ドラマ「赤めだか」を観る [ドラマ(海外・国内)]
あらすじはAmazonさんより。
故・立川談志のもとに弟子入りし、新聞配達をしながら生計を立て、
弟子仲間たちと苦楽を共にしながら成長していく様子と、誰よりも落語を愛し、
落語に挑み続けた男・立川談志の破天荒な生き様を中心に超豪華キャストで鮮やかに描き出す。
主役は談春さんのハズですが、ドラマはやっぱり談志かなと思いました。
談志一門というと、私は談笑さんメインで(といっても最近みてない)
あとはこ志らさんくらいかな、なのですが、
(とりあえず談笑さんログを)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/tag/%E8%AB%87%E7%AC%91
(談志のネタをたまたま聞く機会があった時の記事)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2011-01-25
面白かったのは、談志を演じたのがビートたけし、
ダンカンが談志からビートたけしに師匠を変えようとする場面で、
どちらの立場でもあるのに面白そうに演じていたのが印象的でした。
談志自身の性格(自分の利になることでも納得できれば迎合しないとか)から
考えると面白いエピソードかな、と思いますが、
ドラマ自体の出来で考えると、二宮君、浜田岳さんの落語のうまさはあれど、
やっぱり二時間ドラマなのかな、というのが正直なところで、
こういうのって、なにか都合のいい力の働き具合があって、
演者の好演はその都合のいい演出に役立つだけなのかなというのもあって。
ノンフィクションであれば素直に楽しめるのですが、
もともと好きでない立川談志、彼に対してイメージはよくなりましたが、
談志に対して批判的な評論家の存在や、築地で談春が働いていたときの恋物語、
どこか中途半端な感じがあったりして、原作にあったかどうかわかりませんが、
見ていると、本筋にあまり深く関連するわけでもなく中途半端感があったかな、と思うと、
こういうネタってドラマ化は難しいのかな、と思った「赤めだか」でありました。
ドラマ「紙の月」を見る [ドラマ(海外・国内)]
映画版を先に見てちょっと残念だったのですが、
lovin姐さんがテレビ版はよかったとおっしゃっていたので借りてみました。
(ピンとこなかった映画版)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2015-11-01-4
同じ原作でも違うんですねぇ。。ドラマと映画で。。
映画版は見ていて面白くなかったのですが、同じ話なのに、ドラマ版はハマりました。
まあ、ドラマは何話も続けていけるので丁寧に情景を描けるのと、
2時間の映画なら削いでしまいそうなエピソードも盛り込めるので、
面白いと思えればハマっていけるものだと思いますが、
演出や配役、あとは、時代設定が変わるだけで違うんだなあって思いました。
映画版はバブルが弾けたころ、ドラマ版は比較的現代なのかな、
犯罪を犯していくにしてもドラマ版の方が道具が便利になっているので
スピード感がありました。
まあ、金持ちの爺さん役は、
ドラマ版のミッキーカーチスより映画版の石橋蓮司の方が好みだけど。(笑)
専業主婦の梨花がどんどん抜けられない犯罪の泥沼にはまっていく様子、
どうして、大学生の光太の前で金持ちのふりをしなければいけなかったか、
ドラマ版の方がとても分かりやすく描かれていて、
また、ドラマ版で登場する中学(高校?)の同級生たちがまた色々とあって
(水野真紀演じる節約専業主婦役が凄くてツボにはまりました)
若い頃の性格がどう犯罪に結びついたのか、ほほーな気持ちで見られます。
大学生の光太役、映画版はあんまり冴えない感じで、どうしてこの子に金を使うのか、と
最後まで共感できないまま見終わったのですが(演じた俳優さんには申し訳ないのですが)
ドラマ版はイケメンで、人懐こい感じが心のぽっかりあいた穴を埋めたい梨花に
ちょうどはまったんだろう、と思えたのですが、
このCMですっかり
「“早く言ってよぉ”と、とゴロウさん(孤独のグルメ)に言われる若者」と刷り込まれ、
名刺のお兄さん、と長らく心中で呼んでいた人だったので、
最初、画面に登場したときに、あれ、私は何をみているんだ、と混乱しました。
俳優さんの顔を覚えたのがCMだったというのが原因ですが、
満島ひかりの弟さんで満島真之介さんていうのね、今度は演技で覚えます。
主人公自身が犯罪にてを染めていくのは心の弱さかなと思ったりしましたが、
あんな自分の面子ばっかり気にするようなダンナじゃ寂しくなるよね、
という変な共感はもてました。
あんな自己中なダンナ、捨てちまいな、と画面に突っ込みいれながら見たのですが、
