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「ぶらり銚子電鉄ニコニコ途中下車の旅」2024~銚子駅に向かう編~ [日本の旅(関東)]

短めの呑み記事&映画記事の繰り返しの後、旅記事です。
(おいおい、うつぼ、旅し過ぎ!というお声は聞こえないことになっています(笑))
時系列、と思ったのですが、私の中では旬なネタですので、
とはいえ、行った時期から既に2週間近く経っておりますが、
うつぼ的にはリアルタイムだと思っていますので1週間弱くらいお付き合いください。

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うつぼブログを読んでいただいている方はうっすらお気づきかもしれませんが、
「最近、銚子の記事書いてないよね?」と思われた方、大正解です。
コロナ禍であれだけ通っていた銚子、あれだけ見ていた銚子電鉄の映画、
昨年は一度も銚子に行かず、映画は田端のチュプキさんでかろうじて1回見たのみ。
オンラインでぬれせんべいは買っていたのものの、赤字続きだった銚子電鉄が
なんとか黒字化したニュースにホッとしてしまったというのもあって、
銚子が遠ざかってしまいました。
毎年乗っている千葉県内2日間乗り放題の「サンキュー[黒ハート]ちばフリーパス」も
昨年は実施期間に日程を合わせられず乗らずじまい、気づけば一年過ぎていて
私にとって銚子と銚子電鉄が遠い存在になっておりました。

そんな中、年が明け、2024年(令和6年)のお正月、
Facebookの投稿に目が覚めました。
竹本社長.JPGこれ
銚子電鉄の竹本社長と一緒に
銚子を巡るチャンス!


元々は千葉そごうで3が日の間に販売されていた福袋企画らしいのですが、
私が見たのは1月9日、マニアックな企画過ぎて(笑)売切れにならなかったらしく、
まだ2組空きがあります、という銚子電鉄の投稿に即飛びつきました。(^-^)

とはいえ、2人1組、という縛りがあって申し込んだ後ちょっと困惑。
いつも一人で旅しているので2人で、しかも銚子に誘うとなると、
朝早く銚子にきて一緒に銚子を巡ってくれる奇特な人がいるのかどうか。。。

最悪1人でも参加するつもりでしたがツアーの中で浮きそうです。(笑)
とはいえ、浮いても全然気にしない性格ですが(^-^;一緒に旅する皆さんとか、
銚子電鉄のご担当の方(ガイドさん)とか困惑したら申し訳ないですし。。

誰に声をかけようか、、、悩んで悩んで悩みました。
そして、色々なことに好奇心旺盛なチーム大統領のSちゃんに声掛けしたら、
銚子も物凄く久しぶりだから行ってみたいと、お仕事のスケジュールを調整して
一緒に参加してくれることになりました。

というわけで「ぶらり銚子電鉄ニコニコ途中下車の旅」開催当日。
IMG_6395.JPGいつものようにスタートは我孫子駅
自宅最寄り駅が早朝無人なので青春18きっぷに日付印がもらえず、
(乗車証明書を発行する機械もいつの間にか撤去されていた)
この駅でハンコをもらおうと思うと朝帰りぽいサラリーマンのお兄さんが
駅員さんになにやら長々説明していて( 一一)成田行きの電車の出発が
近づいてきたのでハンコをもらえずそのままホームに移動。
IMG_6394.JPG早朝過ぎて開いていない弥生軒
山下清が働いていたことと、巨大唐揚げがのっているおそばで有名なお店、
同じホームいくつも店舗があるというので人気があるのが分かります。
IMG_6396.JPGうとうとしていたらあっと言う間に成田駅
ここでの乗り継ぎは20分くらいあるので、
IMG_6397.JPG待合室で待ちますが
いつも寒風が入ってくる戸口あたりしか空いていないのが
今回戸口から一番遠いところが空いていたのでありがたく座って待ちました。
そろそろ時間、と、我孫子から乗ってきた電車を降りた5番線に行こうと思ったら、
銚子行の電車、2番線に変わっていました。
私が銚子に行かなかった1年の間に番線が変わってしまい、時の流れを感じます。
IMG_6398.JPG慌てましたが無事乗れました
IMG_6400.JPG外は土砂降り(笑)
こんな時にこんなにジャンジャン降らなくてもいいだろうに、と
日頃の行いの悪さなのかと反省しながら銚子に向かいますが、
子の電車、茨城以北に向かう電車と違ってドアの開閉ボタンがついていないので
5分くらいの停車だとドア開けっ放し、その間に暖気がホームに流れていって
車内が全体的に寒いのを出発前に思い出し、ストールをもっていったのが奏功し、
首にぐるぐる巻きにしていたお陰で凍えることなく(でもそこそこ寒かった)
1時間半の間、ぼんやりしたり、うとうとしたり、
IMG_6403.PNGS・A・TUR・DAY
これでサタデーの綴りを覚えた、と昔野沢直子さんが言っていたのを
思い出す曲です。
IMG_6408.JPG雨の銚子駅に到着~
かつて風車小屋を模した駅舎が今は羽根がとれてしまい、
ただの小屋になっています。(笑) (?銚子電鉄自虐ネタでよく聞く説明です)
IMG_6409.JPG久しぶり♪
元京王電鉄の車両、2000形。
この車両で一番思い出深いのは、
岩下の新生姜とのコラボ「ピンクニュージンジャー号」。

