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京都旅行記2021~野宮神社編~ [日本の旅(京都)]

さすが昭和の銀幕スターは桁違い、と思いながら次に向かったのは野宮神社。
天龍寺にいくなら合わせて訪れるのがおススメ的な書き方をされていて
(大河内山荘庭園もそんな感じで書いてありましたが)
この後、北上して大覚寺まで行くつもりだったので、その途中にあるし、
折角だから(というのは失礼なんですが)立ち寄りました。
IMG_3600.JPG再び竹林の道
IMG_3601.JPG天龍寺の入口再び

北門の入口に今見られるお花の名前が書いてありました。
椿と馬酔木と隼人三葉には気づきましたが、満作とか山茱萸、木瓜、沈丁花には
気づかなかった自分にこの時気づきました。
大雨と傘に気をとられて気づけなかった、と思うことにします。(笑)
IMG_3602.JPG右手が天龍寺で
IMG_3603.JPG椿
IMG_3604.JPGとても豪華
庭園内で観た卜伴椿と同じで雌蕊と雄蕊が変形してこうなっているんだと思いますが
パッと見て「資生堂」と呼んでいる自分がおりました。
幼稚園の頃にいった伊豆大島で観た椿、実家庭に咲いている椿、だけじゃないんだな、
椿の種類が多いことに今更ながら気づきました。(^-^;
IMG_3605.JPGほどなくして到着
IMG_3606.JPG野宮神社
のみやじんじゃ、と思っていたら、ののみやじんじゃ、と読むんですね。
のの、と聞くと、城崎温泉に架空出張して大泣き会見していたおじさんを
未だに思い出してしまう私です。(笑)
(野々宮神社ホームページ)http://www.nonomiya.com/
IMG_3607.JPG源氏物語に登場する古社
と、まっぷる先生に書いてあったので立ち寄りました。
昨年秋に宇治の源氏物語ミュージアムを訪れた私ですが、
世代的には、大和和紀先生の
あさきゆめみし 完全版 (2017年版) 全10巻セット

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  • 作者: 大和 和紀
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • メディア: セット買い
あさきゆめみし、で古典の授業を乗り切ろうとした世代ですからね。
(乗り切ろうとしたのは私だけではないと思っている)

宇治のミュージアムは源氏物語の終盤の舞台なので、
光源氏の子供が主軸になっているのであまりよく覚えていなかったのですが、
野々宮神社は「賢木の巻」なので私も覚えています。
六条御息所の娘が伊勢神宮の皇女に選ばれ、娘と一緒に伊勢に下るつもりで
この野宮神社に移る、そこに六条御息所を光源氏が訪ねる、という舞台。
亡くなった東宮の妃だった六条御息所、聡明で美しいけれど光源氏より年上、
光源氏を愛しすぎるあまり、光源氏の奥さん(葵の上)や恋人(夕顔)に
生霊となって憑りついて、という場面が漫画でも非常に怖くて、
こんなきれいな人を狂わせる光源氏は罪な男だと思っていました。

といっても、源氏物語、フィクションなんですけどね。(^-^;

というフィクションの舞台となっている野宮神社は実在するという、
809年ごろの創建というので源氏物語にも登場したという歴史ある神社です。
IMG_3608.JPG縁結びの神社なんでしょうか
IMG_3610.JPG恋愛成就の神社って
源氏物語で登場する神社、というだけで来てしまい、
まさかこの神社が恋愛成就とは知らなかったのですが、
確かに周りは若いカップルだらけ。なんだか浮いてました、私。(笑)
ご朱印(スタンプのみ)をいただいたところで、
IMG_3609.JPGおもしろクイズ!
野宮神社に来たときの光源氏が23歳で六条御息所が30歳、
当時の30歳だともうおば(ぁ)ちゃんって感じの年だったんでしょうね。
五十路の私なんて平安時代なら老婆でしょうか。(;_:)
と、あさきゆめみしをまた読みたい気持ちになったところで次は清凉寺に向かいます。
IMG_3611.JPGJRの線路を横断し、
IMG_3612.JPG竹林
前を歩いていたおじさん、YouTubeに動画をアップするのか、
小さいカメラを手に持ちながらのんびり歩いていました。
YouTubeでは静かな佇まいの中竹林を歩く、という動画になるのだと思いますが、
こうやって動画を撮影している風景を見るとちょっと間の抜けた感じもしますね。
IMG_3613.JPG前日行った化野念仏寺 歩いて20分
竹林の道で観た看板では歩いて30分、だったので、清凉寺の近くの方が
化野念仏寺には近いということなんだろうと、相変わらず地理感覚のない割に
ぼんやり位置を想像しながら歩きます。
IMG_3615.JPG古そうな建物
屋根の上に小さい屋根があったのが気になった撮影したようです。
小さい屋根のところから外が見られるようになっているのかな、
なんて思ったのですが、調べてみてもよくわかりませんでした。
IMG_3616.JPG酒屋さん
(おまっとう)http://www.omatto.co.jp/
試飲も出来るようですが開店前。残念。
IMG_3617.JPG菰樽を見て我慢です
IMG_3618.JPG螺鈿屋のお店
(嵯峨螺鈿野村さん)https://sagaraden.com/
螺鈿ってあの光沢とか(貝ですよね)綺麗だなって思うのですが、
職人技=高くて手が出ない、ってずっと思っていましたが、
記事を書きながらお店のオンラインショップを観ていたら、
小ぶりな螺鈿のネックレスくらいなら手が届きそうだということに気づきました。
こういう伝統の技巧を伝承していくのは大変だと思うのですが、
超微力でも自分が支えることができるような気持ちになってきました。
(といっても財力的には1点しか買えそうもない(;_:))
と、ぶらぶらしていると雨も小雨になってきました。
IMG_3619.JPG清凉寺に到着~。

(つづく)



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