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浅草演芸ホールで寿輔 [落語・お笑い]

超ひさしぶりに浅草演芸ホールに足を運びました。

 師匠♪

師匠の独演会などには行くのですが、師匠を観に寄席、という機会が激減、
でも、寄席独特の雰囲気を楽しみたい、、と思って行きました。

土曜日の16近くに入ると、1階後方で座れる程度の入り。
最近、寄席が大混雑のイメージなのが行かなかった理由の一つですが、
取敢えず座れて一安心。

で、最初に見たのが、

ボンボンブラザーズ
プロフィール写真はかなり昔のもの。(笑)
白髪が増えた2人(たぶん70代)のジャグリング、健在でホッとしました。

三遊亭 圓馬 三遊亭圓馬さん 昼の部主任  
マクラは英会話などの話でネタは「代書屋」。
履歴書を書いてくれくれとやってきた男の名前が湯川秀樹、
というあたりではそれなりに笑えたのですが、
あんまり波長が合う感じではなく、そのまま終了。 ちょっと残念。

ここで暫し休憩の後、夜の部スタート。

開口一番は前座の立川幸吾さん。
なんで立川?と思ったら3年前くらい前に、立川談幸さんが落語芸術協会にうつり、
お弟子さんたちも一緒にうつったみたいで、なんでそんなことが起きたのか、
前座さんを観て気になって気になって。。。

なんて気になったままきいたネタは「子ほめ」。
前座さんにしては頑張っているかな、という感じでした。


つづいて、
春風亭 昇羊 春風亭昇羊さん 昇太さんのお弟子さん(二つ目)


昇太ネタ( 嫁ない、城めぐり好き)で盛り上げた後、
ゲイのカミングアウトをする熊五郎の創作?ネタでしたが、
面白いのか面白くないのかよく分からないまま終了。

新山 真理新山真理 ぴろきの代演で登場
独身ネタメインの芸人さんですが、刑務所慰問の話で
受刑者の血液型分布で観客を笑わせていましたが、、、
だいぶ老けちゃったなあとしみじみ。

立川 幸之進 立川幸之進さん
この方も談幸さんと一緒に落語芸術協会にうつったみたいです。
ネタは「六尺棒」。初めてきくネタでした。

(一応wikiで)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E5%B0%BA%E6%A3%92

道楽息子の若旦那と父親の攻防が面白いねたのハズですが、あまり勢いがなく、
そんなに面白いと思えぬまま終了。

春風亭 柏枝 春風亭柏枝さん
あれ?柏枝さんってこんな若くなかったよな、と思ったら、
私の知っている柏枝さんは、現在柳橋さんにかわっていました。
ネタは「胴乱の幸助」。

(初めて聞くネタです)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%B4%E4%B9%B1%E3%81%AE%E5%B9%B8%E5%8A%A9


マジック ジェミーマジックジェミー
豹柄スカートに黒サングラス、日本人だけど英語。(笑)
途中で日本語に変わりましたが(爆)、正統派寄席奇術です。

桂 富丸桂富丸さん 米丸さんの弟子
見たことあるようなないような、、の噺家さん。
飛行機 やスチュワーデスの話、だったかな、という程度の記憶。。。

神田 松鯉 神田松鯉 さん  
昨今の講談ニーズが増えて、現在都内に講談師が47名という話の後、
かけたネタは佐野山。以前より表情がやわらかくなりました。

林家 喜之輔 林家喜之輔さん  紙切り芸
茶髪の兄ちゃんで右左喜さんの息子さん。 鏡味正二郎さんの代演。
大丈夫か?と場内の皆さんがおもっている雰囲気の中、 スヌーピーを切り、
場内リクエストからパンダ、サッカー、ミッキーマウス、
挙句の果てにはミーアキャット、、まで、なんとか切って、
ベテランにはない味わいで逆にもりあがっていました 。。。


 そして師匠登場。

出てくるなり、最前列に座っていた小学生のお嬢ちゃんが大爆笑。
まあ、初めてみたらそんなリアクションになっちゃうわな。(笑)

お嬢ちゃんに積極的に話しかける師匠、それで盛り上がる場内。

ネタに入らず終わるかと思ったら「生徒の作文」を5分くらい。

皇族のお子さんが学校の社会学習の一環で寄席にいらして、
そのときにかけたネタなので宮内庁御用達のネタ、と言ってました。(笑)

寄席は持ち時間が少ない上に、いまいちはまれない人も出てきますが、
来場者の皆さんの反応などを観ているのも楽しく、花番の感じよさは
末廣亭よりいいな、と思いながら、また寄席で師匠を拝まねば、と思った
浅草演芸ホールでありました。


 IMG_3198.JPG 楽しかった! 
IMG_3200.JPG話神 
汚れが目立ってきているのでごしごし拭きたくなりました。
IMG_3201.JPG ここ、夕方までだからなあ IMG_3202.JPG
師匠のピンク衣装、、もう10年以上みていません。。。

で、帰りにオレンジ通りで 
IMG_3204.JPG秋田竿灯をしばし見学して  
IMG_3206.JPG神谷バーでさっぱりしてからかえりました。(^-^)

 

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「よってたかってらくご」で萬橘さん [落語・お笑い]

一之輔ファンのFちゃん(呑兵衛グループのメンバー)に誘われて、
よみうりホールへ参りました。


IMG_2337.JPG 行ったのは先週 


1100名入るよみうりホールですが、完売。

最近落語ブームみたいですが、よみうりホール内は若年層よりは中年、
寄席よりは若干年齢層が若いかな、という感じ。
それにしてもホールがこれだけ埋まるってすごいな、この落語会。

13時開演後、開口一番で登場したのがおそらく白酒さんのお弟子さんで、
桃月庵ひしもちさん。(写真無し)

ネタは「元犬」。

(野良犬のシロがある日人間に変身して)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%83%E7%8A%AC


最初、「●●ってぇーと」を連発するのが気になったのですが、
それは緊張だったのか後半になってくると語り口も滑らかに
楽しく聞けました。
 


満橘.jpg 次に登場したのが三遊亭萬橘さん
初めて聞く落語家、、と思ったら、実は名前が変わる前、
きつつきさん時代に聞いたことがありました。

(寿輔師匠見たさに行った落語会にて)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2012-03-30

円楽一門自体、寄席に出ていないので見る機会があまりないのですが、
まぁ、この方が完全にツボにはまって。(笑)

