SSブログ

青森旅行記2023~弘前れんが倉庫美術館編③~ [日本の旅(東北)]

(三沢航空科学館の時と異なり、弘前れんが倉庫美術館については今回で書き終えます。)

れんが倉庫オーナーの吉井さんの一言から実現した奈良美智さんの展示会の様子を
知ることができて人の力がつながっていくことの凄さを感じた後は、2階に移動して、
奈良美智さんの半生についてちょっとだけ見学。
IMG_2226.JPG手書きの説明
1960年代、奈良さんが保育園から小学校4年生まで過ごした場所の記憶地図。

当時、草原や田畑だったところが70年を過ぎると住宅地に変わってしまった。
原っぱを突っ切って学校へ行くこともできなくなり、道路もどんどんアスファルトに
舗装されていった。
めだかが泳いでいた小川もコンクリートのU字溝に変わってしまった。
ため池も埋め立てられたしいつの間にか銭湯もなくなった。
小さな木造の駅は建て替えられてスーパーマーケットも隣に建った。
信号が増えて小学校と中学校をむすぶ歩道橋もできた。
家の屋根に登るとずっと遠くを流れる大きな河にかかる橋のらんかんの灯りが見えたっけ。
今はもちろん住宅の屋根しかみえない。
それでも僕の故郷の空はまだまだ広いし、遠くの山並みは昔と同じくどっしりと構えて
くれている。

私は東京から千葉の田舎、当時住宅地として造成されたばかりの団地に親が家を建て、
引っ越したのですが、奈良さん(私よりはちょっと年上)の体験したような変化、
似たようなことは同じく経験したような気がします。
小さい時に遊んだ沼とか竹林があった場所には家が建っていて、駅も立派になって
スーパーもできたし、学校に行く道すがらには歩道橋、でも、未だに田んぼはたくさん、
自宅から実家に帰ると若い時は東京まで遠いと不満ばかりいっていた場所が今は大事な
場所になっています。(とはいえ、婆1号が虹の橋を渡った後、実家はなくなるかもですが)IMG_2227.JPG大量のLPレコード
奈良さんが収集して聴いたレコードの数々です。 
IMG_2228.JPGIMG_2229.JPG IMG_2230.JPGIMG_2231.JPG  IMG_2233.JPGIMG_2235.JPG IMG_2236.JPGIMG_2237.JPG
その枚数にも圧倒されたのですが知らないアーティストが多めで(年代が少しずれている?)
ジャクソン・ブラウン、フリートウッドマック、ジミー・ヘンドリックス、ビートルズ、
ボブ・ディラン、サイモン&ガーファンクル、10cc、クリーム、フリー、ドアーズ、
キャロル・キング、リタ・クーリッジ、ローリング・ストーンズ、ライ・クーダー、
ジョン・レノン、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ピンク・フロイド、
ハーマンズ・ハーミッツ、ジョーン・ジェットなどなど、詳しくはないけれど聞いたことは
あるというアーティスト、私もこれだけありました。(でも全体に比べて少ないか)
こうやってLPを観ると、高校、大学生の頃、貸しレコード(友&愛とか)で聞いたっけ、
どうしてもというときはお小遣いでLPを買っていましたが、ジャケットを観る楽しみ、
今の音楽配信では楽しめないなあ、世の中便利になるとどこか失うものもあるのかな、
(それでも便利な方に流れやすいですね)と思いました。
IMG_2238.JPG続いて奈良さんの本棚
手に取ってみられるので(誰もいなかったし) 
IMG_2239.JPGこれをゆっくり読ませてもらいました 
十七歳の地図

十七歳の地図

  • 作者: 橋口 譲二
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1988/04/01
  • メディア: 大型本
Amazonで中古なら購入できるみたいです。

様々な17歳が写し出されているのですが、どうみても同年代だなあ、と思ったら、
途中で工藤夕貴さんと姿月あさとさんも載っていてびっくり。(当然ながら若かった)
普通の高校生もいれば、若妻、ヤンキー、舞妓さんなどなど。
今の17歳とはやはり時代が違うんだなあ、でも、みんなそれぞれ夢や目標があって
自分のようにゆらゆら過ごしていたのとは違うなあと思いながらちょっと尊敬の念も
もちながら写真に写る17歳が今どうしているのか気になりました。
IMG_2240.JPG河童さん著書 
このシリーズ、私はインド編しか読んだことがありませんが、
上から覗いたように描く妹尾河童さんの独特の目線が面白い本でした。

と、一通り見学して、
IMG_2243.JPG入口の犬に挨拶したら、
再び弘前駅まで歩きました。
雪道、往路よりは若干溶けていましたがそれでもかなり苦戦しつつなんとか弘前駅の
近くまで戻った後は、弘前をちょっとだけぶらぶらします。


(つづく)



タグ:青森 弘前
nice!(6)  コメント(5) 
共通テーマ:旅行

青森旅行記2023~弘前れんが倉庫美術館編②~ [日本の旅(東北)]

「もしもし、奈良さんの展覧会はできませんか?」
という展示タイトルからしてなんだろう、と興味が湧くのですが、
れんが倉庫オーナーの吉井さんによる言葉だったことを知って
吉井さんが奈良さんのファンであったということもありますが、
たられば、みたいなこと、一つのきっかけで大きく動く事を感じながら
展示の見学を勧めます。

IMG_2184.JPGIMG_2185.JPGシードルと吉野桜 IMG_2186.JPGかつてシードルを醸造していた時の様子 
wikiを観ると、戦後からシードルづくりを始めて、フランスから技術顧問を招いて
指導を受けて昭和30年代(1950年代)に「朝日シードル」を販売したものの、
当時の日本人の嗜好に合わず計画の3分の1しか売れなかった、、そして、
ニッカウヰスキーに譲渡され、東北向けのウィスキー製造も行っていたものの、
その後手狭になって移転したため、酒造を行っていたのはそれまでで、その後は倉庫として
使われていたそうです。
IMG_2187.JPGIMG_2188.JPG
時代のニーズになかなか合わなかったというのが残念ですが、
今、弘前ではシードルが製造されるようになっていて人気ありますもんね。
私自身は、大学生の頃、イギリスの地方都市に留学していた同級生を訪ねた時、
大学、ドミトリーや銀行など生活に必要な施設が一体となった町みたいなところで
当然、ここの学生が大半のパブでサイダー(シードルの英語読み)を呑んだのが最初。
ドライタイプ(辛口)がさっぱり美味しかった、のですが、日本に戻ってから呑まなく
なったものの、こうやって記事を書いていたら呑みたくなりました。(^-^;
IMG_2195.JPGボランティアの皆さん
吉井さんの一言からここまで活動が広がっていったんですね。
IMG_2197.JPG次は写真コーナー 
IMG_2198.JPGIMG_2199.JPG
壁に飾ってあったり、アルバムに入っていたり、
ものすごくたくさんの写真、展示会を作り上げていく皆さんの写真に溢れていました。
上右(の右側に立つ男性)は奈良さん、みたいですね。(^-^; 
IMG_2200.JPGIMG_2201.JPG
先に進むと、当時の展示された雰囲気を楽しめるコーナーがありました。  IMG_2202.JPGIMG_2203.JPG IMG_2204.JPG小屋風の設えが楽しいです 
IMG_2205.JPGIMG_2206.JPG
奈良さんの作品、どこかクスっと笑えたり、脱力したりという印象ですが、 IMG_2207.JPGIMG_2208.JPG
特に地元の方々が展示会を訪れて楽しまれている姿を想像しました。
IMG_2210.JPGIMG_2211.JPG 
IMG_2212.JPG当時の映像も見て IMG_2213.JPGサーフィン犬 IMG_2214.JPGIMG_2216.JPG
触っては観ましたが、乗るのはさすがに(壊す可能性もあるし)、、と断念。 IMG_2218.JPGIMG_2221.JPG
当時のれんが倉庫の風景(今より周囲が緑でいっぱい)や展示風景の写真を見たら、
IMG_2222.JPGIMG_2223.JPG IMG_2224.JPG2階の展示エリアに移動します!


