NY旅行記2014~MOMA編①~ [アート・美術館(海外)]
何度か行ったことがあるのですが、
MOMA(ニューヨーク近代美術館)に久しぶりに足を運びました。
(毎回入館料に驚いている私)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2006-05-13
→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2008-05-20
あと1回くらい訪れているような
(建て替えでクイーンズ地区にお引っ越ししていたとき)MOMAですが、
ホテルからは歩いて20分くらい。
天気もいいのでてくてく歩きます
北上したところで
ヒルトンホテルにこんなものが
器も氷だったりするんですよね、きっと。
ベンダーのパラソルがいっぱい
こんな2階建てみたいなベンダーも
なんて感じで
到着しました~。
多言語対応
もちろん日本語で。
た、、たかい。。。
芸術を見せていただく木戸銭入場料は大体寄席と同じかな。
(ちょっとおかしい比較)
しっかりお支払して、イヤホンガイドを、、と思ったら、
日本の免許証があれば無料だけれどなければダメって言われちゃった。
ナゼ日本の免許証。。。パスポートじゃダメなんだって。
「アメリカで日本の運転免許証を使うと思わないし、置いてきちゃった」と
担当のお兄さんに言うと「じゃ、iPhoneもってる?それでwi-fi入れば
ガイド聞けるから!」と使い方を教えてくれて。
できた♪
作品番号を入れると、日本語で解説が聞けます。。 すごいぜMOMA。
で、最初に入ったところで見かけたのが、
バルテュス
ちょうどこの2か月前くらい上野でバルテュス展を観ていたので
どこか親近感が湧くというかなんというかでくつかあった作品をじっくり鑑賞。
最近は猫に萌える私ですが、子犬も可愛いなあと思いつつ。。
スーラ
大好きってほどではないのですが、この点描画って近づいてみると本当にすごいなと思います。
セザンヌ先生
ゴッホに
ルソーの作品もどこか不思議な世界感で惹きつけられます。。
これも
って、まだ見始めてすぐのところなのですが、
ゴッホ先生
こうやってガイドがきけます
セザンヌの独特の色彩(明るくて暗い感じ)を至近距離で見ながら
ああ、やっぱり美術館に来て間近に見られるのはいいわぁ、、、なんて思いながら
見学はまだまだ続きます。
(つづく)
イタリア旅行記2012~フィレンツェ・ウフィツィ美術館編~ [アート・美術館(海外)]
道に迷うのも一人旅の醍醐味。(笑)
やっとウフィツィ美術館まで辿り着きました。
この先です とギタリスト発見
Machalskiさん
マイクを使っていたのが残念でしたが、なかなかきれいな音色で、
CDを購入しました。
(演奏の様子はYoutubeでどうぞ)→ http://youtu.be/_qJAOYs_hZs
お金を入れると動いてくれるパフォーマー
向きが変わっていました
こういう似顔絵かきの方々が美術館にいます。
で、 並んだのですが、
45~60分待ちだって
一切持ち込みできません。
そうなんだよねぇ。。。
ネット予約していれば並ばずに済むのですが、
計画性のない旅行者なので当日の勢いで並んだものの、長蛇の列。
15人ずつ20分おきに中に入れている感じで、進むような進まないような。。。
結局1時間ちょい並んで何とか中に入れました。
(ウフィツィ美術館ホームページ)→ http://www.polomuseale.firenze.it/en/index.php
入場料は11ユーロ、オーディオガイドは6ユーロです。
オーディオガイドを借りるときにパスポートを預けないといけないのが嫌ですが仕方ありません。
ただ、ガイドの日本語がイマイチで借りなくてもよかったかも、、、と思いました。(^_^.)