ネタは「締め込み」という、泥棒が長屋に入って衣服を盗もうとして、
逃げようとしたら家の人がかえってきて隠れたら、夫婦喧嘩が起きて、
ナゼカ泥棒が夫婦喧嘩の仲裁に入るという、笑える話なのですが、
奥さんのセリフ回し(ダンナに聞く「お風呂にする?お酒にする?」がループ)が
テンポよくて思わず聞き入ってしまい、大爆笑。

 続いて柳亭一之輔さん
前半に出てきちゃった、、とちょっと残念な気もしましたが、
ネタの「百川」に入ったらもうすっかり一之輔ワールドへ。。。

むかーし小文治さんで聞いた後、去年市馬さんで聞いたネタですが、
やはり演じ方で笑うボリュームの大きさも変わるかな。
百兵衛さんの訛っている姿をかなりデフォルメしているのが一之輔さん。
一之輔さんはずっと聴いているとエネルギー消耗するのですが(笑)
一席だけ聞くならこういう落語家さん、好きです。(^-^)

この後、仲入り。 
そして後半登場したのが、
きく麿.jpg 林家きく麿さん
この方は、新作落語の落語家さんなのですが、
新作落語でおなじみの白鳥さんの話で盛り上げた後、
ネタ「寝かしつけ」で場内大爆笑。

子どもが寝つかないと友人に相談された男が、
子守歌を歌えば、などなどアイデアを出すのですが、
桃太郎さんを話しを読むのではなく歌ったら?と言ってから、
お供の犬の設定などに疑問を呈し始めて歌の内容が変わっていく。。
その変わっていく様子を、もーもたろさんっ、ももたろさんっ♪のメロディに合わせて
ひたすら歌うので、もう途中から笑いが止まらず。

昨年もこの人の独特な歌の世界で笑いましたが、
古典ばっかりでも面白くないし、新作落語で意外性を感じられるのも
こういう落語会や寄席での組み合わせ方だなあって思います。


 主任は桃月庵白酒さん
古典落語の噺家さんですが、とにかくマクラが毒々しく(笑)
それも楽しみの一つ。

ネタは「明烏」。

(吉原に行くくそ真面目なダンナの話)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E7%83%8F

ネタは知っていますが、話し方がマクラの毒と違ってきれいなんですよね、白酒さん。
吉原と知らずに行ってショックを受けたけれど、花魁と過ごした翌朝は、、、という話で、
お子さんも来ているだろう落語会(笑)で廓話か、、、と笑ってしまいつつ、
出演者すべてに満足の落語会でありました。



IMG_2339.JPG

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「ワザオギ落語会」で一之輔の笠碁 [落語・お笑い]

昨日アップしたスージーズライブと同じく最近の話。

最近、寄席に足を運ぶ機会が激減した代わりに、
最近落語に興味を持ち始めた一之輔ファンのFちゃんに誘われて
一之輔さんが出演している落語会に足を運ぶ機会が増えました。

今回も一之輔さんが見たいFちゃんにお誘いを受けて国立演芸場へ。


IMG_1558.JPG 4-5年ぶりの国立演芸場

主催のワザオギさんというと、落語会の音源や、白鳥さん、喬太郎さんなどのCDを
以前買ったことがあって馴染みがあるのですが、ワザオギさんの落語会も久しぶり。

300席くらいの演芸場は満席御礼。

18:15開演とともに登場したのが、

正太郎.jpg 二つ目の春風亭正太郎さん 
パッと見、林家たい平さんに雰囲気が似ている感じ。
噺は「堪忍袋」。聞いたのは初めてです。

(イラッとしたときはこんな堪忍袋が私もほしい)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%AA%E5%BF%8D%E8%A2%8B

ちょっとマクラが長いかなって思いましたが(若干飽きちゃった)、
ネタ自体は非常に丁寧に話されていて私も爆笑しました。

こみち.jpg 続いて、柳亭こみちさん
名前は知っていましたが、見たのは初めての噺家さん。

ネタは「七度狐」。初めて聞くネタです。

(狐の仕返しはしつこいです)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E5%BA%A6%E7%8B%90

非常に軽快な口調で、お囃子をうまく絡めながらの狐の仕返しが楽しくて、
騙されているおまぬけなお伊勢参りのおじさん2人の様子に笑いました。


 続いてベテランの市馬さんが登場。

丁寧な話しぶりの古典が好きな噺家さんです。
ネタは「花見の仇討ち」。

(普通の花見じゃ面白くないと趣向を凝らし過ぎちゃった)→ http://sakamitisanpo.g.dgdg.jp/hanaminoadauti.html

段取りをきめて練習して、各々飛鳥山に向かったものの、練習通りにはならない、
落語ならではの展開なのですが、どんどん思っていない方向に事態が進んでいく様子に
私、大爆笑してしまいました。


と、大爆笑の後、仲入り15分。


三遊亭 天どん 後半は三遊亭天どんさんから

上越市の高田世界館で真打披露口上で見た天どんさんが初めての出会いですが、
前半のネタは覚えておらず、後半は普通に「芝浜」で、白鳥さんと同じく円丈一門でなぜ、
そんな気分だったのですが、その後は創作落語で天どんワールドを楽しませてくれて
好きな噺家さんです。

前回みたノラや寄席でも花粉症でつらいご様子でしたが、今回はさらに辛そうで
鼻ぐっずぐず。

しかも、真面目な落語は前半まででおしまい、後半は違います!と言い切り、
先輩落語家をたくさん飛ばして真打昇進した一之輔さんをディスると、
途中で、着替え前の(下着姿)の一之輔さんが天どんさん後ろを歩いて舞台横断。

ち、なんだよ、おまえ、って表情で始めたネタが「わたしをそばやにつれてって」。
創作ですが、マクラで創作落語は楽だろうといわれる辛さなどを話していて、
古典の一之輔と自分を対比した後のネタで、半ドキュメンタリー(笑)と言っていましたが、
自虐的なネタにも思えつつ、天どんワールド全開で大爆笑でした。

創作落語について、寿輔師匠がお弟子さんの今輔さん真打昇進のときに仰っていましたが、
創作落語を作るのは大変だし、ただ、それが古典のように時間が経っても残っていくかどうか、
ということが大事、そんなことを天どんさんのネタを聞きながらと思い出しました。

個人的には、白鳥さんの弟弟子の天どんさん、これからも注目していきます。


そして主任は一之輔さん

小学校のときの席が隣の女の子の話や、友達との思い出話を
マクラで話した後のネタは「笠碁」。

(幼馴染と喧嘩すると自分からなかなか謝れないですね)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%A0%E7%A2%81 