(つづく)

     


タグ:青森 弘前
nice!(4)  コメント(6) 
共通テーマ:旅行

青森旅行記2023~弘前れんが倉庫美術館編①~ [日本の旅(東北)]

歩道の雪に苦戦しながらたどり着いた弘前れんが倉庫美術館。
IMG_2164.JPG寒い弘前ですがレンガの色が暖かくてホッとします
(ホームページ)https://www.hirosaki-moca.jp/

一昨年に続いて2回目の訪問です。常設展のないユニークな美術館ですが、
今回の展示は「もしもし、奈良さんの展覧会はできませんか?」というタイトル
美術館のホームぺージにこのタイトルの意味が説明されているので
そのまま転載させていただきますと。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本展では、美術館になる前の煉瓦倉庫で開催された、
弘前市出身の現代美術家・奈良美智(1959-)による三度の展覧会の軌跡を、
さまざまな資料、写真や映像で振り返ります。
1988年に渡独した奈良は、海外での活動も積極的に行う中で2000年に帰国します。
翌年から国内初の本格的な個展「I DON’T MIND, IF YOU FORGET ME.」が
全国を巡回し、2002年には煉瓦倉庫を会場として開催されました。
これを契機として、続く二つの展覧会
「From the Depth of My Drawer」(2005年)
「YOSHITOMO NARA + graf A to Z」(2006年)が煉瓦倉庫で開かれました。
タイトル「もしもし、奈良さんの展覧会はできませんか?」は、
当時の煉瓦倉庫のオーナー・吉井千代子(吉井酒造株式会社社長)が、
奈良の作品に強く惹かれ、自分の倉庫で展示をしたいとギャラリーに問い合わせた
というエピソードにちなんでいます。
この一本の電話が、吉井と奈良の出会いにつながり、煉瓦倉庫での奈良美智展が
実現しました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

弘前での最初の奈良美智展から20年を迎えて今回の展示が行われたそうです。
記事をアップしているのは3/19(日)ですが、展示会は21日(火)まで。
(いつもならアップしたころに展示会が終っていますが今回かろうじてまだ開催中)

入口に入って見えたのが、
IMG_2166.JPG展示会のタイトル
この一言があったから今の弘前れんが倉庫美術館があるということなのですね。
と思いながら観覧料(1300円)を支払って展示エリアに向かいます。 
IMG_2167.JPGその手前に一昨年も見た作品
ジャン=ミッシェル・オトニエルさんの「エデンの結び目」。
IMG_2169.JPGIMG_2170.JPG
煉瓦倉庫で開催された当時の展示会の様子が、当時の印刷物やグッズ、記録映像の資料、
展覧会準備の様子や展示風景を撮影した写真で構成されています。
(過去に出展された奈良美智の作品も一部展示)

IMG_2171.JPG展示デザイン案
奈良さんと担当される方々がアイデアを描いて議論して作り上げていった、
倉庫を使って展示するという状況で楽しくデザインされていたのだろうな、
と想像しました。
IMG_2172.JPG展示会の入口に使われた白い扉
IMG_2174.JPGお子さんに合わせた高さです
お子さんだけでなく大人も子供の気分で楽しく入場できそうですね。
IMG_2175.JPG当時の展示会の看板 IMG_2176.JPGイベントグッズ類 
IMG_2177.JPGIMG_2178.JPG
これは展示会開催のクラウドファンディングの返礼品、と書いてあったような
そんな記憶ですが定かではありません。(ワンカップというのがツボで撮影しました) IMG_2179.JPGIMG_2180.JPG
展示会休館日の看板(左)も可愛らしいですし、
展示会で対応するスタッフ用の椅子には奈良さんの直筆コメントが書いてありました。 IMG_2182.JPGこの女性が吉井さん
IMG_2189.JPGこの展覧会がなかっただけでなく
私が訪れた美術館も作られなかった、と思うと吉井さんの熱いお気持ちと、
それに応えようという奈良さんをはじめ関係者とボランティアの皆さんのお陰ですね。
このれんが倉庫のオーナーだった吉井さんの使っていたものが展示されていました。
IMG_2190.JPGIMG_2191.JPG IMG_2192.JPGIMG_2194.JPG
大正時代に建てられたこのれんが倉庫も、日本酒(吉野桜)、シードルの醸造を経て、
1970年代後半から1997年までは政府米の倉庫として利用され、
その後、倉庫をどう活用するか、ということを考えられたのかな、と思いました。

奈良美智さんを知ったのはずいぶん前で、青森県立美術館でも作品を見る機会が
ありましたが、個人的にはそれほど興味を持っていたわけではなく、
弘前れんが倉庫美術館にやってきてから俄然興味が湧きました。

今回、更に、吉井さんの一本の電話からこの美術館が始まったという展示、
こういう展示ができるのも自由度の高い美術館なのだろうなと思いながら、
展示エリアを進んでいきます。


(つづく)










タグ:青森 弘前
nice!(7)  コメント(4) 
共通テーマ:旅行

青森旅行記2023~弘前へ向かう編~ [日本の旅(東北)]

(+o+)オハヨウゴザイマス。

爆睡したものの朝までぐっすりできない年頃なので(笑)4時過ぎに目が覚め、
ごろごろして気づけば二度寝し、6時過ぎに起床。
朝食提供が始まる6時半を過ぎたころ、近くの部屋のドアの開閉音がバタンバタンと聞こえて
JALの名前がついていてもビジネスホテルなので(古いし)壁が薄いのかな、と思いました。
で、その後にシャワーでも、お風呂に行ってと蛇口をひねると、

超冷水( ゚Д゚)

