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映画「月曜日のユカ」を観る [映画(か行)]

最近Amazonプライムで昔の映画を観る機会が増えたのですが、
その関係なのか、AIが私に色々と昔の映画を勧めてくれるようになり、
この映画もおススメに出てきたので観てみました。
月曜日のユカ [DVD]

月曜日のユカ [DVD]

  • 出版社/メーカー: 日活
  • 発売日: 2002/11/22
  • メディア: DVD
あらすじは映画.comさんより。(なんとネタバレ状態です)


横浜の外国人客が多い上流ナイトクラブ“サンフランシスコ”では、
今日もユカと呼ばれる十八歳の女の子が人気を集めていた。
さまざまな伝説を身のまわりに撒きちらす女、平気で男と寝るがキスだけはさせない、
教会にもかよう。
彼女にとっては当り前の生活も、人からみれば異様にうつった。
横浜のユカのアパートで、ユカがパパと呼んでいる船荷会社の社長は、
初老の男だがユカにとってはパパを幸福にしてあげたいという気持でいっぱいだ。
ある日曜日、ユカがボーイフレンドの修と街を歩いていた時、ショウウィンドウを
のぞいて素晴しい人形を、その娘に買ってやっている嬉しそうなパパをみた時から、
ユカもそんな風にパパを喜ばせたいと思った。
ユカの目的は男をよろこばすだけだったから。
だが、日曜はパパが家庭ですごす日だった。
そこでユカはパパに月曜日を彼女のためにあげるようにねだった。
月曜日がやって来た。
着飾ったユカは母とともにパパに会いにホテルのロビーに出た。
今日こそパパに人形を買ってもらおうと幸福に充ちていた。
だが、ユカがパパから聞されたのは、取り引きのため「外人船長と寝て欲しい」と
いう願いだった。
ユカはパパを喜ばすために、船長と寝る決心をした。
その決心を咎める修にユカはキスしても良いと告げる。
ユカを殴り出て行く修。ユカは幼い頃母親の情事を見ていたのを牧師に咎められた
ことを思い出すのだった。
修が死んだ。
外人船長に抗議するために船に乗り込もうとして事故死したのだった。
ユカは修にキスをして波止場を立ち去る。
パパとの約束通りユカは船長に抱かれた。
落ち込んだユカだったが埠頭でパパと踊り狂う。
踊り疲れたパパは海へ落ちてしまう。
溺れ沈むパパをしばらく見ていたユカだったが、やがて無関心に去って行った。


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どこかフランス映画ぽい雰囲気でした。(私が生まれる前の映画!です)

とはいえ、昔の映画のセリフ回しってこんな感じだったので今作に限らずですが
やはり時代を感じてしまうところもあったりして(60年前の映画ですし)
そこはそういうものだと納得して見ていないとツッコミどころが多いような
実際ツッコミ入れながら自分がおりました。(^-^;

母(なんと北林谷栄さん!)の影響で体を売ることに抵抗のないユカ、
でも、決してキスはしない、という設定で、あれ?それってどこかで聞いたような
設定じゃない?と思って思い出したのが、
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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2020/12/02
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ジュリア・ロバーツの出世作。
体は売るがキスはしない、という娼婦のビビアン(ジュリア・ロバーツ)が
顧客の弁護士エドワード(リチャード・ギア)と1週間だったか契約して
一緒に過ごしているうちに情がうつってしまい、彼が眠っているところに
キスしてしまう、、あとはハッピーエンドなんですが、
今作のユカはパトロンのパパとも交際している修ともキスをしなくて、
(体を売るが教会に真面目に通うクリスチャンという設定)
パパが外国船の船長と大型商談をした際の条件(⇐ユカと寝る)で
パパのためならと船長と寝るユカがキスされて発狂せんばかりの表情になる場面、
分かるような分からないような、それで修もパパも不運な死を遂げるが
ユカは何もなかったかのように去っていく、といった終わり方で
フランス映画でもよくありそうな感じかなと思いながら観終わりました。

驚いたのは初老のパトロンを演じていた加藤武さんが映画公開当時で35歳だったことで
髪の毛を白髪にしているものの当時の35歳ってそんなにじじいだったの?と
驚いてしまったアラ還の私です。
加藤武さんというと渋い役(刑事さんとか)のイメージだったので、若い娘を囲う、
エロおじさんという役柄に少々困惑気味になりました。
また、恋人の修は先日お亡くなりになった中尾彬さんというのもびっくり。