自分も悪かったと思いながらなかなか相手に謝れず、、仲直りの機会を探そうとしながら
悶々するおじさん2人、、その表情が面白くてクスクス笑いながら聴きました。
(最後は仲直りするだろうというのは想像できるのでその過程がどうなのか、という楽しみ)

マクラのときに、天どんさんが仕返しのように、

一之輔さんの後ろを歩いて舞台を横断していたのですが、
この互いのやりとりって、笠碁で描かれている仲良しの2人に重なって、
このネタがさらに面白く聞けました。


ちょっとした珍事というか、隣の席が開演時空いていて、あれ?と思ったら、
2人目のこみちさんのときに入ってきて。(デニム上下のおっさん)
独り言が大きくて、いらついて横を向いておっさんを観たら少し落ち着きましたが、
腕時計のアラームかなにかをピッピと鳴らしたり、終わった途端、帰りまーす、と
支度している他の人を押しのけるように横切って帰っていく様子に、
こういうお粗末な人が落語を聴きに来るのは残念でしたが(定席の寄席じゃないし)、
一之輔さんが観る度に渋くなっていくのも見ていて楽しく、
もうちょっとまめに落語を聴かないと、と思ったワザオギ落語会でありました。


IMG_1561.JPG 楽しかった♪



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「ノラや寄席25周年」で喬太郎 [落語・お笑い]

これまで何度か足を運んでいる高円寺のハコバーさんが主催されている寄席、
ノラや寄席25周年記念が座・高円寺2で開催されたので笑いに行きました。(^-^)


noraya.jpg 豪華なチラシ

で、今回なんですが、1部、2部とあるものの、
1部は白鳥さん以外はあまり興味なく、2部のみ参加。
(メンバーと料金にも差がついているのが微妙(^-^;)


ノラやさんの席亭(聖子さん)が高円寺で運営するHACOバーを
日曜日だけ担当しているYちゃんが飲み友達なので、
それでこの記念落語会を教えてもらって感謝。(^-^)

当日はYちゃんは1部から2部、最後の懇親会まで運営側なので、
終了後に一緒に呑めず残念ながら、一之輔さんのファンのFちゃんが一緒で
(といってもこの落語会に一之輔さんは出ません(笑))
落語を聴いてそのあとのみに行こうね、っていいながら高円寺の坐・高円寺2へ。

かな文.jpg 開口一番はかな文さん。
ネタは「一目上がり」。

(はじめてききましたが前座さんがよくかけるネタなんだって)→ http://senjiyose.cocolog-nifty.com/fullface/2004/12/post_24.html

前座さんのがんばりがよく分かるネタでした。。(^_^;)



小せん.jpg 次は小せんさん
ノラや寄席で以前見た記憶はありますが、、そんなに記憶が。。( 一一)
ネタは「弥次郎」。

(これも初めて聞くネタ)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%A5%E6%AC%A1%E9%83%8E

とはいえ、なんかぼんやり寝てしまい、、殆ど聞いてなくて、、すみません。
 
春風亭 百栄 次は百栄さん。
この世で一番汚いモモエを自称する噺家さん。(笑)


ネタは「ホームランの約束」。

ベーブルースが病気の子供の為にホームランを打つねと約束した、
そういう心温まる話をもとに創作したネタですが、
球団の意向でいやいや病気の子供が入院する病院にきたプロ野球選手、
最初は上から目線だったのが、子供の方がよっぽど上手という面白さで大爆笑。
PLのKKコンビの後者を、ガンガン打ってる、と言いまくる件が、
昔じゃなくて最近までガンガン打ってるのって違うじゃんって場内爆笑。
(今は真面目にしていらっしゃる、という点で申し訳なし(^_^;))


だるま食堂.jpg 次はだるま食堂さん。
女による女装と笑いをとりますが、もう変わらず笑えます。
小ネタで場内大爆笑させた後は、


文蔵.jpg 文蔵さん

ネタは「猫の災難」。

(贅沢な猫ちゃんのせいで大変な目に)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8C%AB%E3%81%AE%E7%81%BD%E9%9B%A3

実は初めて聞きましたので面白かったのですが、ちょっとくどかったかな。
まあ、前半の主任なので、わかるけれど。。。

このあと仲入りで


三遊亭 天どん 天どんさん。
以前、白鳥さんの独演会で高田世界館にいったときにきいた以来ですが、
仲入り後に出てきたので、私はどうでもいいからこの後で、的な感じ。
とはいえ、面白い創作?「初めての確定申告」。
申告にいったのが殺し屋見習いの女性っていう設定が笑えました。


寒空はだか.jpg 次に寒空はだかさん
今は亡き晴空ピーチク師匠の会で見てから気になる存在。


埼玉出身の自虐ネタの後に、お約束の東京タワーの歌で〆、


喬太郎.jpg 喬太郎さん。

ネタは、任侠・おせつ徳三郎。

昨年ノラや寄席が350回のお祝いをした後、今回25周年、
こんなにお祝いばっかり、、といいながらかけたネタが、
途中までは古典なんですが終盤改作という。(笑)

(そのままだとちょっと悲しいのか哀しくないのか)→ http://senjiyose.cocolog-nifty.com/fullface/2006/08/post_0873.html

おせつと徳三郎の禁じられた愛、、、の後に、刀屋のおじさんの登場で
もう爆笑するやら悲しくなるやら、、、さすが喬太郎さん。

爆笑したまま終了。。。


この後の打ち上げには行かず他に呑みにいってしまいましたが、
席亭の聖子さんの力で、若いころから高円寺のノラや寄席に出ていた
今は大人気の噺家さんがこれだけ集まるということに驚きながら、
落語だけでなく、だるま食堂さんや寒空はだかさんにも大爆笑した
ノラやさん25周年記念イベントでありました。

 

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喬太郎の「歌う文七元結」 [落語・お笑い]

以前、高円寺のノラや寄席で馬るこさんを見た記事を書いたことがありますが、
今回は、なんと、喬太郎さんが出演するというので、足を運びました。
350回記念が座・高円寺2で開催されたときも呑み友Yちゃんに誘われ、
喬太郎さんの「ウルトラ仲蔵」で大爆笑したのが今年の2月。。
それ以来の喬太郎さんです。

IMG_8098.JPG 高円寺ガード下の一角
IMG_8099.JPG 寒いけれど最初にビール

そんなに広くない場所にパイプいすやら丸いすがギュウギュウに置かれて、
予約で40名超だったそうですが、店内ダウン着た人たちで通勤電車並み。(笑)


