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映画「あまろっく」を観る [映画(あ行)]

あっという間に今日から5月。
という気分でおりますが、皆さまはゴールデンウィークをお楽しみでしょうか。
私は暦通りで普通にお仕事していますが、どこに行っても混んでいそうなので
そういう時はお仕事して空いていそうなときにお休みをいただきまーす。(^-^;

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宮藤官九郎脚本のドラマ「俺の家の話」を観てから好きになった
江口のりこさん主演の映画を観ました。
あまろっく.jpg
あらすじは映画.comさんより。

通称「尼ロック」と呼ばれる「尼崎閘門(こうもん)」によって
水害から守られている兵庫県尼崎市を舞台に、年齢も価値観もバラバラな家族が、
さまざまな現実に立ち向かうなかで次第にひとつになっていく姿を描いた人生喜劇。
理不尽なリストラにより尼崎の実家に戻ってきた39歳の近松優子は、
定職に就くことなくニートのような毎日を送っていた。
ある日、「人生に起こることはなんでも楽しまな」が信条の能天気な父が再婚相手と
して20歳の早希を連れてくる。
ごく平凡な家族だんらんを夢見る早希と自分より年下の母の登場に戸惑いを見せる優子。
ちぐはぐな2人の共同生活はまったく噛み合うことがなかったが、ある悲劇が近松家を
襲ったことをきっかけに、優子は家族の本当の姿に気づいていく。
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笑ってホロっと泣いて最後はハッピーエンド。
安心してみられる映画でした。(ドキドキしなかった)

主人公の優子(江口のりこ)のような、頭がものすごくいいんだけれど、
自分が思ったように周囲ができないとすぐ怒る子って小学校の頃いたよなあ、
って、実は自分に似ているなと思ったのですが(笑)
(とはいえ、私はそんなに頭よくなかっけれど怒ってばっかりだった)
そういう子が大きくなって社会に出ても急に協調性がうまれるわけもなく、
優子はそれが災いして仕事は出来るのに協調性がなくてリストラに遭い、
実家に帰ってそこから8年間ぷーたろー。
と書いている私も早期退職に手を挙げて会社を辞めたはいいが、
年齢(40半ば)と事務系の仕事しかできないことで転職先がなかなか見つからず、
転職したら2社続いてブラック企業、その後今の会社になんとか滑り込み
なんとかもうすぐ10年経とうとしていますが、優子の姿が決して他人事には
思えませんでした。

そんな優子を、「祝リストラ」という横断幕(タオル地にマジックに書いた)で
迎える父の竜太郎(鶴瓶さん)、経営する鉄工所でも働くというよりは
いつも明るく社員に話しかけ(盛り上げる)る、
「人生で起きることはなんでも楽しまな」が口癖の竜太郎が20歳の娘と再婚、
というあり得なさそうな展開なのですが、再婚相手の咲紀も明るくふるまうものの
優子も交えて家族になっていこうとする、最初はなんでなんだろうと思いますが、
(鶴瓶演じる竜太郎とはお爺ちゃんと孫、くらいにも見えるわけですし)
彼女には彼女のこれまでの辛い人生があって、自分は家族をもって幸せになろう、
強い気持ちがあることも後半に分かります。

父の再婚と主軸に進むのが、優子のお見合い話。
これもうまくいきそうないかなさそうな、そんな偶然あるの?というツッコミも
ないわけではないのですが、アラフォー男女のなかなかかみ合わない感じを
観ていると応援したくなる自分がおりました。

竜太郎の再婚後、意外と起承転結の「承」があっさり終わって即「転」になって
そこから色々なものが絡み合ってこんがらがっていってどうなるのー?と
思っても無理矢理ではない感じでうまくまとまって終わったのでホッとしました。

後半で、竜太郎の「人生に起きたことはなんでも楽しまな」という口癖が
出てくるきっかけが思い起こされるわけですが、ある意味「生きていればこそ」
ということなのだろうと思いました。

あれこれやりたいことがあってもそれが出来るかもしれないのは生きていればこそ、
そう思うと、竜太郎の一見ちゃらんぽらんな態度も納得できました。
竜太郎はあまろっく、家族や会社を支える大事な役割であったのだと知った優子が
ぷーたろーから一転、家族や竜太郎の経営していた鉄工所の社員のために自分が
何ができるのか考えた結果が映画の結末になっているわけですが
(一応ネタバレなしにしておきます(^^;)
自分も人生を折り返したわけでこの先どのくらい、、という思いはありますが、
自分と違うからとイライラしがちな性格も世の中いろんな人がいるんだな、と
思えるようにしたいですし、人の役に立つようなこともしていきたい、
(もちろんそのためには自分が幸せでないといけないのでしょうね)
と思った「あまろっく」でありました。



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映画「大川小学校 津波裁判を闘った人たち」を観る [映画(あ行)]

昨年、snorita姐、けーすけ兄と東北を旅した時に訪れた大川小学校、
伝承館でこの映画の存在を知り、田端のチュプキさんで鑑賞しました。
(昨年訪問した時の記事です)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2023-08-24-11
大川.jpg

