映画「キング・オブ・コメディ」を観る [映画(か行)]
あらすじはAmazonさんより。
ニューヨークに住むパプキンは人気コメディアン、ジェリー・ラングフォードの大ファン。
ある日、やはり熱狂的なラングフォード・ファンであるマーシャと知り合い、
2人で大胆な作戦をくわだてる。
なんとラングフォードを誘拐し、替わりにパプキンがTVショーに出演しようというのだ。
ラングフォードを縛りあげ、TV局に向かうパプキンだが……。
ぶ、不気味。。。。((+_+))
デニーロ様が演じるパプキン(パンプキンじゃないんだけどしょっちゅう間違えられる)は
人気コメディアンのジェリー・ラングフォードのファンで、自分もいつか番組に出る、と
思っているのですが、それがどんどんエスカレートしていって、
自分が一緒に出ている様子を想像(妄想)するまではある程度分かるものの、
ジェリーの事務所にしつこく押しかけて(その内警備員に追い出されたりして)
遂には誘拐して軟禁して番組に出られなくしてしまい、代わりに自分が出演する。
そんな話です。
こういう熱狂的なファンがエスカレートしていって、というと、
これも怖かったのですが、今作でのパプキンは怖いというより「気持ち悪い」。
いるいる、こういう妄想野郎、と思って見始めていたのですが、
どんどんエスカレートしていく様子がもう気持ち悪くて気持ち悪くて。。。
こういう役柄を演じるのが本当にお上手なデニーロ様ですが、
ジェリーを軟禁している間に念願叶って番組に出演し自信のネタを観客に披露し
受けて満足、、、した後に、当然のことながら逮捕されて刑務所へ。。。。。
ニュースで報じられたことで一夜にして有名人となったパプキンは、
刑務所で3年弱服役して仮出所し、自伝を発売してベストセラーになり、
人気者として舞台に戻ってくる、、、という皮肉な場面で作品は終わります。
マスコミが話題の人として持ち上げるあまり人気者になり、
一般大衆もそれを受け入れる、という現代でもよくありがちな皮肉なのですが、
これさえもパプキンの妄想の続きでないのかな、なんて思ったりしてしまいました。
爽やか、という言葉とは真逆のところに位置するような作品ですが、
デニーロ様が演じているというだけでも私には見応えのあった作品でした。
ホントに気持ち悪かったけどね。(^_^.)
このあたりの作品も一緒に観ると、独特のデニーロ様の世界に浸れるかもしれません。
というわけで、 スコセッシがデニーロ様を主役に据えたからこその作品だと思った
「キング・オブ・コメディ」でありました。
デニーロがコメディアンって・・・・ちょっと想像できませんでした(@@;))
by 獏 (2013-06-10 12:39)
こういう役、上手そうですね。デニーロ様。
ほんとにコメディですけど『俺たちは天使じゃない』は面白いなぁと
思った映画です。
あ、でもショーン・ペンはお好きでなかったでしたっけ。
この映画の中ではあのくどさが結構いい感じで出てたと思いますが^^。
by luckystream (2013-06-11 22:18)
獏さん、こんにちは。
アメリカのコメディアンってちょっと癖があるので、ある意味合っているかも
しれませんが、不気味さが前面に出ていていましたねぇ。
by うつぼ (2013-06-15 12:08)
luckyさん、こんにちは。
ショーン・ペン、顔が苦手で、マドンナ夫時代の態度の悪さがどうも好きで
なかったのですが役者としては素晴らしいですよね。
「俺たちは天使じゃない」、観ましたよぉ。馬鹿(笑)しました。(^_^)
by うつぼ (2013-06-15 12:10)