映画「ニューヨーク 訳あり物件」を見る [映画(な行)]
あらすじはYahoo!映画さんより。
マンハッタンの高級アパートに住んでいる
モデルのジェイド(イングリッド・ボルゾ・ベルダル)はデザイナーへの転身を考えていたが、
夫のニック(ハルク・ビルギナー)から一方的に離婚を告げられる。
慰謝料として残された部屋に暮らす傷心の彼女の前に、
夫の前妻のマリア(カッチャ・リーマン)が現れ、部屋の所有権の半分は自分にあると主張する。
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いやー、全然面白くない。(*_*)
どの登場人物にも共感できないまま鑑賞終了しました。
みんなどこか身勝手な感じがするのは一昨日記事でアップした、
この映画も同じでどのキャラクターにもあまり入り込めませんでしたが、
それでも珍事が頻発しながらもなんとなくまとまっていって
最後はハッピーになっていくという構成だったので面白かったのと真逆というか、
どのキャラクターにも入り込めず、珍事も笑えず、最後にはえ、そんな終わり方?
イマイチ展開を理解しづらくて見終わりました。
酷い邦題に対して、原題は“Forget about Nick”で、
ダンナのNickを忘れるというタイトルの展開にはならず、
若い女ばっかり追いかけるダメなおっさんなら捨てちまえよ、って
イライラしながら見ているのですが、ジェイドは全然忘れられなくて
(浮気相手の若いモデルに八つ当たりしますが当たる相手が違うだろうって)
自分のビジネスに資金を出してくれているから忘れられないのか
まだ好きで忘れられないのか、イライラが増幅していきました。
元妻のマリアもどこか図々しく(半分権利を持っているにしても)
その娘のアントニアもジェイドを嫌っているのにビジネスに誘われて
いいように利用されているのに気づかないのかなんなのか、
価値観は人それぞれとはいえ、話が進んでも互いの価値観がずれたままで
いきなり最後にマリアとジェイドが仲良くなってめでたいね、みたいな
結末となっても頭の中は疑問符だらけでした。
もしこんな結末でめでたし、となっても、この人たちじゃ続かないで、
また揉めるんじゃないかなって思うような、いきなり和解かよ、と
突っ込みを入れたくなりました。
共感できないキャラクターたちにもどこか隙を見せさせる場面があれば、
もうちょっと歩み寄って見られたような気もします。
映画の邦題や予告編などを観るとコメディタッチかなとミスリードするような、
それを見て本編をみたら、ええっ???と思う人が大半ではないかな、と思った
「ニューヨーク 訳あり物件」でありました。
映画「NO SMOKING」を観る [映画(な行)]
シネスイッチ銀座で鑑賞しました。

あらすじはYahoo!映画さんより。
はっぴいえんどやYMOなどの活動で知られ、
2019年にデビュー50周年を迎えた音楽家の細野晴臣。
その音楽活動の足跡を振り返りながら、
2018年から台湾、ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルスで開催されたライブに密着し、
公演の模様やヴァン・ダイク・パークス、マック・デマルコ、水原希子ら数多くの著名人と
交流する様子を映す。
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細野さんがますます好きになりました。(^-^)
自分が細野さんの存在を知ったのは世代的にYMOで、その前のはっぴぃえんども
知ってはいるのですが、どっぷりはまっていたわけではないので今作を見て、
どのジャンルにもハマらない細野晴臣というアーティストの生き方をスクリーン越しに
少しだけなんだと思いますが共有させてもらった気分です。
小さい頃の細野さんは裕福なお家だったんでしょうね、自宅で蓄音機で音楽を楽しみ、
ピアノなどの楽器に触れる機会も多かったことから高校、大学でも自然と音楽に触れて
様々な仲間と出会って、エイプリルフールでデビューしてからどんどん進化していく、
それが自然な流れに見えました。
YMOもその中の通過点だったわけで、アルファレコード立ち上げで思いついたのがYMO、
教授は渋々参加したというエピソード、北米デビューでレコード売上400枚と
志高くYMO結成をめざした(笑)細野さんのノートも紹介されたり、
細野さんの性格が垣間見えるような当時の記録も観られてほんわかした気持ちになれました。
面白かったのは、テレ東のモヤさまの場面が映ったこと。
モヤさまで白金を散策してハチローという洋食屋さんで食事をしていたら、