喬太郎.jpg で、最初に登場したのが喬太郎さん
普通は前座さんが開口一番で出てきますが、いきなりメインが登場。


誕生日が11月30日の喬太郎さん、秋篠宮と今の三平と同じらしく、
元号が変わるときに秋篠宮だったら自分の誕生日が祝日になるのに、
なんて話から始まり、もう平均寿命を超えてみんなで1億年生きましょう、
天皇が365人代われば毎日天皇誕生日になって休めるから、と笑いをとって。

でも365人だったら1億年は要らないと思う。(笑)


その後、先月、初めて欧州落語ツアーに出た話になったのですが、

海外旅行が二つ目時代にクルーズ船でバイトで落語を話していたとき
寄港した済州島に3時間滞在したのが初めての海外旅行でそれっきりの喬太郎さん。

師匠のさん喬さんが、ここ10年、海外の大学に落語を教えてにいっていて、
一緒にどうかと誘われたのに、海外にいったら皆殺しに遭う、それよりは
日本で落語を普及したい、たとえば、島根とか和歌山とか、って答えたところ、
さん喬さんもそれ以降誘ってこなくなったとか。

そんな喬太郎さんが欧州に行こうと思ったのは、
渡航先にアイスランドが入っていて、アイスランドはこの機会を逃したら
もう行くことはないだろうと思っていくことにしたらしく、
パスポートをとって準備して(安いベルトが保安検査の金属探知機でひっかる話で爆笑)
成田からSASでコペンハーゲンに到着し、駅周辺で見た風景はまるで東葉勝田台。(笑)
スタバ、バーガーキングだらけのコペンハーゲンから電車でオーフスという都市まで移動、
大学の日本語科の生徒に落語会を開くので、その大学生たちが町を案内してくれると、
全員イケメン、落語会の若手イケメンが束になっても敵わないくらいのイケメン、
落語(字幕付き)、他には映画の映像を落語風に演じるという企画で、
投影されたのがゴジラ、セリフがないのでゴジラの表情を演じるのが大変だった、
そんな話で20分超。

こりゃいつになったらネタに入るのかな、と思ったら、
次の渡航先、アイルランドの話。
フィッシュ&チップスの魚がでかくてホッケ半身レベル、
コークという町でのお化け話(話に落ちがないお化けの話に脱力)、
更に次にいったイギリス、ケンブリッジでの学生の日本語の話。
留学生のイタリア人女学生が、尊敬語、謙譲語、丁寧語などを話すだけでなく、
日本滞在経験ありというので聞いたら住んでいたのが駒込、友達が赤羽在住、と
喬太郎さんのツボにはまった話を続けていたら50分。



結局ネタに入ることなく終了。(笑)



次に


一龍斎貞寿 一龍齋貞寿(ていじゅ)さん
(お写真はご本人ホームページより拝借)


喬太郎さんの欧州話が50分も続いたので、貞寿さんもタイミングを狂わされ、
そんな中での話が「亀甲縞」。


(こんな柄の織物の話)→ http://japanese-pattern.info/2014/04/02/we010097

藩の財政難を救うために作った亀甲縞を高くうるために藩の知恵者が
人気歌舞伎役者の團十郎などをうまくつかってえげつない商人とネゴ合戦で
最後には高値で売って財政難を救うというスキッとする話。


喬太郎さんのゆるゆる欧州話で脱力していたので(大笑いしていましたが)
貞寿さんの講談で気が引き締まりました。(笑)


ここで仲入り。 そして21時20分から後半スタート。
ちなみに開演は19時です。(^_^;)

喬太郎.jpg 後半は最後の渡航先アイスランドの話から(笑)

オーロラが有名なアイスランドでツアーに参加した喬太郎さん、
ヒートテックやカイロなどは全く利かず、ぶるぶる震えながらガイドに言われるままに
バスの外に出てみたら、オーロラと言われたのは鯖の醤油煮を皮目を下に皿に置いて、
身をとったら皮がお皿にのこって、その皮のぼんやりした茶色っぽい色のオーロラで、
その鯖のようなオーロラがちょっとくっきりしたり大きくなるのを見た、という話に、
爆笑した後、話はついに帰国して成田に着いたところにやってきて。。。

日本に帰ってきたと思う瞬間がどこか、と思っていたら、
成田も東葉勝田台みたいなもんで(という例え)
最初にいったコペンハーゲンが東葉勝田台だから全然実感がなかったのだけれど、
空港に泊まっていたバスに、TOBU(東武)と書いてあったのを見たとき、という。(笑)

と、とりあえず無事帰国したところまで話してやっとネタ。

文七元結だったのですが、

(こんな人情話)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E4%B8%83%E5%85%83%E7%B5%90

歌う文七元結、という喬太郎さんならではのネタらしく、
昭和歌謡が最初から最後までやたらと登場する改作というかオリジナル。

個人的にはクレージーキャッツやキャンディーズなどが唐突に出てきて、
完全に世代的にツボにはまりました。。


笑いっぱなし、でも、時にほろっとする文七元結で落語会が終わったのが22時近く。


ここから打ち上げです。(落語会は打ち上げとセットになっていました)


IMG_8101.JPG ビールはピッチャーで好きなだけ注げます。

IMG_8103.JPG お料理いろいろ
ハコバーのお料理が色々出てきて、漬物やら鳥からやらサラダにカルパッチョ、
どれも美味しいのですが、如何せん室内大混雑なので、お料理をもらってお店の外へ

IMG_8102.JPG 白ワインをいただきながら、
IMG_8106.JPG ちゃんこなべ

打ち上げ30分ちょっとで(家まで遠いからね)失礼しましたが、
一緒に行ったYちゃん、Nさんはその後も残って、喬太郎さんと3ショットを
撮っていてFB見て羨ましくなりました。。



とはいえ、帰り際に喬太郎さんに本日は楽しく笑いましたとお礼を伝えると、

丁寧なごあいさつをいただいて気分よく帰宅。


年に一度のイベントらしいのですが、告知せず常連さんのみ参加らしいので、
声かけしてくれたYちゃんには感謝感謝の喬太郎さん独演会でありました。


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落語と新蕎麦を楽しむ会2017 [落語・お笑い]

年に一度のお楽しみ、師匠の落語を聴いて新蕎麦を食べる会に
今年も参加しました。(^-^)



 [黒ハート]


昨年は、師匠の都合がつかず、お弟子さんの今輔さんが代演したのですが、
今年は師匠がカムバック。(^-^)