(最初に乗った時の衝撃は忘れません)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-07-01-4

IMG_4210.JPG
写っているのは当時車掌だった袖山さん。
銚子に泊って早朝のピンクニュージンジャー号に乗ったらピンク色のネオンが
なまめかしかったのも今となってはよい思いです。

(エロピンクでした)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2022-04-12
IMG_2710.JPG
そんなことを思い出しながら電車の中に入ると、
IMG_6410.JPGあれ、地味。(笑)
IMG_6411.JPGこんなシートも設置されていました
ピンクニュージンジャー号も当初の予定よりも長い間運行されていたので
私も何度か乗る機会がありましたが、最後の方はピンク色のイワシカちゃん
(イワシカちゃん=岩下の新生姜の鹿キャラクター)たちが色あせてしまい
ちょっと悲しい状態になっていたので2年超運行していたのも人気があったと
いうことなのでしょうね。私も大好きでしたピンクニュージンジャー号。

と、久しぶりに乗った電車があまりに地味だったことに驚きつつ、
「ぶらり銚子電鉄ニコニコ途中下車の旅」の集合時刻(9:50)まで
1時間半くらいあるので、まずは一人で久しぶりの銚子電鉄を楽しみます♪


(つづく)



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下北沢「おむすびシアターBARシモキタ」で劇団おむすび旗揚げ公演 [舞台・ミュージカル]

銚子電鉄が制作した映画「電車を止めるな!」に出演されていた池上恵さん、
彼女の朗読劇を観に下北沢に時折通うようになったのですが、
出演されているおむすびシアターBARシモキタを経営する会社が
「劇団おむすび」を旗揚げすることになり、この劇団に池上さんも所属される、
という朗報を嬉しく思いながら旗揚げ公演を観に行きました。
IMG_6341.JPG
西嶋咲紀さんとの共演、3日間昼夜5回の公演ですが、
昼夜で2人が演じる役柄を交換するということなので、
2日目のお昼と3日目の夜の公演を観ました。
主役の2人は同じ(役柄は昼夜で交代)ですが、その他の配役は日替わり、
演じる人でどう変わるのかを観るのも楽しみです。

2日目のお昼は満席、空いているテーブルが少なかったのですが、
銚子電鉄の「電車を止めるな!」のクラウドファンディングに参加し、
池上さんの朗読劇を見に来た時に何度かお会いしてお話させてもらった
マリノルさん(優しそうな雰囲気のおじさん)の隣に座らせてもらい、
IMG_6221.JPG生ビールで乾杯♪
IMG_6224.JPG豚の角煮がごろッと入ったちまきが美味でした
IMG_6222.JPG店長で演出家の遠藤さん
いつも楽しい口調でお客さんを盛り上げる遠藤さんです。

