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京都旅行記2021~福田美術館編~ [日本の旅(京都)]

ノンアルは残念でしたが美味しいお料理で満腹太郎になった後は、
要予約ながら当日券が余っていれば入場可と書いてあったので福田美術館に向かいます。

カフェのある場所から渡月橋方面に向かって歩いていたのですが、
朝一でお参りした天龍寺のあたりから歩いている人が急増しました。
通りに並んでいるお店も観光客向け、レンタル着物を着た若人たちもたくさん、
関西圏からの卒業旅行で来ているのかな、なんて思ったのですが、
こういう観光地で苦手なのが食べ歩きしている人だったりします。( 一一)
錦市場でも狭いところで人がギュウギュウ、その中で串に刺したものを食べ歩き、
すれ違って食べ物が当たったら嫌だなと思ってしまう私です。
浅草も食べ歩き率が高いと思いますが、仲見世通りは食べ歩き禁止になりましたもんね。
(今は観光客が激減して違う意味で大変そうですが)
婆1号も食べ歩きを見るとイラつく(親子なんでそこは似ている(笑))タイプですが、
婆1号妹(うつぼ叔母)で観光地に行くと必ず食べ歩きしないと落ち着かない人がいて、
私たちが食べなくても1人で必ず買って食べて美味しいと感激する、
その叔母のことは、それ以外でも苦手ポイントが多いので最近没交渉な感じですが、
こういう食べ歩きも禁止しないまでも規制できないものでしょうかね。

と、福田美術館と全然関係ないことを書いてしまいましたが、
IMG_3744.JPG到着
(ホームページ)https://fukuda-art-museum.jp/

アイフル(京都の企業だったと知りびっくり)の創業者、福田吉孝さんのコレクションを
展示している美術館で2019年10月にオープンしたばかりです。
アイフルも今ではノンバンクと言われる業種ですが、私が小さい頃は消費者金融、
いわゆるサラ金と呼ばれていてCMも深夜帯のみ、どこか後ろめたい、
必要とする人もいるけれど高利貸しのイメージが強くて個人的には良い印象がなく、
でも、美術を収集し、地元の方への恩返し、と美術館を建設して、地元だけでなく、
京都を訪れた人にコレクションを見る機会をいただけるというのは有難いことですね。

IMG_3745.JPGこれを鑑賞します
入口で検温して、住んでいる都道府県と連絡先を書いて提出しました。
関西圏では緊急事態宣言が解除されていましたが、関東は継続中、
千葉県と素直に書いて入れてもらえなかったらどうしようと思っていたら
普通に入れました。

今回の展示は竹内栖鳳の作品展。
福田美術館のホームページより転載させていただきますと、

竹内栖鳳(1864-1942)は、伝統文化を千年以上に渡って育んできた街・京都に生まれた、
近代を代表する日本画家です。 
幕末に起きた戦火で京都の中心地が焼け野原と化し、荒廃していた頃に育った栖鳳は、
まず江戸時代から続く日本画の技法の中でも、この地において主流であった「四条派」に
習いました。
その後円山派や狩野派、南画など他の伝統的な画風をも学び、
さらにはターナーやコローなど当時の西洋画や写真の要素までも貪欲に取り入れます。
栖鳳の「省筆」によって選び抜かれた線や画面に残された余白は、まるで栖鳳が生涯愛した
俳句の世界の如く、人々の想像力に訴えかけます。

本展では、匂いや音・湿気までもが感じられると言われ、一世を風靡した栖鳳の動物画と
風景画の大作をはじめ、師匠の幸野楳嶺(1844-1895)や四天王と称された同輩たち、
個性豊かな教え子らの作品をご紹介します。かつて栖鳳のアトリエがあったここ嵐山で、
彼らが生きた時代の息吹を感じて頂ければ幸いです。


ターナーやコローの影響も受けていたと知りびっくりしたのですが、
館内はさほど人がいないのでゆっくり2つのギャラリーを鑑賞できました。
IMG_3746.JPG狗児
嬉しそうにしっぽを振っている子犬の匂い、想像してしまいました。
IMG_3748.JPG水邨驟雨図
雨上がりの匂いが漂うような中国の水邨の風景。
湿った空気と風景が溶け合い彼自身が好んだターナーの絵を連想させます。
と説明に書いてあるようにターナー、思い浮かびますね。(驚)
IMG_3750.JPG春郊放牛図
泥濘の匂い、牛の匂い、金屏風なんですが想像してしまう絵でした。
IMG_3752.JPG風師雷伯
これは冨田渓仙さんの絵。
風神雷神がとても楽しそうな表情が観ているだけで楽しい作品でした。
IMG_3754.JPG麗日図
橋本関雪さんの絵。
牡丹がきれいな作品ですが、描いた時期は秋、金木犀が咲くころだったそうで、
その説明を見て、金木犀の香りを想像しながら鑑賞しました。
IMG_3755.JPG虞美人草
虞美人草って、ひなげし、なんですよね。
ぐびじんそう、というのと、ひなげし(アグネスチャン⇐(古))って、
全然結びつかないんですよね。
ひなげしという言葉に特殊な印象が植え付けられているからだと思うんですが。
この他、ポスターにもなっている虎の絵なども楽しみました。

撮影可の作品が多かったので私も何枚か写真を撮りましたが、
近くで見ていた人がスマホでカシャカシャ撮りまくっていて
さすがに消音カメラのアプリにするか、スマホで撮るならもう少し周囲に
気を遣ってほしいもんだな、と思ってしまいました。( 一一)
(私は5枚に1度広告が出る消音カメラのアプリを使っています)

と、イラっとしつつも竹内栖鳳の世界を楽しんだ後は、
京都の混雑のバロメーター的にテレビに映る渡月橋へ。
IMG_3759.JPG工事中IMG_3760.JPG
手前のコーンを外して撮影するとなんだか風情がありますね。(笑)
IMG_3761.JPGボートはお休み中
IMG_3762.JPG人は少なめでした
IMG_3767.JPG勢いよく流れる桂川(下流側)
IMG_3768.JPG強風に耐える白鷺
IMG_3770.JPG折り返します
IMG_3771.JPG保津川(上流側)
大堰川なのに橋の上流と下流で呼び方が違うというのも面白いですね。
IMG_3772.JPG桜はもうちょっと♪
ここからはバスを乗り継いでルーティーン的に訪れている場所に向かいます。
IMG_3773.JPG乗継ぎのバス停から見えたオメガ
パチンコ屋さんもこういう外観でぱっと見分かりづらいのも京都らしいですね。
と撮影していたらバスが来たのでいつもの場所に向かいます。


(つづく)


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