内容は映画.comさんより。

東日本大震災で多数の犠牲者を出した宮城県石巻市の大川小学校を題材に、
遺された親たちの10年に及ぶ思いを記録したドキュメンタリー。
2011年3月11日に発生した東日本大震災で、津波にのまれて全校児童の7割に相当する
74人の児童(うち4人は行方不明)と10人の教職員の命が失われた大川小学校。
地震発生から津波到達までは約51分、ラジオや行政の防災無線で情報は学校側にも
伝わり、スクールバスも待機していたにも関わらず悲劇は起きた。
その事実や理由について行政からの説明に疑問を抱いた一部の親たちは、
真実を求めて提訴に至る。
わずか2人の弁護団で、いわれのない誹謗中傷も浴びせられる中、
親たちは“我が子の代理人”となって証拠集めに奔走する。
親たちが延べ10年にわたって記録した膨大な映像をもとに、寺田和弘監督が追加撮影
などを行いドキュメンタリー映画として完成させた。


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政府、国会議員から自治体、お役所も隠蔽体質。
遺族の方々は自分の子供たちがどうして亡くなったのか、事実を知りたかった、
それに対して、学校や教育委員会などの行政がひたすら隠蔽した、
お子さんを亡くした遺族の方々の気持ちを踏みにじり保身に走る人達。

遺族の方々が撮影した10年間の動画を観ていると、
相手の立場になって考えれば隠蔽するはずもないのに、組織を守るため、
そして、自分たちの瑕疵を認めたくないばかりに隠蔽し続けた学校と教育委員会、
当時の市長、人の心を持たない人がどうして市民の生活を守ることができるのか、
憤りと残念で悲しい気持ちで観ている自分がおりました。

遺族への説明会、1回目から記録された映像と音声が流れますが、
生存した教師による当日何がおきたのか説明する内容が嘘ばかり、
精神状態が不安定な状態で説明会に出てくる負担はあると思いますが、
教育委員会や学校(当日不在だった校長)に嘘をつけと言われたのか、
自分で嘘をつこうと思ったのか、本当にそうだと思い込んでいるのか、
自分の責任回避のための嘘の説明に終始する姿は、この人は子供たちより自分が
助かるために山に逃げたとしか思えませんでした。

更に、遺族から、もし自分の子どもが亡くなったらどういう気持か、
と聞かれた当時の石巻市長の亀山氏は、
「もし自分の子供が亡くなったら、思いを償っていくという、
 自分自身に問うということしかない。
 これが自然災害における宿命だと思っております」
宿命という言葉を使ったことで遺族の怒りを買う場面、
この人も保身で心のこもらないことを平気で言えるような人なんだ、
首長って自治体に住む人たちのことを考えて行動しないといけないのに、
リーダーシップの資質が平時より非常時に見える、と思っている私にも
こんな奴、リーダーの資質ないんだからとっとと辞めちまえ、
と画面越しに思えるような態度でした。

その後の説明会でも、助かった生徒の証言などを隠滅(証拠破棄)、
説明会では真実を知ることができないと思った遺族の希望で立ち上げられた
検証のための第三者委員会も利権絡みのメンバーで構成されて中立性もなく
遺族の方々が提出した映像や資料も拒んで「調査はゼロからスタート」と
遺族の気持ちを踏みにじるような態度、調査結果も時間をかけた割に
津波到着時刻を当初の見解から変えてみたり戻したりといい加減。
結果として、遺族が選んだ方法が国家賠償請求訴訟だったわけですが、
手間も時間もかかり、精神的にも体力的にも厳しい訴訟を遺族の方々も
起こしたかったわけではありませんし、訴訟を起こさないで済む方法も
あったはずなのに、学校や行政が真摯に問題に向き合わなかったことで
訴訟に至ったというのが観ていてよく分かりました。

真実を知るための訴訟、そのためには自分の子供に値段をつけないといけない、
遺族の方々の葛藤は計り知れなかったと思います。
1人1億円として訴訟をおこしたことで心無い方々から金目当てと誹謗中傷を
受けたこともたくさんあったと思いますが、担当弁護士の吉岡弁護士と
齋藤弁護士(この方は豊田商事事件の国家賠償請求訴訟の担当もされたそうです)、
このお二人が遺族の方々に対して、
「弁護士任せにせず、皆さんが我が子の代理人弁護士になったつもりで
 自ら真相を追及すべきだ。それが津波で亡くなった子供たちに対する親の
 責任ではないか」
と説いたというのも凄いことだと思いますが、そこから遺族の方々も津波で証拠が
流されてしまった中で、学校から山に逃げる場合の時間を計測するなど自ら検証を行い、
遺族説明会の追加開催で証拠となる言質をとっていき、
一審での勝訴(現場過失のみ認められ危機管理マニュアル整備には言及なく控訴)から
二審での勝訴(危機管理マニュアル整備など学校設置者の責任も認められる)に至る、
勝訴しても亡くなったお子さんたちは帰ってこないことは理解した上での訴訟ですが、
現場だけでなく行政による緊急時の対応の過失が認められたことで、
同じ悲劇が起きないようになるのだと思いました。

上映後、寺田和弘監督と、生存したお子さんと亡くなったお子さんの父親で
今回の映画で映し出される映像の多くを記録した只野さん(オンライン)に
よるトークショーが開催されました。
IMG_6211.JPGIMG_6214.JPGIMG_6217.JPG
心無い人からの誹謗中傷を受けて大変だったと思いますが、
只野さんをはじめとした遺族の皆さんのお気持ちをサポートした弁護士の
吉岡弁護士と齋藤弁護士、また、映像にまとめて私たちに伝えてくれた
寺田監督のお陰で今回の訴訟についても知ることができましたが、
水底を掬う (大川小学校津波被災事件に学ぶ)