加賀まりこさんは役柄も実年齢も18歳、それであの雰囲気を醸し出していたので
(18歳ですがタバコも吸うし酒も呑む、というのは時代なんでしょうね)
小悪魔と呼ばれていたのも納得ですが、私が物心ついたころにテレビで観た
加賀まりこさん(30代くらいかな)の方が一本筋が通った感じで同性でみても
いいなと思える方かな、と思うと、今作のような若い娘の頃よりはその後の方が
いいかなと思いました。
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  • 発売日: 2022/05/11
  • メディア: DVD
最近のこの映画の加賀まりこさん、好きです。

と、60年前の映画をアラ還の私が観るとこんな感想になってしまうのですが、
二十歳前後くらいの時にみたらもうちょっと違う目線で観られたかも、
ユカにどこか共感できたかも、と思いながら、Aiのお陰がなければ見なかったかも
しれない映画で加賀まりこさんの小悪魔的なイメージを楽しめた、
「月曜日のユカ」でありました。




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小伝馬町「和酒彩菜 遊月亭」でブリカマ [呑んだり食べたり(居酒屋)]

自宅からも会社からもアクセスがそんなによくないのですが、
美味しいお魚や肉を食べて呑みたい時に行きたいお店です。
IMG_7555.JPG小伝馬町から歩いて10分弱
秋葉原とか馬喰横山からも歩いていける距離にあります。
(食べログ)https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130204/13113211/
IMG_7563.JPGいつものヘパリーゼ 
酒友が互いを気遣うように毎回持ってきてくれます。(笑)
上にのっけている皆様石鹸は私の京都土産。
(3月にも行ったのですが5月中旬にも弾丸で出かけた、その時のお土産)
IMG_7564.JPGはい、かんぱい♪  
IMG_7560.JPGお通し
小松菜の和え物、いか、おくらの3点ですが、小さくて柔らかいおくらが特に美味 
IMG_7559.JPG続いてサラダ
苦手なセロリ、の新芽も入ってますよ(20種類くらいの野菜が入ってるらしい)
と店主のタケルさんに言われてセロリかあ、と警戒したのですが、香りはあれど
さほど気にせず食べられて、色々な食感の中に甘いトマトも入っていて美味。 
IMG_7566.JPGここからは日本酒で 最初は女城主  
IMG_7568.JPGIMG_7569.JPG
かまぼこなどの練り物と湯葉も美味しい豆腐。
大豆の香りが強いお豆腐を食べると贅沢した気分になれます。 
IMG_7571.JPG泉州なす
水ナス、そんなに得意ではないのですが、瑞々しさがとても美味しくて
私もモリモリいただきました。 
IMG_7570.JPGIMG_7575.JPGIMG_7576.JPG
超久に続いて北光の微発泡。しゅわしゅわ美味。 
IMG_7578.JPGIMG_7579.JPG
お刺身は鰹とマグロ、ブリカマの塩焼きには粗くおろした紅芯大根。
巨大ブリカマ、身もたっぷりあって脂がのっていて感激。
いつも新鮮なお魚をたくさん出してくれるお店ですが今回も超美味でした。
IMG_7581.JPGIMG_7583.JPG酔右衛門と浪の音 
IMG_7582.JPG色々なお魚の揚げびたし
イカを食べた酒友、当たり!と喜んでいました。
揚げたてサクサクの衣をまとったぶりなどの魚、噛むとほくっとした食感、
出汁と一緒に食べるとこれまた美味しいです。  
IMG_7584.JPGIMG_7585.JPG而今と華姫桜で〆
(注:お酒は徳利に入れてくれるのでそれを3人で分けて呑んでいます。(笑))
その時の仕入れ状況でメニューが代わるのでかまぼこやお豆腐以外は
同じものを食べたことがないような気がしているのですが、
今回もたっぷりのお刺身にサラダに練り物などなど美味しくいただけて
大満足の遊月亭さんでありました。 


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映画「キッチンから花束を」を観る [映画(か行)]

予告編を観て気になっていた作品、お店には行ったことがありませんが、
オーナーのふーみんさんのことはメディアで少しだけですが知っていたので
キッチン.jpg
内容は映画.comさんより。