細野さんがプライベートで食事していて(この映画の撮影だったみたいですね)
さま~ずと共演するという偶然が生まれたのをみて驚いたのですが、
その場面も(お店を出て一緒に歩いているところだけですが)映っていたので、
あ、モヤさまも!と個人的にはツボにはまりました。
ものすごく自然に見えるのですが、年を重ねても音楽への前向きな気持ちが
衰えることなくどんどん強くなっていきながら、自然の流れを作って
ポジティブに進んでいく姿に、私も好奇心や興味を持つ気持ちを忘れずに
日々過ごしていきたいなと思いつつ、細野さんの音楽をもっと深く聞いてみたいと思った
「NO SMOKING」でありました。
映画「ねことじいちゃん」を観る [映画(な行)]
とヒューマントラストシネマ有楽町で鑑賞しました。

飼い猫のタマの散歩と妻が残したレシピノートの作成が日課の自由気ままな生活を楽しんでいた。
だが、親しい友人が亡くなり、自身の体にも変調を覚えた矢先、タマがどこかに行ってしまう。
たま
![[黒ハート]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/136.gif)
話なんてもうどうでもよくて(すみません)、
猫たちの姿に終始ほんわかした気持ちで鑑賞できました。
さすが岩合さん監督作品って感じで、
猫たち(名優ばかり)に「いい子だねぇ」といいながら
撮影している岩合さんの姿を勝手に想像できるくらい、
猫が出てきても他の猫映画とは異なるかな。
じいちゃんの布団にのってうとうとする姿や、一緒に散歩する姿、
みいちゃん(三毛猫)にアプローチして振られる(シャーってされる)姿、
特に、たまの演技がとても自然なのもさすが岩合ワールド。
志の輔もそんなに好きではないし、他の俳優さんの選択もあったと思いますが、
猫メインで描く中で大事な役を猫を目立たせながら演じるという点では
良いキャスティングだったと思います。
あとは、幸を演じた銀粉蝶。
むかし「タイガー&ドラゴン」で落語家(西田敏行)の奥さんを演じていて
このときの何とも言えない可愛くてでも芯が一本通った強さを持つキャラクターが
印象に残っていた俳優さん。
今作でまた見られてこれは思わぬ拾いものをした気分。(^-^)
ただ、柴咲コウはなんとなく他の俳優の方がよかったような気も。(-_-;)
島の穏やかな毎日、ゆったり流れる時間、自然の中で過ごす猫たち、
豪華ではないけれど食べたくなる料理の数々、
最後に満開の桜にたま、という光景で見終わって、
猫分をたっぷり吸収できた「ねことじいちゃん」でありました。
映画「7番房の奇跡」を観る [映画(な行)]
あらすじはYahoo!映画さんより。
模擬国民参加裁判で、弁護側の女性(パク・シネ)は、
ある幼女暴行殺人事件のえん罪を晴らすために立ち上がる。
当時犯人とされ、死刑が確定したヨング(リュ・スンリョン)は、
娘のイェスン(カル・ソウォン)と二人暮らし。
彼はかわいい娘のために黄色いランドセルを買ってやろうとしていたが、
ランドセルは売れてしまい……。
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泣いて笑って最後に泣いて。(:_;)
ありえない話といってしまえばそれまでですが、
父と娘の絆、それを見守る囚人たち。
誰もがみんないい人で(犯罪犯して収監されているんですけど)
最後にヨングの死刑執行になってしまうものの冤罪を証明する娘の姿に
図らずも泣いてしまいました。。。
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とにかく、イェスンの小さいときを演じたカル・ソウォンの
お父さんを大事に思う表情がおばさんの私にはツボでした。
登場する犯罪者もどこか人がよく
(敵対するヤクザなおじさんもいい人に変身するという)
冒頭の場面から過去に遡ってみていて、答え合わせ的なこともできて
見ていてグイグイ引き込まれながら楽しめた「7番房の奇跡」でありました。
映画「ニンジャバットマン」を観る [映画(な行)]
友人に勧められて映画館で鑑賞しました。

あらすじはYahoo!映画さんより。
悪党たちが現代のゴッサムシティからタイムスリップして、
戦乱が続く戦国時代の日本にやって来る。
たちまち戦国大名の座に就いた凶悪な彼らが思うままに国を荒らし回ると、
日本はおろか世界の歴史が変わってしまう危険があった。
現在の最新技術からかけ離れた乱世で、ヒーローは悪党たちの暴挙を止めようとするが……。
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大爆笑!