水底を掬う (大川小学校津波被災事件に学ぶ)

  • 出版社/メーカー: 信山社
  • 発売日: 2021/11/21
  • メディア: 単行本
映画上映後この本をチュプキさんで購入し、寺田監督にサインをいただきました。
寺田監督にこの映画の知るきっかけを聞かれたので昨年大川小学校を訪れたことを
伝えましたが、映画の中では詳細が伝らえていない裁判の様子について、この本で
知りたいと思います。(まだ読んでいる途中)

映画の最後に大川小学校の校歌が流れるのを聞きながら、今回の訴訟を機に、
国や自治体、学校などの隠蔽体質がなくなっていってほしいと思った
「大川小学校 津波裁判を闘った人たち」でありました。









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映画「アタック・オブ・ザ・キラートマト」を観る [映画(あ行)]

Amazonプライムでおススメに出てきたので
下らなさそうな雰囲気全開と分かっていながら(笑)鑑賞しました。
アタック・オブ・ザ・キラートマト [DVD]

アタック・オブ・ザ・キラートマト [DVD]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2023/07/05
  • メディア: DVD
要らないような気もしますが(笑)、あらすじは映画.comさんより。


巨大殺人トマトが巻き起こす恐怖を描き、カルト的人気を集めたSFホラーコメディ。
全米に謎の巨大トマトが次々と現われ、人間たちを襲いはじめた。
米軍は対トマト用に開発したアンドロイドの試運転を行うが、あえなく失敗。
さらに対トマト要員のスペシャリストたちを集めて戦わせたものの全く歯が立たず、
市街地で米軍対トマトの全面戦争が勃発してしまう。

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トマト、、全然怖くない。(笑)

ロジャー・コーマン先生のB級作品をこれまで数々みてきているので、
ちっとも驚かない低品質ぶりでしたが(笑)
低予算なので映画の作り全体がB級いやそれよりずっと下でも驚かず、
期待に違わぬしょぼしょぼぶりに逆に安堵しました。(^^;

見た目が全く怖くない巨大殺人トマト(運ぶ台車が見えたりする(笑))、
実は国家機密で開発されていた巨大トマトが突然変異して人を襲う、という
設定なのですが、その巨大トマトを撃退するために投入されたのが、
同じく国家機密で開発されていたアンドロイド人間ブルース、
でも予算の関係で片足しかアンドロイド化されていないという状態なので、
想像していた通り全く役に立たず、じゃあ、次の手を、と撃退に投入されたのが
いつも酸素ボンベをつけている潜水士グレッグ、
ステロイド大好きな元水泳メダリストのグレタ、
黒人なのに白人の付け鼻をつけるサム、
開いたパラシュートを引きずって日本刀を振り回すフィンレター大尉、の4人。
とはいえ、彼らも全くトマトにかわなず、記者がトマトを追いかけたりして、
どうやって収拾するのかと思ったら、ホワイトハウスの報道官がトマトの弱点が
「Puberty Love(思春期の恋?」という歌だと知り、大きなスタジアムにトマトを
おびきよせて大音響でこの曲をかけてトマトをやっつける、という

(こんな感じの曲です)https://youtu.be/A2JCMaUGS8U?si=x_poIgpk0ORkfkG6

書いていてもうどうでもいいやな気分になってしまうのですが(笑)
50年くらい前にこんなにくっだらない映画が作られていて、
しかもしそれがAmazonプライムでおススメされちゃったりしたら、
私もこういうB級作品が好きなのだとAmazonさんにAI判定されているのだな(笑)、
と思ったわけですが、時にはこういうバカバカしい映画で笑うのもいいのかもしれない、
という気持になった「アタック・オブ・ザ・キラートマト」でありました。




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映画「宇宙人のあいつ」を観る [映画(あ行)]

Amazon Primeでおススメに上がってきた映画です。
宇宙人のあいつ Blu-ray豪華版

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  • 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ
  • 発売日: 2024/01/19
  • メディア: Blu-ray
あらすじは映画.comさんより。

人間の生態調査のため、23年前に土星から来た宇宙人は、
真田家四兄妹の次男・日出男として、長男・夢二、長女・想乃、三男・詩文と
暮らしていた。
家族というものがわからない日出男は、
夢二から、家族とは自分よりも大切なものがあることだと教えられる。
真田家のさまざまな問題が起こる中、日出男が地球を離れる日が近づいてくる。
日出男に残された時間はあと3日間。
人間としてやり残したことをやり遂げるため、
日出男の地球での最後の奮闘がはじまる。
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バナナマン日村さんばかりが目立つ映画に思えてしまった。。。

(日村さん)https://thetv.jp/person/0000071524/

あらすじは面白そうだし、気軽に見られそうだし、と思って鑑賞したのですが、
主役の宇宙人(中村倫也さん)を完全に食ってしまうほど目立っていた日村さん、
こういう話の長男だと(両親亡きあとは弟妹の面倒を見る責任感強い長兄)、
日村さんのキャスティングはよいはず、、なのに、ちょっと鬱陶しい感じでした。