おそらく1分以上冷たい水が出続けて(水道管凍ってる?)まさか給湯設備に何か、、
浴槽ですっぽんぽん状態で冷たい水が出続ける事態に唖然としていたら、
その後、少しずつぬるいお湯~なんとなく温かいお湯~熱いお湯と変化していきました。
雪国とはいえ、こういう経験が初めて(このホテルでも初めて)だったので、
ハズレの部屋だったのか運が悪かったのか、ま、お湯が出たから結果オーライなのですが
世の中いろいろなことが起きるものですね。油断大敵です。

という、ある意味一気に目が覚めるような出来事の後、7時半ごろ、1階の朝食会場へ。
小さいテーブルの前に壁、という一人用の席に案内されそうになったので、
(外が見える)カウンター席がいいです、と言ってカウンター席に案内してもらい、
両手にビニール手袋をはめてトレーをもって料理をとったのですが、
IMG_2137.JPGブッフェだととり過ぎてしまう
IMG_2138.JPG海鮮多めです
海鮮丼用の具材、いかの塩辛、辛子明太子、サラダ、いか焼売、
帆立とリンゴのグラタン(白ワインが良く合いそうなお料理)、
前日も食べた貝焼き味噌。
IMG_2140.JPG陸奥湾のベビー帆立入りカレー
お味噌汁も帆立の稚貝が具材で、全体的に帆立祭りのような朝ごはん。
このほか、定番の納豆もいただいたので、満腹太郎になりました。
お米は青森県産の「青天の霹靂」、つやつやで美味しいお米でした。(^-^)

日曜日なので(一番混むであろう土曜日宿泊客で)レストランはほぼ満席。
意外と外国人(欧米?オーストラリア?)が多くて、駅前からの酸ヶ湯温泉行のバスが
外国人だらけだったのを思い出し、おそらくスキーかスノボでもやりきにきたのかな、
と思ったら、食後チェックアウトしてスノーボードをかついで駅に行く姿が見えたので
青森県って結構外国人観光客に人気あるんだなあと思いました。

食後しばしごろごろした後、9時前にホテルを出発し、
IMG_2142.JPG青森駅に向かいます
IMG_2144.JPGのらくろさん 夜お世話になります♪
IMG_2145.JPGその近くのらーめん砂小屋
以前あったのか記憶にないのですが、日曜日は朝ラー営業しているみたいです。
煮干しラーメンだったら朝からするする食べられるので需要あるのでしょうね。
IMG_2146.JPG2階にふくろうカフェ(1階はテナント募集)
青森でどのくらい需要あるんだろう、とハリーポッターのヘドウィグを思い浮かべて
自分がふくろうに餌やりする姿を想像しました。
IMG_2148.JPG青森のガストで両国のちゃんこ鍋が食べられます
いや、ここで食べなくても、という一人ノリツッコミをしながら青森駅に到着し、
まだSuicaが使えないので切符を買って改札を通りホームに向かいます。 
IMG_2149.JPGけっぱれ!
駅員さんからの激励の言葉がたくさん貼ってありました。
受験したのはもう遠い遠い昔の話でよく覚えていませんが、
なんとか乗り越えて今に至る、ような心持でおります。
IMG_2150.JPGIMG_2151.JPG
弘前行に乗車し、新青森駅から乗って来た夜会巻きのお姉さんが
カバンを両脇に置いて足を組んでスマホを操作しているのを観ながら
「立っている人いるんだから2席分(3席分?)占拠するのやめた方が。。」
と、思いながらぽかぽか車内で爆睡してしまい、
IMG_2153.JPGあっと言う間に弘前駅 
(お姉さん、弘前駅についたら猛ダッシュで降りていきました)
IMG_2154.JPGIMG_2155.JPG洗手間にて
電源を見つけると充電したくなる気持ちもわからないわけではないのですが、
他の用途で使っているのを外したらダメだろうって思ってしまいますね。
隣のキーホルダーは洗面台の所に飾ってあったもの。
これはピンクの雪だるまなのでしょうか。可愛いようなちょっとシュールなような。 
IMG_2156.JPGまだ来いへ~
(いや、今着いたばかりです、と垂れ幕に一人ツッコミ) 
IMG_2157.JPGりんご神社
この時期だけ飾ってあるみたいですね。 
IMG_2159.JPG寒くない時に訪れたい遺跡
で、今回は、弘前れんが倉庫美術館に向かいます。
一昨年はバスで途中まで行って歩いたのですが、駅から歩いても17分、と
Googleマップ先生が教えてくれたので歩いていくことにしました。 
IMG_2160.JPGはい、スタート 
IMG_2161.JPG途中でみかけたアイリッシュパブ
最初は余裕があったのでこんな感じで写真を撮りながら歩いていたのですが、 
IMG_2162.JPG雪だらけの歩道に苦戦
車道の雪は解けているのですが、歩道は住民の皆さんが雪かきしてあるところと
こんな感じで雪かきしていないところが混在していて、(していない方が多い)
車道も車が結構通っていたので地元の方が歩いている様子を見習いながら
歩道の雪をザクザク踏み分けながら歩きました。(結構足の裏に力が入ります)IMG_2163.JPGIMG_2164.JPG
結局、30分弱かけてなんとかたどり着きました、弘前れんが倉庫美術館。
IMG_2165.JPG今回はこれを鑑賞します!


(つづく)
 


タグ:青森 弘前
nice!(6)  コメント(4) 
共通テーマ:旅行

青森旅行記2023~弐乃助さんで夜の部編~ [日本の旅(東北)]

鍛え上げた肉体美と[黒ハート]マークのふんどしが似合うたっくんライブを観たあとは、
昨年と同じく、施設内の居酒屋「ふる河亭」で呑もうと思っていたのですが、
店内満席大混雑、私の前にも2組(5人)並んでいて、着席しているお客さんも
注文の品待ち状態の方が多い感じで(視界に入る厨房も大忙し)このまま並んでいたら
どのくらい待つか分からないだろうな(大方の人はお酒ものんびり呑みたいだろうし)
と思って違うお店で呑むことにしました。

ホテルに戻りながら大きめの居酒屋さんも満席だったり予約のみ、という感じで
IMG_2097.JPGlovin姐さん、タイガー、ありました!
(でも灯りがついていなかったのが心配です)

じゃあ、アウガ(駅前の商業ビル)地下のりんご箱さんに行こうと思ったら、
お店、閉業していました。(;_:) 
青森にいく度、駅前が寂しくなっていき大通りのお店もテナント募集が増えていて、
コロナ禍で更にお店が減っていたような印象ですが、制限解除、全国旅行支援で
観光客がいきなり増えてもお店が急に増えるわけもないしなあ。
最悪、途中のさくら野(百貨店)でお惣菜買って部屋のみでもいいか、と思って
歩いていたら、
IMG_2147.JPGお店、ありました
(写真は翌朝撮ったものなのでシャッター閉まってます(^-^;) 