ジャック・ニコルソン様のジョーカー&プリンス様の音楽で楽しんだバットマンとか、
特にアメコミが好きなわけでもなく、日本ののアニメも殆どみない、
でもなんだか物凄く楽しく見られました。
多分、アメコミのバットマンが好きな人がみたらケシカラン!って思いそうな、
映画レビューもかなり両極端な作品ですが、私のような事前知識がなくて、
ハードルも低いような人には面白く見られる映画です。
ま、内容はバカバカしい感じですが、気にしないで見ることをお勧めします。(笑)
バットマン(マスクを外すとブルース)がハンサムではないものの、
私が見たバットマンもマイケル・キートンだったし(笑)、ま、そんなもんかと思いつつ、
途中からのマジンガーZを彷彿とさせるロボットの数々が結構ツボでした。
お城ロボットが観音ロボットをジャイアントスイングする場面、
こういうのがつくれるのがさすが日本。
戦闘場面と、のどかな田園風景の場面、画風が変わる演出も個人的には楽しくて、
85分という短すぎず長すぎずの尺で駆け抜けるように見られました。
ディズニーやピクサーのアニメも好きですが、
日本のアニメも意外といいな、作り手が(ご苦労も多いと思いますが)
楽しくつくったのではないかと想像しながら楽しめた
「ニンジャバットマン」ででありました。
映画「ねこあつめの家」を観る [映画(な行)]
あらすじはYahoo!映画さんより。
小説家の佐久本勝(伊藤淳史)は若くして新人賞を受賞し、
あっという間に有名になったものの、近ごろはスランプに陥って全く筆が進まない。
思い切って気分転換にのんびりとした土地に引っ越してみたものの、
相変わらず書けないままだった。
ある日、彼が縁側で庭を眺めていると、1匹の猫が現れる。
というのが素直な感想です。
元々スマホのゲームアプリで、そこから物販やらなんやらマルチ展開して、
今回映画化、、というのはまあ悪くないのですが、
ゲームに一時期ハマっていろんな猫が遊びにくると楽しくて楽しくて、
でも、特にそこに人間主体の物語をつけて映画にする必要があったかというと、
別に映画にしなくてよかったような、、気がします。
主役の伊藤淳史を見ると、なんだかいつまでもチビノリダーのイメージが強くて
(同じタイプとして安達祐実ちゃんも)
執筆に悩む作家が、なぜか千葉の多古町(たこまち、うつぼ実家から比較的近いとこ)に
引っ越して、庭に遊びにきた野良猫との出会いから立ち直っていく、、
という話も別にそれで感動するということもなく、
1時間番組でテレビ放送くらいで十分な、そんな印象で見終わりました。
ペットショップの店員を演じる木村多江さんは個人的に好きなので、
フジテレビで浅野ゆう子が怪演していた大奥で、
幸薄い初島という役を演じていたのを見てから、
この人を見るとどんな役でもつい「初島さん」と呼んでしまうのですが(笑)
木村さんが出てきたときはちょっと気持ちが温かくなりました。(^-^)
最近、猫や犬を使えば観客動員を狙えるという制作側の本音も見えるというか、
それに引っ掛かって見てしまう自分も自分ですが(笑)、
なんでも映画化しちゃダメだなと思ってしまった「ねこあつめの家」でありました。
映画「ナイスガイズ!」を観る [映画(な行)]
キム・ベイシンガー♪
どちらもそんなに好きじゃないし(すみません)
話もなんだか雑な感じで展開していって、
共感できるのがライアン・ゴスリング演じるマーチの娘くらいで、
一体これがどう展開するんだよ、って思っていたら、
後半で登場した悪役がキム・ベイシンガー。
