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映画「ポライト・ソサエティ」を観る [映画(は行)]

インド映画かと思ったらイギリス映画、というのが気になって鑑賞した作品です。
ポライトソサエティ.jpg

あらすじは映画.comさんより。

ロンドンのムスリム家庭に生まれた高校生リア・カーンはスタントウーマンを
目指してカンフーの修行に励んでいるが、学校では変わり者扱いされ、
両親からも将来を心配されていた。
そんな彼女にとって、芸術家志望の姉リーナが唯一の理解者だ。
ある日、リーナが富豪の息子であるプレイボーイと恋に落ち、彼と結婚して
海外へ移住することに。
彼の一族に不信感を抱いたリアが独自に調査を進めると、リーナとの結婚の裏には
驚くべき陰謀が隠されていた。
リアは大好きな姉を救うため、友人たちとともに結婚式を阻止するべく立ち上がる。
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粗削りながら振り切った感のあるぶっ飛び感。

インド系イギリス人を描いた映画は、
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  • 出版社/メーカー: アルバトロス
  • 発売日: 2003/10/03
  • メディア: VHS
この映画などで見たことがありますが、
(イギリスに住みながらもインドの文化を大事にしないといけないとか)
今作は、パキスタン系のイギリス人一家を描いた作品でした。
インドがヒンズー教(他の宗教もありますが)、パキスタンがイスラム教という
違いながら、映画の中では特にインド系との違いはよく分からず、まあそこは
特に気にすべき点ではないのですが、スタントマンを目指すパキスタン系女子高生の
リア、という設定が面白いというか、そこに画家を目指していたもの諦めた姉リーナ、
仲良しの二人に亀裂が入るきっかけが姉の結婚。

漫画チックというか、姉妹の母が仲良くしているお金持ちのおばさん、
(恐らく同じパキスタン系のコミュニティなんでしょうね)
このおばさんのマザコン息子とリーナが結婚することに不可思議さと疑問を感じた
リアが高校の友人たちとリーナを救おうとする、勧善懲悪な話なので、
おばさんと息子の化けの皮がどうやってはがれるのか、という観点で見ていると、
ありえねー展開で変な笑いが漏れたりもしたのですが、大好きな姉を助けたいリアの
真剣な表情とアクション(途中から姉リーナも現実に目が覚めて参戦(笑))に
ハッピーエンドに向けてがんばれー、と思いながら見続けられました。

また、音楽が効果的に使われていたように思えたのですが、
途中で流れた浅川マキさん(存じませんでしたが)のこの曲、印象的でした。


この姉妹を盛り上げるのが、リアの同級生2人なのですが、アフリカ系と白人、
こういう構成はリアだけでなく移民が多いイギリスぽいなと思いつつ、
2人ともオタクぽい感じでリアの作戦に協力する姿が面白く、敵対していた同級生も
途中からリアに共感して協力してくれて最後はハッピーエンドでホッとする、
パキスタン系イギリス人の監督作品とのことですが、この粗削り感が作品を重ねて
いくうちにどう変化していくのか今後も機会があれば観ていきたいなと思えた
「ポライトソサエティ」でありました。





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