通常は3回ステージがあって色々な内容の朗読劇が観られるのですが、
今回はピアノを担当されている吉田能さんが書かれたオリジナル脚本、
「ミハルを巡る3つの出来事、その理由」が演じられました。
IMG_6229.JPGIMG_6232.JPG
昼の部はミハルを西嶋さんが演じ、池上さんはその友人役、
訪れたお店の店員が「電車を止めるな!」に出演されていた谷口礼子さん、
彼女たちに絡むクズ男を演じていたのが元フィギュアスケーターの鎌田英嗣さん、
何とも不思議でこの先どうなるのー、と思っていたところで1ステージ目終了。
IMG_6243.JPG明るい表情が素敵です
IMG_6242.JPG続いて白ワイン
(1ステージごとに1ドリンクの注文というのがお店のルールです)
IMG_6246.JPGSasammyさんによる歌
遠藤さんのパートナーで、普段は神楽坂の「おむすびJazz」で店長をつとめている
Sasammyさんですが、この日の昼の部はサポートで下北沢に来ていたお陰で、
2ステージ目までの間のつなぎというか、で、「君の瞳に恋してる」を歌ってくれて
なんだかラッキーな気分になれました。(^-^)
IMG_6250.JPG勢いでジントニックを注文していた私(笑)
IMG_6254.JPGIMG_6269.JPG
続く2ステージ目、彼らに何が起きたのか、、すこーしずつ分かっていく、
といってもちょっとしか分からないまま終了し。
私、この日は時間ぎれ、この先が気になるまま(結末が分からぬまま)
シアターを後にしました。。

続いて翌日の夜の部。
前日のモヤモヤした気分のまま下北沢にやってきましたが、
3ステージ見て、結末を知って絶対すっきりします。(^-^)
IMG_6275.JPGまずは白ウィンで乾杯
くんたま入りのポテトサラダ、いぶりがっこものっていて美味。
IMG_6279.JPG遠藤さん&ピアノ・脚本の吉田さん
1,2ステージ目は内容が分かっているのでおさらい的に考えていたら、
IMG_6287.JPGこの日はミハルを池上さんが演じていて
あれー、昨日見た西嶋さん演じるミハルと雰囲気が全然違う、とまずびっくり。
IMG_6288.JPGIMG_6291.JPG
おまけに店員さんとクズ男も演じている人が違うので雰囲気が異なり更にびっくり。
IMG_6292.JPGびっくりしたまま白ワインをお代わりして
演者さんが変わると雰囲気がらっと変わりますねー、という素人らしい感想を
池上さんに伝えつつしばし談笑させていただきました。
IMG_6300.JPGIMG_6302.JPG
この日、クズ男を演じていた松本曹史さんが「お酒奢ってくれたら歌います!」
と言ったのに反応した方がいて、平井堅の「楽園」を歌ってくれました。
松本さん、この日はクズ男を好演されていましたが、歌うと雰囲気一転、
歌声は優しく幕間を盛り上げてくれました。
歌の後は遠藤さんご挨拶とともに2ステージ目スタート。
IMG_6303.JPGIMG_6304.JPGIMG_6306.JPG
IMG_6307.JPGIMG_6312.JPG
前日も見て展開が分かっているのにドキドキしながら2ステージ目終了。
と、「お酒奢ってくれたら歌います!」とまた松本さんが仰ったので、
ご馳走するから歌ってください、私が手を上げ、池上さんがリクエストした歌、
IMG_6318.JPG久保田利伸の「ラ・ラ・ラ・ラブソング」
懐かしい、山口智子の顔を思い浮かべながら(笑)久しぶりに聞きました。
リクエストする池上さんの年代がばれそうですが私より一回り以上年下です。
IMG_6320.JPGマンゴーのお酒
ソーダ割でいただきましたがこれはロックで呑んだ方がよかった、、
隣に座っていたやすっちさんがロックで呑んでいたのを見て後悔しました。
(↑池上さんの公演で何度かお会いしてお話するようになった楽しいお兄さん)
IMG_6321.JPG3ステージ目スタート
IMG_6323.JPGIMG_6328.JPG
ああ、そういうことだったのー、ああそうなのー、前日途中で帰った私が
ずっと抱いていたモヤモヤ、すっきりしました。
IMG_6335.JPGやり切った感の池上さん
IMG_6340.JPGおつかれさまでした!
元々は銚子電鉄を応援していた私が調子電鉄の映画を見るようになって
舞台挨拶できていた池上さんとお会いしてその気取らない雰囲気が素敵で
朗読劇を観に行くようになりましたが、同じ時に出演されている他の演者さんの
公演も見に行ったりと、自分の知らない世界を少しずつ知って楽しめるように
なって、心の底から楽しめて大満足の劇団おむすび旗揚げ公演でありました。



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映画「ファンシィダンス」を観る [映画(は行)]

YouTubeの角川映画チャンネルで無料公開されていたので
そういえば、周防監督作品で未見だった、、、と鑑賞しました。
ファンシイダンス [DVD]

ファンシイダンス [DVD]

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2014/09/12
  • メディア: DVD
あらすじはAmazonさんより。

ロックバンドを組んで典型的なシティボーイを気取っていた塩野陽平クン。
ところがなんと、家業を継いで田舎の寺の住職になるため坊主の修行をするはめに…。
かくして禅寺を舞台に、厳しくもおしゃれなお寺ライフが始まった。
古参の僧達に怒鳴られ蹴られ、寝ても覚めても座禅と作法。
陽平クンの頭の中には都会に残してきた美人の恋人真朱サンの姿もチラついて…。 

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彦摩呂が!