(昨年は今輔さん代演で時そば)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2016-11-05
(一昨年は師匠で釣りの酒)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2015-11-08-4


IMG_7941.JPG 一番前の右寄りに着席。
IMG_7943.JPG 寄付されたお酒がいっぱい♪

寄席ではなく、主催している蕎麦の会が使っているビルの一室なので、
高座も手作り感があります。

お昼ちょっと前に登場した師匠は蛍光黄色のお召し物、
師匠の熱狂的なファンのMさん(上品なマダム)は師匠が寄席で主任のときは、
連日寄席に足を運ばれているのですが、それに対して、うつぼさんは最近全然
寄席に来てくれないから、と久々にいじってもらい(笑)、ネタへ。

今年は天狗裁き。初めて聞いたかと思っていたのですが、
実は4年前に師匠に天狗裁きを聞いていたことを自分のblog記事で思い出し。(^_^;)


(師匠の天狗裁きを聞いたのは新宿末廣亭でした)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2013-07-26-2

(ネタはwikiで)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%8B%97%E8%A3%81%E3%81%8D


夢なんて見てないという八五郎に、
自分にだけは夢の話をしてくれ、と身勝手なことをいう人たちが次から次へと登場し、
最後には高尾さんの天狗まで、聞きたくはないがどうしても話したいというなら
聞いてやるぞ、、という始末。

IMG_7946.JPG 一応師匠の写真もそっと掲載。

結局は夢オチで終わるネタですが、今回も爆笑いたしました。(^-^)


で、この後は、お待ちかねの新蕎麦を楽しむわけですが、

IMG_7952.JPGIMG_7953.JPG お惣菜いろいろ
オリジン弁当で調達しているので、ほっとする味。
特にハムカツは乾杯のビールにぴったり。
 
IMG_7956.JPGIMG_7958.JPG 八海山にスイッチして
IMG_7955.JPG お手製塩辛
参加者のおじさんが作ってきてくれたのですが、これがうんまい♪

IMG_7957.JPG 参加者自家製落花生
自宅でとれた落花生を煎ってみんなに御馳走してくれました。これも香ばしくて美味。

IMG_7963.JPG お蕎麦♪
新蕎麦です。北海道幌加内の蕎麦で打ったもの。
緑色がかったお蕎麦、つるつるっとのど越しよくいただきました。

IMG_7965.JPG 越乃寒梅もいただいて。
IMG_7966.JPG お代わり
IMG_7964.JPG うまいわぁ~
IMG_7969.JPG 岩魚の骨酒
毎年参加者の方が渓流釣りでゲットした岩魚を炙って
熱燗に浸して出してくれるのですが、これ、ヒレ酒より美味しいかも。

と、毎回のように食べて飲んで3時間でお開き。

師匠も結構お酒が好きな方なので、参加者のみなさんと楽しくお話されながら
呑んでいらっしゃいましたが、そんな師匠を離れたところから見て
(決してストーカーではございません(笑))
今年も参加できて感謝感謝の落語と新蕎麦を楽しむ会でありました。



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「よってたかってらくご秋 もぐもぐぐびぐびスペシャル」を観る [落語・お笑い]

落語記事というと寿輔師匠の話が多くなりがちな私のブログですが、
最近、友人に連れられていった一之輔さんの落語会が面白くて、

(ゲストを呼ぶとギャラが減るからと、一人で話しまくっていた落語会) → http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2017-07-09


今回も友人がガンバってチケットを取ってくれて、よみうりホールへ。
チケット完売なので場内人だらけ、最近は若い人が多いなあって実感します。

最近の新しいホールだと前列同じ番号の席の人と左右にずれていて見やすいのですが、
よみうりホールはかなり古くて、前列と左右位置が同じ、今回は前の人がでかくて
見づらかったのが残念でした。。
(その人の頭が動く度に反対方向に頭を動かして鑑賞(^_^;))

13時開演し、開口一番で登場したのが柳亭市若さん。
(前座さんは所属協会のホームページに写真掲載されていないので、ここも写真無し)
ネタは「小町」だったのですが、今回3時間で前座を入れて10人登場するので、
話に聞き入る前に、たった5分の持ち時間であっという間に終了。


神田 松之丞 次に登場したのが神田松之丞さん。
(写真は落語芸術協会HPより拝借)


まだ二つ目なんですね。すごく人気があると聞いていたのですが、
私はお初です。この後もお仕事があったようで早々に登場されたのか、
二つ目だからこの順番だったのか、、謎です。

松之丞さんの師匠の鯉昇さんは何度か聞いたことがありますが、
かなり枯れた渋い声に強面、男性講談師だと鯉昇さんか田辺一鶴あたりしか知らず、
最近は女性講談師の方が多いので、こういう若い男子がいたなんて、ちょっと萌え。(^-^)
ネタは「鹿島の棒祭り」。 剣豪だけれど酒乱、というのが笑える話です。
とはいえ持ち時間15分なので途中で終了。。。
かなりテンポよく釈棒を叩いて話すのでキレが非常によい講談でした。


続いて、三遊亭兼好が登場。
円楽一門はホームページがないので写真無し、です。
ネタは「時そば」。

今回の落語会、副題に「もぐもぐぐびぐび」とついているとおり、
食べたり飲んだりするネタを各自演じるルールのようで、
兼好さんも年末でもないのに(寒い時期でもないし)時そばをやったみたいです。
屋号で当矢(あたりや)に対して、ハズレ矢、というのが初めて聞くパターンでしたが、
まあ、普通に面白い、、という感じでした。



 桃月庵白酒さん
(写真は落語協会HPより拝借)

以前、白鳥さんが故郷高田で開催した落語会にゲスト参加されて、
古典が上手な噺家さんというイメージでしたが、
かなり毒舌も利いている方なので、今回も。(笑)

松之丞さんの講談で使われる釈台と釈棒?について、
バンバンたたくと大したこと言ってないのに凄いように聞こえる、と
前に出ていた兼好さんの時そばを講談風にアレンジして笑いを取った後、
ネタにやったのが「茗荷宿」。これも初めて聞くネタです。

(泊まった宿で出てきた料理が茗荷ばっかり)→ http://ginjo.fc2web.com/246myougayado/myouga_yado.htm


飛脚が悪天候の中、予定通りに移動できずやむなく泊まった宿で、
茗荷ばかり料理で出されてしまう、というネタで極端すぎて笑えました。

ここでちょうど1時間、そして仲入り。。。
よみうりホールって落語会が多いからなのか、売店が結構渋くて、
エスキモーのアイス、手作りクッキー、淹れたてコーヒー、、
店員さんもここでナン十年も働き続けている感じのおじちゃんおばちゃん。
特に何も買いませんでしたが、どこかほっとする雰囲気の売店です。