(弐乃助さん)https://tabelog.com/aomori/A0201/A020101/2011239/

お店に入ると若い男性スタッフが「お一人ですか、どうぞカウンターに」と
明るく案内してくれて、ホッとしながら着席。
IMG_2113.JPG店内ねぶたも飾ってあって青森ぽい 
私がお店に入ったのは19時30分ごろでまだカウンターもそこそこ空いていましたが、
私のように呑み屋を探してさまよっている人が多かったのか20時過ぎにはほぼ満席。
IMG_2114.JPGIMG_2115.JPGIMG_2116.JPG
カウンターに置いてあったリーフレットを観たら、
駅前と私が入ったお店で郷土料理の居酒屋が2軒(壱乃助、弐乃助)、
このお店の上にワインバルとウィスキーバーがあって
昨年あったのか記憶がないのですが新しく出来たお店のようです。
地元の方向けというよりは観光客向けのお店って感じかな。
呑み放題には地酒が入っていないという説明だったので、
ではアラカルトにします、と伝えてタッチパネル式のメニューを確認します。IMG_2099.JPG最近タッチパネル式、本当に多いですね 
ちなみに、普通に紙のメニューもあって店員さんに注文もできるようです。
IMG_2100.JPG呑み比べセットも魅力的ですが IMG_2101.JPGこっちかな 
IMG_2118.JPGIMG_2119.JPG
期間限定のお酒の他に、常時置いてあるお酒のメニューもあって目移りします。
IMG_2102.JPG最初は桃川の生原酒 
IMG_2103.JPGお店のお兄さん、酔い注ぎっぷり 
IMG_2104.JPG生原酒ですが意外とさっぱり
(桃川って独特の味がするような気がしますがこれもそんな感じ) 
IMG_2105.JPGお通しのミニ冷奴は税込330円(ちょっと高め) 
IMG_2106.JPGでも、日本酒と一緒に水を持ってきてくれるのは良心的
と、日本酒でまったりしながらお料理の注文、どうしようかと、  
IMG_2110.JPGIMG_2107.JPG迷います
ニシンのお刺身も魅惑的、もつ煮も大好きだし、青森のもずく?迷いまくって
(でも、お昼食べ過ぎているのでそんなに食べられないし)
IMG_2111.JPGでっかい貝焼き味噌
「でっかい」と書いてあるのに気づかず、貝焼き味噌はやっぱり外せない、
という一念で注文したら通常の1.5倍以上(2倍弱くらい)のボリューム。
卵も帆立もたっぷりで美味しかったのですが、食べきるのに時間がかかりました。
IMG_2109.JPGIMG_2112.JPG
けの汁のみながら呑めそう、と思いながら珍味にも惹かれて
IMG_2123.JPGほやの塩辛(好物です)
ほやのお刺身も大好きなのですが、塩辛はお酒にぴったり。

IMG_2108.JPGと終盤なぜか揚げ物が食べたくなって
長芋も帆立もいいなあ、と思いながら、 
IMG_2126.JPGなぜかナンコツを注文していました
物凄い盛りで残してしまったことが悔やまれます。。。。 
IMG_2121.JPG限定という言葉に弱いです(笑)  IMG_2129.JPGIMG_2131.JPG素敵表面張力
価格設定は少々高めの印象ですが、スタッフの方々の対応が明るく丁寧、
好感がもてましたので行き当たりばったりで入ったにしてはよかったと思います。
全国旅行支援クーポン3000円分にちょっと足してお会計したらホテルに戻ります。
IMG_2132.JPGホテルと同じ通りにあったはずのお店 
とんかつのお店で、豚がフライパンもった絵がシュールな看板があった記憶ですが、
個人のお店なので店主高齢化で閉業など、の理由なのかもしれませんね。
とはいえ、定点観測的に観ていたお店がなくなるとやはり寂しいものがあります。
IMG_2133.JPGのらくろさんは翌日 
IMG_2135.JPGたっくん、ありがとう
部屋着が少々臭い(ケラチンくさい)のがJAL系なのに残念と思いながら、
テレビを見ていたら(壁が薄いのか他の部屋の物音が結構聞こえました)
爆睡していました。

(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜(-。-)y-゜゜゜


(つづく)



タグ:青森 菊駒 桃川
nice!(5)  コメント(6) 
共通テーマ:旅行

青森旅行記2023~たっくんライブ編~ [日本の旅(東北)]

日が暮れてからホテルを出て向かったのは、
IMG_2076.JPG青森まちなかおんせん
昨年はこの温泉に併設されているホテルに泊まったのですが、
その時知ったのが、「たっくん」でした。

(青森にきて一番の衝撃)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2022-06-30-2

ライブは無料ですが、ライブ会場にいくためには入浴料を支払わないと、なので、
券売機でタオル(買取)と併せて650円を支払ってチケット購入。
ライブ後にお風呂でもよいのですが先に入っちゃおう、と烏の行水のように
ちゃちゃっとお風呂に入って(化粧が汗で溶けない程度に(笑))から急いで会場へ。
IMG_2077.JPG土曜日に半額とは良心的
と思ったら、その下に
「大好評の唐揚げは材料の高騰化により一時中止とさせて頂いております」
と書いてありました。国産も輸入もお肉の値段、上がっていますもんね。
鳥の唐揚げは注文が多いメニューだと思いますが利益が出ないのであれば
一時中止、仕方ないとはいえ大好きな方には残念なお知らせですね。
なるべく前方で観たいと意気込んで18:15頃(ライブ15分前)に
休憩用の大広間に到着したら、
IMG_2078.JPGたっくん、リハーサル中
Tシャツ着ている姿、初めて観ました。逆に新鮮です。(笑)
IMG_2080.JPG今日はこの曲やるのね。
と、たっくん横のモニターを見て気づいたのですが、たっくんって、
t9n
って書くんですね。
3文字の空港コード(羽田=HND、成田=NRTみたいな)のような略し方みたいな、
作曲などのクレジットはt9n、歌う時はたっくん、なのかな、と思いましたが謎です。
リハーサルが続いている間、隣のテーブルに中年夫婦と20代くらいの娘さんの3人組が
座ったのですが、スマホを動画撮影用に固定してスタンバイしているのを発見。
家族揃って熱心なたっくんファンなのかもしれません。

IMG_2081.JPG青森に来た気分になれるねぶた
でもその横にLOVEのカタマリ。異次元に来た気持ちにさせられます。IMG_2084.JPGたっくん登場[黒ハート] 
今回も[黒ハート]のついたふんどし姿で歌います。

コロナ禍で一時ライブ休止だったみたいですが、1年くらい前から再開、
この映像で皆さんも疑似体験していただければ嬉しいのですが、
熱心なファン(動画撮影)もいれば、ほぼ無関心で漫画を読んでいる人もいる、
なんとも不思議な空間でのライブです。
今回、熱唱するたっくんの横のモニターでMVが流されていたのですが。
IMG_2086.JPG筋トレするか
IMG_2087.JPG畑仕事しているたっくんの二択です。(笑)
畑作業するのに上半身裸になる必要はないと思いますが、
鍛えている人が他の人に筋肉を見せたい、会社の他部門のお兄さんも鍛えた筋肉を
インスタなどのSNSにアップしていると聞いたことがあるので、見せたいのだろうな、
そんな気分でマッチョが畑を耕したり野菜を収穫する光景を眺めながら、
たっくんの歌を聞きました。

