青森旅行記2023~三沢航空科学館編⑦~ [日本の旅(東北)]
三沢航空科学館について書き続けてまいりましたが今回でやっと終えられます。
己の備忘録としても書いておりますのでこんなに長くなってしまったのですが、
忍耐強く読んでいた皆さまには感謝です。(^-^)
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2階の宇宙ゾーンから1階の航空ゾーンに戻り、館内一番奥のエリアに進みますと、ホンダジェット
名前は聞いたことがありますが観るのは初めて。
見た目の印象は「お金持ちが乗っているプライベート用飛行機」です。
というか、お金持ちしか買えない飛行機、ですね。(笑)
三沢航空科学館のホームぺージの説明によれば、
本田技研工業が機体とエンジンの研究開発をゼロから始め、
2005年のアメリカ最大級の「オシュコシュ航空ショー」で世界初公開した実験機が
(Proof of Concept)非常に高評価でその後、「HondaJet」の事業化を決定し、
アメリカに「Honda Aircraft Company」を設立したそうです。
wikiによれば2022年2月時点で約200機が運用されているとか。
印象的なこのノーズ部分
wikiの説明を観てクスっと笑ってしまったのですが、
設計者の藤野さんがハワイで観たフェラガモのハイヒールから得たイメージを生かした、
先端形状で美しいものを観ていった時に目に留まり応用できないかと思った、
と書いてあって、言われみれば綺麗なフォルム(でも足幅広い人には履きづらそう)、
高級フェラガモのハイヒール(思わずフェラガモのサイトを観に行ってしまった(笑))、
そんなところから着想を得る藤野さんの想像力(創造力)にびっくりしました。
コンポジット機体?
軽くて丈夫な複合材(炭素繊維強化プラスチック)が胴体に使用されているそうで、
胴体の組み立てでは、ハニカムサンドイッチパネルとスティフンドパネルの2種の
構造様式を組み合わせた一体成型技術が採用されているそうです。
と書いている私(文系)はなかなか理解に及ばないのですが、一般的な航空機で
主にアルミニウム合金が使われているのに対し、複合材構造のHondaJetの胴体は、
軽量化だけでなく、NLF技術に必要とされる非常にスムーズな表面形状を実現し、
HondaJetの高い性能に貢献している、そうです。(wikiより転載)
こういう説明を見ていると、航空機メーカーではないホンダならではの着眼点や
発想がこういうジェット機を作ったのかなと思いますね。
操縦席もどこか自動車ぽいし
ウィングレット♪(好物です(笑))
と、何だか盛沢山な展示でお腹一杯になったところで今度は外に出ます。
遠くに見える飛行機たち
三沢って普段はそんなに雪が多くない地域らしいのですが、
訪れた時はどっさり雪が降った後、という感じで雪の中に飛行機が並んでいました。
F-16戦闘機(一人乗り)。
現代を代表するマルチロールファイターで1974年の原型機初飛行以来、
約4000機以上が生産され戦闘機として優れた能力を有した航空機。
展示されているF-16AはF-16で最も古いタイプA型(米空軍より借受して展示)、
現在三沢基地で使用している機体はF-16CJプラスという最新型。
と書いてありましたが、戦闘機として優れた能力、と読むとどこか複雑な気持ちに
なってしまいますね。闘わずに過ごせるのが一番ですから。
と書いておきながら、折角見学したので説明を観たものはご紹介。
こちらはF-104戦闘機。(一人乗り)
昭和38年(1963年)から航空自衛隊で使用された戦闘機、210機が生産され、
日本全国7つの飛行隊で防空任務に使用され、昭和61年(1986年)に現役引退。
昭和41年(1966年)11月3日、入間基地での航空ページェントで、
東京~大阪間(直線距離で395㎞)を10分21秒(時速2,290㎞)で飛行した記録が
残っているそうです。早い。(◎_◎;)(航空自衛隊より借受して展示)
T-2機。初の国産超音速機で2004年(平成16年)まで航空自衛隊の学生訓練に
使用されていたそうです。
己の備忘録としても書いておりますのでこんなに長くなってしまったのですが、
忍耐強く読んでいた皆さまには感謝です。(^-^)
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2階の宇宙ゾーンから1階の航空ゾーンに戻り、館内一番奥のエリアに進みますと、ホンダジェット
名前は聞いたことがありますが観るのは初めて。
見た目の印象は「お金持ちが乗っているプライベート用飛行機」です。
というか、お金持ちしか買えない飛行機、ですね。(笑)
三沢航空科学館のホームぺージの説明によれば、
本田技研工業が機体とエンジンの研究開発をゼロから始め、
2005年のアメリカ最大級の「オシュコシュ航空ショー」で世界初公開した実験機が
(Proof of Concept)非常に高評価でその後、「HondaJet」の事業化を決定し、
アメリカに「Honda Aircraft Company」を設立したそうです。
wikiによれば2022年2月時点で約200機が運用されているとか。
印象的なこのノーズ部分
wikiの説明を観てクスっと笑ってしまったのですが、
設計者の藤野さんがハワイで観たフェラガモのハイヒールから得たイメージを生かした、
先端形状で美しいものを観ていった時に目に留まり応用できないかと思った、
と書いてあって、言われみれば綺麗なフォルム(でも足幅広い人には履きづらそう)、
高級フェラガモのハイヒール(思わずフェラガモのサイトを観に行ってしまった(笑))、
そんなところから着想を得る藤野さんの想像力(創造力)にびっくりしました。
コンポジット機体?