捨てちゃうとドラマとして成立しなくなるので、致し方ないという。(笑)
というわけで、最初にドラマを見て映画ならよかったのかもしれませんが、
やはりキャスティングや演出なのかも、、思いつつ、
一気に見てスッキリしたドラマ版「紙の月」でありました。
次は原作を読みます。(順番が全く逆)
ドラマ「アグリー・ベティ」を観る [ドラマ(海外・国内)]
いまさらなんですが。。。
アグリー・ベティ (シーズン1-4) コンパクト BOX 全巻セット(新作海ドラディスク付) [DVD]
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- メディア: DVD
このドラマ、すべて見終わりました。
(こんなドラマです)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%86%E3%82%A3
(こんな超凝縮版動画も発見)
海外ドラマといっても、
ダーマ&グレッグ シーズン1 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2012/03/10
- メディア: DVD
Will & Grace: Season One [DVD] [Import]
- 出版社/メーカー: Lions Gate
- メディア: DVD
このくらいしか見たことがなく、おまけにこれらも見ない回も多くて
いったい結末がどうだったのか覚えていないくらいですが、
アグリー・ベティは4つのシーズン、全部見ました。(^-^)
醜い(アグリー)と言っていいのかと思うのですが、
NYのファッション誌の編集長アシスタントに採用されたのが、
ゲジマユで冴えないベティ、、という設定からスタートして、
ベティがメキシコ人のお父さんの不法移民問題で大変な思いをしたり、
なんて人種のるつぼ的な問題も絡めつつ、明るい性格で前向きに行くことで
最初はいぶかしがったりいじめたりした人たちも巻こんでいって、
最後はハッピーという、、展開です。
こういうドラマにありがちなギャラ高騰&慣れで視聴率低下、、で
シーズン4で終了となりましたが、最後の最後はなんだかわけのわからないくらいの
盛りだくさんぶりで、、一気に見て楽しめました。
って、見終わったら、もうこの続きないんだって寂しかったけれど。
ドラマでいろいろ展開があるので登場人物も盛りだくさんですが
(途中ででてきて最後どうなったかわからない人も多数いたけれど(笑))
個人的には、NYならではのブロードウェイミュージカルの俳優が
たくさん出てくれていたのが見ていて楽しかったなあ。
クリスティン・チェノウィス、パティ・ルポーン、バーナデット・ピータース、
他にもいたのですが、、みな楽しそうに演じていて、私も見ていて楽しかったのと
NYの風景も楽しめました。
で、主人公演じるアメリカ・フェレーラも当然ですが、
終始憎まれ役だったウィルミナを演じるヴァネッサ・ウィリアムズがツボ。
もうデビュー作の頃から大好きな歌手なので、
彼女が嫌な女を演じているだけでもう楽しくて楽しくて。。
最終シリーズでもこの場面も大好きながら、
ウィルミナが自分をパロディで演じるおかまの代わりに歌わされたこの場面、
これももう完全にツボでした。。。
映画と違って毎週の話、、時折話が雑になりがちなこともありますが、
登場する人物がみな面白く愛らしく、、なによりベティががんばって
前向きに行こうする姿に見始めたころプータローで心がすさんでいた私も
がんばらねば、、、という気持ちになって、今にいたっております。。
この先のベティも、、、すてきな女性になって活躍していくだろうな、
って想像しながら続編も見たかったりする「アグリー・ベティ」でありました。
元気がほしいとき、この作品は絶対おすすめ!
ドラマ「猫侍」を観る [ドラマ(海外・国内)]
結局映画版を見そびれてしまい、、、代わりというわけではないのですが、
ドラマ版を借りました。
あらすじはAmazonさんより。
「猫」を斬れ。
時は幕末。かつて畏怖され尊敬された剣客は、今や浪人となり身をやつしていた。
困窮する男に久々に舞い込んだ仕事、それは「猫」を斬れというものだった。
飼い主を骨抜きにする魔を持つというその化け猫。
しかし、この小さな生き物との出逢いが、男の小さな生活を鮮やかに変えていく…。
萌ぇ。
萌ぇ萌ぇぇ。。。
もう、玉之丞に萌え萌えです。
斑目(北村一樹さん)が玉之丞と目線を合わせたときのウィンク。 萌え過ぎ。(^_^)
あとは、小さいザルの中に入って丸まってすやすや寝る玉之丞とか。
(ある意味、猫鍋と同じような状況ですな)
話自体は、まあ普通なのかもしれませんが、
猫を絡めるだけであーら不思議に面白い、という展開のような気がしますが(^_^.)