東京・南青山で多くの人々の食卓的存在となってきた中華風家庭料理店
「ふーみん」と店主の「ふーみんママ」こと斉風瑞(さいふうみ)さんに
スポットを当てたドキュメンタリー。
日本で台湾人の両親の間に生まれ育った斉風瑞さんが1971年に開店した
「ふーみん」は、連日長い行列ができる超人気店として50年にわたり
愛され続けている。
看板メニューの「納豆チャーハン」や、イラストレーターの故・和田誠さんが
生み出した「ねぎワンタン」など数々の名物料理で知られ、料理研究家の
平野レミさんや絵本作家の五味太郎さんなど著名なクリエイターや文化人にも
同店のファンは多い。
斉風瑞さんとその家族を3年半にわたって取材し、数々の証言を交えながら、
さまざまなメニューが生まれたエピソードや彼女と料理の原点について
ひも解いていく。
これまで多くのCMやミュージックビデオを手がけてきた映像ディレクター・
菊池久志が監督を務め、俳優の井川遥がナレーションを担当。



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観ていてお腹が空きました。(笑)

ねぎワンタン、納豆チャーハンに納豆ごはん、などなど、
スクリーンに映し出されるお料理の数々にふーみんママの愛情を感じつつ、
仕事に厳しく人に優しく、という人なんだろうなと思いました。

ふーみんママの人生をご本人や常連さん、ご家族、友人たちのインタビューで
その一部とはいえ知ることができる映画ですが、ご自身の中心に太い軸があって
人の言うことに耳を傾けるけれど、決してぶれない方というイメージを持ちました。

友人のアドバイスで美容師の夢から飲食店を持つことを実現し、
常連さんの声にも素直に耳を傾けてメニューを作っていき、70歳という節目に
厨房を卒業し、その後は自分の好きな料理をしながら有意義に過ごしていく、
今年で78歳になるふーみんママ、映画ではそのちょっと前あたりまでのお姿を
観ることができますが、私より年上の方ですが可愛らしい方だなと思いました。

料理の才能はお父さんから受け継いだのではないかとご自身が仰っていましたが、
お父さんが自宅で腕を振るう料理だけでなく、お母さんが作ってくれたお料理、
(映画の中で印象的だったのはひき肉の入った白玉団子)
幼い頃の記憶が原点となって大人になってから自分で考えたお料理、
どこかのお店で修行したわけではないところが一般的な料理人とは違いますが、
長年にわたって行列のできるお店になったというのも頷けました。

映画の中に多くの常連さんたちによるインタビューが出てくるのですが、
普通のドキュメンタリーと異なるのは、その方たちが誰かキャプションがないこと、
(お店のロゴやマークを考えた灘本唯人さんや五味太郎さんは除く)
南青山のお店なので、ファッションやデザイン関連のちょっとおしゃれな人達?
という想像は出来ますが、唯一分かったのが常連だった和田誠さんの奥様、
の平野レミさんだけで(まあこれは分からないわけもなく(^^;)、
敢えて誰かキャプションを入れないのがいいと思ったのかもしれませんが、
キャプションがあってもよかったような、誰が話しているか分かった方が
ふーみんママやお料理についてもっと理解できたかもと思いました。

現在のお店は料理長と甥っ子さんに託して運営されていますが、
それでも毎日行列が絶えないとなると、南青山はちょっと遠いのですが、
一度(並んで待つのは好きではないのですが)は訪れてふーみんママの考えた
オリジナルのお料理を食べてみたいと思った「キッチンから花束を」でありました。




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浅草「中華ぼたん」で餃子祭り [呑んだり食べたり(町の中華屋さん)]

このブログに何度か登場したことのある「ミセス大食い選手権」ことMちゃん、
今年の年賀状に中華ぼたんで餃子が食べたいです!と書いてあったので、
お正月から時間が経ってしまいましたが、2人で中華ぼたんさんに行きました。
IMG_7470.JPGお天気よし
(最近ギンギラギンさんも来たお店です)https://asm.asahi.com/article/15283531