伊藤沙莉さん演じる想乃(その)は同性として見ていて共感するというか、
真面目なのに男運が悪くて痛いのですが友人だったらなんとか支えてあげたい、
そんな感じのキャラクターで兄弟妹の中では一番共感できました。

が、土星からやって来た次男も設定とキャラクターが長男(日村さん)より弱め
三男の詩文も演じていた柄本時生さんのイメージが強すぎて、
「真犯人フラグ」DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2022/08/03
  • メディア: DVD
1年前くらいにはまったドラマでチャラいYouTuberを演じていた時と、
perfect.jpg
先日記事をアップしたこの映画で役所広司さん演じる主人公の平山の同僚として
登場した時も、同じようなチャラい感じの演技が気になってしまい、
製作側が柄本時生さんに求めるキャラクターがいつも同じような感じに思えて
(見た目もインパクト強めの俳優さんなので)
日村さん以外でも主役を食いかけ気味な存在が感じられたような気がしました。

まあ、このあたりは俳優さんの好き嫌いなどもあると思いますので、
特に何の思い入れもなければそんなに違和感なく観られる作品なのかもしれません。

話は、家族それぞれが色々な問題を抱える中、最後はハッピーエンドに終わったので
ホッとして観終わったのですが、今回Amazonプライム特典で観たからよいものの
映画館で観ていたら映画代勿体なかったかもなあ、と思ったかもしれません。(^^;

映画を観ていて四兄弟の実家で経営する焼肉屋の様子に焼肉がムショウに食べたく
なったのとロケ地の高知県を再び訪れてみたいと思ったのはよかった点かもしれません。

と全体的にモヤモヤな感想しか書けないのですが、話が面白そうなのに、結果的には
そんなに面白く思えなかったのが個人的に残念だった「宇宙人のあいつ」でありました。





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映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」を観る [映画(あ行)]

字幕版が見たかったのですがなかなかいい時間帯がなく、
昨年末やっと観られた作品です。
wonka.jpg
あらすじは映画.comさんより。

純粋な心ときらめくイマジネーションを持ち、
人びとを幸せにする「魔法のチョコレート」を作り出すチョコ職人の
ウィリー・ウォンカは、亡き母と約束した世界一のチョコレート店を開くという
夢をかなえるため、一流のチョコ職人が集まるチョコレートの町へやってくる。
ウォンカのチョコレートはまたたく間に評判となるが、
町を牛耳る「チョコレート組合」からは、その才能を妬まれ目をつけられてしまう。
さらに、とある因縁からウォンカを付け狙うウンパルンパというオレンジ色の
小さな紳士も現れ、事態はますます面倒なことに。
それでもウォンカは、町にチョコレート店を開くため奮闘する。
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ティモシー・シャラメに萌えました。(^O^)/

今作、
チャーリーとチョコレート工場 [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2010/04/21
  • メディア: Blu-ray
こちらではなく、
夢のチョコレート工場 [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2010/04/21
  • メディア: Blu-ray
50年くらい前の、ジーン・ワイルダー主演のこちらの前日譚、
ということのようです。(未見のため近い内に観たいと思います)
と知って、ウンパルンパがあれ?なんか違う?と思った謎も解けました。

勧善懲悪の作りになっているので、
ウィリー・ウォンカと彼を支える人達(善)と、
ウォンカの活動を阻止するチョコレート組合と取り巻き(悪)、
ハッピーエンドとなるのは分かっているので安心して観られます。

チョコレート組合の悪事に加担する教会の神父を演じていたのが、
ミスタービーンのローワン・アトキンソンで思わず笑ってしまいましたが、
主役のティモシー・シャラメの輝きを周りのキャストが盛り上げる、
ウォンカの母(サリー・ホーキンス)、ウンパルンパ(ヒュー・グラント)、
悪徳宿屋の女主(オリビア・コールマン)などなどと豪華なキャスティング、
特に、ウォンカと共に女主に騙されてクリーニング工場で働かされる会計士、
アバカス(⇐そろばんの意味(笑))を演じていたジム・カーター、
どこかで観たことあるんだけど、、、と思いながら観ていて思い出しました。
シンクロ・ダンディーズ! [DVD]

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2020/03/11
  • メディア: DVD
おじさんたちがシンクロスイミングで生きる意味を改めて考える成長記、
みたいなコメディ映画に出ていたおじさんだ!思い出してホッとしました。

CGなどでやり過ぎ感の多い作品も多い中、こういうファンタジーはCGがあるから
こそ表現できるのだと思えるほど、ウォンカが作り出すチョコレートの世界は
私もあのお店に行って思いきり楽しみたい!そう思える世界観でした。

うまくいきそうだったのに、悪の妨害で窮地に陥ってしまったウォンカが、
周りの人達(というかウンパルンパ)の助けで最後はハッピーエンド、
その時に、亡くなった母がウォンカに贈った言葉の意味を知る、
思わず目頭が熱くなりました。

先日記事にしたディズニー映画「ウィッシュ」のように期待値が高くなかったのも
素直に(プラスに)観られた一因かもしれませんが、ツッコミどころのないCG、
ティモシー・シャラメをはじめとしたキャスティング、年齢に関係なく入り込んでいける
チョコレートワールドの描き方、個人的には笑いに専念したヒュー・グランドの演技も
特筆に値すると思いますが童心に返ったような気分で楽しめた、
「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」でありました。








