映画「愛に乱暴」を観る [映画(あ行)]
結構好きな江口のりこさん主演ということで鑑賞した作品です。
あらすじは映画.comさんより。
初瀬桃子は夫・真守とともに、真守の実家の敷地内に建つ離れで暮らしている。
桃子は義母・照子から受ける微量のストレスや夫の無関心を振り払うかのように、
石鹸教室の講師やセンスある装い、手の込んだ献立といった“丁寧な暮らし”に
勤しんで日々を充実させていた。
そんな中、近隣のゴミ捨て場で不審火が相次いだり、愛猫が行方不明になったり、
匿名の人物による不気味な不倫アカウントが表示されるようになったりと、
桃子の日常が少しずつ乱れはじめる。 ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
因果応報。
自分のやったことは返ってくるのだなあ、改めて思いました。
冒頭から静かな雰囲気の中の不協和音のようなものは感じられるのですが、
表面上では会話する姑(風吹ジュンがいい感じに演じていた)と桃子、
帰宅しても素っ気ない態度の夫(小泉孝太郎がハマっていた)と桃子、
こうなるまでに何があったのか、モヤモヤする感覚を抱きながら見続けて、
夫の浮気が発覚、そこから桃子の精神バランスが大きく崩れていく、、
江口のりこさんの乗り移ったような演技、凄かったです。
桃子が映画冒頭から妊活女性のSNSを時折観る場面が映るのですが、
最初、夫の浮気相手がSNSに投稿したのかと思って見続けていたですが
実は桃子がかつて投稿していたもの、ということが、実家のクローゼットから
出てきたワンピースがSNSのアイコンと同じでそこで因果応報だということに
気づきびっくりしてゾクっとしました。(;゚Д゚)))
夫の浮気と浮気相手の妊娠、姑との不和(悪化)、仕事打ち切り、
実家に帰れば長男一家で自分の居場所がないことに気づかされる、
いきなり押し寄せる負の連鎖は加速していくだけ。
桃子が追い詰められていく様子を観ると因果応報とはいえ、共感しづらいものの
その気持ちもどこか分かるような気がしてしまったり、でも怖かったり、
どの目線から見るかで桃子に共感したり反感をもったり、複雑な気持ちになりました。
チェーンソーを買って自宅の床板を切り刻む、フレアスカートに靴下でチェーンソー、
この場面を撮影したことに安全面で問題なかったのか、その考えが前面にちらついて
怖い場面なのに製作側の安全配慮ばかりが気になってしまったのですが、
床下から出てきたもの、桃子が自分に因果が巡ったことを理解したのかな、と
思いながら観終わりました。
影薄めの夫を演じていたのが小泉孝太郎さんんでこれがまた江口のりこさんの
怪演を際立たせている一役を担っていたという点ではキャスティングの妙だな
とも思いましたが(彼の演技を殆ど観たことがなかったので)、
観ていてすっきり楽しい話ではないのですが(むしろ真逆)
人間のどろどろした感覚を原作も読んで感じてみたい気持ちになった
「愛に乱暴」でありました。
あらすじは映画.comさんより。
初瀬桃子は夫・真守とともに、真守の実家の敷地内に建つ離れで暮らしている。
桃子は義母・照子から受ける微量のストレスや夫の無関心を振り払うかのように、
石鹸教室の講師やセンスある装い、手の込んだ献立といった“丁寧な暮らし”に
勤しんで日々を充実させていた。
そんな中、近隣のゴミ捨て場で不審火が相次いだり、愛猫が行方不明になったり、
匿名の人物による不気味な不倫アカウントが表示されるようになったりと、
桃子の日常が少しずつ乱れはじめる。 ーーーーーーーーーーーーー
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因果応報。
自分のやったことは返ってくるのだなあ、改めて思いました。
冒頭から静かな雰囲気の中の不協和音のようなものは感じられるのですが、
表面上では会話する姑(風吹ジュンがいい感じに演じていた)と桃子、
帰宅しても素っ気ない態度の夫(小泉孝太郎がハマっていた)と桃子、
こうなるまでに何があったのか、モヤモヤする感覚を抱きながら見続けて、
夫の浮気が発覚、そこから桃子の精神バランスが大きく崩れていく、、
江口のりこさんの乗り移ったような演技、凄かったです。
桃子が映画冒頭から妊活女性のSNSを時折観る場面が映るのですが、
最初、夫の浮気相手がSNSに投稿したのかと思って見続けていたですが
実は桃子がかつて投稿していたもの、ということが、実家のクローゼットから
出てきたワンピースがSNSのアイコンと同じでそこで因果応報だということに
気づきびっくりしてゾクっとしました。(;゚Д゚)))
夫の浮気と浮気相手の妊娠、姑との不和(悪化)、仕事打ち切り、
実家に帰れば長男一家で自分の居場所がないことに気づかされる、
いきなり押し寄せる負の連鎖は加速していくだけ。
桃子が追い詰められていく様子を観ると因果応報とはいえ、共感しづらいものの
その気持ちもどこか分かるような気がしてしまったり、でも怖かったり、
どの目線から見るかで桃子に共感したり反感をもったり、複雑な気持ちになりました。
チェーンソーを買って自宅の床板を切り刻む、フレアスカートに靴下でチェーンソー、
この場面を撮影したことに安全面で問題なかったのか、その考えが前面にちらついて
怖い場面なのに製作側の安全配慮ばかりが気になってしまったのですが、
床下から出てきたもの、桃子が自分に因果が巡ったことを理解したのかな、と
思いながら観終わりました。
影薄めの夫を演じていたのが小泉孝太郎さんんでこれがまた江口のりこさんの
怪演を際立たせている一役を担っていたという点ではキャスティングの妙だな
とも思いましたが(彼の演技を殆ど観たことがなかったので)、
観ていてすっきり楽しい話ではないのですが(むしろ真逆)
人間のどろどろした感覚を原作も読んで感じてみたい気持ちになった
「愛に乱暴」でありました。