で、美術館内は残念ながら撮影禁止。
館内はとても広いし作品も多く、くまなく見ると時間が足りないので、
地球の歩き方先生のオススメ作品を中心に鑑賞しました。
ジョットの「玉座の聖母子」、マルティーニ「受胎告知」、アンジェリコ「聖母子」、
ボッティチェリ「春」「ヴィーナス誕生」、ダヴィンチ「受胎告知」「マギの礼拝」、
ミケランジェロ「聖家族」などなど。
作品を選んで見ても2時間弱くらいかかりました。
ボッティチェリの作品以外は全く記憶に残っていな方のですが、
「玉座の聖母子」「受胎告知」という作品がこうも沢山あるのかと驚きました。
で、美術館の中で、一か所テラスのようなところがあったので出てみたら、
隣のヴェッキオ宮が青空に映えます。
ここは撮影可能です
先ほどのぼったクーポラ
気持ちが和んだところで外へ。
この後は、Vサンが仕事から戻ってきて夜に集合の予定なので、
ホテルに戻ることにしました。
バス停に行く途中で
ジェラートを買いました。
小さいカップで2.5ユーロ。イチゴとマンゴーを注文したらサービス満点に盛ってくれました。
ほどなくして細い道沿いのバス停を見つけたので、
向かいにはバーがありましたが我慢
観光バスも頻繁に通ってました
電光掲示板でバスの案内をしてくれます
15分くらい待ったところでバス(帰りは23A番)がきたので乗車、
どこで降りればよいのか分からないので、アルノ川を渡ってからは
朝出てきたホテル付近の光景を思い出しながらどこで降りたらよいのかドキドキ。。。
って、迷わずホテル近くでボタンを押して降りられました。(^_^)
シャワーを浴びて汗を落とし、ついでに丸型ベッドで30分ほど爆睡。。。
この後、Vサンと合流して夕飯です。(^_^)
(つづく)
NY旅行記2011~グッゲンハイム美術館編~ [アート・美術館(海外)]
折角NYにやってきたのですから、一度くらいはアートを拝まないと、、と思い
今回はグッゲンハイム美術館に足を運びました。
wikipedia先生で調べたら、グッゲンハイム美術館っていくつかあるんですね。
スペイン(ビルバオ)、イタリア(ヴェネツィア)、ドイツ(ベルリン)、と、ここNY。
今後は、UAE(アブダビ)、メキシコ(グアダラハラ)、リトアニア(ヴィリニュス)他にも
作られるみたいで、初めて知った次第ですがちょとビックリ。
で、今回訪問したNYのグッゲンハイムは、
ソロモン・R・グッゲンハイム美術館というのが正式名称です。
(wikipedia先生による説明)→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%AD%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%BBR%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%83%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%A0%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8
地下鉄に乗って移動します
86ST駅が最寄駅なのですが、そこからちょこっと歩きます。
で降りたら、セントラルパークに向かって歩きながら88丁目までちょっと北上します。
ひらけチューリップ(古)
犬はちゃんとリードにつないでね、ってこと?
