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成田「かんばらや」でもつ煮込み [呑んだり食べたり(その他)]

昨年の千葉一周鉄旅の最後に訪れた成田山新勝寺の敷地内にあるお店、
かんばらやさんを再び訪れました。


IMG_5048.JPG成田駅下車
IMG_5049.JPGたんたんたぬきさんや
IMG_5050.JPG長命泉(成田の地酒)
IMG_5053.JPG川豊さん
いつもなら整理券をもらって何時間待ちって感じの大人気店ですが、
この日はあまり待たずに食べられるみたいでした。
日曜日の15時頃だったので観光客も帰る人が多かったからかな。
IMG_5055.JPGお寺でお参りしてから
IMG_5057.JPG旧噴水公園へ
閉まっているお店も何軒かありましたが
IMG_5058.JPG
かんばらやさん、開いてる!と急ぎ足でお店に向かうと、
お店のお母さん、帰り支度をしていたので「閉店ですか?」と聞いたら
「大丈夫よ、お客さん少ないから帰ろうと思ったけど、
 大丈夫大丈夫、入って入って」とお母さん。
よかったー、といいながら入口すぐのテーブル席に着席。
IMG_5059.JPGカーテンも閉まりかけ
IMG_5060.JPGはい、かんぱい♪
IMG_5061.JPG最初に3品
うりの浅漬け、きゃらぶき、そら豆
IMG_5062.JPG更にかぼちゃ
どれもお母さん手作りで優しい味。
IMG_5063.JPGもつ煮込み(注文品)
IMG_5064.JPGこれも優しい味
昨年11月に来て楽しかったのでまた来ちゃった、とお母さんに言うと、
覚えているのかいないのか、分かりませんが(笑)、
私の実家の市に娘さんが住んでいる話あたりから思い出してくれたようで
銚子の嘉平屋さん(カレーボールのお店)やコロナワクチンの話、
成田市はマンボー対象外だからお酒の提供があって嬉しい(私)話、
などなど、結構盛り上がったところに、お母さんの息子さんの同級生、
という方が顔を出し、その方がまたお話好きな方だったので、
描いた絵が千葉県内の小さい美術館で展示されているのでよかったらどうぞ、
と案内はがき(八日市場市なのでちょっと遠い)をいただいたり、と
お母さん、同級生、私の3人で結局1時間くらいは話していました。
IMG_5065.JPG長命泉 かと思ったら
IMG_5066.JPG違うお酒だった
パック酒を徳利に注いでくれましたが、結構さっぱりしたお酒で大徳利もあっという間。(笑)
お母さん、目の前に座ってお酌してくださって恐縮しました。

夕方5時ごろにったのでお会計して成田駅から帰ります。
IMG_5068.JPG遠くに見える五重塔
IMG_5071.JPGお母さんに会えてよかった
IMG_5072.JPG成田駅にて
いろいろな行事が中止になっていますが、早く終息して通常通り開催されますように。
IMG_5073.JPG成田駅のコンビニにて
成田空港が近いからなのか、JALの「~ですかい」シリーズが販売されていました。
IMG_5074.JPG120周年!IMG_5075.JPG
さすがに一人で撮る勇気なく。(^-^;
IMG_5077.JPG我孫子経由で帰途につきました。
小さい頃に夢の国のようだった噴水公園も今は寂れ具合が悲しいのですが、
昨年訪問して再びお母さんにお会いできて、美味しいお料理もいただけて大満足、
お母さんが元気あるうちに何度でも再訪したいかんばらやさんでありました。


タグ:成田
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映画「電車を止めるな!のろいの6.4キロ」8往復目鑑賞 [映画(た行)]