1曲目は「LOVEのカタマリ」でしたが、
「カッタマリー、カッタマリー」と連呼したかと思うと、
「ラブの国からどんぶらこ」というどこか昭和な歌詞にクスっと笑い、
IMG_2088.JPGジョウロを右手に鍬を左手に(笑)
「ダイコンを引っこ抜く」という歌では、
「大根は長いから畝は少し高くしたほうがいい」
「ちっちゃい大根抜くのは間引きって言うんだよ」という、アドバイスだけでなく、
「大根引っこ抜いて酒飲んだら代行呼べ」という飲酒運転に対する注意もあって、
自分の想像を超えるたっくんワールド(歌詞)を、筋トレ&上半身裸で畑仕事の映像と
ともに楽しみました。
IMG_2092.JPGついモニターを見てしまう私(笑)
IMG_2094.JPG20分くらいのライブ終了
アンコールは前回と同じ「パサージュ広場へ行こう」でした。
終った後、前回と同じようにまちなかおんせんの割引券を配布してくれて、
私もいただいたのですが、上半身ムキムキ(しかも汗だく)のたっくんに
思わず「楽しかったです!」と感極まって言ってしまったら、
「ありがとうございます!またきてくださいね!」って言ってもらいました。[黒ハート]
(またくるといっても次は来年かなあ。。。)
IMG_2096.JPGたっくん、割引券配布中 IMG_2135.JPG?
翌月末までの有効期限なので私は使う機会がありませんが、
記念にありがたく頂戴しました。たっくん、腹筋バッキバキ。

見た目が派手ななのですが歌や態度はとても実直というか素朴というか、ですが、
青森に来る楽しみがお陰様で一つ増えました。ありがとう、たっくん♪
この後は、夜の部に繰り出します!

(つづく)





nice!(6)  コメント(4) 
共通テーマ:旅行

青森旅行記2023~青森へ向かう編~ [日本の旅(東北)]

無事、目的のひとつ「北寄貝を食べる」を果たした後は、
青い森鉄道で青森駅に向かいますが、少々時間があったので、
駅に併設されている「三沢駅前交流プラザみ~くる」で時間をつぶします。
IMG_2033.JPGIMG_2035.JPGIMG_2036.JPG
ほきのすけ&ホッキーナちゃんに再会した後は、無料Wi-FiでAmazonフォトへ
撮影した写真を同期させたりしていたら、隣のテーブルにいた中国語を話す若いカップル、
言語自体がかなり強めなので最初は普通に会話しているのかな、と思っていたら、
彼女の方が身振り手振りが大きくなって言い合いみたいな雰囲気で(周囲も凍り付き)
彼女が何か言い放ってその場を去っていくのを彼氏が追いかけていく光景が目の前で
繰り広げられて、え、これ現実ですか、と驚いたのですが、
きらく亭での大量ランチ(ビール付)で満腹で眠かったのが、目が覚めました。(^-^;

と、電車の時間まで10分くらいになったので支度して改札に向かいましたが、
去年も見た三沢の名産品コーナーを軽く見学しました。
IMG_2038.JPGIMG_2039.JPG
いか&北寄貝。どちらも好物です。
IMG_2040.JPGうば貝っていうんですね
IMG_2041.JPGまた食べに来ないと!
IMG_2043.JPG自販機まで北寄貝!
IMG_2045.JPG星野リゾート いつか泊まりたいものです
IMG_2050.JPG駅に説明がありました
やはり全体を観ると空港のように見えますね。
ご家族揃っておいで下さい、って書いてありますが、
(しつこいようですが)一人で行っても楽しめます。(^-^;
IMG_2047.JPGlovin姐さんゑ
モーリーと一緒にいるお姉さんは誰なのか、、、不明です。
モーリーの口当たりに顔出し部分があるので大人がやるにはキツソウ。
IMG_2051.JPGIMG_2055.JPGワンマン(2両)に乗車します
車内はさほど混んでいなかったのですが、青森の若い方々、、中途半端な混み方だと
シートに座らない人が多いみたいで、私が住むエリアだったら優先席でも
平気で座ってお年寄りがきても譲らない若者を時折見かけるのと違う、、
ちょっとした驚きでした。
IMG_2058.JPG外はずっと雪景色。
座席の足元のヒーターがかなり強力でうーん足熱いなあと思っていたのに
気づけば爆睡しておりました。(-。-)y-゜゜゜
IMG_2059.JPGあっと言う間に青森駅
IMG_2060.JPGIMG_2063.JPGモーリー、ありがとう。IMG_2061.JPG祝 20周年
JRから切り離されて第三セクターで20周年って凄いですね。
第三セクターなので運賃が高めなのは仕方ないのですが(三沢から1680円)
観光客も楽しく乗れる鉄道でこれからもモーリーには活躍してほしいものです。
IMG_2064.JPG朗報です!
Suicaなどの交通系ICカードが使えないのが不便だなあと思っていたので
遂に青森県でも使えるようになれば利便性が上がっていいですね。(^-^)
IMG_2065.JPGまだ建設中の駅舎(駅ビル)を見ながら 

IMG_2066.JPGアーケードの下を歩いてホテルに向かいます
IMG_2067.JPGアスパムが見えてきて 
IMG_2069.JPGのらくろさんが見えたら 
IMG_2070.JPGホテル到着
ホテルJALシティ青森

ホテルJALシティ青森

  • 場所: 青森県青森市安方2-4-12
  • 特色: 青森駅から徒歩5〜6分、アスパム(青森観光物産館)には1〜2分の好立地。青森湾を一望する客室もあり。
チェックインの際、STAY NAVIに宿泊予定を登録していただかないと、と言われ、
JALで予約した時そんな注意事項、連絡されていた記憶がないなあ、と思いながら、
スマホで登録しようとしたのですが、スタッフの方の圧が強めでうまく操作できず
(ITリテラシー薄めのおばさん、こういうシチュエーションが苦手です)
「部屋に行ってから手続していいですか」と落ち着いてから手続させて、、、、と
思いながら聞いたら「お部屋に着いて手続きしたらフロントにお越しください」と
言ってくれたのでほっとして部屋に移動しました。
IMG_2071.JPG予約した通りのシングルルーム
コロナ禍で空いていた時はアップグレードしていただいたこともありますが、
全国旅行支援で満室だと思われ、予約した通りの部屋に案内されるのが通常、
それが当たり前、と思いました。 
IMG_2072.JPGベッド横にUSB
個人的には延長コードの方が嬉しいのですがベッド近くは電源が見えず、
結局このUSBを使って諸々充電しました。
IMG_2073.JPG窓の外に見える景色
安いツアーなので恐らくこちら側。反対側だとアスパムとのらくろさんが見えます。

まだ満腹状態(16時ごろ)のまましばし部屋でごろごろしていたら寝てしまい、
起きたら17時半。
急いで支度してフロントでクーポンの手続きをしてもらったのですが、
私がSTAY NAVIで登録する時にチェックボックスを余計にチェックしたらしく、
紙クーポンの発行ができなくなり、電子クーポン用のQRコードをもらいました。
QRコードを読み取るだけで電子クーポン残高が表示されるので簡単でしたが、
ちびちび使うのも面倒なので、この日の夜の部で3000円分一気に使ってしました。(笑)
アナログ世代なのでやっぱり紙の方が安心ですね。

と、色々てこずることもありましたが、この後はお楽しみの場所に向かいます!


