな、と思います。
by うつぼ (2006-01-23 20:22) 

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