本日2つめの記事投稿です。
みなさま、気にしないでください。デジャブではありません!(笑)
銚子電鉄さんが製作した映画「電車を止めるな!」、8往復目の鑑賞記事です。
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先週2往復している内の1往復は竹本社長、赤井監督のトークショーを楽しみましたが、
昨日は、田端のシネマChupkiさんでの上映最終日。
当初はお昼の時間帯での上映でしたが、その後アンコール上映と称して期間延長、
しかも夜の時間帯に設定して上映してくださったのですが、
遂に遂に遂に、、Chupkiさんでの上映も最終日となってしまいました。(;_:)

Chupkiさんに通うようになって5年くらいですが、同じ作品を5回も見に来るの、
初めてです。(笑)

今後も、様々な作品を上映してくれるChupkiさんには通おうと思っていますが、
今回、この映画をこんなにも長い間上映してくださったことには本当に感謝です。(^-^)

電車を止めるな.png今回8往復目
(映画公式サイト) https://www.dentome.net/
(銚子電鉄サイト) https://www.choshi-dentetsu.jp/

(1往復目は池袋のシネマロサで)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2020-12-29
(2往復目は竹橋のKKR東京で貸切)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-01-18
(3往復目は千葉の京成ローザで舞台挨拶も)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-03-02
(4往復目は田端のChupkiさんで)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-05-16
(5往復目も田端のChupkiさんで)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-05-29
(6往復目も田端のChupkiさんで)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-06-08
(7往復目も田端のChupkiさんで、トークショー付)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-06-09

で、今回も最前列の座席をしたいので上映1時間前には到着。
IMG_5825.JPG 隣は業務スーパーです
(Chupkiさんのホームページ)https://chupki.jpn.org/

IMG_5827.JPG外から見える予告編
モニターの下に書いてありますが、Chupkiさんはユニバーサルシアター、
耳の不自由な方には字幕、目の不自由な方には音声ガイド、バリアフリーで
車いすでも鑑賞できる、小さいけれど思いやりの詰まった温かいシアターです。

で、受付しようと中に入ろうと思ったのですが、
既に外からでも見える入口横にあるソファに座っているおじさん。
私がこれまでの4~7往復目の内、3往復同じ空間にいらしたおじさんです。
おそらくトークショーの後の週末も来て、今日は最終日だから更に、という感じかな、
と思いながら会釈して前を通って受付して、7往復目と同じ最前列を指定。
おじさんとは通路を挟んで隣の席です。(^-^;

座席指定した後は、近くで食事して業務スーパーで買い物して
(なんとなくルーティーンになっている)
開園10分くらい前にChupkiさんに戻って座席に座ると、
「上映前から映画について説明しているので音声ガイドを聞いてみると楽しいですよ」
と、おじさんが話しかけてきました。

びっくりしたなーもー。(◎_◎;)

「トークショーの時にも同じ席にいらっしゃいましたよね、
 私もChupkiさんでは5回目で音声ガイド、聞いてます。」と答えると、

「そうですか!私は52回目なんですけど、そんなに見てくれて助かります」

なぜおじさんが助かるのかよく分かりませんが(助かるのは銚子電鉄かな)、
おじさんにお礼を言われてしまいました。恐縮です。

おじさんと今回で4回お近くで鑑賞しますが、
顔がでかい(しかも表情怖い)メガネかけたおばさん(私)を覚えていなかったことが
逆にびっくりでした。(おじさんは映画以外に興味がないのかもしれない)

それにしても、40回見た後、からの12回、Chupkiさんで鑑賞したおじさん、凄い。

前回と同じく、上映前に、Chupki代表の平塚さんが音声ガイドが好評であることを説明し、
ご希望の方にはイヤホンをお貸ししています、とアナウンス。
結構借りていらっしゃる方が多かったのは私も嬉しかったです。


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うしお君!(;O;)

色々なキャラクターに注目しながら何度も見ておりましたが、
今回はゾンビが池田さん、幽霊が佐々木さんだったのに逆に覚えていたことに気づいて
自分の記憶を修正した以外で大きく反応したのは、うしお君でした。