折角きれいに咲いたチューリップを荒らされないように、ってことなんでしょうかね。
ほどなくして、グッゲンハイム美術館に到着すると(11時ごろ)
行列
ものすごい人数でもないのですが、外まで人が並んでいてちょとビックリ。
(入口があまり広くないのでチケット買って中に進むのに時間がかかるから、のようです)
ずるずると進む列に並んで右折してもうちょっとで入口、というところに、
チップをいただこうと歌うアフリカ系のお兄さんがいたのですが、
熱唱している割に上手くなく(ーー;)ダレもチップをはずんでいませんでした。(当たり前か)
で、この建物は
フランク・ロイド・ライト設計
1959年完成 古さを感じませんね
15分ほど並んだところで入口到着
(グッゲンハイム美術館ホームページ)→ http://www.guggenheim.org/
お代は18ドル。
今のレートだと1500円弱くらいなので、メチャクチャ高い感じはしませんね。
で、このお代にはガイドフォン代が含まれているのですが、
対応している言語は英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語。
日本語とか最近多くなった中国、韓国語の対応はございません!(残念)
ガイドフォン要らない、というと、何だかもったいない気がしたので英語版を借りました。
天井は吹き抜けで明るい
館内はらせん状にグルグルしています
ズームしてみました
エレベータで最上階(5階)まで上がってから降りてくるとよい、なんて
wikipediaに書いてあるのをさっき見つけてしまったのですが、
殆どの人が一階から地道に歩いて上っていたので私もそれに従って上りました。。。
借りた英語のガイドフォン
と、ここからは海外にしては珍しく「撮影禁止」。
このソロモン・R・グッゲンハイム美術館は近現代美術館として
鉱山王ソロモン・R・グッゲンハイムのコレクションを収蔵している美術館ですが、
とにかくカンディンスキーの絵が多いです。(バウハウス時代の作品コーナーもあった)
で、コレクションの雰囲気はこんな感じです(公式サイトより)→
① http://www.guggenheim.org/new-york/collections/collection-online/show-list/on-view-ny/?search=1
② http://www.guggenheim.org/new-york/collections/collection-online/show-list/on-view-ny/?search=1&page=2&cr=10
③ http://www.guggenheim.org/new-york/collections/collection-online/show-list/on-view-ny/?search=1&page=3&cr=19
パウル・クレーの絵もあるとガイドブックで読んだので楽しみにしていったら一枚だけ。
しかもちっちゃい絵でちょと残念でございました。。。
あとは、マネ、モネ、ピカソ、スーラなどがちょこちょこって感じです。
この美術館、10年以上前に一度だけ入ったことがあるのですが、
カンディンスキー自体あまり興味がなかったせいか殆ど記憶なく(外観以外は)
今回行ってみて(中年になってから見ると)結構良いかな、と思ったので
芸術も自分の年齢によって見方が変わったりするのかな、なんて思いました。
1時間半ほどの滞在で鑑賞終了。。。。
帰りはバスでホテルに戻りましたが、
日本の美術館と違うのは混んでいたとしてもギュウギュウということもなく
ある程度自分のスペースを確保しながらゆっくり作品を見ることが出来るのがいいですね。
と、芸術で心が洗われた(ような気がした)グッゲンハイム美術館でありました。
(つづく)
NYの旅09~メトロポリタン博物館編⑥~ [アート・美術館(海外)]
ホントにこれで博物館の記事は終わります。
さすがに長すぎたかと思っておりますが、最終回はやや尻すぼみ気味かも。(^_^;)
ヨーロッパ絵画をぐるぐる迷いながらも一通り観終わり、
近代美術(2階奥の方にございます)は気力なくパス、
あとは正面玄関に向かって歩くことにいたしました。。。。
因みに、入口で入場料を支払うと貰えるバッヂをつけていくと、
マンハッタンの北も北、190th駅近くのフォートタイロンパークにある別館の
「ザ・クロイスターズ(The Cloisters)」も見学することが出来ます。(当日のみ)
修道院に作られた美術館で建物も(回廊など)美しいので
建築物や宗教画を楽しみたい人にはお勧めです。
片道にバス(路線番号:M4)を使うと非常に時間はかかりますが、
途中で高級住宅の多いアッパーイーストから危険なハーレム、
コロンビア大学など車窓の景色を楽しめるのでこれもお勧め。
(私は初NYの時行ったきりですが。。。)
で、正面玄関に向かう途中で通ったのはキプロス美術、中近東美術のあたり。
撮った写真は、上のどっちか、、、かと思われます。曖昧ですみまそん。(^_^.)
動きがぎこちない石像たち
馬?
ジョッキ と言い切る自分がちょと悲しい
手前の黒いのがヤギで、奥の金色がこれナニ?