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出演作品などでトラブルがあったりなんだりで、その後見かけることもなく、
今回予想もしていないところで登場して。
それからは気合いが入って見られました。(笑)
設定が1970年代なので音楽、ファッションも懐かしい感じ、
アナログ(当然携帯電話など存在しない)な展開で最後はめでたしとなりますが、
キム・ベイシンガーが出ていなかったら最速早送りで見ていたかもしれない。。
所謂バディムービーという分類ですが、この配役の組み合わせがよかったのか、
違う組み合わせだったらもっと面白かったのかもしれないと思いながら、
意外とバイオレンスなシーンもコメディぽく演出されている点もちょっと苦手で、
なんとか頑張って見終われた、、、という「ナイスガイズ!」でありました。
映画「ノーウエア・ボーイ」を観る [映画(な行)]
以前ビートルズのドキュメンタリー映画を見た後、
ビートルズ関連作品を検索してみつけた映画です。
あらすじはYahoo!映画さんより。
1950年代のリバプール、伯母ミミ(クリスティン・スコット・トーマス)と
暮らすジョン・レノン(アーロン・ジョンソン)は、反抗期真っ最中の問題児だった。
ある日、近所に実母ジュリア(アンヌ=マリー・ダフ)がいることを知ったジョンは、
普通とは違う境遇を受け入れられず、行き場のない孤独に打ちひしがれてしまう。
ビートルズをリアルに知らないまま大学生時代のバックパック旅行で
リバプールを訪れたときにビートルズバスツアーに参加して、
ジョン・レノンが住んでいたミミおばさんの家、というガイドさんの紹介に、
実母が亡くなっておばさんが引き取って、、かとずっと思っていたのですが、
今作で、実母も離婚再婚の後、ジョンの近くにいたことを知ってビックリ。
厳格なミミおばさんを演じていたクリスティン・スコット・トーマス、
この映画で知ってからお気に入りの女優さんですが、
今作では、厳しいだけでなく、ジョンの愛する姿が垣間見える、
そんなミミおばさんを好演していました。
実母ジュリアとミミおばさん、それぞれがそれぞれの立場と愛情とで、
ジョンの音楽の才能を開花させていったのかと思ったのですが、
2人があまりにも違い過ぎるので(^^;、多感な頃にそんな2人と接するジョンが、
どこかヒネクレタ感じになっていったのもなんとなくわかるというか、
音楽の才能は素晴らしいけれど、心から愛せる母を求めてオノヨーコと出会ったのかも、
そんな風にも思えました。
自分自身、ジョン・レノンといえば、
このあたりのヒゲもじゃな姿のイメージが強かったのですが、
こうやって中年になってドキュメンタリー映画を色々みたりしながら、
音楽にのめり込み、ポールと出会って、、、という時代の作品を観て
(これは当然ドキュメンタリーではないので演出部分もあるかと思いますが)
人として近くにいたら友達になれないかもしれない、と思いつつ、
ビートルズ時代を含めて彼の音楽を改めて聴いてみたくなった
「ノーウェア・ボーイ」でありました。
映画「人間失格」を観る [映画(な行)]
久しぶりに邦画を借りました。
あらすじはYahoo!映画さんより。
議員の父親を持ち、津軽では有名な資産家の御曹司・葉蔵(生田斗真)は
人間関係がうまくいかず、周囲に溶け込むためにわざと失態を犯して
笑いを取る日々を送っていた。
高校に入った葉蔵は遊び人の堀木(伊勢谷友介)や詩人の中原中也(森田剛)と出会い、
酒や女におぼれる放蕩(ほうとう)生活を送るようになって、精神的に疲弊していく。
うわー、三田佳子がー。。。
((+_+))
