青春18きっぷの旅2021夏④~るんびにい美術館編①~ [日本の旅(東北)]
10時オープンに合わせてやってきたのは、るんびにい美術館。
今年の春ごろに知った美術館ですが、今回どうしても来たかった場所です。
今年の春ごろに知った美術館ですが、今回どうしても来たかった場所です。
花巻市の光林寺が運営している社会福祉法人「光林会」が母体となっていて、
知的障碍者施設の「ルンビニー学園」、障碍者支援施設「ルンビニー苑」の運営の他、
2017年からこのるんびにい美術館もオープンしているそうです。
るんびにいって何?と思ったのですが、仏教の開祖・釈迦の生誕地「ルンビニー」という
地名から命名されたとネットで調べて知りました。
今年の春、ちょっとしたきっかけで美術館の存在を知り、
ここの所属で創作活動をされている小林覚さんの作品に興味をもって
その後に知ったヘラルボニーが企画した展示を見に成田空港に行き、
その時の印象が強かったので今回青春18きっぷでごとごと鉄旅しながら
訪れることができるのではと計画してやっと来ることができました。
コロナ禍での運営だったので、1階のギャリーのみ公開されていて、
通常みられる2階のアトリエは残念ながら見られませんでしたが、
ちょうど訪れたときの展示は、八重樫季良さんの特別展開催中でした。
八重樫さん(というか、きよしさんと呼びたくなるような雰囲気)の作品は
成田空港でも鑑賞していますが、画家の人生を知ってみることで
その作品に親近感がより湧いていく、という見方が好きなので、
開館後、私ともう1人しかいないゆったりした空間で楽しめました。
入ると季良さんがお出迎え
撮影可能です(^-^)
独特の創作方法
というか、成田空港での展示で説明を読んだときにも思ったのですが、
知的障碍者の方々は描きたくなると没入していつまでも描き続ける、
かと思ったらパッと中止して他のことに没入する、という方が多い印象で、
季良さんもそういう感じだったのかな、と入口の等身大パネルを見た後で、
想像しながら鑑賞しました。
(季良さんについて)https://www.npwo.or.jp/info/19121
箱?
幾何学模様の作品のイメージが強かったので??と思ったのですが、
下の説明をして納得しました。(^-^)
凡人の私など、打算とかいろいろなことを考えすぎて
絵を描くこともままならないのですが、自分の感じたこと思ったことを
すぐ表現するという感性が羨ましく思えました。
と、このあたりから自分がイメージをもっていた作品が観られました。
著名な画家もその人生の年表を見ながら鑑賞すると、
画風の変化のきっかけなどを知ることが出来ますが、
季良さんについても自分が生活する建物が建て替えというイベントを経て
画風が変わっていたのだなあ、と思いながら鑑賞を続けます。
豆子?
こういう感覚も面白いなあと思いますね。
と、入口付近のエリアを二周して鑑賞して、次のエリアに向かいます。
昨年64歳でお亡くなりになった季良さん、今はそういう制度はなくなったと思いますが、
義務教育の免除という制度で小学校にも通えず、図工や美術の授業も受けたことがなく、
妹が学校から持って帰ってきた定規やクレヨンを借りて思うままに絵を描いたという説明に、
季良さんは寂しくなかったのかな、ご苦労の多い中でも創作し続けたのだろうな、と
想像しました。
創作中の写真もありました
ここで入口付近エリアの展示をすべて見終わったので、奥のエリアに移動します。
私も応援しました!
途中にミュージアムショップがあったのですが、
ヘラルボニーの商品も販売中
親近感を感じます♪キーホールダー
手作り感のあるキーホルダーでしたが、
個人的には〇で囲んだ徳利と揚げ出し豆腐に小鉢のキーホルダーがツボでした。
(といってもカバンに着ける勇気なく(笑)購入しませんでした)
と、続いてのエリア
季良さんの創作していた机と椅子。
季良さんという人をももっと知ることが出来そうで更に楽しみになってきました。(^-^)
(つづく)
コメント 0