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映画「チャンス!メイドの逆襲」を観る [映画(ま行)]

ここから暫くアップする映画記事は骨折入院中~退院後まで、
気分転換で特に考えなくてもよさそうな映画ばかりを見続けた、
という備忘録記事です。

チャンス! メイドの逆襲(字幕版)

チャンス! メイドの逆襲(字幕版)

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2019/12/14
  • メディア: Prime Video
あらすじはAmazonさんより。(Yahoo!映画には掲載されていなかった(笑))

10年働いたけど、我慢の限界!搾取X未払いXパワハラ反対!
次期パナマ大統領選に立候補した実業家の夫、美貌維に忙しい妻。
男に夢中の女子高生の双子、無邪気な小学生の息子。
そんな一家は豪邸で暮らしながらもその実情は火の車で...。
家政婦2人が雇い主を成敗するパワフル・コメディ!!



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初めて見たパナマ映画がこれ。(笑)

パナマ(とコロンビア)の映画だそうですが、コメディと言えばコメディながら、
結構ブラックというか心の底から笑っていいもんか、、という感じでした。(^-^;

コロンビアから出稼ぎでパナマにやってきてお金持ちの家で家政婦として働く2人、
大統領?選挙に出馬して忙しい夫、買い物とエステ(美容整形)に熱心な妻、
性の乱れが心配な高校生の娘(双子)、ませた息子(小学生くらい)、
家族全員がクズな描き方というか、貧しい人の気持ちもわからないお金持ちが
雇用主という設定なので、家政婦たちの悩みなんて理解する気もない、という
お金持ちと労働者(対極にいる人たち)を描きくところから始まります。
タイトルからも想像できますが、メイドが逆襲というかで大暴れするんだろうな、と
想像しながら見ていると、ホントにその通りで(笑)、かといって、その逆襲の仕方が
積もり積もった怒りとはいえ荒唐無稽な感じがないというか、どこかリアルで、
明るく笑うより、そこまでやらなくてもいいんじゃないの、と突っ込みたくなるような
かなりブラックな演出でした。
(ラテンの国ではこれが痛快なのかもしれないので文化の違い、かもしれません。(^-^;)

家政婦さんたちが暴れるきっかけになったのが、お給料の未払い。
母国へ仕送りしたいのに給与遅延が続いていると金持ち妻に訴えるものの、
忙しいと相手にされず、それが積もり積もって遂に爆発して逆襲するわけですが、
実はこのお家、派手にやりすぎて(見栄っ張り)銀行からの借り入れも増えて
(妻の実家がお金持ちですが無心し過ぎでサポートしてもらえない)
資金繰りが厳しくてお給料を支払う余裕などないことが途中で分かります。
じゃあ、家にあるものを売ってお金にすればいいと家具や調度品を運び出して
どんどん売却する家政婦さんたち。(お陰で豪邸内空っぽ状態)

逆襲する前から2人ともどこか疲れた顔つきでイライラしている様子、
タイトルに通り逆襲するだろうというのは理解しながら見ているものの、
やっている内容が犯罪レベルなので(ラテンの国では許容範囲なのか謎)
復讐しながら自分たちのやっていることが自由へのパスポートだと思ってしまうのを見て、
うーん、そんなことやってたら捕まっちゃうんじゃないの?と共感できなかった、
とはいえ、後半で暴かれる夫の秘密(ここは若干笑える)、家政婦たちと妻が
なんとなく互いの事情を察するように見えたところは悪くないかなと思いました。

最終的にはなんとなくめでたしめでたしな感じで
(家政婦さんたちがよく捕まらなかったなというのが正直な感想ですが、
 そんな悲しい終わり方もよくないでしょうし)
母国に帰って幸せに過ごしてください、という気持で観終わりましたが、
ながら見(真剣に観ない)でAmazonプライム対象で観る、というくらいであれば
軽く見られるかもしれない「チャンス!メイドの逆襲」でありました。







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後々の制裁の為か、金持ち一家がほぼほぼクズに描かれている。なので、どんな目に遭おうが「自業自得」でしかない。

そもそも金持ちで満たされている人は、身分が下の人に当たらないんですよね。だからあんなに態度悪く描写されてるのかな。




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