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フランス旅行記07~オルセー美術館編~ [アート・美術館(海外)]

プチ鉄子の駆け足パリぶらぶら旅も後半戦に入ってまいりました。
ルーヴル美術館~エッフェル塔~と回った後、訪れたのがオルセー美術館
 ルーヴルとセーヌ川を挟んで反対岸にあります
ルーヴル美術館には朝一番で行ったので大した行列もなかったのですが
オルセー美術館に到着したのは14時過ぎ。
そんな訳で、チケットを求める行列の長いこと長いこと。。。。。
15分くらい並んだところで団体用チケット売り場が空いてきたから移動してね、と
係に言われるままに列を離れて団体カウンターまで移動する私。
まー、なんてラッキーなんでしょう、と喜んでいたら、その後が悪いことになりまして。。。
あと少しで私の順番、と思っていたら、チケット購入済の金髪ネエチャンが2人やってきて
窓口のオバちゃんのところに行って何やら質問している様子。
窓口のオバちゃんは目の前の客を放置してオネエチャン2人の質問に丁寧に答えています。
更に、輪をかけたようにオバちゃん+オネエチャンのところに職員がゾロゾロ集まり。。。
結局、職員4人がかりでオネエチャンの質問だか要望に答えているのですが
なかなか終わる様子が見えません。
私の前の女性2人は「まだですか?」のようなことをオバちゃんに訴えましたが、
「▲○■※×▽◎#!&¥◇!!!」と言って再び質問した2人の方を振り返り。。
多分「ちょっと待って、今こっちの対応しているんだから」とか言ったのかもね。
私も腹は立っていましたが私より前の女性達の方が明らかに憤慨しているので、
先に怒っている人を見てしまうと自分の怒りは一定のところで収まる感じ。(笑)

結局10分近くかかってオバちゃんは本来の業務に戻ったので、
外で並んでいた時、私より後ろに並んでいた人が他の窓口で既にチケットを買っていたりと
何だかトホホなこととなりました。
私の番になると、オバちゃんは「ピカソの特別展もつける?」と熱心に売り込んだのですが
あまり時間もないので「要らない」と断ると残念そうな顔をしていましたが、
よく、スーパーのレジで「こっちの方が早いかな」と他の列に並びなおすと、
そこで返品があったり、値段が分からず係が売り場まで行ってしまったりで、
結局やたらと時間がかかってしまい、あーあ、最初の列に並んでればよかった、と後悔する、
それと同じ気分でありました。(笑)

やっとのことで購入したチケット(€7.5也)を手にいざ中へ。

 中は非常に広々としています
 反対方向の2階から見た光景
 吹き抜けもあってフロアもゆったりしています
1900年のパリ万国博覧会に合わせてにオルレアン鉄道の終着駅として建てられた
駅舎兼ホテルだったのをそのまま利用した美術館。
1939年鉄道駅としての使命を終え、その後様々な用途で使用された後、
取り壊しの話があったものの1970年代にフランス政府が保存の方向で検討し、
19世紀美術を展示する美術館として1986年にオープン。
 駅舎だった頃の写真です
因みに美術館では、1848から1914年までの作品を展示しているそうです。

ここも20年近く前に一度来たことがあるのですが(つまりオープンして数年後)、
ここは中もさほど変わっていないような。。。
以前に比べると展示作品(彫刻)が増えたような気もしますが。。。。 (不明)

と、以前を思い出しながら中に進みます。
 ミレー「落穂拾い」
 これもミレーだと思いますが作品名記憶なし
 ミレー「春」
 これもミレー「羊飼いの少女」
 マネ「オリンピア」
 マネ「ウナギとヒメジ(Anguille et rouget)」
ヒメジという魚は今回知りましたが、やっぱりこういう構図の絵を観ると写真を撮ってしまいます。
 
 これもマネだったかな
 マネ「バルコニー」
 マネ「草上の昼食」
この絵、右にいるオバチャンがずっと動かなかったので思わず写真に入ってしまいました。

I Want Candy: Anthology

I Want Candy: Anthology

  • アーティスト: Bow Wow Wow
  • 出版社/メーカー: Castle
  • 発売日: 2003/10/20
  • メディア: CD

1980年代に人気のあったバウワウワウのジャケットが「草上の昼食」を元に製作されたので
モデルになったホンモノの絵を観られて感激。。。

また、
 ゴッホの絵と
 現代アートのコラボコーナーもありました

ここで上階に上がり、
 時計から外を観たりして和みながら
 ドガ「踊り子」??
 ルノワール「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」
 ゴッホ「自画像」
 セザンヌ「林檎とオレンジ(Apples and Oranges)」