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映画「ウィッシュ」を観る [映画(あ行)]

ディズニー100周年記念の作品ということで鑑賞しました。
wish.jpg
あらすじは映画.comさんより。

どんな願いもかなうと言われているロサス王国。
魔法を操り国を治めるマグニフィコ王は、国民から慕われているが、
お城で働く17歳のアーシャは、ある秘密を知ってしまう。
それは、人々の願いがかなうかどうかを王が決めていること、
王は国のためになる願いだけをかなえており、国民が王を信じてささげた願いの
ほとんどはかなえられることがないということだった。
王国の秘密を知ってしまったアーシャは、
王を信じて託した人々の願いを救いたいと、夜空の星に祈る。
すると、空から魔法の力をもった願い星のスターが舞い降りてくる。
スターの魔法によって話すことができるようになった子ヤギのバレンティノや
スターとともに、アーシャはみんなの願いのために奮闘する。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ワクワク感ほぼゼロ。

ディズニーに期待し過ぎちゃったかなあ。。。

前評判がよくなかったものの、まあディズニーだし、と思って鑑賞したら、
肩透かしにあったというか、これでいいの、ディズニー?みたいな気持ちに
なってしまいました。

冒頭に100周年記念のアニメが上映されるのですが
(Once Upon A Studioというタイトル)、
これは過去のディズニー作品に登場するキャラクター総動員的な感じで
観ていて非常に楽しかったので「やっぱりディズニーっていいわあ」という
気持になったのと、作品で流れていた”When You Wish Upon A Star”が
続く作品にもつながっていくのかな、なんて期待値爆上りで観てしまい、
あまりの出来映えに悲しい気持ちになってしまいました。

エンドロールに”ダイバーシティ&インクルージョン”担当として、
2人の名前がクレジットされている通り、最近のディズニー作品にあるあるな、
ポリコレ対策なのかなと言うのはある程度予想していたものの、それにしても
キャラクター設定などに魅力を感じることができませんでした。

主人公のアーシャはどこか無鉄砲、大好きなおじいちゃんやお母さんの願いが
叶わないと知った時の落胆は理解できますが、かなり短絡的な行動が多くて
観ていてもその行動に共感しづらかったというのが正直なところでした。
星に願いを(それこそWhen You Wish Upon A Star)かけると
やってきたのが星(見た目がどこかでみたような感じでディズニーぽくない)、
この星がアーシャの行動を更に無鉄砲にさせているように思えて仕方なく、
アーシャの友達(恐らく白雪姫の7人の小人をイメージしてダイバーシティも
考慮したようなキャラクター設定)もアーシャの行動をサポートするには
ちょっと弱い感じがしました。

何より一番の違和感は、今作の悪役(villan)であるマグニフィコ国王。
過去に辛い思いをしてから国の平安のために国民の願いを自分で管理する、
我欲ではなく国民のために、という点で共感していたら、
国を脅かす可能性がある願いは叶えず、差しさわりのない願いだけ叶える上に、
アーシャのお爺ちゃんとお母さんの願いはかなえてくれない、
そんな国王にアーシャが切れて反旗を翻してからの国王の姿を観ていて、
逆に気の毒になってしまいました。
これが王妃も一緒に悪役であればなんとなくまだ理解できなくもないものの、
王妃はいい人だったりして、これまで苦楽を共にしてきた国王が怒り狂ったら
「私は国王と違います!」的にアーシャ側についてしまうという展開に

なんじゃこりゃぁ(⇐松田優作風にどうぞ)

そんな気持ちのまま観終わりました。

空からやってきた星のカービィみたいな星によって言葉が話せるようになった子ヤギ、
これもアーシャの周りで騒いでいるだけのような感じで活躍どころがなく、
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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2022/03/09
  • メディア: Blu-ray
人魚姫を助ける鳥とか魚みたいに活躍しなさいよ、と映画館のスクリーンに向かって
ぼやいていた私です。(笑)

これらの残念ポイントに加えて歌がミュージカルぽくないというか、
ディズニー映画を支えてきたアラン・メンケンやリン・マニュエル・ミランダとか
起承転結に合った音楽で作品を盛り上げる、みたいな感じがなかったところでした。
(音楽担当のジュリア・マイケルズの才能を否定するものではなく、
 ミュージカル音楽に慣れていなかったという印象を持ったということです。)

禁じられた魔術に手を出してしまったマグニフィコ王が国民を恐怖に陥れ、
それを星とアーシャと仲間たちが退治してめでたしめでたしとなった後、
なんだか後味の悪い気持ちで、次の映画作品にはしごしたのですが(笑)
100周年というプレッシャーの中で色々制約があったのでしょうか、
リソース不足的な感じ(あらすじから画像、音楽制作まで)で納期に合わせて
取敢えず完成したけれど中身はちょっと、、そんな感じがしてしまって
こうやって記事を書いていても(観たのは12月下旬)残念感だけが自分の中に
漂っている「ウィッシュ」でありました。


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2023年に観た映画 [映画(あ行)]

毎年恒例になってきたと思いますが、大晦日は今年観た映画のおさらい記事です。

今年も映画館でなるべく鑑賞しようと心掛けましたが、
やはり在宅勤務で定期券がないと、東京(主に日比谷と田端)に映画に行くとなると
交通費のことを考えて、ついハシゴで映画を観るという荒業での鑑賞が多めでした。