と、15分の仲入り後に登場したのが、
三遊亭 粋歌 三遊亭粋歌さん 
(写真は落語協会HPより拝借)

すいすいというニックネームを持つ噺家さんで、
以前、馬るこさんを見にいった落語会で一度聞いたことがあります。
創作落語が得意な噺家さんで、今回のネタもちょっとしたことで
男女の間に溝が入る、、なんて話で、
「とんがりコーン、そのまま食べるか?指にはめてから食べるか?」
というタイトルの創作落語でした。
内容はタイトルのまんまです。(笑)
とんがりコーン、きのこの山、じゃがりこ、、どうやって食べるか、
その違いで互いに譲らず喧嘩してしまう、本当にどうでもいい話ながら、
食べ方の特徴が描かれるたびに場内大爆笑。
子どものころにつけられるひどいあだ名ネタも織り交ぜながら
テンポよい話しぶりで、私もあるある!と唸りながら爆笑しました。

と、持ち時間が15分しかないので(笑)、あっという間に終了し、


春風亭 百栄 春風亭百栄さん
(写真は落語協会HPから拝借)

何度か見たことありますが、独特の見た目と芸風。
ねっとりした口調が不気味なのになんだか気になります。

ネタは「弟子の強飯」。創作落語らしいです。

高校2年生の男子に落語協会の師匠がスカウトに行くという噺なのですが、
この高校生が妙に練れた感じの名人みたいな立ち振る舞いで、
スカウトと高校生との間の会話とか空気感がなんとも言えないというか、
いつまで続くんだよ、と思いながらぐふ、ぐふふ、、って感じで笑いながら
聴けました。

そしてお待ちかねの一之輔さん。
(写真は落語協会HPより拝借)

年に一度家族サービスでカレーを作るマクラだったのですが、
(大人はジャワカレー、子供はバーモントと分けるこだわり)
それがうまくなくて、、、みたいなところで軽く笑わせた後に
始めたネタが「蝦蟇の油」。
講談でも落語でも聞いたことがありますが、そんなに面白いのかな、
と思ってきいていたら、もうこれが一之輔ワールド全開。

血止めの蝦蟇の油を売るはずが、口上の途中で本当に腕を切ってしまい、
血止めはありませんか、、と見物客にいうという矛盾を笑う噺ながら、
そんなところはどうでもよくて(笑)、今回の副題、もぐもぐぐびぐびを
なんとか盛り込もうとするあまり、途中で、蝦蟇の油売りが、

蝦蟇を食っちまう。

そんな暴挙に出てしまう展開にアレンジ。
口上を言いながら四六の蝦蟇を見せて、、、というはずが、
まさかの蝦蟇を食う展開に場内大爆笑。 
蝦蟇が大きいので一口で入りきらず、口の外に、後ろ足がぴろっと飛び出て、
そんな表現と表情にまさか蝦蟇を食うのか、と腹の底から笑いました。
とはいえ、持ち時間15分なので、その後はお約束通りの展開で終了。


三遊亭 白鳥 次にジャージデザインの着物で登場した白鳥さん。
(写真は落語協会HPより拝借)

腸内ポリープで入院した時、点滴棒をもって屋上までタバコを吸いに行ったら、
点滴が逆流して大変だった、という話で笑わせた後のネタは「アジアそば」。
前の日呑み過ぎたサラリーマンが昼はお蕎麦でさっぱりと、、と思っていたら、
声をかけてきたのはインド人。いや、カレーじゃなくて、、と断ると、
インド人がやっているのは日本蕎麦店。(笑)
修業したことあるの?と聞くと、修行先で挙げたのが、
富士そば上野店、富士そば、池袋店、富士そば新宿店、と全部富士そば。
もりそばを注文するサラリーマンに、売切れだからと店で一番高い天せいろを勧め、
食べ終わって会計、、の段になると、18万、、、ルピア、、というインド人、という
いかにも白鳥さんらしい噺でした。

インド人が以前は牛丼屋をやっていたという件で、ヒンズー教は牛肉ダメでしょ、と
サラリーマンがいうと、いやいや、うちの牛丼、牛肉使ってないから、と断言する
インド人、というのがいやはや白鳥ワールドだわ、、、と大爆笑しました。

林家 きく麿 続いて登場したのが林家きく麿さん。
(写真は落語協会HPより拝借)

林家と名の付く噺家に普段近づかないようにしているのですが(特にKぶ平)
ああ、この人林家なんだ、、と思ったものの、出囃子がオースザンナ(笑)で、
最初に小林旭の赤いトラクターを歌ったりして、面白いのかな、、と思ったら
結構面白くて。ネタは「餅」。
老人同士の会話がずっと続くネタですが、
五郎さんというお爺ちゃんが餅を喉につまらせてくれたお陰で、
気を付けないといけないね、、って思い出す2人、どこでオチがつくのかと思ったら、
意外なところで笑わせて終了。


 主任は柳亭市馬さん。
(写真は落語協会HPより拝借)

他の演者と比べると年長だしキャリア長いし、やっぱり主任なんだな、と
思いながら聴いたネタは「百川」。

(訛りのある百兵衛さんの噺)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BE%E5%B7%9D_(%E8%90%BD%E8%AA%9E)

食べ物で出てきたのがクワイ(慈姑)。
久しぶりに食べたくなりました。


終演16時。

10人も出てくると集中力が続かないかと思ったのですが、
テンポよく入れ替わる分、ずっと笑い続けて観られました。
個人的には一之輔さんの蝦蟇食い、と、白鳥さんの18万ルピアが
完全にツボでしたが、知らない噺家さんのネタもいろいろ聞けて満足の、
「よってたかってらくご秋 もぐもぐぐびぐびスペシャル」でありました。



(終演後に貼りだされた当日の演目)

よってたかってらくご秋.png


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寿輔ひとり会で「死神」 [落語・お笑い]

年に一度のお楽しみ、師匠の独演会に行った記事です。

 今年もよろしくお願いします


初めて師匠の独演会に行くようになったのが2006年
その後、打ち上げに参加させていただくようになり、
更に、師匠が参加しているちょっとした勉強会にも参加させていただき、
なんとなく師匠が勉強会に参加している人の一人で、
身近にいる面白いおじさん、っていうポジションになりました。

