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Amazon Prime「ジャネット・ジャクソン 私の全て」を観る [映画(さ行)]

ドキュメンタリー系の映像が好きなのでおススメに出てきて飛びついてしまった作品です。


ドリーム・ストリート

ドリーム・ストリート

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2022/08/01
  • メディア: Prime Video

Amazonで検索すると違うタイトル(おそらく原題)が出てきますが、
この作品です。 

あらすじはAmazon Primeさんより。

伝説のシンガー"ジャネット・ジャクソン"が、これまで明かしてこなかった人生を
振り返る、自身初のドキュメンタリー。
複雑な幼少期、兄姉や親との関係、成功までの道のり、そしてマイケルとの想い出や
スキャンダルによる転落まで、本人や家族、友人達が、その全てを語りつくす!



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ジャネットについて実はよく知らなかったので、
今回知ることができて良かった、と思える作品でした。

2017年のツアーを撮影するきっかけから、ジャネットが保管する大量のビデオと
インタビューを重ねること5年で公開されたドキュメンタリーだそうです。

4つのエピソードで構成されている本作ですが、
1つ目のエピソードはインディアナ州からジャクソン5が誕生したころ、
ジャネットは小さい頃からドラマに出演し、ステージパパである父の言う通り、
芸能活動を行っていた頃の話ですが、最初にジャネットを知ったきっかけが
中村雅俊と一緒に出演していたCMでした。


YouTubeって便利ですね。検索したら出てきてびっくり。
日本の歌謡番組にも登場し、マイケルの妹、可愛いなーと思っていたことを思い出しました。
ジャクソン5もそうですが、この頃のジャネットは父ジョーの強権に従っていたイメージで、
ジョーにはいい印象がなかったのですが、インディアナ州の小さな家からLAの大きな豪邸に
引っ越せたのは父のお陰と、兄と語る場面もあり、不満があっても今の自分がいるのは
父のお陰と思っているのは意外でした。
また、この頃、最初の結婚(ジェームズ・デバージ)をしているのですが、父の呪縛から
解かれたいと思っていたのかもしれませんね。

続くエピソード2では、父ジョーやジャクソン家から独立しようとしたジャネット、
コントロール

コントロール

  • アーティスト: ジャネット・ジャクソン
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2012/09/19
  • メディア: CD
リズム・ネイション1814

リズム・ネイション1814

  • アーティスト: ジャネット・ジャクソン
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2012/09/19
  • メディア: CD
この頃のジャネットです。私もリアルタイムで聴いていたのでよく覚えています。


これらのアルバムをプロデュースしたジミー・ジャム&テリー・ルイス
彼らのプロデュース作品(シュレールとかぺブルスとか)も聴いていたので、
今でも思い出深い作品ですが、「Control」では、マイケルの妹であることで注目され、
マイケルの真似と言われてご苦労されていたのも今回知ったのですが、
続く「Rhythm Nation」ではその酷評も打ち破り、 
このCMも未だに記憶に残っています。

エピソード3では、2番目の結婚(映像作家のレネ・エリゾンド)の中で、
ジャネットが更に進化していく様子が映されます。
ザ・ヴェルヴェット・ロープ

ザ・ヴェルヴェット・ロープ

  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2004/03/31
  • メディア: CD
この作品の頃で、夫レネのプロデュース力もあったと思いますが、
ジャネットが歳を重ねて深みを増す(俳優としても活躍)のを観て、
その後、2人が離婚訴訟で分裂してしまったものの、ジャネットの前向きな変化を
感じることができました。

ただ、ジャネットが成功を積み上げていく中で、マイケルのスキャンダルが発生し、
巻き込まれるというかジャネットにもやはり影響が及んだことも描かれていました。
(コカ・コーラと契約寸前のジャネットがマイケルのスキャンダルで契約できず
 なんてエピソードもありました)

渦中の中でも契約通りにツアーを行うジャネット、

その中でマイケルと一緒に作った「Scream」の制作風景もビデオで映されていて
この歌がそういう中で作られていたことも今回初めて知りました。 



最後のエピソード4は、2004年のスーパーボウルのハーフタイムショーでのアクシデント、
これによっていろいろなところから締め出されてしまったジャネットが
ブラックコミュニティによって支えられ復活していったことが描かれていました。
ジャネット・ジャクソン in 最強の夫婦 [レンタル落ち]

ジャネット・ジャクソン in 最強の夫婦 [レンタル落ち]

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2013/03/08
  • メディア: DVD
ひどい邦題ですが、この映画がヒットしたそうで(未見です)、
そこから復活していったジャネット、マイケルの死やロックの殿堂入りなども
描かれていましたが中東の富豪と結婚してお子さんを授かった話については
色々問題があるのか作品の中では述べられていませんでした。

本人のインタビューの他に色々な人達のインタビューも出てきて
ジャネットの半生について理解が深まったのですが、
ポーラ・アブドゥル(ジャネットの振付師)やジャネール・モネイ(ジャネットを尊敬)は
まあわかるとして、なぜマライア・キャリーが出てくるの?と最初不思議に思いました。
デビュー時期は違うものの同年代、マライアもアフリカ系の血を受けていることで
(デビュー当時はソウルトレインにも出演していたのは記憶にあります)
ジャネットに共感する部分があるのだろうとインタビューを観て理解できました。

先日観たボウイ様の作品(1990年代以降が描かれていなかった)と異なり、
小さい頃から今に至るまでが描かれている分、親近感が更に増して、
過去の作品も聴きなおしたいし、今のジャネットをもっと知りたいと思えた、
「ジャネット・ジャクソン 私の全て」でありました。



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