結果的には、映画館鑑賞62本、Netflix5本、Amazon Prime17本、 機内4本、
田端チュプキさんが銚子電鉄100周年記念で上演してくださったので「電止め」1回
合計86本となりました。
昨年は80本(映画館43本)、一昨年は83本(映画館47本)なので
なんとか映画館での鑑賞本数を増やせたかな、という感じです。

というわけで、2023年に観た映画の中でよかったと思う10本です。
(とくに順位はありません)

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない


MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない 豪華版(初回生産限定)[Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: マクザム
  • 発売日: 2023/04/28
  • メディア: Blu-ray

今年初めに観たタイムループものですが、同じ1週間の繰り返し、
狭い雑居ビルで起こる人間模様に笑いながら、
早くタイムループから脱出できますように、と願ってしまった作品です。

RRR
RRR.jpg
インド映画はたまに観るので3時間の長尺も平気なのですが(笑)、
ビームとラーマの友情をムネアツな気持ちで観た作品です。
ありえねー的展開がインド映画のいいところ、再認識しました。

私のはなし 部落のはなし
私のはなし部落のはなし.jfif
自分の知らない日本があると最近あちこち旅しておりますが、
自分の知らない日本の一面を知ることが出来た作品です。

劇場版 センキョナンデス
劇場版 センキョナンデス [DVD]

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  • 出版社/メーカー: マクザム
  • 発売日: 2023/11/30
  • メディア: DVD
選挙について今までと見方が変わるきっかけになった映画、
関心を持つこと、自分の1票を大切に、日本を託せる人に投票しないとという
気持になれた作品です。

パリタクシー
パリタクシー [DVD]

パリタクシー [DVD]

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2023/10/25
  • メディア: DVD
タクシーの運転手が老婆を送り届けるだけの話になるはずが、
老婆の語りから彼女の人生が炙りだされるというか、
人生は一期一会だなと改めて思った作品です。

BLUE GIANT
BLUE GIANT DVDスタンダード・エディション

BLUE GIANT DVDスタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2023/10/18
  • メディア: DVD
ジャズは好きなジャンルですが、18歳の若者3人が集まり粗削りであっても
ジャズに対する熱い気持ちで演奏する、迫力のあるアニメに、上原ひろみさんの
演奏が昇華していくような、熱い熱い作品です。

福田村事件
`fukudamurajiken.jpg
今の時代にも通じる群集心理の怖さ、今の時代はネットで玉石混交の情報に溢れ、
ガセ情報に惑わされず真実は何なのか、周りに踊らされず落ち着いて判断が
できるようにならないといけないなと思った作品です。

妖怪の孫
妖怪の孫

妖怪の孫

  • 出版社/メーカー: アシスト
  • 発売日: 2023/12/26
  • メディア: DVD
選挙に勝てば何をやってもいいのかと改めて思ったのですが、
昨今のパーティ券問題を見ていると、たった1票しか持たないといっても
その1票を大切に投じないといけないなと思った作品です。

リバー、流れないでよ
「リバー、流れないでよ」Blu-ray

「リバー、流れないでよ」Blu-ray

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2023/12/20
  • メディア: Blu-ray
今年の映画、タイムループものにはまった感ありなのですが、
今作のお陰でヨーロッパ企画さんの存在を知り、過去作品を見て
舞台も鑑賞し、自分の広がりが出来たきっかけになった作品です。

春の画 SHUNGA
shunga.jpg
最近アップした作品ですが、春画について学ぶというか知るというか、
西洋画にはない芸術的な作品が日本にはあるということを知る機会を
もらった作品です。

告白、あるいは完全な弁護
告白、あるいは完璧な弁護 [Blu-ray]

告白、あるいは完璧な弁護 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2023/12/08
  • メディア: Blu-ray
自分の先入観と思い込みの怖さ、二転三転の展開、
今年一番ドキドキしたかもしれない作品です。

と、ここまでが今年観た映画10本ですが、次点というか、
その他に面白かった映画です。

AIR/エア
Air (DVD)

Air (DVD)

  • 出版社/メーカー: Unbranded
  • メディア: DVD
結末が分かっているので、そこに至るまでの展開を楽しむというか、
ベン・アフレックとマット・デイモンの仲良しコンビが本当に楽しく
演じているので痛快に観られた作品です。

インディ・ジョーンズ 運命のダイヤル
インディ・ジョーンズと運命のダイヤル MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2023/12/15
  • メディア: Blu-ray
シリーズ最終作品でもうこの先はないのかという寂しさはありますが、
老体に鞭打って演じたハリソン・フォードには感謝しかない作品です。


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昨年に続いて今年も骨折という、何かに呪われているのではないかと思ってしまった、
そんな1年ですが、昨年ほど重篤ではなかったのでリハビリも短期間で終了し
(そのあたりは来年記事にしようと思います)
コロナ明けというのもあって旅の回数も増えて充実した一年だったと思います。

来年はもう骨折したくありませんが。(笑)

仕事は、在宅勤務が4年目に入り、よほどのことがなければ出社しないのが当たり前、
みたいな感じになったので、1年のトータル出社日数も20日未満という、
毎日電車通勤していたのが遠い昔のこととなりました。(^^;