なんてええ子や、、、先日のトークショーで竹本社長が仰っていた話も併せてみると
うしお君に目が釘付けになってしまう自分がおりました。
心霊電車に現れたうしお君、音声ガイドを聞いていると、うしお君の表情についても
うまく表現してくれるので尚更目が釘付けになるわけですが、
池上恵さん演じる広瀬じゅずさんが、うしお君を優しい表情で見つめる場面も見ると
じゅずさんもいい人なんだなあ、という気持ちになりました。
(映画に出てくる人で悪い人はいないのですが)

隣に座るおじさんは、いつものように場面場面で手を動かしたりしていましたが、
折々の敬礼からの最後の拍手、私もつられて拍手して見終わりました。

今回もお土産に一日乗車券と竹本社長のお手紙、お菓子(おとうさんのぼうし)、
いただきましたが、一日乗車券、まだ使っておりません。
(といっても8回みたのに手元にあるのは6枚、なぜ)

これは、いずれ銚子電鉄の経営が今より良くなったときに、使わせていただこう、
と思って(期限のない乗車券なので)とりあえず暫くは使わずキープします。

銚子電鉄に限らず全国のローカル線はどこも経営が大変だと思いますが、
銚子電鉄のこういう活動でローカル線の盛り上がりが出来ればいいいな、と
想ったりしています。
まだまだ知らないローカル線があるので銚子電鉄だけでなく、地方のローカル線も
機会があればちょとでも乗ってみる、そういうことで鼻くそレベルでもサポート、
できればと思っています。(私のできることなんて超微力ですが)

IMG_5829.JPGChupkiさんで発見!
終演後、外に出ると、音声ガイドを担当されていた檀鼓太郎さんがいらして、
トークショーでお話を聞いて音声ガイドを更に楽しめました、とお伝えしました。
他の作品もChupkiさんでは音声ガイドを楽しもうと思えたのが今作がきっかけですが、
ユニバーサルシアターと謳うシアターのお気持ちというか目指すものというか、
改めて感じることができました。
Chupkiさんでの上映は終わりましたが、都内で池袋のHUMAXで来月予定されていますので
一往復は必ず行きたいとお思った「電車を止めるな!のろいの6.4キロ」でありました。

(紺野さん、調子電鉄を盛り上げてくれてありがとう)


タグ:銚子電鉄
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映画「逃げた女」を観る [映画(な行)]

予告編を観て気になっていた作品です。
逃げた女.jpg

あらすじはYahoo!映画さんより。

結婚して5年間一度も夫と離れて過ごしたことのないガミ(キム・ミニ)は、
夫の出張中にソウル郊外に暮らす女友達を訪ねる。
バツイチで面倒見のいい先輩ヨンスン、気楽な独身生活を送る先輩スヨン、
旧友ウジンと再会したガミは、「愛する人とは何があっても一緒にいるべき」という
夫の言葉を繰り返し話題にする。
ところが彼女たちとのたわいない会話に隠された本心や、久々の再会をかき乱すように
現れる男たちの存在を通じ、ガミの心に変化が生じていく。


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あれ?(・・?

まだ続くと思っていたところでエンドロールが流れました。

ホン・サンス監督作品を観たのは今作が初めてなのですが、
なんともまあ不思議な感じの映画でした。

意外だったのは周りの観客の半分以上が中年男性。
こういう映画だから女性が多いかと思っていたので拍子抜けしましたが、
ホン・サンス監督ファンが多いのかな(公開初日だったし)と思いました。

自分が勝手に思い描いていた起承転結という感じでもなく、
転、まではかろうじて雰囲気があったとしても結がないというか、
映画レビューでもいくつか見たのですが、
韓国が舞台で韓国の人が出演している韓国映画なのにフランス映画ぽい、
そんなモヤっとした印象が残った映画でした。

