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「圓遊の噺を聴く会」に行く [落語・お笑い]

年に一度の三遊亭圓遊師匠の独演会で亀戸カメリアホールへ。

 今年初めて聴く圓遊師匠の落語が楽しみ。

また、今回の独演会は、圓遊師匠以外の出演者が、講談・俗曲とも女性。                                                                                                      講談を聴く機会があまりないので楽しみです。   

ホールに到着して受付で木戸銭を支払おうと思うと、和服に着替える前の                                                                                 圓遊師匠が本法寺寄席と同様、自ら切符のもぎりをやってました。                                                                           中に入ると満席で来場者の平均年齢は非常に高め。私は若手に入るかも。

18:15開演。

 最初に出てきたのは、前座の「神田蘭」。

演目は「桂昌院」。                                                                                                                                                                                                                                      不細工な器量の「お玉」が、三代将軍 徳川家光の側室となり、                                                                                                                                生んだ子供が五代将軍 徳川綱吉となった「玉の輿」話。                                                            表情が豊かで前座の落語家より数段話がウマく、今後の活躍に期待大。

続いて、 

二つ目の「神田ひまわり」。

演目は「“功名ヶ辻”より 山内一豊の妻」。

「内助の功」で有名な妻が夫 山内一豊を陰から支え、出世させるという話。                                                                   大河ドラマ放送中で旬の話題だからか、観客大盛り上がりでした。                                                ひまわりさんの講談は今回3回目、本当に話が上手ですが、                                                                         真面目過ぎる感もあるので、もっと観客を笑わせてくれたら尚良いと思う。 

3人目の女流講談師は、

ベテランの「神田紫」。

演目は「勘助島の由来」。

文武に秀でているものの、金に欲がなく日雇いで日々を過ごす勘助が                                                        拾った三十両をそのまま持ち主の金持ちに返すことがきっかけで                                                                              金持ちの娘を嫁に貰い、その嫁と共に、地元の木津に堤防を作ったという話。                                                     当時、堤防を島と読んだので、この堤防に「勘助島」と名づけたとか。

ちょっとしたことで観客を大爆笑させる当たりはさすがベテラン。

 続いて圓遊師匠が登場し「一文惜しみ」を話していたのですが、                                         講談が物凄い勢いだったので、急にスローダウンしたように聴こえてしまい                                                      不覚にも寝てしまいました。

圓遊師匠の独演会なのに、、、「反省」。

仲入りをはさんで、

春風亭美由紀の俗曲。

お座敷でこういう俗曲を聴いて楽しめるような身分になりたいな、、、                                                                        いや、ムリムリ、と思いながら聴いてました。

最後は、 

圓遊師匠

演目は「居残り佐平次」。

仲間達を連れて品川の遊郭にやってきた佐平次。                                                                                                                          豪勢に芸者遊びした翌朝、夜明け前に仲間達が帰ってしまったのを知った佐平次、                                                                                                                         御代が支払えないのを隠しながら、「仲間がお金を持ってくるから」と                                                         ウソをつきながら遊郭に居座る。                                                                                 しかし、遂に一文無しだということがばれて使用人の部屋に押し込まれ、                                         居残りとなってしまう。(居残り・・遊郭で勘定が払えず、留め置かれる事)

遊郭がお座敷が重なって非常に忙しくなったある日、                                                                                                                                                   芸者が次のお座敷に移るまで時間がかかることを知った遊郭の主人が                                                                                    佐平次に「お座敷に行って話をして場をつないでこい」と座敷に行かせる。                                                    元々口の達者な佐平次は客に気に入られ、あっという間に客や女郎達の人気者に。

沢山のご祝儀を貰い客に可愛がられる佐平次を疎ましく思う他の使用人達は                                                                佐平次を追い出そうと遊郭の主人に相談するが。。。 

何を言われてものらりくらりと調子良いことが口をついて出る佐平次の様子を                                                                 圓遊師匠が40分に亘って好演し、会場内大爆笑状態。

途中で寝てしまったのは反省ですが、笑うのは健康によいのだなあ、と                                                   改めて思う3時間弱の「 圓遊の噺を聴く会」でありました。 


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