SSブログ

映画「007ドクター・ノオ」を観る [映画(007)]

Amazon primeで007シリーズが観られることを知り、
先日記事を書いた姫路城に行く前に予習しようと、
姫路城が登場する4作目まで、1作目から鑑賞することにしました。
007 ドクター・ノオ アルティメット・エディション [DVD]

007 ドクター・ノオ アルティメット・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD
内容はYahoo!映画さんより。

自分の意志で殺人を犯すことを認められた、"00"ナンバーを持つ英国情報部員、
ジェームズ・ボンドの活躍を描いた、記念すべきシリーズ第1作。
アメリカの宇宙開発の妨害を図る謎の中国人、ドクター・ノオとの闘いを描く。
ジャマイカの英国情報局長が何者かに殺害された。
本部は事件究明にボンドを派遣する。
やがてその死は驚くべき陰謀を明らかにする.....。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

全然中国人に見えないから!(笑)

1962年の作品です。
60年前(私が生まれる前)ですから、ドクター・ノオがドイツとのハーフという設定と
しても全くアジア系が入っているように見えないところはご愛敬ですね。(^-^)

ブログを始めたころに一度記事を書いていますが、どうしてもドクター・ノオの
見た目が気になるという点は変わっておりませんでした。
そこが見どころではないのに己の集中力のなさを反省したのですが、
無線機で通信する時代、放射能の扱いが雑でも(おそらく予算の問題かと)
タランチュラでボンドを殺そうとしても、ボンドはボンド、
冒頭で、盲目の3人組男性が英国情報局長ストラングウェイをあっという間に殺し、
次は彼の屋敷に入って秘書を殺害し、ドクターノオのファイルを奪う、
カリプソ?陽気な音楽が流れる中で3人の残虐な行動が相反していていて、
とてもテンポよく展開していくのでそこで「つかみはオッケー」みたいな状態に
観客をもっていく、私は製作側の戦略に素直にはまりました。(笑)
冒頭でひきつけられた後に登場するジェームズ・ボンドに期待を抱きながら
その後の展開にドキドキしながら見てしまう、様々なツッコミどころはあるものの、
それでも飽きずに見られるのが007シリーズの良さというか楽しさですね。
敵地にボンドガールと乗り込み、敵を倒して、ボンドガールとしっぽり、
Oh, James~。という流れは007シリーズの王道ですし。
(といっても、最新作はそんな流れではなく驚いた私。)

ドクター・ノオがスペクターの一員ということが中盤で明かされることで、
スペクターという悪の組織の存在を観客も知るわけですが、
その組織との闘いがその後の作品でも続いていき、米ソ冷戦がなくなって、
途中で戦う悪が違うところにいってしまい(製作側も苦労していたんでしょうね)
そして、ダニエル・クレイグボンドになるとスペクターが戻ってくるという、
シリーズを長年続ける苦労や迷走?の後に、最新作でもスペクターが登場するので
そういう点で第1作を見ると、ボンドがスペクターと闘う構図が紹介される作品、
として、感慨深いものがありますね。

60年前なので女性軽視というか女性は添え物的な扱いで、
そんな感じで描かれている女性を見ると手あたり次第なボンド、
「ボンド、女ならだれでもいいのか、やりたい放題じゃねーか」とツッコミの
ひとつも入れたくなりますが(笑)、悪と真剣に闘い敵を倒して勝利する姿を見ると
フィクションだし、まいっか、という気持になります。(笑)

敵に出されたコーヒーを飲んであっさり昏睡状態のボンドを見ると、
詰めが甘い、とここもツッコミどころなのですが、監禁されたところから
ダクトを伝って脱出する場面を演出するための詰めの甘さだからまいっか、
と、結局なにがあっても、「ボンドだから、まいっか」という気持になる、
他の映画だとそんなことはないのですが、007シリーズだから許せる、みたいな
ツッコミどころを探すのも意外と面白いかもしれません。(^-^;

ショーン・コネリーが初代で演じたことで出来たボンド像というか、
それに対して評価もよく続編も作っていけたのかな、と思うと、
ボンドの身のこなし(危険な状態でも慌てないのがすごい)、
60年前なので現在と比較して「つまんねえ」といったら勿体ない、
スパイなのに自らの本名を語り(身バレ上等な人)華麗に敵を倒す、
そんなジェームズ・ボンドという唯一無二な存在を感じた
「ドクター・ノオ」でありました。




nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:映画