まだ記事にはしておりませんが、転ばないように体力をつけようとカーブスに通うように
なったりと自分の生活にも少し変化が出たりしていますが、人生も折り返した訳ですし
自分の人生に後悔がないように、と思うようになりました。

今年は骨折したものの昨年ほどではなかったのもあって(とはいえタイピング痛かった)
予約投稿を使いながら毎日投稿することができました。
それもこれも、ブログを訪れてくださる皆さんのお陰です。感謝感謝です。

来年もあまりイラつかずにブログ記事を書ければと思っていますので、
懲りずに訪れていただければ嬉しいです。

皆さまも良いお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いします!<m(__)m>




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Netflix「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」を観る [映画(あ行)]

なぜかおススメに出てきたので取敢えず見てみました。
赤ずきん.jpg
あらすじは映画.comさんより。

赤いずきんを被った少女・赤ずきんは、旅の途中で灰だらけの少女・シンデレラと出会う。
魔法使いに素敵なドレス姿に変えてもらった2人は舞踏会へと向かう途中で
カボチャの馬車で男をひき殺してしまう。
バレることを恐れ、なんとか死体を隠した2人はお城の舞踏会に無事到着し、
シンデレラは王子様と恋に落ちる。
そんな中、男の死体が発見されたことで舞踏会は中断。赤ずきんとシンデレラは
最大のピンチに直面するが……。


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テレビドラマならいいけれど映画館だとなあ、、、というのが正直な感想でした。

監督の福田雄一さんの作品や世界観が好きな人には物凄く面白いのだと思いますが、
小ネタを重ねて笑いをとる感じが嫌いではないものの
赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

  • 作者: 青柳碧人
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2020/08/19
  • メディア: Kindle版
この原作を映像化したものだそうですが、この手の小ネタ満載の話であれば、
おそらく本で読んで自分で想像している方が楽しそうかな、と思ってしまいました。

橋本環奈をはじめ、(私の)好ききらいは別として、綺麗どころといわれる俳優が
たくさん出ているなあと思いつつ、美醜に価値基準をもっていく感覚には若干ですが
違和感がありました。

最後の最後に顔に傷を負った女性が登場することでその価値基準が覆る展開なので
救われましたが、美人だったらそれでよいのか、というツッコミを入れてしまいがち、
(決して妬んでいるわけではありませんから!(笑))
かといって「シンデレラ」という物語自体が美醜に基準があるような話なので
仕方ないのかもしれませんね。

小ネタで盛り上げるベテラン俳優さんたち、
キムラ緑子(魔女のバーバラ)、真矢みき(シンデレラの継母)、
ムロツヨシ(ねずみ⇐御者に変身)、佐藤二朗(王様)が若い俳優さんたちを
笑いで支えていたので皆さんのクセが強めとはいえ、この小ネタの笑いの連続で
飽きずに最後まで見ることができたような気がします。

継母役の真矢みきがなぜチャン・ドンゴンの物真似をしたのか、
ここは勢いで笑ったものの、基になったCMを見返すとかなりデフォルメされて
いることをいまさらながら知りました。(笑)

カテゴリーはミステリーというよりはコメディぽく、
赤ずきんの推理が(ぼんやりした)私でさえなんとなくそうなるかなあと
思っている範囲内というのが物足りなさを感じた理由なのかもしれませんが、
かといって、「そうだったのか!」と思うようなびっくり推理だと、
自分が疲れてしまうので(笑)このくらいでよかったかもしれません。

というわけで、なぜNetflixが私に勧めてきたのか理由が分からないまま
ぼんやり見終わったのですが、たまにはこうやって深く考えずに
ゆるゆる見るのもいいかもしれないな、と思った、
「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」でありました。

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映画「RRR(日本語吹替版)」を観る [映画(あ行)]

今年初めてに観て衝撃を受けたインド映画、日本語吹替版が上映されるように
なったのは知っていましたが、田端のチュプキさんでも上映されると知り、
心躍らせながら観に行きました。

(1回目の鑑賞記事)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2023-01-07
RRR.jpg
あらすじは映画.comさんより。

1920年、英国植民地時代のインド。
英国軍にさらわれた幼い少女を救うため立ち上がったビームと、
大義のため英国政府の警察となったラーマ。
それぞれに熱い思いを胸に秘めた2人は敵対する立場にあったが、
互いの素性を知らずに、運命に導かれるように出会い、無二の親友となる。
しかし、ある事件をきっかけに、2人は友情か使命かの選択を迫られることになる。

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今回も胸熱!