(つづく)


登録して電話したら電子クーポンを私が選んだらしく残念。あとでQRコードをもらいます、今夕方四時少し寝ます。
5時半に出て街なか温泉 

タグ:青森
nice!(8)  コメント(6) 
共通テーマ:旅行

青森旅行記2023~ホッキ丼で昼酒編~ [日本の旅(東北)]

しつこく書いてしまった三沢航空科学館からは無料バスで三沢駅に向かいますが、 IMG_1986.JPG三沢スカイプラザ
ホームぺージを見ると米軍の方も利用するショッピングモールのようですね。
とはいえ、現在、一番広いテナントが空いているみたいで笑笑や魚民が入っていたり、
駅から遠い(とはいえ、地方なので車社会で問題ないのかな)のもあって
私のような電車バス移動みたいな人にはあまり便利な場所ではない感じ。
とはいえ、ここのバス停でも観光客と思しきレディース達が乗ってきたので、
観光スポットのひとつなのだと思います。

写真はないのですが三沢駅までの道のりで「勝手貴母」という看板が見えて、
え、なになに、と思ってよく見たら「かってきまま」という名前のスナック。
スナックって不思議な店名(とか女性の名前とか)をよく見かけますが、
バスの車窓から眺める知らない土地の光景、結構楽しかったりします。(^-^)

バスで航空科学館から20分くらいで三沢駅に到着。
駅の反対側に行こうとコロコロスーツケースをもってエレベータに行くと
「ワイヤー凍結のため使用中止」の看板。( 一一)
隣の洗手間は「水道管凍結のため使用中止」となっていました。
雪国ではよくあることなのかと思ったのですが、うちの婆1号のように
膝が悪くて階段の下りが超苦手でエレベータやエスカレータ頼りの人には
こういう便利なものが使用中止というのは一気に不便になってしまいますね。

と書いている私は仕方なく、スーツケースをもって駅の階段をのぼりました。
(スーツケース、機内持ち込みサイズでちっちゃくてよかったです。。)
IMG_1987.JPGほっき丼が待ってる!
IMG_1988.JPGと気合を入れて駅前のきらく亭さんへ。
(食べログ)https://tabelog.com/aomori/A0203/A020303/2000586/

駅前はこのお店一軒しかないので(コンビニもなかったと思います)、
私のような観光客や地元の方々で非常に混んでいます。(土曜日だったし)
お店入口で名前と連絡先を書いておくとお店の方が電話で呼び出してくれる、
というシステムですが、一人なのでカウンターに滑り込めるかと思ったら、
カウンター(時節柄間引き)には地元のおじちゃんたちが座っていて満席。
あとは、4人掛けテーブルがかなり多め、奥には座敷もあって結構広め、
とはいえ、相席にはしていないみたいで各テーブル1人、とか2人、
4人以上だと奥のお座敷、という感じで案内しているようでした。

私も名前を書いて待つこと10分ちょっと。
お店のおばちゃんが私に背を向けてスマホで電話をかけ始めたら、
私のスマホが鳴りました。(笑)

はい、私です、うつぼです、とおばちゃんに背後から声をかけたら驚かれ、
あ、そちらにいらっしゃいましたか、とテーブル席に案内してもらいました。
IMG_1990.JPGメニューを眺めます
IMG_1991.JPG寺山食堂
寺山修司さん(三沢市出身)がの演劇実験室「天井桟敷」のヨーロッパ遠征中、
中華麺が手に入らず細いパスタで作ったラーメンを再現したものだそうです。
(と書いていますが食べていません)
IMG_1992.JPG定食もいろいろ
地元の方はカレーライス、とんかつ、ラーメン、中華系(八宝菜)などの
注文が殆ど、ほっき丼を注文しているのはほぼ100%が観光客という感じで
普段は地元の方の食堂兼居酒屋(夜)のようなお店に見えました。
IMG_1993.JPGで、今回のお目当てはこれ
4ヵ月間しか漁をしない(乱獲防止なのでしょうね)ので、
この時期にしか食べられないと思うと注文したくなるのが観光客。
IMG_1994.JPGそれ以外の時期はバラ焼
これは以前、青森駅近くで食べたことがありますがごはんにもビールにも
良く合う、モリモリメニューでした。 
IMG_1998.JPGというわけで最初は瓶ビールで乾杯♪
ビールはキリン、アサヒ、サッポロから選べます。
相席していないので店内そんなにギュウギュウ感はないのですが、
厨房4人、フロアスタッフ2人でフロアの方物凄く忙しそうでした。
IMG_2023.JPG注文して30分くらいで到着~

ご飯は半分でお願いします、と注文したのですが、
「ごはん少なめね~」といいながらお店のおばちゃん、置いていきました。
少なめといいいながら全然ご飯は少なくありません。(笑)
薄切り大根の甘酢漬けと、いかげそともやし、わかめの和え物、味噌汁付き。
IMG_2024.JPGやっと食べられます♪
三沢市内の飲食店でこの時期ほっき丼が食べられるのですが(マップもありました)
きらく亭さんは2種類の味付けの北寄貝が楽しめます。
IMG_2028.JPG甘めの味付け
長ネギ、椎茸とめんつゆのような出汁でさっと煮たような北寄貝。
IMG_2030.JPG千切り長芋の上にのっています
極端な話、ご飯一口分であとは、上の具だけで呑めそう、って感じです。
IMG_2029.JPGもう1種は刺身
貝の中でも2番目くらいに好きなのが北寄貝(一番は鳥貝)なので、
生でプリっと甘い北寄貝、貝柱まで美味しくいただきました。
IMG_2031.JPG北寄丼のすぐあとにやってきたラーメン
地元のおじちゃんがこれとカレーライスを食べているのが美味しそうに見えたので、
思わず注文した私です。(^-^;
なので、ほっき丼のご飯を半分にしてくださいってお願いしたのですが普通盛で。(焦)
ラーメンは期待した通りのあっさり醤油味(鶏ガラ強めな感じ)で、
スープのしみたお麩も美味しかったのですが細めの麺がのびるのが早くて(笑)
先にラーメンを食べて、ちょっとほっき丼、また、ラーメン多めに食べて、
でも、ほっき丼のご飯を残してはならぬ、の気持ちで全部食べきりました。