以前より混雑ぶりが凄いので、11時の開店直後に集合しましょうと伝えると、
Mちゃん、朝9時半には浅草に到着し、あちこち観光して11時の開店前、
ポールポジション状態で待っていてくれましたが、私の到着が11時をちょっと過ぎ、
全員揃ってからのご案内と言われたので待ってます!という連絡があったので
急いで行ったら、女将さんが中に入れてくれたらしくテーブル席でビールを呑んで
ご満悦の姿が見えました。 
IMG_7473.JPGはい、かんぱい♪ 
「餃子、もう注文しちゃいました!5皿と思ったんですけど、
 いきなりもどうかと思って3皿にしました!」とMちゃん。
と言ったところで、女将さんが「はい、まずは2皿ね!」と
IMG_7471.JPG置いていきました。
昨年一緒にここに来たときもトータルでは5皿注文していたので、
その勢いは落ちていないんだな、とホッとした自分がおりました。
IMG_7472.JPGにんにくが効いてて美味 
IMG_7474.JPG私が注文した冷奴
昨年からちょっと小さくなりましたが、ホッとする味です。 
IMG_7475.JPGと、第一弾に続き 
IMG_7476.JPG肉野菜炒め 
IMG_7477.JPG前回なかったもろきゅう
瑞々しいきゅうりにマヨネーズと味噌、ビール進みますよねぇ。 
IMG_7479.JPGIMG_7478.JPG
3皿目の餃子と一緒に枝豆もきたところで、 
IMG_7480.JPGIMG_7481.JPGホッピー
白のみなのでちょっと残念ですが(黒の方が好き)餃子によく合います。 
IMG_7483.JPGチャーシュー
にんにくたれがほろほろ崩れるチャーシューによく合います。 
IMG_7484.JPG5皿目
(4皿目は撮り忘れました、私としたことが(笑))
お互いにお持ち帰り(炒飯と五目焼きそば)をお願いしてお会計。
とにかく混んでいるので今回、2時間(それでも長いか)で失礼しました。

この日、実家に帰る私は少しでもアルコールを飛ばそうと、
上野駅まで歩きました。約40分くらい。
IMG_7488.JPGIMG_7495.JPG寄席から田原町へ
結構日差しが強くて汗かきかき歩いていたら、 
IMG_7498.JPGIMG_7499.JPG稲荷町珈琲さん
歩いていたらコーヒーの香りがしたのでその方向に向かって歩いて見つけました。
自家焙煎のコーヒー豆を販売していて200gで800円前後とお手頃だったので、
マンデリンとオリジナルブレンドを買ってなんだか嬉しい気分になってから、 
IMG_7500.JPGJR上野駅到着
実家は京成線なので、ここから更に5分くらい歩いて京成線で実家に行きました。

昔の勤め先で部署は違えどその明るい性格と大食いぷりが面白かったMちゃんも
結婚して可愛いお子さんのお母さん、まだ40代前半なので若いのですが、
50代も後半の私を未だに食事に誘ってくれることには感謝ですね。
ありがとう、Mちゃん。

と、いうことで、今の勤め先では親しい知り合いも殆どできませんが、
昔の勤め先でのご縁に感謝しながら今回もビールにホッピーに餃子にと楽しめた
中華ぼたんさんでありました。  

タグ:浅草
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映画「トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代」を観る [映画(た行)]

予告編を見て気になっていた映画です。
トノバン.jpg
内容は映画.comさんより。


日本のポピュラー音楽史に残る数々の名曲を生んだ音楽家・加藤和彦の
軌跡をたどったドキュメンタリー。
「ザ・フォーク・クルセダーズ」や「サディスティック・ミカ・バンド」など
時代を先取りした音楽性で多くの人々に影響を与え、「トノバン」の愛称で
親しまれた加藤和彦。
日本初のミリオンヒットを生んだザ・フォーク・クルセダーズの結成秘話、
世界進出を果たしたサディスティック・ミカ・バンドの海外公演や
レコーディング風景をとらえた貴重な映像、日本のポップスの金字塔といわれる
“ヨーロッパ3部作”に隠された逸話などを紹介。
さらに、不朽の名曲「あの素晴らしい愛をもう一度」を新たにレコーディングし、
さまざまなジャンルのミュージシャンによって進化する楽曲の姿を映し出す。
ミュージシャン・高橋幸宏が加藤に寄せた思いから映画の企画が立ち上がり、
「SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬」の相原裕美が企画・監督・
プロデュースを担当した。
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加藤和彦という一人のアーティストの断片だけかもしれませんが
知るきっかけになった映画でした。