上階の屋外テラスに出てちょっと外の景色を眺めました。
 遠くに見えるのがサクレ・クール寺院
 朝行ったルーヴル美術館
 そして羽休めするハト達
観光地あるところにハトあり、という感じですが、ここのハトは結構肥えていましたね。

再び中に戻って、
 マチス(作品名不明)

 Antoine Bourdelleの
「Alexis et Eugène Rudier
Héraklès tue les oiseaux du lac Stymphale」 後ろからもパチリ
 地獄の門?
 ロダンの作品のようです
中階に戻って、奥の方の床下に飾ってある
 パリの模型をぐるぐる歩いて
 これはノートルダム寺院の模型

のんびりまわったのでこれで所要時間2時間くらい。 さすがにヘタリマシタ。。。

 マネの「笛を吹く少年」 と
 ミレーの「晩鐘」が見つからなかったのはナゼ?

と思ったのですが(貸し出し中?なんて思ったのですが)、ちょっと残念。

ルーヴル美術館に比べるとスペースや所蔵点数は少ないかもしれませんが、
近代の絵画、彫刻などの展示と、ある程度時代を絞っている為、
非常に分かりやすく観やすい展示で(おまけに宗教画も殆どないので)
私はこちらの方が好きかな、と思ったのですが、芸術も人それぞれ感じ方がありますので
どちらがおススメとは一概には言いづらいですね。

とはいえ、ルーヴルに続き、オルセーも久しぶりに観て大人になってからの方が
ずっと鑑賞態度が良くなった自分を感じた(笑)オルセー美術館でありました。

(おまけ)
 オルセー美術館前にある象と私(自分が写っているので小さくしてしまった。。)

(「ぶらぶらお買い物編」につづく)

 


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フランス旅行記07~ルーヴル美術館編~ [アート・美術館(海外)]

プチ鉄子の私にとって楽しい電車の旅でパリにやってきた後は地下鉄に乗り継ぎ、
「Paris Royal Musee du Louvre」下車、
改札を出てからそのままルーヴル美術館と記された方向に進むと、
 逆さピラミッドがあります。
ここで9時の開館まで並んで待ちます。
勿論、地上からの入口もあるようですがその辺りは不明です。
というのも前回ルーヴル美術館を訪れてから20年近く経っている上に(笑)、
大改装してピラミッドまで出来てしまったので同じ場所とは思えませんでした。。。。
開館まで待っている間、後ろには関西弁のオバチャン3人が並んでいたのですが

ダ・ヴィンチ・コード デラックス・コレクターズ・エディション

ダ・ヴィンチ・コード デラックス・コレクターズ・エディション

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2006/11/03
  • メディア: DVD

映画「ダ・ヴィンチ・コード」のあらすじを一生懸命3人で思い出していました。
最初にルーヴル美術館の館長さんが殺されちゃうでしょ、
その孫(オドレイ・トトゥ演じるソフィー)がダ・ヴィンチの子孫だったのよね、
そうそう確かそうだったわよ、とおさらいしているオバチャンたちの姿に心の中で(笑)。
といっても、私も同じような理由で来たんですけどね。
9時に開館するとまずは手荷物検査と自分もX線のゲートを通ります。
昨今物騒な事件が多いからでしょうか。以前はこんな物々しくなかったのでビックリ。

  更に進んで券売機でチケット(€8.5)を購入
クレジットカードでちゃちゃっと買えるので並ぶこともなく非常に便利です。
 因みにチケットを買うところがピラミッドの下です
 地上はこんな感じ
手前に写る東洋系の方々は全員韓国人ツアー客の皆様です。
今回、韓国人や中国人観光客の多さには本当にビックリしました。
勿論、日本人もそこそこいるのですが、以前よりも目立たなくなってしまったというか、
それよりも韓国・中国からの観光客の方が圧倒的に多い印象を受けるので
「時代も随分変わりましたねぇ・・・」と何だかシンミリ。