まあ、そこは猫好きが見て楽しめればそれでよいのかと思います。
猫好きでない人がみても全然面白くなさそうだし。
玉之丞を演じる「あなご」ちゃんの演技がなんとも自然で、
それが濃すぎる顔立ちの北村一樹さんの演技とよく合っています。
あとは、ドラマなので毎回冒頭で流れる「まだら鬼のうた」がもう脳裏に残って残って。。。
斑目久太郎の歌なのですが、
斬るべし! 斬るべし! 斬るべし!
不屈~のまだら鬼~♪
って旋律がついつい口をついてしまい。。。(見れば分かってくれるはず)
というわけで、猫が好きでない人にはどうでもいいドラマかと思いますが、
ドラマ「PAN AM」を観る [ドラマ(海外・国内)]
飛行機もの、ということで借りて観ました。
あらすじはAmazonさんより。
1963年ニューヨーク、アイドルワイルド空港。
アメリカを代表する航空会社パンナムは、
ジェット機ボーイング707のニューヨーク-ロンドン間初出航という記念すべき瞬間を迎えていた。
初めての機長に任命されたディーンは、彼の恋人であり、パーサーのブリジットにプロポーズし、
初フライトを共にしようと告げる。
しかし、フライト当日、ブリジットは現れず、
急遽呼び出されたマギーは、パンナム本社からヘリコプターで空港へと急行する。
期待と緊張を胸に初フライトへと搭乗する新人客室乗務員のローラ、
ローラの姉でスパイ活動の手伝いをするケイト、恋多きフランス女性コレット、
それぞれの思いをのせて、栄光のロンドン便が空へと飛び立つ…。
パンナムというだけでワクワクするドラマでした。
小さいころ、パンナムといえば、世界中どこでも飛行機を飛ばしている「世界の翼」、
というイメージだったので、ドラマの舞台になっている196年代というのは
パンナムが一番輝いていたころ、なんでしょうね。
話自体は、軽くドキドキしますが、ドロドロってこともなく、意外とさらっと見ることができます。
って、このドラマ、視聴率がどんどん下がっていってシリーズ1で終わってしまったらしいです。
(wikipediaに書いてあった)→ http://ja.wikipedia.org/wiki/PAN_AM/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%A0
とはいえ、登場人物も色々なキャラクターがそろっているので見ていて飽きることもありません。
パーサーのマギー(クリスティーナ・リッチ) は、ダイナーのウェイトレスから成り上がり的に
パンナムのスチュワーデスになるのですが、ガードルを履かず服装違反で注意されたり
ポジションを得る為には多少の嘘もいとわない、という性格で見ていてハラハラします。
(当時は搭乗前に服装や体重のチェックがあったというのも、花形職業だったからなんでしょうね)
世界のあちこちに飛びながらCIAのスパイとして働くケイト、
その妹で親の決めた結婚相手を捨ててパンナムのスチュワーデスとして働くローラ、
恋多きフランス人スチュワーデス、コレット、これらの女性たちに若くして機長になったディーン、
海軍を首になって親のコネで副機長になったテッド、などなど、
面白くこれらのキャラクターが絡み合っていきます。
私はコレットが一番好きかな。
美人タイプではないものの、一番好感持てる性格で、一番大人なキャラクターでした。
全体的な流れはかなり軽めなので、マギーの強引な性格にちょっとイラついたのと、
親のすねかじりで性格が悪いテッド、この二人に時折イラつく程度で見ることができました。
こういうキャラクターがいないとドラマが全然面白くなりませんからね。(笑)
花形職業だけあって、代打で急に呼び出されたマギーがパンナム本社(NY)のビルから
ヘリコプターで空港まで移動する、など、今では考えられないこともあったりしますが、
(チケットを買える人もお金持ちなので機内の様子も非常に豪華だし)
世の中の変化についていけず、結果的に消滅していった経過を以前読んだだけに、
ドラマで見るような華やかな時代は続かなかったんだな、と思いました。
が、就航都市もとにかく世界どこでもという感じで、観ていて楽しいですね。
アジアや南米など、フライトで世界中に飛んでいく乗務員の姿を見ていると、
私も美貌と若さがあってこの時代にアメリカに生まれていたら
こういう世界を見てみたかったかも、と、チラッと思ってしまいました。
ま、あり得ないから、そう思えるんだけどね。(笑)
というわけで、パンナム、というだけで借りてみましたが、
飛行機の様子と軽めのドラマを楽しめた「PAN AM」でありました。