獅子みたいだけど半魚人みたいにも見えたりして。。。
横からは撮りませんでしたが立派な品をお持ちで。(V)o¥o(V)
メソポタミア文明時代、紀元前2600-2900年の頃の品物だそうです。。。
で、このコーナーで私の心に一番ヒットしたのは、
これ。
無表情の割に大胆なポーズ。。。 コンセプトは何なんだ。 (V)o¥o(V)キー
一応、背中のところがあいています。
使い方は、女性をうつ伏せにして背中のところに液体を入れる、、、らしい。(笑)
7-8世紀頃、イランの南東部の品だそうです。。。
こういうのは時を隔てても変わらないもんですね。。。(^_^;)
中近東の方も意外と洒落たセンスをお持ちで。
アッシリアのレリーフを見ながら
中央アジア美術、イスラム美術を通り過ぎ、東洋美術へ。。。
正面玄関を見ながら前進
東洋美術コーナーに到着。。
うむー。
うむむー。
寺じゃないところに置いてあると何だか不思議なものです。
ご利益あるものですからあるべき場所に置くのが一番じゃないのかしら、なんて思ったり。
とかいいながら、細工がきれいね、と思って説明書きを見たら
骨壷でした(^_^.)
これで大体2時間半。 かなり駆け足見学となりました。。。
で、疲れちゃったからビールだよーん。(V)o¥o(V)
NYの地ビール、ブルックリンラガーです。 沢山歩いた分、呑んでもいいかな、って。
カンパイ♪ (自分で撮ってみた)
ウ・マ・イ
暫しビールでマターリした後、博物館を後にいたしましました。
と、こうやって書いてみると、個人寄付に多くを頼っている民間の博物館とはいえ
20ドルでここまで楽しめる(他にも色々なコーナーや庭を楽しめます)とは
さすがアメリカ(の金持ち)と思ったりした久しぶりのメトロポリタン博物館でありました。
ぶらぶら歩き、、、まだ続きまっす。(^^)
NYの旅09~メトロポリタン博物館編⑤~ [アート・美術館(海外)]
しつこいのですがまだ続けます。
博物館編、、、とにかく写真を撮りましたので長々書いておりますが、
多分あと2回くらいで終わらせられるのではないかと。。。。(^_^;)
絵画の海をどんぶらこ、、先に進みます。。。
この花は何でしょう。。。グラジオラス?
アイリスとか
ひまわり、と、ゴッホ先生の花々を見ながら前進。。
なんじゃ、この杖。
ふくよかな女体が。。。 ゴーギャン先生の作品でした。
ルソー ライオンの食事?(作品名は直訳(^_^;))
再びマティス 「ダンス」 花はキンセンカのようです。。
ピカソ「ガートルード・スタイン」
アメリカの詩人だそうですが、この絵の時の彼女は31歳だそうで。。
ボナール ヴェルノンのテラス
ミレー 秋の干草?
そしてやってきました、ルノワール。
ルノワール村のような山盛りぶり(^_^.)
ですが、ルノワール、好きでも嫌いでもないというか、、なので、
写真は↑と「花を持つ少女」 これだけ(^_^;)
少女が持っているのはヒナギク。
セザンヌ リンゴとサクラソウ?
踊り子といえば ドガ
踊り子
同じ構図の作品を並べてあります
これ と
これ 微妙に違いますね
ドガですが踊り子ではなく 髪をとかす女
コロー 川と塔(←遠くにあるみたい)
ジャン=レオン・ジェローム
初めて知った画家ですが単に虎の絵だったのでパチリ。。(笑)
因みに作品名は「虎と子(虎親子?)」。
これでも展示品のほんの一握り。
もちょっと続きます。 レツゴー♪
NYの旅09~メトロポリタン博物館編④~ [アート・美術館(海外)]
超マイナーな楽器コーナーを後にして絵画のコーナーへ移動します。
ここからは超メジャーなエリアです。(笑)
西洋の騎士団達にお別れし、
方向転換して絵画コーナーに着いたのですが、
広い。 とにかく広いです。
画家毎の展示ではなく、コレクション毎の展示なので、
同じ画家の作品があっちにもこっちにも、、な感じ。。
仕切りが多くて(順路も書いてないから)迷路状態というかなんというか。
そして宗教画も結構多いのですが、寺が檀家の私としては今ひとつ身が入らず
殆ど軽くスルー、、、となりました。
で、西洋絵画のエリアに到着。。。
ベラスケス だっけ?