チケットを手に「リシリュー翼」、「シュリー翼」、「ドノン翼」と三方に分かれる方向から、
 ドノン翼(DENON)方向に進みます。
そして、最初にお目にかかったのが、
 サモトラケのニケ
 横からはこんな感じ
紀元前190年頃、エーゲ海サモトラケ島で発見されたヘレニズム彫刻の傑作。
ギリシア神話に登場する海の勝利を表す女神で
軍の先頭で翼を羽ばたかせて飛び立つ瞬間を表現した作品。 とても雄大な作品です。
 以前来た時のことを思い出しながら前進
 更に前進すると
 レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」 意外と小さいです
以前は雑然と様々な絵画が並ぶ一角にガラスケースで厳重に守られて展示してあったのが
(大分レイアウトが変わった模様です)
今回行ったら絵の前にV字にロープが張ってあって間近でみることは出来ませんでした。
以前に増して管理が厳重になっていたことに驚きながら、
 絵に群がる人たちをパチリ
やはりこの作品には他よりも多くの人が集まっているのが印象的でした。

この近くにあって面白かったのが、
 Giuseppe Arcimboldoの “L'Ete”
野菜を組み合わせて人の顔にしているのですが同じような作品が3つ並んでいました。
 ドラクロワ「民衆を率いる自由の女神」
 ジェリコー「メデューズ号の筏」
学生時代に観た時、友人と「難破船」と呼んでいた作品。(私も友人も失礼千万ですな)
今回やっと作品名を知りました。
ダビッド「ナポレオン1世の戴冠式」
非常に巨大な絵でヴェルサイユにも同じ構図の絵があったはず。
因みに左下に移る日本人のオネエサンはこの絵の前で

嗚呼 花の応援団 3 (3)

嗚呼 花の応援団 3 (3)

  • 作者: どおくまん
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1994/12
  • メディア: コミック

「嗚呼!!花の応援団」みたいなポーズで写真撮ってました。あ~あ。


 

ここまで記事を書いていて気づいたのですが、
私が撮った絵画の写真、全て曲がって写っていますね。
自分の下手さ加減に少々ガッカリですが、皆さんは適当に受け流してください。(笑)


 


ここで2階から1つ下に下りて1階へ移動します。
 ミロの「ヴィーナス」
1820年エーゲ海のメロス島で発見された紀元前2世紀末ヘレニズム美術の傑作といわれる作品。
 折角なので後姿もね

ここから奥の方に進んでエジプトコーナー。
フランス語が読めないので詳しいことは分かりません。悪しからず。
 左の男性の顔がちょっと気弱そう。
 石版 レプリカだと思いますが。。
  雰囲気だけで写真を撮った感あり
  如何にもファラオ時代のエジプト
 唯一これだけは分かりました
NYのメトロポリタン博物館のマスコットにもなっている「カバ」。
メトロポリタン博物館では何故か「ウィリアム」という愛称です。
古代エジプト第12王朝のもので、カバ=来世の怪物に対して力を与えてくれる動物、
と信じられていたのでカバの置物を身分の高い人の墓に埋める習慣があったそうです。

早朝出発した上に荷物での気苦労や時差ぼけなのか、このあたりでかなりグッタリ。。。
しかし、時間に余裕がない私、あともう一息、と3階へ移動しました。。。
(そんなに頑張らなくてもいいのにね、笑)

 J.A.ヴァットー「ピエロ」
 J.S.CHARDIN“La raie” (という名前だったと思う)
個人的には人物画よりこういう食べ物の絵にどうしても惹かれてしまうようです。(笑)
この絵も真ん中に吊るされたエイ、というちょっとしたシュールさに写真をパチリ。
 窓から中庭を見て更に進み、
 J.A.D.アングル「トルコの浴場」
 G.ド・ラ・トゥール「いかさま師」
左の男性が後ろにまわした手にカードを隠しています。
ルーベンスホール
 J.フェルメール「レースを編む女」
 これもフェルメールの吊るした牛。何となくこういう絵が好き
とこの辺りでルーヴル鑑賞を終了し、次のポイントに移動する前に
 2階のカフェ・リシリューでちょっと休憩
 テーブルに店名のプレートが埋め込んであります
 ピラミッドチョコケーキとエスプレッソ(ダブル)
これで2000円弱くらいですが(!)、二度と入らないかもしれないので記念に。(笑)
 天辺から崩しにくくて下からいただきましたが、
 結局ピラミッド崩壊。。。。。。
チョコは思っていたより甘さ控えめでしたが、中に入っている洋酒漬けのスポンジが激甘。

と、非常に駆け足での鑑賞となりましたが、
全体的には宗教画の割合が多く、無宗教の私にはなかなか理解できない作品もありましたが、
久方ぶりに観た数々の彫刻、絵画など、ちょっぴり気持ちが豊かになったような気がした
ルーヴル美術館でありました。

(「オルセー美術館編」につづく)

 


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