師匠と握手してドキドキしていたのはもう昔。(笑)

で、今回は師匠から受付手伝ってくれる?と聞かれて、
会社を早めに出て急いで上野広小路亭で受付対応。

IMG_6720.JPG 

勉強会のメンバーも多く来ましたが、師匠のファンの方も多くいらっしゃって、
気分はなんだか後援会の事務方おばさん。(笑)


受付対応だったので前座の林家喜之輔(右左喜さんの息子らしい)の紙切り芸が
見られなかったのが残念ですが、なんとか次の二つ目さんからは見られました。







春風亭 昇也 春風亭昇也さん 
(芸協さんのサイトから写真拝借)


名前からも分かる通り、昇太さんのお弟子さんです。


今回、最前列のど真ん中に小学生の男の子が来ていたのですが、
そんなことも気にせずネタに選んでいたのが「お見立て」。

(吉原の噺(笑))→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E8%A6%8B%E7%AB%8B%E3%81%A6

師匠も時折このネタは話されますが、二つ目さんにしてはしっかりした話しぶり、
小学生男子もなんだか受けて爆笑していました。


この後、

 アマガエル色のお召し物で師匠登場

小学生男子に驚きつつ、かけたネタがしりとり都都逸。

(枯れた枝のところが毎度笑えます)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2009-01-05-1

これも小学生を目の前にやる噺じゃないと思うのですが、
師匠まったくそんなことも気にせずキワドイ内容も都都逸で。


知っているネタながら大爆笑して仲入りし、その後は師匠がもう一席。
ネタは時々聞くことのある「死神」。

今年の4月、新宿の小さい会場でも聞きましたが、このネタ、大好き。

(テケレッツのパ)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2006-07-11

独演会らしく、終盤洞窟にいく場面で、場内の照明が落とされるという演出もあり、
小学生男子の反応も見ながら笑って終了。


そして、打ち上げに参加し、

IMG_6722.JPGIMG_6723.JPGIMG_6731.JPG
師匠の熱狂ファンのM川さん差し入れの日本酒もたっぷりいただき、
二つ目の昇也さんに師匠の昇太さんのことを色々聞いたり、
ぐびぐび飲んでお開き。


受付対応していた関係で、いつものように前から2列目などの至近距離で座れず、
満席の会場の入口付近で遠くからみていたので観客の反応が結構見えて面白く、
こういう参加の仕方もアリなのかと思った、寿輔ひとり会、でありました。



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一之輔「どっさりまわるぜ2017」で居残り佐平治 [落語・お笑い]

徳島旅行記を無事アップ出来たところで久しぶりに落語記事。


今回は飲み友達のFちゃんに誘われて、初の一之輔さん独演会。

一之輔.jpg 春風亭一之輔さん (落語協会HPより拝借)
千葉県出身というので親近感ありあり。

(ねんのためwiki)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%A5%E9%A2%A8%E4%BA%AD%E4%B8%80%E4%B9%8B%E8%BC%94


寿輔師匠が好きな私、普段は師匠が所属している落語芸術協会メインで寄席に行くわけで、
もう一つの落語協会(海老名一家はこちらの団体)はピンポイントで落語会に行く程度。
とはいえ、落語協会所属で好きな噺家さんも結構います。
喬太郎さん、白鳥さん、権太楼さんなどなど。

一之輔さんは若手で人気がある噺家さん、という程度の認識でしたが、
チケットも手に入りにくいと聞いていて自分から落語会に行く気力もなかったところ、
イープラスのプレリザーブでチケットをゲットしたFちゃんが誘ってくれて。

Fちゃん、誘ってくれてありがとう♪


で、会場は7月初旬の土曜日のよみうりホール。
いつもこの一つ上の階の角川シネマにはくるのですが、よみうりホールは初めて。

チケットは完売で、プレリザーブでゲットした席は2階席。 


落語会なので予定通り13時30分開演。

IMG_5258.JPG 当日の演目


最初はオープニングトーク。

チェックシャツにジーパン姿の一之輔さんが登場し、
遅れて入ってきた観客が落ち着くくらいのタイミングまで笑いをとりながら、
ダフ屋を儲けさせないために、転売チケットは買わないように、
転売する人は観に来るつもりはない人たち、買えなかったら見に来なくていいから、
と、転売で値段が吊り上がる現状に苦言。
あとは、全国ツアーの落語会なので、イープラスがつくったTシャツを宣伝。
確かにホワイエで物販凄いな、って驚いたのですが、
興行元が稼げるときに稼いどけ、なのかと思いました。(笑)


とフリートークが終わって、最初に出てきたのが一蔵さん。

春風亭 一蔵 落語協会HPにこんな写真で紹介(笑)


一之輔さんの弟弟子で、趣味はダイエット特技はリバウンド、と笑いをとりながら、
中学生の娘が落語に興味を持ち始めてYoutubeで落語を見まくっている中で
気に入っているのが一之輔さん、とごまをすった(笑)後に「猫と金魚」。




私自身は寿輔師匠で聴くことが多いネタですが、
二つ目とはいえなかなかうまくてさすが落語協会と感心。


次に一之輔さんが登場。
過去の全国ツアーではゲスト(喬太郎さんなど)を呼んでいたけれど、
今回は一人で3席やります!とオープニングトークで宣言していた通り、
吉原ネタを3席(前半2席、後半1席)。



最初は「千早振る」。



(百人一首をいい加減に解釈する噺)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E6%97%A9%E6%8C%AF%E3%82%8B



吉原の人気花魁が数年後落ちぶれてなぜド田舎にやってくるのか、という
突っ込みどころに自ら突っ込んで笑いをとりながら、丁寧に話していました。


続いて、「お見立て」。


(お墓をお見立て)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E8%A6%8B%E7%AB%8B%E3%81%A6


このネタは寿輔師匠で何度も聞いていて好きなネタですが、一之輔さんも非常に面白く、
訛りを繰り返すところがちょっとしつこいかと思いつつ、師匠以外もいいな、と
思ってしまいました。(寿輔師匠、ごめんなさい。(^-^;)




仲入り後は、「居残り佐平次」。


吉原を3席と言ってましたが、これは品川の噺ですね。


(お代を払えず居残る人の噺)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%85%E6%AE%8B%E3%82%8A%E4%BD%90%E5%B9%B3%E6%AC%A1