お腹はちきれそう。(◎_◎;) (夕飯は軽めにしたいと思います)

でも、前回の無念(三沢航空科学館&ホッキ丼)を果たすことができて大満足。

この後は、青森駅まで移動します。[バス][バス][バス]


(つづく)



nice!(5)  コメント(6) 
共通テーマ:旅行

青森旅行記2023~三沢航空科学館編⑦~ [日本の旅(東北)]

三沢航空科学館について書き続けてまいりましたが今回でやっと終えられます。
己の備忘録としても書いておりますのでこんなに長くなってしまったのですが、
忍耐強く読んでいた皆さまには感謝です。(^-^)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2階の宇宙ゾーンから1階の航空ゾーンに戻り、館内一番奥のエリアに進みますと、IMG_1927.JPGホンダジェット[飛行機]
名前は聞いたことがありますが観るのは初めて。
IMG_1928.JPG
見た目の印象は「お金持ちが乗っているプライベート用飛行機」です。
というか、お金持ちしか買えない飛行機、ですね。(笑)

三沢航空科学館のホームぺージの説明によれば、
本田技研工業が機体とエンジンの研究開発をゼロから始め、
2005年のアメリカ最大級の「オシュコシュ航空ショー」で世界初公開した実験機が
(Proof of Concept)非常に高評価でその後、「HondaJet」の事業化を決定し、
アメリカに「Honda Aircraft Company」を設立したそうです。
wikiによれば2022年2月時点で約200機が運用されているとか。
IMG_1929.JPG印象的なこのノーズ部分
wikiの説明を観てクスっと笑ってしまったのですが、
設計者の藤野さんがハワイで観たフェラガモのハイヒールから得たイメージを生かした、
先端形状で美しいものを観ていった時に目に留まり応用できないかと思った、
と書いてあって、言われみれば綺麗なフォルム(でも足幅広い人には履きづらそう)、
高級フェラガモのハイヒール(思わずフェラガモのサイトを観に行ってしまった(笑))、
そんなところから着想を得る藤野さんの想像力(創造力)にびっくりしました。 
IMG_1931.JPGIMG_1932.JPG IMG_1933.JPGコンポジット機体?
軽くて丈夫な複合材(炭素繊維強化プラスチック)が胴体に使用されているそうで、
胴体の組み立てでは、ハニカムサンドイッチパネルとスティフンドパネルの2種の
構造様式を組み合わせた一体成型技術が採用されているそうです。
と書いている私(文系)はなかなか理解に及ばないのですが、一般的な航空機で
主にアルミニウム合金が使われているのに対し、複合材構造のHondaJetの胴体は、
軽量化だけでなく、NLF技術に必要とされる非常にスムーズな表面形状を実現し、
HondaJetの高い性能に貢献している、そうです。(wikiより転載)
IMG_1935.JPGIMG_1938.JPG
こういう説明を見ていると、航空機メーカーではないホンダならではの着眼点や
発想がこういうジェット機を作ったのかなと思いますね。 
IMG_1941.JPG操縦席もどこか自動車ぽいし 
IMG_1943.JPGウィングレット♪(好物です(笑))
と、何だか盛沢山な展示でお腹一杯になったところで今度は外に出ます。 
IMG_1947.JPG遠くに見える飛行機たち
三沢って普段はそんなに雪が多くない地域らしいのですが、
訪れた時はどっさり雪が降った後、という感じで雪の中に飛行機が並んでいました。
IMG_1969.JPGIMG_1948.JPG
F-16戦闘機(一人乗り)。
現代を代表するマルチロールファイターで1974年の原型機初飛行以来、
約4000機以上が生産され戦闘機として優れた能力を有した航空機。
展示されているF-16AはF-16で最も古いタイプA型(米空軍より借受して展示)、
現在三沢基地で使用している機体はF-16CJプラスという最新型。
と書いてありましたが、戦闘機として優れた能力、と読むとどこか複雑な気持ちに
なってしまいますね。闘わずに過ごせるのが一番ですから。
IMG_1967.JPGIMG_1949.JPG
と書いておきながら、折角見学したので説明を観たものはご紹介。
こちらはF-104戦闘機。(一人乗り)
昭和38年(1963年)から航空自衛隊で使用された戦闘機、210機が生産され、
日本全国7つの飛行隊で防空任務に使用され、昭和61年(1986年)に現役引退。
昭和41年(1966年)11月3日、入間基地での航空ページェントで、
東京~大阪間(直線距離で395㎞)を10分21秒(時速2,290㎞)で飛行した記録が
残っているそうです。早い。(◎_◎;)(航空自衛隊より借受して展示) 
IMG_1966.JPGIMG_1950.JPG
T-2機。初の国産超音速機で2004年(平成16年)まで航空自衛隊の学生訓練に
使用されていたそうです。

IMG_1962.JPGIMG_1951.JPG
こちらもT-2機ですが、ブルーインパルス仕様。(2人乗り) 
航空自衛隊の戦闘機パイロットを養成する最終段階で使用する超音速の高等練習機、
その優れた性能から二代目ブルーインパルス使用機として昭和57年(1982年)から
平成7年(1995年)まで全国で華麗な展示飛行を行ったそうです。
ブルーインパルスというと一昨年の東京オリンピックで都内を飛んだのを思い出しますが、
飛行ルートに足立区が入っていたので、東京と江戸川を挟んで対岸のM戸市でも
見られるかとベランダで待っていたものの米粒サイズの飛行機が飛んでいるように
見える、って感じで終了してしまい、都内の酒友たちが撮影したブルーインパルスの
写真をFBなどで観て羨ましかった、そんなことを思い出しながら飛行機を眺めました。
IMG_1952.JPGこちら側からしか撮っていなかったF-1戦闘機。
初の国産戦闘機であるF-1はT-2高等練習機を発展させた支援戦闘機で、
生産ライン上のT-2の6,7号機が原型FS-T2改へと改造され、
昭和50年(1975年)初飛行、F-1量産機は昭和52年(1977年)から計77機生産、
昭和53年(1978年)から三沢基地の第三飛行隊を皮切りに3個飛行隊に配備され、
現在は交代が進んでいるそうです。
日差しで見えづらいのですが(というか個の写真で見えるわけないんですが)、
先頭には「疾風迅雷」の文字と兜に矢、尾翼には兜を被った武将?の絵が描かれています。
IMG_1958.JPGIMG_1953.JPG
P-3。
ロッキード社ターボロップ旅客機「L-188エレクトラ」をベースとして
開発された大型対潜哨戒機。戦闘機ではないのでかなり大きく見えました。

IMG_1955.JPGインディ・ジョーンズに出てきそうです  IMG_1959.JPG航空科学館の外観
空港のターミナルをイメージしたんでしょうかね、右上には管制塔ぽいものも
みえて外観でも楽しめる場所だと思いました。
IMG_1960.JPG左端部分にホンダジェットが展示されていました 
一通り見学して約2時間弱。    
IMG_1974.JPG併設のカフェはジャック&ベティ
ハンバーガーが美味しいお店の支店らしいのですが、
私はこの後北寄貝を食べようと思っていたので、このカフェはパスしました。 
お土産を買って洗手間ですっきりしたら、
IMG_1978.JPG無料バス(でも一日3便のみ)で三沢駅まで向かいます IMG_1979.JPGIMG_1980.JPG
バス停から見えるモニュメントにミス・ビードル号があったのを発見、
(その近くの銅像は飛行士のパンクボーンさんとハーンドンさん)
前回来られなかった三沢航空科学館、機会があればまた来てみたい、
空に関する多くのことを見て知ることができました。大満足。(^-^)

この後は三沢駅に移動して、お待ちかねの北寄貝です!