お芝居というよりはどこかのお家で見るごく普通の会話、
聞いていてもほほー、とかへへー、とかそういう感じにもならない会話が、
ガミと彼女の知人を通じて展開されていて、ガミが1人になったところでエンドロール、
映画の中に出てくる映画の場面だったので、エンドロールも劇中劇である映画のものかと
思ったら(エンドロールはハングル語オンリーなので全く読めず)、
気づけば映画館内が明るくなっていて、「あれ、映画終わっちゃったの?」って感じ。

タイトルの逃げた女というのは主人公のガミのことだと思うのですが、
何から逃げたのか、見た人それぞれの考え方があってもよさそうな、
全体的にふわっとほわっともやっとした描き方でそういう味わいが好きな方には
(この監督作品をずっと見続けている方は特に)
没入できる映画なのかもしれません。

ガミの言っていることは全て本当にも思えないというか、
(実はダンナとあまりうまくいっていないところから逃げたと私は想像しました)
3人目の友人に会うための助走として、2人の先輩との再会が描かれていた、
3人目の友人に偶然会ったというけれどガミは意図的に会いに行っているように
思えました。

と書いていても、見ていない方にはナンノコッチャな感想ですが、
こういう雰囲気の映画もなかなか見る機会がなかったので、
機会があれば他のホン・サンス監督作品も見てみようかな、と思った、
「逃げる女」でありました。





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銀座「APOLLO」でギリシャ料理 [呑んだり食べたり(欧州料理)]

緊急事態宣言下の5月下旬、不要不急でない用事でけーすけ兄が上京されたので、
snorita姐と3人でディスタンスをとりながらお会いしました。

IMG_5118.JPG
最初に高垣勝康さん、リミさんご夫妻の個展を鑑賞しました。
独特の世界観を不思議な気持ちで楽しんだ後は、ランチタイム。
東急プラザ(今更ですが中に入るの初めて)の上階にある、
IMG_5119.JPGTHE APOLLOさん

(食べログ)https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13192904/

オーストラリアに本店があるギリシャ料理のお店ですが、
オーストラリアにギリシャからの移民が多いのでこういうお店もあるんですね。
snorita姐がオーストラリアに住んでいらっしゃったときにお気に入りのお店で、
日本にも支店が出来てから時折訪れているということで今回予約してくれました。
(緊急事態宣言発出で休業されていたそうですが、期間延長後はランチタイムのみ
 ノンアルコールで営業再開されています)

窓に面したテーブル席は満席で、今回はカウンターに3人並んで着席。
1席ずつの距離もそこそこ離れて並べられてあって他のグループとの間に
透明なパーテーションも設置されていました。

IMG_5120.JPGこういうの 久しぶり
IMG_5122.JPGはい、かんぱい♪
ノンアルコールスパークリングをいただきました。
シュワシュワして呑み心地がよいけれど酔わない。(笑)