加藤和彦さんというと、自分が物心ついたころには既に安井かずみさんと再婚されて、
とても仲のよいカップルで素晴らしい楽曲を創り出していた、というイメージ。
その後、病に倒れた妻を見送った後、すぐ(1年くらい後だったかな)オペラ歌手の
中丸三千繪さんと再婚したもののその何年か後に離婚、そして自ら命を絶った、、
という印象があったのですが、今作を見て、
ザ・フォーク・クルセダーズ ベスト EJS-6166-JP

ザ・フォーク・クルセダーズ ベスト EJS-6166-JP

  • アーティスト: ザ・フォーク・クルセダーズ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック合同会社
  • 発売日: 2008/07/01
  • メディア: CD
♪おらは死んじまっただぁ~♪というフレーズが今でもずっと耳に残っている
(私には左卜全の「老人と子供のポルカ」とセットで記憶しています)
「帰ってきたヨッパライ」から、「あの素晴らしい愛をもう一度」、
黒船

黒船

  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2006/08/23
  • メディア: CD
サディスティック・ミカバンド、高橋幸宏さんや坂本龍一たちとの共演、
ベル・エキセントリック

ベル・エキセントリック

  • アーティスト: 加藤和彦
  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2015/05/20
  • メディア: CD
ヨーロッパ三部作(このあたりプロデューサーの影響?ROXY MUSICぽいですね)、
安井かずみさんとの楽曲提供では、
戻っておいで・私の時間 [EPレコード 7inch]

戻っておいで・私の時間 [EPレコード 7inch]

  • アーティスト: 竹内まりや
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 2017/09/09
  • メディア: LP Record
竹内まりやまで、バラバラで記憶していたものが時系列につながっていったというか、
画家でも人生の折々で経験したことが画風に影響して変わっていく、それよりももっと
劇的に変化していく様子を恐らく断片的なものではあると思いますが知ることができて
非常に興味深いドキュメンタリーでした。
(ファンの方には逆に描き足りない部分もあったかもしれませんね)

映画は、フォーククルセイダーズで一緒に活動していた北山修さんや、
一緒に音楽活動した高橋幸宏さん、小原礼さん、高中正義さん、
共演したアルフィーの坂崎さんなどなど加藤さんへの思いを熱く語っている、
という場面と加藤さんご自身の様子を映し出しているのですが、個人的に感じたのは
音楽の才能(既成概念を破ったり同じことを繰り返さず新しいことを試みる)が
素晴らしかったのは当然ですが、一方、非常に寂しがりの方だったのかな、なんて
思いました。
常にだれか傍にいてほしい、最初に結婚したミカさんが他の人と恋に落ち、
再婚した安井かずみさんが病で先立ち、再再婚、から離婚されて、寂しかったのかな、
そんなことを考えながら映画を観終わりました。

映画鑑賞後に、北山修さんが加藤さんが自ら命を絶つ前の様子について書かれている
記事を見つけて読んだのですが、若い頃のような創作意欲がなくなったこと、
若い頃からファッションや旅、グルメ、好奇心旺盛な分お金を使っていたころから
亡くなる前の頃は同じような生活をするには収入が少なくなっていたといった
ことが書いてあって、彼のような有名人になれば信頼しあえる友人がいる一方で、
お金に群がるような人も多かったのかもしれませんし、気前よい部分もあったかも
しれませんね、羽振りのいいエピソードも映画の中で披露されていたので、
鑑賞後にそういう記事を見ると、「加藤和彦」という人物像を家の外で演じることに
疲れてしまったのではないかなという(あくまでも私の推測です)気持ちなりました。
この記事で思い浮かんだのが画家の鴨井玲さんだったのですが、病で絵を描く体力が
なくなったことから自ら命を絶った、加藤さんの創作意欲の減退というのもどこか
重なるような気がしました。

芸術家というのは自分の作品を創り上げることが人生の中心というか、それが
出来なくなった時に中心の軸が弱ってしまうのかもしれませんね。

という私は創作力に薄い人間なので彼らの心情を理解できていないと思いますが、
関係者のインタビューと加藤さんの映像、歌の数々によって高度経済成長期の日本に
アートで彩ったアーティストの1人であるのは確かだな、と思ったら、
ご自身が手掛けられた作品を色々聴いてみたくなった、
「トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代」でありました。

(映画の最後に歌われるこの曲、じんわりきました)


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