(つづく)
 

タグ:青森 三沢
nice!(8)  コメント(4) 
共通テーマ:旅行

青森旅行記2023~三沢航空科学館編⑥~ [日本の旅(東北)]

長々書いている三沢航空科学館の記事もあと2回です。
セコムしている金の重さをしみじみ感じた後は、
IMG_1878.JPGプーリーリフト?
プーリー(pulley)は滑車ですが、動滑車が2個ついているので1個の場合より
引っ張る力は2分の1で済む、というのは頭の中では分かっておりますが、
IMG_1879.JPG自分が椅子に座ってロープを引っ張って上がるかしら。
まだ完全に左上腕治ってないしなー、という言い訳で(笑)パスしました。 
IMG_1880.JPGギアずもう 面白そうでしたが2人用なので止む無くパス
IMG_1881.JPGカムの動きを使ったもので 
IMG_1883.JPGハンドルをぐるぐる回しました
ハンドルを回すことでカムが動いて上下に動くことで設置されたエレベータも上下する、
のですが、以前の勤め先(産業機械製造)でカムについて設計の人から教えてもらったのを
思い出しながら無心でハンドルを回しました。エレベータが結構上がってヒデキ感激。
IMG_1886.JPG続いて飛行機の頭を見学します
IMG_1887.JPGお子さん向けみたいですがおばちゃんも楽しみます 
IMG_1888.JPGヘルメットかぶりたい(我慢)
社会見学でやってきた小学生が被る光景を思い浮かべました。。。
IMG_1889.JPG代わりにこちらを
テレビで見てからずっと気になっていたお仕事。
到着した飛行機をパーキングスポットに誘導するお仕事で、
飛行機が停止線でピタリととまるように緻密に誘導、というイメージです。
最近、人ではなくパーキングスポットにデジタル表示されているような機械化が
大きな空港では進んでいるみたいですが、省人化(デジタル化)が進む昨今、
こういうお仕事も徐々に機械化される流れなのでしょうね。 
IMG_1890.JPGパドラーを両手に持って 
(パドラーって船のパドルから派生した名前なのでしょうか)
IMG_1891.JPG画面に合わせて誘導します。
コックピットの機長様に見えるように大きくパドラーを合図に合わせて振るので
緻密さに加えて結構腕まわりの筋肉を使う体力のいるお仕事なのだと実感しました。
私自身は、「これもリハビリの一環」という気持でパドラーを振りました。大満足。
IMG_1892.JPGIMG_1893.JPG
続いてコックピット見学。 
IMG_1894.JPG計器がいっぱいです
今は自動化されている作業もあるかと思いますが、これらの計器を操作して
天候や気流を読みながら安全に目的地まで旅客や貨物を運ぶ、パイロットというお仕事、
本当に責任感、判断力が強くないと出来ないお仕事だと改めて尊敬しました。 
IMG_1895.JPG客室にはIMG_1896.JPGカート 
日系だと大丈夫かなと思うくらい細いお体のCAさんが重たいカートを押していて
心配になる時がありますが、これが米系だったりすると屈強なCAさんがいとも簡単に
カートを移動させているのを昔よく見ていたので(特にウナイテッド航空)、
保安要員とはいえCAさんも体力勝負のお仕事なのだなとしみじみ思いました。
IMG_1900.JPG続きまして2階の宇宙ゾーンへIMG_1901.JPGIMG_1902.JPG
はやぶさ(小惑星探査機)。
太陽系の化石ハンターという呼び方にクスっと笑ってしまいましたが、
地球以外の惑星についても調査が進んでいくのでしょうね。
IMG_1903.JPGZEROグラビティ360
宇宙空間の無重力状態を体験できる(360度回転するらしい)そうですが、
自分がぐるぐる回る姿を想像したらチャレンジ精神があっと言う間に遠のき、
遠巻きに見学するのみでした。
スタッフの方と目が合いましたが「いかがですか」と声かけされることなく、
おばちゃん(私)の健康を心配して声かけしない優しさを感じました。(笑) IMG_1904.JPG2階から見た1階 IMG_1905.JPGYS-11 IMG_1906.JPG航研機 IMG_1907.JPGプローブⅤ(乗るのは1度で十分) IMG_1908.JPGJAXAの惑星探査車 ルナクルーザー
トヨタとの現在共同開発中で、実際の大きさはマイクロバス2台分。
2人乗りで(車内では宇宙服を脱いで作業可能)水素から作り出した電気で走る、
実現すれば、宇宙飛行士の負担も軽減されて探査自体の効率も向上するのでしょうね。
IMG_1910.JPGIMG_1916.JPGこちらはNASA
船外作業服ですがものすごくごっつくて重そうでした。
IMG_1917.JPGIMG_1918.JPG宇宙線
宇宙から降ってくる放射線の1種なんだそうですが、
説明がなければ、箱の中に線が見える、で終わってしまったかもしれません。(^-^; 
IMG_1919.JPG毛利さん! 
IMG_1920.JPG実際に宇宙船で実験した品々だそうです。
IMG_1921.JPGショウジョウバエを飼育した機材
成虫とさなぎ、たまごを保持、飼育したそうですが、
宇宙放射線の影響を受けたハエを宇宙から帰還後もその影響を調べたという説明に
こういう地道な実験が将来の役に立つのか、、、文系の私には難しすぎましたが
なんとなくそんな気持ちにはなれました。
IMG_1923.JPG
小型超音速旅客機をJAXAで研究していたのか、と驚いたのですが、
以前実証実験などを行っていたみたいで(コンコルド退役後から2015年まで)
今は研究は止まっているのでしょうか、機体概念として展示されていました。

2階はさほど広くないので(あとは宇宙となるとちょっと難しいと思ってしまう)
あっという間に見学終了し、再び1階に降りて他の展示を見てから館外の展示を
観に行きます。(^-^)


(つづく)
 

タグ:三沢 青森
nice!(5)  コメント(8) 
共通テーマ:旅行