1回目の鑑賞が今年初めだったので半年以上たっていますが、
観始めるとその時の胸熱テンションがあっと言う間に蘇りました。

2回目の鑑賞なのであらすじや展開、分かっているのに折々の場面で目頭が熱くなり
ラーマとビームが出会う場面(あり得ないCG満載の場面ですが無問題)から
2人が兄弟のように打ち解けていく様子(ビームがラーマを肩車する場面とか)、
ビームの仲間が投げつけた毒蛇に噛まれてラーマが生死の境をさまよっているのを
薬草などを使ってビームが助けながら、朦朧としているラーマに自分の目的を語ると、
(英国総督に連れ去られた村の娘を助け出す)
自分の大義のために生け捕りにする目標がビームだと知るラーマ、
兄弟のように仲良くなったビームを捕まえなければならないと葛藤するのですが、
毒蛇の毒が(ビームのお陰)解毒された途端に物凄い勢いで体力が回復し(笑)
英国総督の宮殿(というの?)に猛獣たちと共に乱入したビームと格闘し、
捕まえてしまう。。。

Interval。

前回の鑑賞と違い、ラーマがなぜそういう行動に出たのか理由は分かっていますが、
分かっているだけに、この時点で、

( ノД`)シクシク…

目が潤んでいる己がおりました。

後半、ラーマがなぜビームを捕まえたのか、その理由が明かされますが、
捕まえたビームを助けようとして今度はラーマが英国総督にとらえられる、
それを再びビームが助けに行く。

友情合体。
(ビームがラーマを肩車しながら敵と戦うのですが無敵過ぎ)

独房に入れられ足を傷めつけられたラーマの回復力が凄まじく
(毒蛇にかまれて解毒してからの回復力以上に凄かった)
ボーボーに伸びた髪の毛が逆に雄々しく(萌)勝利に向かって突き進むビームとラーマ、
2人を画面越しに応援して涙ぐんでいる自分がおりました。

細かいツッコミどころは今回もありましたが深く考えずにスルーして楽しめました。
(多分気にしているとこの映画は全く楽しめないと思います)
今回の日本語吹替版、違和感ないのかなあ、どうかなあと思っていたものの、
ヒンズー語のあの独特のイントネーションが雰囲気を醸し出しているものの、
そのイントネーションに気持ちを引っ張られがちだったのを考えると、
日本語の吹替になっていた方が物語に集中して入れるような気がしました。

田端のチュプキさんなので音声ガイドも楽しめましたが
当日は平日夜だったので鑑賞していたのは6人と少なかったものの
「RRR」のリピーターで田端のチュプキさんにもよく通われる方々なのか、
全員、持参したイヤホンを上映前から耳に当てていました。
そういう私もイヤホンで音声ガイドを楽しみましたが、セリフの間に情景も説明、
非常にわかりやすくて渋い声の吹替と併せて楽しむことができました。

3時間の長尺ですが今回もあっという間、序盤から目頭熱い状態で見続け、
最後にはハッピーエンドでめでたしめでたし、思わず拍手したくなってしまった
「RRR」でありました。

時間が合えば、もう一度は吹替え版で観たいです!


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映画「エドワード・ヤンの恋愛時代」を観る [映画(あ行)]

台湾のクラシック映画、という宣伝を観て映画館へ観に行きました。
エドワード・ヤンの恋愛時代 [DVD]

エドワード・ヤンの恋愛時代 [DVD]

  • 出版社/メーカー: アップリンク
  • 発売日: 2002/01/25
  • メディア: DVD
あらすじは映画.comさんより。

急速な西洋化と経済発展が進む1990年代前半の台北。
企業を経営するモーリーは、自分の会社の経営状況も、
婚約者アキンとの仲も上手くいかずにいる。
モーリーの会社で働く親友チチは、モーリーの仕事ぶりに振り回され、
恋人ミンとはケンカが絶えない。
そんなモーリーとチチの2人を中心に、同級生・恋人・同僚など10人の男女が
2日半という時間の中で織りなす人間模様を描き、心に空虚感を抱える彼らが
自らの求めるものを見いだしていく姿を映し出す。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

共感しづらかったかなあ。。。( 一一)

30年前、日本がバブルの頃の映画なので、台北もそんな感じだったのかなあ、と思いつつ、
リアルタイムに観ていたら年代の近い登場人物にもうちょっと感情移入できたかな、
そんな気持ちで観終わりました。

恋愛、友情、人との感情の交流を通した成長譚を描いた群像的にも見えましたが、
どこかウディ・アレンぽい雰囲気も感じるような作品というか、
日本のトレンディドラマ(石田純一が巨大な携帯電話を持っている頃(^-^;)を
連想するような舞台設定、大量の会話で繰り広げられるドラマ、四捨五入すると60代の
私が初見で観るには理解がなかなか及ばないというのが正直な感想でした。

まだ夢を観ていたような20代ではなく、この先への不安などが渦巻く中年(私)、
実家が資産家で会社を設立、好きなことをやっているものの
(モーリー自身はクリエイターとしての才能はあるみたいですが)
経営者としての才能がなく会社経営に苦戦するモーリー、
その主人公のペースに巻き込まれて悶々としながらも言えない友人のチチ、
この2人の関係性をメインの軸にして様々な人が登場しては色々問題が起きる、
その問題もちょっと冷めた目で見てしまった自分がいたのですが、
おそらく日本とは違う環境である台湾にいるからこそ存在する問題もあるのだろう、
と思います。

リアルタイムで観た方(同年代)と思しき方々も多かったようで、ところどころで
笑いが起きるのもなぜ?と理解できなかったのは、おそらくエドワード・ヤン監督の
作品に触れたことがなかったからかもしれません。
(監督の作風が分かっていれば理解できることもあったりするので)

色々な人が出てくるものの、混線してこんがらがってまとまらない感じもして、
このまま終わるのかと思いきや、最後の最後はホッとする終わり方でしたが、
エドワード・ヤン監督の作品も鑑賞してもうちょっと理解してみたい、と思った
「エドワード・ヤンの恋愛時代」でありました。







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