最初に聞いたのが、今はすっかりご無沙汰の圓遊さんですが
居残り佐平次の生き生きとした姿が目に浮かぶような話ぶり。

3席目でも語り口は非常に軽やかでさすが若手の実力派、
(何席もやるとだんだん口が回らなくなる噺家さんもいたりします)

古典をちゃんと話しながら、現代風の話題も盛り込み、
軽く(笑)とりながらひきつけていく話術はなかなかいい感じでした。


様々な業界での世襲制の否定、親なのに子供を芸名で呼ぶなど、
落語界での某ファミリーを揶揄するようなネタも盛り込み
(このあたりのネタ、同じ協会の噺家さんもよく話しますが)
一之輔さんをきっかけに落語に興味をもつ人が増えるのも納得だな、と思った、
「どっさりまわるぜ2017」でありました。




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ノラや寄席で喬太郎「ウルトラ仲蔵」 [落語・お笑い]

FBの酒コミュニティで仲良くなったYちゃんに声をかけてもらって
高円寺まで落語会を見に行きました。

以前、ハコバー近くのスペースで馬るこさんと竹千代さんの落語会を観た、
ノラや寄席が350回ということで、座高円寺というホールで開催されたので、
Yちゃんにチケットを手配してもらい会場へ。。

(馬るこさんを観たときの記事)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2016-11-27


出演される落語家を観るとなかなかのラインアップですが、
若いころ(まだ有名でない頃)から席亭(聖子さんという女性)に
寄席に出してもらっていたので、今回の記念落語会にも出演している落語家が
多いようです。喬太郎さんなど特にそうだろうな、と想像。。

のらや.jpg満員御礼でした。


最初は前座の橘家かな文さん。
かな文.jpg まだとても若そうな青年で、
ネタは「松竹梅」。

(手抜きでwiki)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E7%AB%B9%E6%A2%85_(%E8%90%BD%E8%AA%9E)


結婚式に呼ばれた松五郎、竹三、梅吉(3人の頭文字をとって松竹梅)が
何か余興でもやったらどうかと長屋の隠居に勧められて
練習するもののいざ本番になったら失敗、、という話で、
何度か寄席で聞いたことがあるネタですが、余興の部分をどう演じるかで
笑いが起きるかどうか、かな文さん、フレッシュな感じで好感モテました。
(特に好きなネタではないものの笑えたという感じ(^-^))


次に登場したのが、
小せん.jpg柳家小せん 
初めて見た方。 ネタは「三人無筆」。

(またまた手抜きでwikiで)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E4%BA%BA%E7%84%A1%E7%AD%86


お葬式の帳付を頼まれたものの、字が書けない読めない八五郎、
葬式当日に早くいってこまごま働いて、実は、、と
一緒に帳付を担当する源兵衛さんに事情説明してお願いすればいい、と
女房に言われて早くお寺に行ってみたものの、、、源兵衛さんも実は無筆、
2人とも書けないことが分かって慌てて、、という噺。
かなり丁寧な語り口の方で(オリジナルな演出ぽい感じもなく)
普通に笑ってきけました。


白鳥サン.jpg その次が白鳥さん
席亭(聖子さん)の話をひとしきりして場内を笑わせた後、
ネタをやったのですが以前高田世界館で聴いた「牛丼晴れ舞台」。

(モロ師岡さんとの二人会でした)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2012-10-10


浅草の老舗牛丼店に修行にいった男のトンデモ修行話ですが、
前回と同様にツボにはまったのが山村紅葉の件。

「隠し味は山村紅葉を見習え、山村美沙の2時間ドラマにかならず出てくるが、
 セリフは下手、化粧はけばい、あんなにくどくても2時間たったら記憶に残らない、
 それが隠し味」


今回も笑いました。 


続いて登場したのが
文蔵.jpg橘家文蔵さん 
ホールに着いたときにまだ私服でロビーにいた文蔵さん、
中年ヤンキーぽい雰囲気を醸し出していたのですが、
江戸川区出身と聞いて妙に納得。(笑)

ネタは時季外れかな、と思った「時そば」。

的に矢が当たっている絵で屋号が「当り矢」という件で、
車の横に人が倒れているから「当り屋」というオリジナルが入り、
ここが妙にツボにはまったというか、笑えました。

Yちゃんが好きな落語家さんなのですが、今後も見てみたくなりました。


ここで、仲入り。


そして、後半は、
扇辰.jpg入船亭扇辰さんからスタート。
ネタは、「紫檀楼古木」。初めて聞くネタです。

(あらすじは千文字寄席さんで)→ http://senjiyose.cocolog-nifty.com/fullface/2008/06/post_cc6a.html

キセルの羅宇(らお)を取り換える老人の話ですが、
狂歌がよくわからず、会場で聴いていたとき分からなかった意味が
やっとわかるという。(笑)

こういうネタ、寿輔師匠を観に寄席にいっても聞く機会がなさそうな。
(寿輔師匠が所属している落語芸術協会はどちらかというと創作が面白い印象、
 扇辰師匠が所属している落語協会は古典、というイメージです)

で、トリが、
喬太郎.jpg 喬太郎さん
ネタは「ウルトラ仲蔵」。 

初めて聞くネタですが、喬太郎さんの大好きなウルトラマンに置き換えた
ウルトラマン落語です。



ウルトラマン落語 [DVD]

ウルトラマン落語 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • メディア: DVD



元ネタは「中村仲蔵」。といってもこのネタも聞いたことがなく、
(元ネタは千文字寄席で!)→ http://senjiyose.cocolog-nifty.com/fullface/2005/08/post_6dd7.html


以前からウルトラマン好きの喬太郎さん、というのは知っていましたが、
ネタにまで持ってくるとは(@_@)するやら笑うやら。

大役をもらえず端役に甘んじている中村仲蔵を、
地球ではない星の防衛を指示されて落胆するウルトラ仲蔵と重ね合わせ、
最後には初代ウルトラマンになる、、という大団円で締めくくる、
元ネタを知らなくても十分楽しめました。

ウルトラ仲蔵が願掛けで妙見様に行ったり、蕎麦屋でケム―ル人に会ったり、
なんなのその展開??もう笑うしかない喬太郎ワールドにどっぷりはまり、
落語会終了。。。


最近寄席にもあまり行かず、落語会も寿輔師匠ばかりでしたが、
席亭が変われば知らない噺家さんにも会えて色々なネタと出会えるもので、
もうちょっとマメに落語会に足を運んで笑って日ごろの悶々を吹き飛ばしたい!、
と思った、ノラや寄席でありました。



 


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