誰の絵か不明ですが
昨年訪れた(霧で全く見えなかった)ヴェネツィアだったのでパチリ。
コレクションの間で発見 写真です。
撮影した人は不明だそうですが、
ペリー来航の頃に、アメリカの写真技術ももたらされて撮影された一枚とか。
一旦吹き抜けを見ながら更に進みます。
このあたりから色々な方々のコレクションが続きます。
これだけ個人(お金持ち)が寄贈している博物館(美術館)は
世界でもないんじゃないか、と思うくらいの所蔵点数ですから、
まともにみようと思ったら数日はかかると思いますが、
如何せん日程が限られていたりするので、私は超駆け足見学です。(^_^;)
モネ
ああ、去年ジヴェルニーで見たわねえ、、と思い出し。
この橋(日本橋)ね
睡蓮
これも睡蓮です
更に、
エトルタで見た象岩
マンヌポルトという名前の岩
これでつ
更に更に、
ルーアンの大聖堂
実物
まあ、なんだか昨年の復習のような作品達、、、と思いながら、
アイリスを見てモネの作品は終了
次はピカソや
ボナール
マティス
ゴッホ 小麦畑と糸杉
これもゴッホ オリーヴを収穫する女達?
これもゴッホ バラの花瓶? (作品名は直訳です)
スーラの点描画 サーカスの余興?
これもゴッホ ミレーの作風を真似たものらしいです。
っていうか、模倣? 入院中に尊敬するミレーの作品のコピーを21も描いたそうで。
と観ても観ても絵画の海。。。。。
まだまだ続きます。(^^)
NYの旅09~メトロポリタン博物館編③~ [アート・美術館(海外)]
皆さんが少々メトロポリタン博物館に飽きてきた頃かとは思いますが、
もちょっと続きます。 頑張って読んでね。(^^)
エジプト~武器甲冑~とメジャーからマイナーなエリアに移動してきましたが、
更にマイナーなところへ移動します。
向かった先は、 「楽器」のコーナー。
ここはいつも空いているのですが、ワタクシ的には外せません。
前回来た時に思わずぐっとこみ上げた品を改めて確認したかったのでございます。。。
私から観てもかなりマイナーなコーナーですが、
ここまで展示品を揃えているのはアメリカではここくらいかな、と思ったりしてまして、
音楽に興味のある方は是非一度は観ていただきたいところでっす。(^^)
ドアを開けて日本の武器甲冑コーナーよりも更に薄暗いところへ入ると、
最初は金管楽器のコーナー。
なかなかユニーク
渦巻状 吹くのが大変そうです
デルフト焼 落としたら割れそうで怖くて吹けない。。
これは現在のものと変わりませんね
続いて木管楽器コーナー。
クラリネット
歴史が浅いからか普通かな。
ベニー・グッドマン御大ご使用の楽器。
「スウィングの王様」ベニー・グッドマンが最後のレコーディングで使用した楽器。
そんな大事な楽器が展示されているなんて、さすがメトロポリタン博物館。
サックスの前身のような
一番右の形が面白いですね。
キーボードもくっついた弦楽器。
で、ピアノやハープシコードの反対側に
ギターコーナー
細工が非常に細かいっす
で、
このギターコーナーで
私が再びお会いしたかったのが、、
このギター達
ああ、また会えました。。(;_;)(;_;)(;_;)
現代ギターの神様、アンドレス・セゴビアが使用していたギター也。
- アーティスト: セゴビア(アンドレス),ポンセ,トゥリーナ,ロドリーゴ,カステルヌオーヴォ=テデスコ,ヴィラ=ロボス,ペドレル,ルーセル,タルレガ,トルロバ,ソル
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2002/10/30
- メディア: CD
この人ね。
「禁じられた遊び」でおなじみのナルシソ・イエペスも有名ですが、
現代のギター奏法を確立したセゴビアはやはり神様なのでせう。
で、ボケボケですが説明書きを見ますと↓
左のギター
右のギター