軽くて丈夫な複合材(炭素繊維強化プラスチック)が胴体に使用されているそうで、
胴体の組み立てでは、ハニカムサンドイッチパネルとスティフンドパネルの2種の
構造様式を組み合わせた一体成型技術が採用されているそうです。
と書いている私(文系)はなかなか理解に及ばないのですが、一般的な航空機で
主にアルミニウム合金が使われているのに対し、複合材構造のHondaJetの胴体は、
軽量化だけでなく、NLF技術に必要とされる非常にスムーズな表面形状を実現し、
HondaJetの高い性能に貢献している、そうです。(wikiより転載)
こういう説明を見ていると、航空機メーカーではないホンダならではの着眼点や
発想がこういうジェット機を作ったのかなと思いますね。
操縦席もどこか自動車ぽいし
ウィングレット♪(好物です(笑))
と、何だか盛沢山な展示でお腹一杯になったところで今度は外に出ます。
遠くに見える飛行機たち
三沢って普段はそんなに雪が多くない地域らしいのですが、
訪れた時はどっさり雪が降った後、という感じで雪の中に飛行機が並んでいました。
F-16戦闘機(一人乗り)。
現代を代表するマルチロールファイターで1974年の原型機初飛行以来、
約4000機以上が生産され戦闘機として優れた能力を有した航空機。
展示されているF-16AはF-16で最も古いタイプA型(米空軍より借受して展示)、
現在三沢基地で使用している機体はF-16CJプラスという最新型。
と書いてありましたが、戦闘機として優れた能力、と読むとどこか複雑な気持ちに
なってしまいますね。闘わずに過ごせるのが一番ですから。
と書いておきながら、折角見学したので説明を観たものはご紹介。
こちらはF-104戦闘機。(一人乗り)
昭和38年(1963年)から航空自衛隊で使用された戦闘機、210機が生産され、
日本全国7つの飛行隊で防空任務に使用され、昭和61年(1986年)に現役引退。
昭和41年(1966年)11月3日、入間基地での航空ページェントで、
東京~大阪間(直線距離で395㎞)を10分21秒(時速2,290㎞)で飛行した記録が
残っているそうです。早い。(◎_◎;)(航空自衛隊より借受して展示)
T-2機。初の国産超音速機で2004年(平成16年)まで航空自衛隊の学生訓練に
使用されていたそうです。
こちらもT-2機ですが、ブルーインパルス仕様。(2人乗り)
航空自衛隊の戦闘機パイロットを養成する最終段階で使用する超音速の高等練習機、
その優れた性能から二代目ブルーインパルス使用機として昭和57年(1982年)から
平成7年(1995年)まで全国で華麗な展示飛行を行ったそうです。
ブルーインパルスというと一昨年の東京オリンピックで都内を飛んだのを思い出しますが、
飛行ルートに足立区が入っていたので、東京と江戸川を挟んで対岸のM戸市でも
見られるかとベランダで待っていたものの米粒サイズの飛行機が飛んでいるように
見える、って感じで終了してしまい、都内の酒友たちが撮影したブルーインパルスの
写真をFBなどで観て羨ましかった、そんなことを思い出しながら飛行機を眺めました。
こちら側からしか撮っていなかったF-1戦闘機。
初の国産戦闘機であるF-1はT-2高等練習機を発展させた支援戦闘機で、
生産ライン上のT-2の6,7号機が原型FS-T2改へと改造され、
昭和50年(1975年)初飛行、F-1量産機は昭和52年(1977年)から計77機生産、
昭和53年(1978年)から三沢基地の第三飛行隊を皮切りに3個飛行隊に配備され、
現在は交代が進んでいるそうです。
日差しで見えづらいのですが(というか個の写真で見えるわけないんですが)、
先頭には「疾風迅雷」の文字と兜に矢、尾翼には兜を被った武将?の絵が描かれています。
P-3。
ロッキード社ターボロップ旅客機「L-188エレクトラ」をベースとして
開発された大型対潜哨戒機。戦闘機ではないのでかなり大きく見えました。
インディ・ジョーンズに出てきそうです 航空科学館の外観
空港のターミナルをイメージしたんでしょうかね、右上には管制塔ぽいものも
みえて外観でも楽しめる場所だと思いました。
左端部分にホンダジェットが展示されていました
一通り見学して約2時間弱。
併設のカフェはジャック&ベティ
ハンバーガーが美味しいお店の支店らしいのですが、
私はこの後北寄貝を食べようと思っていたので、このカフェはパスしました。
お土産を買って洗手間ですっきりしたら、
無料バス(でも一日3便のみ)で三沢駅まで向かいます
バス停から見えるモニュメントにミス・ビードル号があったのを発見、
(その近くの銅像は飛行士のパンクボーンさんとハーンドンさん)
前回来られなかった三沢航空科学館、機会があればまた来てみたい、
空に関する多くのことを見て知ることができました。大満足。(^-^)
この後は三沢駅に移動して、お待ちかねの北寄貝です!
(つづく)