とても痩せていました。(笑)

周防監督の商業映画第一作目がこの作品らしいので
シコふんじゃった。 4K Scanning Blu-ray

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  • 発売日: 2014/09/12
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これよりも前の作品、ちょうどバブルの頃に公開されたので、
35年くらい前、、だから主役のもっくんも若いし、彼女役の鈴木保奈美も
服装がバブルの頃のイケイケな感じだし、でもそれよりなにより、
修行僧の陽平(もっくん)と一緒に修行する英峻を演じていた彦摩呂、
一瞬だれだか分かりませんでした。そのくらい物凄い変化。
不適切.jpg
久しぶりに見たテレビドラマ(宮藤官九郎最高!)に出ていた彦摩呂に
うわー、更に増量してるー、と自分も増量しているのを棚に上げて驚いた、
その数日後にこの映画を(彦摩呂出演を知らず)観たのでとにかくびっくり。
その後、画面に登場する度に「この人は彦摩呂、の若いころ」と自分に
言い聞かせながら見ていたので、集中力の半分以上がそこにもっていかれる、
なんともいえない鑑賞となりました。ダメですね。反省。

彦摩呂の変貌ぶりに対して、同じ修行僧の珍念を演じた田口浩正さんは
全然変わっていなくて、なんだか対照的に見えました。

話自体は般若湯と称してお酒呑んじゃうお坊さんの話が落語にもあるように
指導役のお坊さん(竹中直人)も陽平たちに厳しいようで自分たちには甘い、
全てのお坊さんがこんな感じではないと思いつつ、周防監督が描くとなんともいえず
クスっと笑ってしまうような展開で飽きずに見られました。

35年前なので、もっくんも鈴木保奈美もセリフがなんだか、、、、という
もやッとした感想もありますが、根は真面目ながら掟破りの存在だった陽平が
その後修行僧として厳しい表情になる(もっくんも痩せていった感じ)、
位の高い首座(しゅそ)になるための法戦式を乗り切ってやっと下山したものの、
彼女との価値観の違いを指摘されてお別れしてしまうのはちょっと残念ですが、
お坊さんのことって知っていそうで意外としらないものだな、という目線で
(彦摩呂の変化も含めて)楽しめた「ファンシィダンス」でありました。










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神楽坂「瑞林」で酢豚 [呑んだり食べたり(中国料理)]