右は、スペインの名工マヌエル・ラミレス製のギターで材質はブラジルのローズウッド。
19世紀後半にアンダルシア地方で人気のあった11弦ギターを6弦に改造し
その後、セゴビアが使うようになった、とあります。
左は、ドイツのヘルマン・ハウザー製のギターで材質は同じくローズウッド。
1937年ベルリンで開催されたコンサートでセゴビアが初めて使ったとか。
セゴビアはこのギターを1962年のレコーディングまで使ったそうで、
ギターの設計図は博物館(楽器部門?)で閲覧ができると書いてあります。
前回来た時は、右のラミレス製ギターが特別ガラスケースに入って展示されていたのですが
今回は更に1本ギターが増えており、もーヒデキ感激。(^^)
暫しガラスケースの前に陣取り(というか周りに人、殆どいなかったし)
ギターを眺めておりました。。。
こういう展示が出来るのもやっぱりメトロポリタン博物館。
入場料$20も決して無駄ではないよ、、、、と感極まりながら妙に納得したりして。
と、ギターとのご対面も果たせて満足のまま、
吹抜けのところに出ると、眼下には西洋の騎士団達
そして、振り返るとアルマジロの形そのままのギター
吹き抜け前に置かれているあたり、傍流というかやや色物系に扱われているような。
更に前方のドアを開けて楽器コーナー②に進みますが、ここからはかなり手抜きな展示でした。
①が西洋の楽器の展示で、②はその他、って感じ。
最初にあったのはアフリカ楽器。
EW&Fのモーリスホワイトでお馴染みカリンバ
コンゴの太鼓 ちょっとシュール(笑)
更に進むとアジアのコーナーですが、非常に薄暗い中、
琵琶や太鼓や三味線などの和楽器
二胡などの中国楽器
シタールなどのインド楽器などなど
と、とりあえず並べて飾りました的な展示で苦笑。。。 三味線なんて茶色に変色してたし。。。
おまけに、
これも楽器???
と、西洋楽器とその他の落差に苦笑しましたが、
兎に角セゴビアのギターにお会いできたので感激しまくりでありました。
さすが、入場料$20。
今度は絵画コーナーへレツゴー三匹♪
NYの旅09~メトロポリタン博物館編②~ [アート・美術館(海外)]
マミーとご対面した後は、更に前進して「武器甲冑コーナー」へ。
武器甲冑。
ぶきかっちゅう。。。。 そんなカテゴリーがあるんですね。(^_^.)
エジプトコーナーを抜けて通路を歩きます。
最初に目に入ったのは日本のコーナー。
現地子供たち(小学校低学年くらい)が先生にあれこれと説明を受けていました。
「昔、日本のサムラーイが戦う時に使っていた兜(ヘルメット)や鎧ですが、
さー、日本がどこにあるか分かる人、いますかー?」
と先生が世界地図を出すと、「はーい!!」と手を上げる子が差したのは、、、
「あらー、それは中国ですよ! 日本はここね!」 先生、修正してました。
日本の若者達に世界の国々の位置を指差せといってもこんなもんでしょうが、
(私もちょっとアフリカとか中東とか、、、アヤシイけどさ。)
きっと、この子供達は日本がチッチャなチッチャな国でビックラしたことでありましょう。(笑)
と苦笑しながら中に進むと、
サムラーイ
世界史も日本史も苦手な私、
まして戦国時代なんて学校のテストでも「足利」とか「徳川」とか問われても
ありそうな「尊」とか「家」とか適当に組み合わせて解答欄に書いておりましたので
この辺りも本当にアヤシイもんです。
水戸黄門なら好きだったんだけどさ。
と言い訳しながらグルグル見ていたのですが、
やっぱり地域とか家柄で兜とか違うんですね。
(参考)2年前に彦根城で見た赤備えの鎧兜
兜というと上の2つのようなイメージだったのですが、
ここメトロポリタン博物館には思わず笑ってしまうような兜が陳列されていました。
ウサギ 決して強くは見えないよね
ファイヤー ちょっと火が控えめだったりして
巻貝 炙って食べたい
あ、これは普通だった(^_^.)