元々こういう話は好きじゃないんですが(なので原作も読んでません)、
なぜか借りていたので見たわけで、、共感できる部分もないので、
ギブアップしそうになりながらなんとか最後まで鑑賞。
おそらく、原作のようには映像化できないんだろうな、と推測していますが、
(原作に忠実だったらごめんなさいね)
人気イケメン俳優をあれこれ出してもダメなもんはダメなんだろうと。
お金持ちのボンボンが心を病んでいくのですが、
退廃的というよりも、単にダメな男がダメさに拍車がかかって、
田舎に引っ越して、、そこで、ああ三田佳子とぉ。。。
確かに出演している俳優はイケメンが多いんですが、
放蕩ぶりがいまいちこなれていない感じで、
こういうとき、ダメダメなやつを演じるには誰がいいのかな、と考えて、
ジャニーズ使わない方がよかったのではないか、と思いました。
あとは、だらだら長尺だったので、すっきり100分くらいにしたら、
もっと堕落していくのもスピード感があってよかったかもしれません。
ダメな登場人物でも「こいつしょーがないなー」的に共感できる演出や展開、
そういう描き方はあると思うのですが、単にだらだらして長いと
いくらイケメンだらけでも(V)o¥o(V)ですね。
というわけで、
映画がダメだったので、原作を読んでみようと思った「人間失格」でありました。
映画「ニュースの天才」を観る [映画(な行)]
どうして借りたんだろう。。。わかりません。。
あらすじはYahoo!映画さんより。
“THE NEW REPUBLIC”誌編集部で最年少のスティーブン(ヘイデン・クリステンセン)は
次々と特ダネを発表。
だがある日編集長のチャック(ピーター・サースガード)は彼の書いた記事に疑問を感じ始める。
こういう若い人がろくに取材もせずにスクープ連発、とみると,
そんなに簡単に記事書けないでしょう、と思うのですが、
大きなスクープを書くための綿密な検証取材などの映画を見ると
あまりに今作はお粗末に見えました。
(こちらも実話に基づいていますが素晴らしい)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2016-04-28
まあ、映画での描き方もあると思いますが、若い主人公があまりにも記事を書くのに
努力していないように見える、親の影響で会社に黙って学校に通いながらで
そんなに記事書けないだろう、って思います。( `ー´)ノ
最初の頃は捏造ながら面白い記事を書いて持ち上げられて、
その後、、どうしようって後悔の念になるはずが、
正直に言えるタイミングを逸する、、そういうケースってあると思いますが、
今作では上司もなんだか歯切れが悪いというか、
本人の悪いと思っている気持ちを確認するのにそこまでするかって感じはしました。
ジャーナリスト魂ながら、上司も陰湿で感じ悪い。(V)o¥o(V)。
個人的には記事をチェックする機能がまったく機能していなかったこと、
それにがっかりだったのですが、こんなファンタジー記事、
なんで誰も疑問に思わなかったのか、
売上ばかり気にしていたのも原因ではないかな、と思いますねぇ。
人間、注目されたい、評価されたい、という気持ちからオオカミ少年(少女)に
なってしまう人がいるのはわかるのですが、社会的に影響を及ぼすのは問題で、
今回は問題を起こした本人が今でもノウノウと生きているのに、
正義をもとに報道使用としようとするひとたちがリスクをもっているのを
考えると不公平というかおかしいと思うわけですが、
ネットで情報量がさらに増えている今こそ、情報をどう活用するかの大切さを
改めて感じた「ニュースの天才」でありました。