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映画「キューティ・ブロンド」を観る [映画(か行)]

映画がブロードウェイでミュージカル化されたのは知っていながら
未だに観たことがなかったことに気づきAmazonプライムで鑑賞しました。


キューティ・ブロンド [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2011/03/18
  • メディア: Blu-ray

あらすじはYahoo!映画さんより。

陽気で天然ブロンド美人のエル・ウッズ。
大学ではファッション販促を専攻し、成績も優秀で女性社交クラブの会長を務める
ほどの人気者。
そんなエルがいま何よりも待ち望んでいるのが政治家志望の恋人ワーナーの
プロポーズの言葉。
しかしある日、ワーナーが切り出したのは別れ話。議員の妻にブロンドはふさわしくない
というのが理由。
突然のことに動転するエルだったが、ワーナーがハーバードのロー・スクールに進学すると
知ると、自分もそこに進みワーナーに認めてもらおうとファイトを燃やし、みごと超難関の
試験を突破するのだったが……。


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なんかホッとする。(笑)

キューティといったらハニーか鈴木だと思う世代ですが(笑)
なんだかこの邦題も安直感が漂っていて個人的には(´Д`)な感じです。
弁護士を目指す設定なので”Legally Blond”を「キューティ・ブロンド」って、
まあ、「愛と幸せの」とかもっと安直な邦題くっつけていないだけよいのかも
しれませんね、と思うことにします。

と、相変わらず邦題にツッコミを入れたところで。(笑)

20年前の作品ってこういう感じの分かりやすい流れでハッピーエンド、
って感じが多かったのかなあ、なんて思いながら見終わりました。
エルがいきなりハーバードのロースクールに入ってしまう、というのも
もともと頭がよかったという前提であってもあり得ない度が高いのですが、
そこで躓くと作品自体が成り立たないので(笑)優しい気持ちで観ていると、
自分を振った彼氏(性格悪い)が婚約した女(これまた性格悪い)、
授業で冷たくする教授(この人もある意味性格悪い)と困難な状況に置かれて
これは大変、というところに現れる弁護士(ルーク・ウィルソンで驚いた)、
ネイルサロンで知り合ったポーレットとの友情、持ち前のやる気と度胸、
法律を学んでいくうちにめきめきと力をつけて裁判のサポートを任され、
大学で学んでいたファッションなどの知識で証言者の嘘を見破り、
相手を思いやる気持ちで被告の信頼を勝ち得て裁判に勝つ、、、
その後主席で卒業する、めでたしめでたし。

描き方によっては陳腐になりがちなんだと思いますが、
性格悪かった元カレの婚約者も主人公(エル)に共感し、友人になる、
どこか救われる場面もあったりして、デキ過ぎ感のある結末とはいえ、
映画なのでこのくらい大団円で終わってくれると観てほっとします。

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ちなみに、これまで観た映画の中で、鑑賞後もずっと引きずっていたのは
この作品です。大団円とは真逆な結末過ぎました。。。(^-^;

この映画を見ると、ミュージカル化されてヒットしたというのも納得です。
神田沙也加ちゃんもエルを演じていたのを昨年のニュースで拝見したのですが、
もっとこの映画を早く見て舞台版もみればよかったなあ、と思いました。(;_:)

舞台映えする映画だと思ったのは脇役のポーレットの存在で、
演じていたジェニファー・クーリッジ、観ていて、あれ、この人、どこかで観たことが
あるような気がすると思ったら、
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主人公のキャシーのお母さんを演じていた人だ!と気づきました。
(20年前も今もそんなに雰囲気が変わっていないような気がした)

ポーレット、エルより年上ながらエルの優しさのお陰で男に振り回されない
自立した女性になっていくのが観ていてほほえましかったのですが、
こういうキャラクターを配置することで舞台としては映えそうだな、
と想像しました。

また、金髪に対する偏見で暗ににおわせていたのは、ジャクリーン・ケネディと
マリリン・モンローの対比なんだと思いますが、そういうステレオタイプ的な
発想をするバカ(エルの元カレ)が国会議員になんかなれんのかよ、と
思ってみていたらハーバードも補欠で入っていたというのが後半で分かり、
裕福な家だからと世の中を見下すような態度で結果的にはブーメラン、
という分かりやすい展開も眉間にシワ寄せて見る必要がないという点では
楽しい映画でした。


五十路も半ばを過ぎてこういう若い人の話を見ると己の若いときは
どうだったのか、と思い出せない悲しさを感じてしまいますが、
せめて映画の中では若い気分いなって笑って楽しみたい、という人には
おススメの「キューティ・ブロンド」でありました。






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