と、笑うはずじゃなかったのに何だか笑ってしまうと目の端に映ったのが
オスマン帝国の鎧らしい
でも日本のコーナーに置いてあったかから勘違いする人がいるんじゃないか、と思ったり。。。
その斜め前には真剣があったし。。
と、海外で見る日本はやはりこんな感じになっちゃうのかな、、、と思いながら
建物の吹き抜け部分に移動して、、
西洋の武器甲冑コーナーへ突入
急に雰囲気も明るくなりました
尻尾がちゃんと鎧から出せるのね(^_^.)
でーもー、
西洋の甲冑って本当に重そう。(ーー;)
馬も鎧が重くてパッパカパッパカ走れたのかどうか。疑問です。
全身固めちゃったら動くの大変じゃないのかしら。
と書きながら、
古すぎて画面が出ない。。。 南野陽子を思い出しちゃった。
あと、これ↓。
これも画像が出ない。(ーー;) レオナルド・ディカプリオね。
日本の鎧よりずっと重いんだろうな
サーベルの数々
と、あまり興味がない割にはこれまた笑ってしまいました。
これもね。 獅子型兜
一瞬虎かと思ってタイガーマスクのこと思い出したんだけどライオンでした。(笑)
違うってば。(笑)
さすが、入場料$20。 まだ続きまっす。
NYの旅09~メトロポリタン博物館編①~ [アート・美術館(海外)]
食べた記事の後はマジメに文化的香り漂う記事で。(笑)
今回、13年ぶりくらいにメトロポリタン博物館に行きました。
20年近く前に初めてNYに行った時に足を運んだのがここですが、
その後1度行ったきりで、広過ぎるから疲れちゃうしなあ、とか思っていたら、
その後ずーっと遠ざかっておりました。。
久しぶり♪
で、長らくご無沙汰の内に高騰したらしく、
入場料は恐れ入谷の鬼子母神で$20。 うひー。(V)o¥o(V)
初めて来た時は、$6か$7かそのくらいだった記憶ですが。。
しかも、当時は“ADMISSION(入場料)”という表記ではなく、
“SUGGESTED DONATION(希望寄付金額?)”とか書いてあったので、
「これだけ払わないと入れないわよ!ってハッキリ書けばいいじゃん」と思った記憶。。。
ま、所蔵品が沢山あるから維持するのも大変なんだろうけどね。
アメリカってお金持ちがこういう文化活動に積極的だったりするから
寄付を募ってもう少しお手頃プライスにしてくれるといいのにな。(^_^.)
とか思いながら中へ。。。 相変わらず混んでいます。。
早速右手方向に進み、エジプトコーナーへ。
ロンドンの大英博物館ほどじゃないのですが沢山マミーがいた記憶なので。
マミーといっても森永マミーじゃないです、MUMMY=ミイラのことっす。(笑)
そもそも歴史系が苦手な私、
エジプトといえば真っ先に思い浮かぶのがピラミッド、その次が、
悲しいかな、これなんです。(ーー;)
どんな話かというと、、、
考古学者の娘のキャロル(金髪)がアクシデントでナイル川に流されてしまい、
その内タイムスリップして古代のエジプトに到着。
そこで王子(メンフィスだったかな)と出会い恋に落ちるのですが、
敵にキャロルがさらわれたり、現代に戻ったり、また古代に行ったり。。。。
ひたすらこれを繰り返す作品です。(^_^.)
