映画「SCRAPPER スクラッパ―」を観る [映画(さ行)]
予告編を観て気になっていた作品です。
あらすじは映画.comさんより。
母を亡くした少女と音信不通だった父のぎこちなくも愛おしい共同生活を描いた
イギリス発のヒューマンドラマ。
母を亡くし、ロンドン郊外のアパートにひとりぼっちで暮らす12歳のジョージー。
親友アリと自転車を盗んでは転売して日銭を稼ぎながら、母が遺したホームビデオを
見て孤独と悲しみを耐え忍ぶ日々を送っていた。
そんなジョージーのもとに、12年間ずっと行方がわからなかった父ジェイソンが
突然訪ねてくる。
父に対して複雑な気持ちを抱くジョージーだったが、父娘は別々に過ごしてきた年月を
埋めるかのように、ぎこちないながらもともに時間を紡いでいく。
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あれ、重くない。(。´・ω・)?
あらすじを読んでから(というか予告編も観ている)鑑賞したのですが、
上映時間は90分もない短めということもあるのか、作りがちょっとポップで
内容的にもうちょっと重くなるかと思っていたらなんとなくそうでもなく、
拍子抜けした感じで観終わりました。
色々と気になる箇所があったのですが、まず主人公のジョージ―になかなか
感情移入できず後半なんとなく気持ちが分かってきたものの最後まで彼女の
ことを理解しきれた感覚を持つことができませんでした。
両親が物凄く若い時に生まれたジョージ―、父ジェイソンは父になる自信なく
自分が必要でないと思ったという理由でジョージ―と妻の前から消えてしまい、
ジョージ―の母はシングルマザーとしてジョージ―を育てていたが病で他界、
その後、ジョージ―は福祉事務所に嘘をつき(伯父がいるから大丈夫と)
一人暮らしを続け、収入は友人と自転車を盗んで転売したお金、この設定だと
ジョージ―とジェイソンに共感しづらく、そこから2人がどう心を通わせて
いけるのか、色々なエピソードを交えながら2人が互いを認め必要と感じる
ようになってよかったなあ、という感覚には至りませんでした。
ジョージ―も立派な自立心で誰にも頼らないという姿勢が現実的に思えず、
母の写真や動画を観ては楽しかった時を思い出す場面では私もウルっとして
しまいましたが自転車を盗んだり、自分が傷つくようなことを言った同級生を
殴って大けがをさせても素直に謝らなかったり、ジェイソンもそのことを
知っていて謝るようにジョージ―を説得しなかったのはよくないかな、と
そのあたりがモヤモヤしたまま2人が一緒に暮らしていくのかな、と思わせる
終わり方になってもなんだかスッキリできませんでした。
ジェイソンが不器用ながらお父さんぽく振舞おうと努力する場面では
(金属探知機で見つかったといってジョージ―にブレスレットを渡す場面とか)
クスっと笑ったりほんわかした気持ちになれましたが、
亡くなったお母さんが残したボイスメールでジョージ―の気持ちが変化する、
最後の場面で2人が和解するきっかけが映し出される、そこに至るまでに楽しい
ことだけでなく、それまでに行ってしまった悪い行いについても2人で向き合い
話し合う方がよかったかな、という気持ちが記事を書く段になってももやもや
残ってしまいました。
同じ題材でも描き方で重くも深くもなり軽めにも浅くもなるのだなあ、
イギリス映画は結構きでよく観ますが今回は自分が期待し過ぎたからか
ちょっと肩透かし感があった「SCRAPPER スクラッパ―」でありました。
あらすじは映画.comさんより。
母を亡くした少女と音信不通だった父のぎこちなくも愛おしい共同生活を描いた
イギリス発のヒューマンドラマ。
母を亡くし、ロンドン郊外のアパートにひとりぼっちで暮らす12歳のジョージー。
親友アリと自転車を盗んでは転売して日銭を稼ぎながら、母が遺したホームビデオを
見て孤独と悲しみを耐え忍ぶ日々を送っていた。
そんなジョージーのもとに、12年間ずっと行方がわからなかった父ジェイソンが
突然訪ねてくる。
父に対して複雑な気持ちを抱くジョージーだったが、父娘は別々に過ごしてきた年月を
埋めるかのように、ぎこちないながらもともに時間を紡いでいく。
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あれ、重くない。(。´・ω・)?
あらすじを読んでから(というか予告編も観ている)鑑賞したのですが、
上映時間は90分もない短めということもあるのか、作りがちょっとポップで
内容的にもうちょっと重くなるかと思っていたらなんとなくそうでもなく、
拍子抜けした感じで観終わりました。
色々と気になる箇所があったのですが、まず主人公のジョージ―になかなか
感情移入できず後半なんとなく気持ちが分かってきたものの最後まで彼女の
ことを理解しきれた感覚を持つことができませんでした。
両親が物凄く若い時に生まれたジョージ―、父ジェイソンは父になる自信なく
自分が必要でないと思ったという理由でジョージ―と妻の前から消えてしまい、
ジョージ―の母はシングルマザーとしてジョージ―を育てていたが病で他界、
その後、ジョージ―は福祉事務所に嘘をつき(伯父がいるから大丈夫と)
一人暮らしを続け、収入は友人と自転車を盗んで転売したお金、この設定だと
ジョージ―とジェイソンに共感しづらく、そこから2人がどう心を通わせて
いけるのか、色々なエピソードを交えながら2人が互いを認め必要と感じる
ようになってよかったなあ、という感覚には至りませんでした。
ジョージ―も立派な自立心で誰にも頼らないという姿勢が現実的に思えず、
母の写真や動画を観ては楽しかった時を思い出す場面では私もウルっとして
しまいましたが自転車を盗んだり、自分が傷つくようなことを言った同級生を
殴って大けがをさせても素直に謝らなかったり、ジェイソンもそのことを
知っていて謝るようにジョージ―を説得しなかったのはよくないかな、と
そのあたりがモヤモヤしたまま2人が一緒に暮らしていくのかな、と思わせる
終わり方になってもなんだかスッキリできませんでした。
ジェイソンが不器用ながらお父さんぽく振舞おうと努力する場面では
(金属探知機で見つかったといってジョージ―にブレスレットを渡す場面とか)
クスっと笑ったりほんわかした気持ちになれましたが、
亡くなったお母さんが残したボイスメールでジョージ―の気持ちが変化する、
最後の場面で2人が和解するきっかけが映し出される、そこに至るまでに楽しい
ことだけでなく、それまでに行ってしまった悪い行いについても2人で向き合い
話し合う方がよかったかな、という気持ちが記事を書く段になってももやもや
残ってしまいました。
同じ題材でも描き方で重くも深くもなり軽めにも浅くもなるのだなあ、
イギリス映画は結構きでよく観ますが今回は自分が期待し過ぎたからか
ちょっと肩透かし感があった「SCRAPPER スクラッパ―」でありました。