久しぶりにsnorita姐、けーすけ兄のチームSで集まりました。
(他にけーすけ兄ご親戚お二人も参加)
IMG_6178.JPG神楽坂のお店
(食べログ)https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13260190/
この日、珍しく会社(西新宿)に出社していたのですが、
新大久保駅まで歩いて高田馬場駅へ山手線一駅、東西線に乗り継いで神楽坂駅、
と思っていたら総武線の大久保駅に行ってしまい、焦って新大久保駅に移動すると
(そのまま飯田橋駅にいけばよかったと後で気づいた私(笑))
駅までの道のり、どこの国か分からないくらい外国人だらけでした。
リトルコリアみたいなイメージはあったのですがそれ以外の国の方も多い感じ、
新大久保から乗った山手線も自分がどこの国にいるのか分からないくらいの
外国人乗車率でインバウンドの巨大スーツケース持ち込みにもイラつきながら
たった一駅なのに長い山手線乗車となりました。
乗り換えた東西線はガラガラで車内ほぼ全員日本人でホッとした私です。
そんな道中で集合時刻に私だけ遅刻したため、コース料理を出していただく前に
IMG_6179.JPG揚げた白魚など
つまみながら私の到着を待っていてくれました。申し訳ないです。<m(__)m>
IMG_6181.JPGIMG_6182.JPG駆けつけてシャンパン&生ビール
そして、私の到着で全員揃ったところでコース料理が運ばれてきました。
IMG_6184.JPG前菜盛合せ
小魚とピーナツ和え、蒸し鶏、花咲くらげ、春菊とえのきの和え物、
IMG_6185.JPG甘めの味付けの海老
頭も殻も尻尾もカリカリで美味しくて全て食べました。(^-^)
IMG_6187.JPG続いて白ワインにスイッチし
(私以外の皆さんがお店おススメからどんどん選んでくれました)
IMG_6188.JPGお魚
お店の方の説明で、メガネ鯛と言っていたような記憶なのですが、
蒸してうえに長ネギなどをのせて熱した油をジュッとかけたようなお料理。IMG_6189.JPG淡泊な魚で、
たれ?の味付けがふわっとした食感の身によく合っていました。
IMG_6190.JPG泡、白の次はロゼ(この中から1本チョイス)
IMG_6191.JPGけーすけ兄は熱々紹興酒を注文し
IMG_6194.JPG北京ダックに 
IMG_6195.JPGワインに紹興酒 
IMG_6196.JPG酢豚
snorita姐イチオシの酢豚ですが、一般的な酢豚と違って野菜が入ってなくて
豚肉のみ。豚肉に甘酢餡がかかっているのに噛むとサクッとした食感もあって
超美味でした。 
IMG_6200.JPGIMG_6202.JPG
叉焼饅に海老蒸し餃子、とチャーハンでコース料理終了。
ですが、もうちょっと食べようか、、ということで、 
IMG_6204.JPGIMG_6205.JPG
蒸し餃子に焼き餃子もいただきました。
と、お腹いっぱいになったところでデザート2種が運ばれてきました。
IMG_6206.JPGIMG_6207.JPG
胡桃の焼き菓子(ねっとりずっしりした食感)と、マンゴープリン。
マンゴープリン、果汁たっぷりな感じが美味しく、ワインにお料理に
楽しい会話に盛り上がった瑞林さんでありました。


(おまけ) 
IMG_6208.JPGゴルゴ13
作者のさいとう・たかを先生ご贔屓のお店ということで、
お店入口には原画が飾られています!


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映画「大川小学校 津波裁判を闘った人たち」を観る [映画(あ行)]

昨年、snorita姐、けーすけ兄と東北を旅した時に訪れた大川小学校、
伝承館でこの映画の存在を知り、田端のチュプキさんで鑑賞しました。
(昨年訪問した時の記事です)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2023-08-24-11
大川.jpg

内容は映画.comさんより。

東日本大震災で多数の犠牲者を出した宮城県石巻市の大川小学校を題材に、
遺された親たちの10年に及ぶ思いを記録したドキュメンタリー。
2011年3月11日に発生した東日本大震災で、津波にのまれて全校児童の7割に相当する
74人の児童(うち4人は行方不明)と10人の教職員の命が失われた大川小学校。
地震発生から津波到達までは約51分、ラジオや行政の防災無線で情報は学校側にも
伝わり、スクールバスも待機していたにも関わらず悲劇は起きた。
その事実や理由について行政からの説明に疑問を抱いた一部の親たちは、
真実を求めて提訴に至る。
わずか2人の弁護団で、いわれのない誹謗中傷も浴びせられる中、
親たちは“我が子の代理人”となって証拠集めに奔走する。
親たちが延べ10年にわたって記録した膨大な映像をもとに、寺田和弘監督が追加撮影
などを行いドキュメンタリー映画として完成させた。


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政府、国会議員から自治体、お役所も隠蔽体質。
遺族の方々は自分の子供たちがどうして亡くなったのか、事実を知りたかった、
それに対して、学校や教育委員会などの行政がひたすら隠蔽した、
お子さんを亡くした遺族の方々の気持ちを踏みにじり保身に走る人達。

遺族の方々が撮影した10年間の動画を観ていると、
相手の立場になって考えれば隠蔽するはずもないのに、組織を守るため、
そして、自分たちの瑕疵を認めたくないばかりに隠蔽し続けた学校と教育委員会、
当時の市長、人の心を持たない人がどうして市民の生活を守ることができるのか、
憤りと残念で悲しい気持ちで観ている自分がおりました。

遺族への説明会、1回目から記録された映像と音声が流れますが、
生存した教師による当日何がおきたのか説明する内容が嘘ばかり、
精神状態が不安定な状態で説明会に出てくる負担はあると思いますが、
教育委員会や学校(当日不在だった校長)に嘘をつけと言われたのか、
自分で嘘をつこうと思ったのか、本当にそうだと思い込んでいるのか、
自分の責任回避のための嘘の説明に終始する姿は、この人は子供たちより自分が
助かるために山に逃げたとしか思えませんでした。

