SSブログ

映画「レヴェナント 蘇りし者」を観る [映画(や・ら・わ行)]

これも夏休みの旅行で乗ったJALの機内で見ました。

168505_02.jpg  イニャリトゥ監督作品

あらすじはYahoo!映画さんより。

アメリカ西部の原野、ハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は
狩猟の最中に熊の襲撃を受けて瀕死(ひんし)の重傷を負うが、
同行していた仲間のジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に
置き去りにされてしまう。
かろうじて死のふちから生還したグラスは、自分を見捨てたフィッツジェラルドに
リベンジを果たすべく、大自然の猛威に立ち向かいながらおよそ300キロに及ぶ
過酷な道のりを突き進んでいく。



熊がリアルで怖い。
( ゚Д゚)( ゚Д゚)



(この作品の熊は大爆笑だった) → http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2015-05-06-5



事前に怨念復讐映画という刷り込みがあったせいか、

厳しい自然の中で生き延びて復讐する男。


これをデカプリオが演じる、、おおすごいな、って思ってみたものの、
映画館の大型スクリーンでなかったからなのか、
機内のちっちゃい画面で壮大なスケールの自然(超寒そう)を見て
デカプリオが仇討ちする相手を追いかけていくのに
あまり重さを感じられず。

誰しも自分の命を一番に考えるので、置き去りにいった男の気持ちも
まあわからないではないし、人間が精神的に余裕がなくなってきたりすると
理性より本能、となるわけで、たとえがちょっと違うかもしれないけれど

野火 (新潮文庫)

野火 (新潮文庫)

  • 作者: 大岡 昇平
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1954/05/12
  • メディア: 文庫


ひかりごけ (新潮文庫)

ひかりごけ (新潮文庫)

  • 作者: 武田 泰淳
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1964/01/28
  • メディア: 文庫



人間が人間の肉を食らう、ところまで行ってしまうので、
今作はそこまではないとはいえ、自分の命を守るため邪魔なものを排除する、
それも理解はできました。


デカプリオ演じるヒューの息子は原住民とのハーフ、
それももともと白人の仲間たちの間ではあまりよく思われていなかった、
そういう時代背景もあったのかと思います。


と、クマが怖いのが一番の感想っていうのもなんですが(笑)
ロケは大変だったんだろうな、デカプリオの鬼気迫る演技には感心。
年を重ねるにつれ、ジャック・ニコルソンにますます似て来たデカプリオが
若い頃出演したギルバート・グレイプから、タイタニックで一躍スター、
そのイメージを持たれたままちゃんと俳優として熟していく様子が見られるのは
別にファンではないとはいえすごいことだと思います。


この先、どこまでジャック・ニコルソン化していくのか、、、楽しみ。(^-^)



イニャリトゥ監督作品といえば、

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) [Blu-ray]

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray



これしか見たことがなかったのですが、
マイケル・キートンの白ブリーフ姿が妙に記憶に残っているだけで、
あまり好みの映画でなかったのを思うと、
今作は大画面で見ればもっと引き込まれたかもしれないと思った
「レヴェナント 蘇りし者」でありました。




nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0