「いかレスラー」を観る [映画(あ行)]
DVDで映画「いかレスラー」を観る。
英語で小さく“The Calamari Wrestler”とか書いてあります
ウルトラマンの実相寺昭雄が監修だとか。
あらすじは、超日本プロレスの王座決定戦で勝利を収めたチャンピオン田口、 そこに突然現れたのが“いかレスラー”。
田口をやっつけてしまいました。
“いかレスラー”の話題で持ちきりの中、田口とのリターンマッチも組まれるが、 実は、いかレスラーの正体は、病でリングを去った元チャンピオンの岩田貫一が パキスタンのフンザで修行した後に生まれ変わった姿だった。 それを知った田口、謎の男に「絶対勝たせてやる」と声をかけられ、 パキスタン フンザで修行を積み、 たこレスラーとしてカムバック。
しかし、修行の甲斐なく、いかレスラーには敗れた田口は人間の姿に戻り、 全面的にいかレスラー(岩田)を応援する側に。 名実共にナンバー1となった、いかレスラー、ほっとしたのも束の間、 今度は強敵「しゃこボクサー」が突如現れて。。。。
以前観た、湿った笑いと悲哀が入り混じったイギリス映画、
これに影響された作品だと思って借りてみたら、似ているのはタイトルだけ。 安易に借りてしまった自分が悪いものの、全然違う話でした。
C級映画だと考えればそれなりですが、突っ込みどころ満載の映画です。 例えば、ヒロインのセリフ棒読み、プロレス道場練習生が明らかに素人、 真っ暗な試合会場(エキストラが集まらず暗くしてお茶を濁したのかも)、 いかレスラーが「貫一」でヒロインが「みやこ」、貫一・お宮で「金色夜叉」?などなど。
他に、多用されていた夕焼けシーン。何か意図があったのでしょうか。
船越英一郎や白石美帆が友情出演していたり、 ルー大柴(セリフ棒読み)、なべやかん(久しぶりに見ました)、 テリー伊藤が出てくるのですが、だからといって特に嬉しいわけもなく。
一番印象に残っているのは主題歌。
♪いか いか いか いか、いかレスラー♪
feel:いかレスラーの歌(西村修 featuring TOMOKA)(CCCD)
- アーティスト: TOMOKA/西村修 featuring TOMOKA, TOMOKA, 都田和志, 西村修 featuring TOMOKA, 河崎実, 芳賀洋介
- 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
- 発売日: 2004/07/14
私の場合、レンタルで観たので「あらあら、こんな映画作っちゃって、も~」と 笑って終わりですが劇場で観た人の中には怒った人もいたのではないか、 と思わせる映画でありました。
でも、テレビで深夜放送していたらもう一度くらいは観てしまうかも。
観たらいいかどうか微妙なコメントですね。「えびボクサー」は観ていないのですが、江口洋介さんのTVドラマ「東京ラブ・シネマ」で宣伝してたのが印象に残ってます。
by ikkoy (2006-05-24 00:13)
ikkoyさん、コメント&nice!ありがとうございます。
私自身はプロレスシーンもあるので楽しいと思える反面、チープさ満載加減に
失笑してしまう部分もあり、人に勧めてよいものかどうか、、悩ましい限りで、
痛し痒し、というか、隔靴掻痒の感、です。レンタル代半額期間中で200円で
借りたので借りて損した、とは思いませんが、「200円なら、ま、いっか」って
思った映画とだけ申し上げます。
えびボクサーは、私の好きな湿気ある笑いが堪らないイギリス映画で、
海老の被り物には苦笑しつつも本気で笑ってしまい、元ボクサーの中年男性の悲哀漂う話にウルっとくるような映画でした。
多分ikkoyさんも気に入られると思うのですが、、、お勧めしてよいのかどうか。
by うつぼ (2006-05-24 00:38)