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二婆&一爺の旅in長野2022~旅行前に揉めちゃった編~ [四婆の旅]

コロナになってから鳴りを潜めている四婆旅を再開したいところではありますが、
最近、婆1号(うつぼ母)より婆2号(うつぼ叔母)の健康不安があったりして
なかなか出かけるきっかけをつかめない状態です。(:_;)
そんな中、昨年10月下旬、二婆(婆1号と婆3号(私))と一爺(うつぼ兄)で
婆1号の故郷、長野を旅行しました。

今回、旅行を切り出したのは、うつぼ兄。
実家に帰った時、秋の長野に行って松茸が買いたい(当然支払うのは婆1号)、
そしてテレビで紹介された「おいだれ」焼鳥が食べたい、と婆1号に話したことから
そこにいなかった私もなんとなく巻き添えというかなんというか、
(仲間外れは可哀想と思われたのだと思います)
一緒に3人で長野に行こうという話になっていました。

運転免許を返納(更新しなかったので返納ではないと婆1号は言ってます)し、
遠出も体力的に自信がなくなって面倒くさがるようになった婆1号、
これは一緒にでかける良い機会かもしれない(今後ないかもしれない)、と
11月初旬でホテルを予約すると「そんな遅いタイミングじゃ松茸が買えない」と
うつぼ兄が不満顔になったため、10月下旬でホテルを予約しなおして、
(もともとはいっていた自分の予定を変更したので今度は私が不満顔(笑))
じゃあ、3人で長野にいって美味しいものを食べよう、と決めたのが昨年8月下旬。

そして、旅行まであと1か月を切った9月下旬、婆1号から電話がありました。
うつぼ兄が実家に帰ってきて婆1号と食事をとっている時、
いきなり怒りだして実家を出て帰ってしまった、と話す婆1号、
何が原因か分からないけれどこのままじゃ旅行も行かない方がいいんじゃないの、
としょんぼりしていました。

翌日婆1号から電話があり、「◆◆(うつぼ兄)が怒った原因、分かったのよ!」
と説明した内容が、え、そういうこと?(親戚関係の話)という内容で、
確かにうつぼ兄が怒りそうな話題ではあるのですが、私にとってはなんでそんなことで
怒るのか、婆1号と私の考えとうつぼ兄の考えが違うので怒ったみたいなのですが、
年老いた母親にプリプリ怒って帰るって大人(アラ還)のすることじゃないだろう、
聞いていた私もイラっとするような話でした。

とはいえ、そこで婆1号の味方をすると更にうつぼ兄が意固地になるのは明白なので、
私はこの話は聞かなかったことにして、
「旅行までもうちょっと時間があるからホテルのキャンセル料が発生するまでに
 兄ちゃんに旅行する気があるのか、どこに行きたいのか聞いてみるからね」
その場にいなかった者としてはそうするのがよいのでは、という気持になって
婆1号にそう言うと、「なんだかお前に手間をかけさせて悪いね」と言われました。

折角決めた旅ですし、旅行までの1か月弱で双方(婆1号&うつぼ兄)の気持ちを解して
決行できればよいのでは、そんな気持ちでうつぼ兄にLINEで連絡をとってみました。

「長野に行くのは決行でいいんだよね? 
 ホテルのキャンセル料が前日からかかるからそれまでに決めてくださいね。」
「了解」

やっと既読がついたと思ったら、なにこの返信。(V)o¥o(V)

機嫌がいい時は長文の返事を書いてくるうつぼ兄ですが、
機嫌が悪い時は「了解」と返信してくるのが常なので、
勝手に怒ってなんなんだお前、という気持だったものの、
ここで怒ると私もうつぼ兄と同じになってしまうので、
文面では平静を装って一日一問的に連絡することにしました。

「松茸を買いにいく道の駅ってどこか分かる?」
「●●と××」

「おいだれ焼鳥ってどこのお店がおススメなの?」
「△△と◆◆」

「どっちがおススメ?」
「ネットで観ただけ、行ったことはない」

「おいだれ焼鳥のお店、△△で18時から3名で予約したよ」
「了解」

不愉快そうな返事を送りつけてくる割に「キャンセル」とは言わない、
何がそんなに不愉快なのか、婆1号の考えが自分と違うことが納得できないのか、
本人も悪いと思っていて振り上げた拳をおろせずにいるのではないか、
やりとりを続けながら軟化しないうつぼ兄の態度にモヤモヤしっぱなしの私でしたが、
実家の車を運転すれば、ご褒美に松茸においだれ焼鳥が食べられるというのは
彼にとっては魅惑的なのかもしれません。
(もちろん怒ってはいるものの大好きな母を遠出させたいという気持もあったはず)

私にしてみれば下手に出てうつぼ兄の機嫌を損ねぬようにLINEする、
(私自身はすぐ切れてしまう超短気(⇐こんな性格がよくないのは自覚しています))
それもこれも婆1号を長野に連れていってあげたいという気持があればこそ、
不本意というか不愉快という気持がずっとぐるぐると渦巻く状態のまま、
うつぼ兄とLINEで連絡を取り合いながら迎えた出発前日。

何時ごろ実家にくるか尋ねると「8時」という返事。
キャンセルの意思がなく実は行きたいはずのなのに来るのが随分遅いなと思ったものの、
うつぼ兄が実家にきて婆1号と2人きりになるのは絶対避けなければ、の一念で、
5時起き、実家には7時過ぎ(朝)に到着し、うつぼ兄がやってきても気まずくないはず、
という状況となりました。なんとなくここで第一関門突破的な気分です。(笑)

ただ、「ドタキャン」の可能性もゼロではなく、
「やっぱり行ーかない」という可能性もあるのでは、そうなるとホテルのキャンセル代、
当日だから半分くらいか、、、そうなったらさすがに私もうつぼ兄にきつく言ってやる、
そんなモヤモヤな気分で実家でテレビをみて待っていると、
8時半ごろ、ピンポンとインターフォンがなったかと思うと玄関のドアが開き、

「カギ!」

イライラした様子で叫ぶ兄の姿が見えました。

やだー、まだ怒ってるー。(+o+)

こんな状態で本当に旅ができるのか、やっぱりキャンセルすればよかったかな、
そんな気持ちのまま支度して出発することにしました。


(つづく)















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