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映画「355」を観る [映画(さ行)]

YouTubeの広告で流れていた予告編で気になっていた作品です。
355.jpg

あらすじはYahoo!映画さんより。

ある秘密兵器の存在を追う、CIAのメイス(ジェシカ・チャステイン)。
彼女は同じように秘密兵器を捜すドイツ連邦情報局のマリー(ダイアン・クルーガー)、
MI6のコンピュータースペシャリストであるハディージャ(ルピタ・ニョンゴ)、
コロンビアの諜報(ちょうほう)組織に所属する心理学者グラシー(ペネロペ・クルス)、
中国政府で働くリン・ミーシェン(ファン・ビンビン)と出会う。
スパイチーム「355」を結成した彼女たちは、第3次世界大戦勃発をもくろむ
国際テロ組織に戦いを挑む。
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ほどよい感じのアクション映画。

タイトルの「355」は、18世紀のアメリカ独立戦争時代に実在した女性スパイの
コードネームだそうで、そこになぞらえて現代の女性スパイが活躍する映画のタイトルに
採用したみたいです。

今作、アクション映画大好き!みたいな人には物足りないかもしれませんが、
そんなに得意ではないけれど見てみたいと思う私のような人には、
ハラハラしすぎずドキドキしすぎない、みていて安心のアクション映画。
女性版007という感じでもなく、チャーリーズエンジェル系、という感じでもなく、
豪華俳優陣による豪華エンタメ系、面白かったのは、
出会いは敵対関係だったのが、ターゲットが同じと知って手を組んでいく
CIAのメイス(ジェシカ・チャスティン)と
ドイツ連邦情報局のまりー(ダイアン・クルーガー)、
そこに乗り気でないのに巻き込まれていく、
コロンビア諜報局の心理学者グラシー(ペネロペ・クルス)と、
元MI6のコンピュータスペシャリストのハディージャ(ルピタ・ニョンゴ)、
追いかけていたターゲットを盗んだと思っていたら事情が全然違っていた
中国人エージェントのリン(ファン・ビン・ビン⇐ちょっと白塗り過ぎた)、
性格や立場が異なる5人がだんだん噛み合って行く姿は見ていて痛快でした。

とはいえ、途中、つらい目に遭うハディージャとマリーの様子を見ると
切なくなったのですが、その悲しさを怒りに変えて敵と戦う姿には
何が何でもここで敵を倒してほしいという気持ちで応援している己がおりました。
(まあフィクションなんですがこういうとき結構すんなり入れる性格(笑))

5人の中でも印象的だったのは、メイスとマリー。
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大きな力と戦う女性を演じたジェシカ・チャスティンが演じる強い女メイス、
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ドイツ人女優で英国スパイを演じたダイアン・クルーガーが演じる強い女マリー、
この2人が敵対しながら少しずつ互いを信頼していく様子にちょっとジワリました。

ペネロペ・クルス演じるグラシーも終盤まで自分は闘いたくない、と
逃げ腰続きでちょっと見ていてイラっとしたのですが、
終盤気持ちが切り替わるというかスイッチが入ったように活躍して一安心。

007シリーズ初期のアナログ感と真逆、現在の諜報部員は顔の画像でその人のデータを
ここまで調べることが出来るのか、
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この作品Netflixで観た作品などでデジタル社会の便利さと引き換えに
自分のデータがなんぼでも吸い取られて売買されたり監視されたりするのだろう、
と思っていたのですが、ハディージャがPC一台もっているだけであらゆることを
調べ上げ、敵と戦うための情報収集を行う、途中、それが通信障害(敵の策略)で
苦境に陥るという場面もあったりするので電波が届かないとそこは厳しいんだな、
と思いましたが、様々な方面に長けた5人がそれぞれの長所を生かして戦うのが
(しかもアジア系、アフリカ系と昨今のダイバーシティに配慮)
ほどよいドキドキ感にほどよいアクションにジワリ場面も盛り込まれて、と
スピード感に乏しい私も十分楽しむことができました。

メイスが経験する仲間の裏切り、というのも想定していた通りでしたが、
その裏切り野郎を演じていたセバスチャン・スタン、
見ている時に気づかなくて見終わった後調べて分かって驚いたのが、
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トーニャの元夫(クズ)を演じていた人だ!、見た目が全く違うものの、
クズっぷりはどちらも似ているか、と思うと妙に納得してしまいました。(笑)

と本筋で関係ないところへのツッコミもありますが、
パリ、モロッコ、上海と007ばりの豪華ロケ(と言っても上海設定は台北で撮影らしい)、
豪華俳優陣がそろっての知能と戦闘力を駆使して敵を倒していく光景に
見終わってスッキリ満足の「355」でありました。



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