更に、遺族から、もし自分の子どもが亡くなったらどういう気持か、
と聞かれた当時の石巻市長の亀山氏は、
「もし自分の子供が亡くなったら、思いを償っていくという、
 自分自身に問うということしかない。
 これが自然災害における宿命だと思っております」
宿命という言葉を使ったことで遺族の怒りを買う場面、
この人も保身で心のこもらないことを平気で言えるような人なんだ、
首長って自治体に住む人たちのことを考えて行動しないといけないのに、
リーダーシップの資質が平時より非常時に見える、と思っている私にも
こんな奴、リーダーの資質ないんだからとっとと辞めちまえ、
と画面越しに思えるような態度でした。

その後の説明会でも、助かった生徒の証言などを隠滅(証拠破棄)、
説明会では真実を知ることができないと思った遺族の希望で立ち上げられた
検証のための第三者委員会も利権絡みのメンバーで構成されて中立性もなく
遺族の方々が提出した映像や資料も拒んで「調査はゼロからスタート」と
遺族の気持ちを踏みにじるような態度、調査結果も時間をかけた割に
津波到着時刻を当初の見解から変えてみたり戻したりといい加減。
結果として、遺族が選んだ方法が国家賠償請求訴訟だったわけですが、
手間も時間もかかり、精神的にも体力的にも厳しい訴訟を遺族の方々も
起こしたかったわけではありませんし、訴訟を起こさないで済む方法も
あったはずなのに、学校や行政が真摯に問題に向き合わなかったことで
訴訟に至ったというのが観ていてよく分かりました。

真実を知るための訴訟、そのためには自分の子供に値段をつけないといけない、
遺族の方々の葛藤は計り知れなかったと思います。
1人1億円として訴訟をおこしたことで心無い方々から金目当てと誹謗中傷を
受けたこともたくさんあったと思いますが、担当弁護士の吉岡弁護士と
齋藤弁護士(この方は豊田商事事件の国家賠償請求訴訟の担当もされたそうです)、
このお二人が遺族の方々に対して、
「弁護士任せにせず、皆さんが我が子の代理人弁護士になったつもりで
 自ら真相を追及すべきだ。それが津波で亡くなった子供たちに対する親の
 責任ではないか」
と説いたというのも凄いことだと思いますが、そこから遺族の方々も津波で証拠が
流されてしまった中で、学校から山に逃げる場合の時間を計測するなど自ら検証を行い、
遺族説明会の追加開催で証拠となる言質をとっていき、
一審での勝訴(現場過失のみ認められ危機管理マニュアル整備には言及なく控訴)から
二審での勝訴(危機管理マニュアル整備など学校設置者の責任も認められる)に至る、
勝訴しても亡くなったお子さんたちは帰ってこないことは理解した上での訴訟ですが、
現場だけでなく行政による緊急時の対応の過失が認められたことで、
同じ悲劇が起きないようになるのだと思いました。

上映後、寺田和弘監督と、生存したお子さんと亡くなったお子さんの父親で
今回の映画で映し出される映像の多くを記録した只野さん(オンライン)に
よるトークショーが開催されました。
IMG_6211.JPGIMG_6214.JPGIMG_6217.JPG
心無い人からの誹謗中傷を受けて大変だったと思いますが、
只野さんをはじめとした遺族の皆さんのお気持ちをサポートした弁護士の
吉岡弁護士と齋藤弁護士、また、映像にまとめて私たちに伝えてくれた
寺田監督のお陰で今回の訴訟についても知ることができましたが、
水底を掬う (大川小学校津波被災事件に学ぶ)

水底を掬う (大川小学校津波被災事件に学ぶ)

  • 出版社/メーカー: 信山社
  • 発売日: 2021/11/21
  • メディア: 単行本
映画上映後この本をチュプキさんで購入し、寺田監督にサインをいただきました。
寺田監督にこの映画の知るきっかけを聞かれたので昨年大川小学校を訪れたことを
伝えましたが、映画の中では詳細が伝らえていない裁判の様子について、この本で
知りたいと思います。(まだ読んでいる途中)

映画の最後に大川小学校の校歌が流れるのを聞きながら、今回の訴訟を機に、
国や自治体、学校などの隠蔽体質がなくなっていってほしいと思った
「大川小学校 津波裁判を闘った人たち」でありました。









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