まだ連載が続いているようですが初めて読んだのは確か中学1年生の頃。
確か、連載されていたのは月刊プリンセス。 書いているだけで懐かしい。(^_^.)
そんな昔の記憶なのですから、作者の細川先生は今おいくつなんでしょうか。。。
早く終わらせないと収拾つかないのでは、、と心配ですが、
既に50巻を超えているという時点で、終わらせられないと思われ。
因みに↑の53巻、amazonのレビューは惨憺たるもののようです。
私も一度マンガ喫茶で一気読みしたいと思っているのですが。。
多分、話は中学生の頃から一向に進んでいないようですし。(笑)
なんてことを一人思い出しながら、前進いたします。
ホンモノです
これもホンモノ
顔の表情にナゼか見入ってしまいます
これでナイル川を下ったんでしょうか
どんぶらこどんぶらこです
すみません。解説できないのでこんなことばっかり書いて。(ーー;)
当時の街並みのジオラマ 粉屋?
リアルに肉屋
壁画などなど
教科書でみたような図柄です
で、マミーです
沢山持ってきちゃったね、と言いたい位
沢山ありました
沢山あり過ぎて終盤は飽き気味。(笑)
副葬品を見たりして
エジプトコーナー終了です
さすが入場料$20。
まだまだつづきまっす。(^^)
NY旅行記~MOMA編~ [アート・美術館(海外)]
昨年も行ったのですが、今年もMOMA(ニューヨーク近代美術館)に足を運びました。
驚いたのは入館料。今年はナナナント$20。
10年ちょっと前に初めて入った頃は$7か$8くらいだったような記憶なのですが。
こんなところにもインフレの波が押し寄せているのでしょうか。。
いやはや、ゲージュツとはお金のかかるものでございます。(ーー;)
展示されている作品は、
ピカソ
クレー
モネ
先日、川村美術館でも観たボナール
と、マティス
で、マティスといえば、MOMAで毎回見入ってしまうのが、
「ジャネット」シリーズ
私の中では「サザエさん」なんです(笑)
いけません。。マティス先生に失礼千万な私でした。反省反省。
ゴッホ
スーラ
ポロック
ロスコー
ジャスパー・ジョーンズ
ウォーホル
そして、ブルーマンをご覧になった方には見覚えがあるでしょう、、
アンドリュー・ワイエス「クリスティーナの世界」
ここのところブルーマンづいていたので、思わず絵を観て笑ってしまいました。。。
本当は全然笑うような絵でないのですがついつい。(^_^;)
と、このような有名な作品も多いのですが、近代美術館だけあって摩訶不思議な作品も。。
目の部分がファスナー。。痛そうです。。。
テント?
見る角度で違うとはいえ展示ホール入口でかなりの存在感。。。
Marisolの「LBJ」という作品。
ちゃんと後ろにも後姿に見えるようにペイントされていました。
Claes Oldenburgの「Pastry Case」
これも芸術。。。
お、ヘリコプタ!と思ったら
Arthur Youngの「Bell-47D1 Helicopter」
1945年の作品だそうですが、これも芸術なんですね。。
今回展示品入れ替え中のエリアが多くて、
大好きなダリのオブジェが見られなかったのが残念でしたが、
これがソレ
同じくらいインパクトのある作品に遭遇。
これ
Rachel Harrisonの「Alexander The Great(アレグザンダー大王)」という作品。
後頭部にはリンカーンのお面
2007年の作品と非常に新しいのですが、
芸術というのは受け取り手によって如何様にも、、、かもね、なんて思うのでありました。
一通り見学した後、折角なので中庭も見ようと思ったら一時的にクローズ、との看板。
なのでガラス越しに見学。(T_T)
年々あがる入場料、今回の$20は高いとは思うのですが、
日本でこれだけの作品を一箇所で観られるかというとなかなか難しいかもしれませんし、
仕方ないのかなあ、と思いつつ、それなりに楽しめたMOMAでありました。
(国連編につづく)