今回はsnorita姐がコース料理を予約してくれたので
メインとデザートのみ注文しました。
(全員一緒盛りなので1組で同じメイン、デザートになります)
IMG_5125.JPG最初はオリーブ
ギリシャカラマタ産オリーブのマリネ。
お皿の向こうに見える缶は種入れです。
もうねぇ、最初の1皿から呑めない事態に暴れそうになりました。(笑)
IMG_5126.JPGピタパン
瓶に入っているタラマサラータ(タラモサラダ)とトッピングされているいくらを
ピタパンにのせて食べるともちもちカリっとしたパンにサラダがぴったり。
IMG_5127.JPG目の前で作っていた焼く前のピタパンIMG_5128.JPG続いてチーズ
お店の名物、サガナキチーズ。
ギリシャのケファログラビエチーズを焼いて蜂蜜とオレガノをかけたもの。
snorita姐が「超ハイカロリー」と言っていたお料理です。(◎_◎;)
IMG_5129.JPGうんまー
あとで調べたら羊と苦手な山羊のミルクで作ったチーズですが、
山羊のあの独特の匂いを感じなかったのは蜂蜜とオレガノのお陰かも。
IMG_5130.JPG次はサラダ
グリークサラダ。
フェタチーズ、オリーブ、トマト、キュウリ、インゲンに大根?
かなりミントが入っているので口の中がスース―する感じ。
IMG_5131.JPG気分だけでもビールを
ピタパンが美味しくてばくばく食べていたらかなりお腹いっぱいになっていたのですが
次がメインです。
IMG_5133.JPGつけあわせ
ベビーポテトのロースト パセリ、ガーリック。
3人でこの量が付け合わせって。。。
ほくほくとした食感にニンニクの味がよくあって美味しかったのですが、
さすがに食べきれませんでした。
他に付け合わせの選択肢として、ケールのスチームソテー、レモン、チリ、
または、インゲンのサラダ、ファロ麦、クルミの2種類も選べます。
IMG_5135.JPGお肉♪
ラムショルダー ザジキソース、レモン。
ソテーしたものが出てくると思ったら煮込み料理で、
レモンの酸味にハーブの入ったギリシャヨーグルトのソースがお肉のこってり感を
マイルドにしてくれて超うま。
IMG_5136.JPGワインのみてー
メインの選択肢はこのほかに飛騨牛、国産牛のグリルも選べますが、
ラムをこんなほろほろ状態で食べられて、選んでよかったと大満足。
IMG_5137.JPGデザート大量生産中
IMG_5138.JPG私たちも続いてデザート
IMG_5140.JPGレモンパイ
レモンパイ アポロスタイル
レモンクリーム、クランブルと重ねた上にメレンゲをのせて炙る、そんな一品。
デザートは、
ルバープのコンポート ギリシャヨーグルトとホワイトチョコのムース、
クルミとドライフルーツのパートフィロ包み コーヒークリームの2種も選べます。
とはいえ、お店の方に聞いたら大方のお客さんはレモンパイを注文されますね、とのこと。
私も初回なのでお店の名前がついているレモンパイを選びましたが、超甘でした。
脳天突き抜けるくらいの甘さ、久しぶりにここまで甘いものを食べた気がします。
IMG_5141.JPGコーヒーで〆
食後はビルの屋上にのぼって銀座を眺めます。
IMG_5142.JPGエルメス
ソニービルが壊されてビルの側面もよく見えるようになりましたね。
IMG_5143.JPG思わずzoomして撮影
IMG_5144.JPG不二家にプリマハム
時代が変わってもこの2大看板は続いてくれていいですね。
私が婆さんになるまで頑張って銀座に君臨してほしいものです。
IMG_5145.JPGカップルがいっぱいいました
お店も殆どが若いカップルか女性グループばかりで、

五十代の私たち、ちょっと浮き気味に見えた土曜日の昼下がりでした。
ここで、けーすけ兄、snorita姐とはお別れです。
いつもなら酔っ払ってハグするところですが、数寄屋橋交差点で酔っ払わずにハグする
勇気もなく(時節柄でもハグはよくないですしね)おじぎしながら別れて
日比谷駅に向かって帰途につきました。
IMG_5146.JPG久しぶりにガード下のたもつの前を通ったら
5月下旬から再開発のため解体すると張り紙してありました。
四半世紀くらいお世話になったお店ですが転職してからは遠ざかって
更にマスターがお亡くなりになって全く行かなくなってしまったお店、
周囲がどんどん再開発されていくなか、最後まで残っていたところで、
月日の流れを感じましたねぇ。



タグ:銀座
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映画「私をくいとめて」を観る [映画(や・ら・わ行)]

田端のChupkiさんで、「電車を止めるな!」5往復目鑑賞した後、
そのまま帰るのもなあ、と思って続けてみた作品です。


私をくいとめて.jpg

あらすじはYahoo!映画さんより。

アラサー女子の黒田みつ子(のん)は何年も恋人がいないが、
脳内にいるもう一人の自分「A」にさまざまなことを相談しながら
独り身でも楽しく生活していた。
常に的確な答えを導き出す「A」と一緒に平和なシングルライフが続くと
思っていたある日、年下の営業マン多田くん(林遣都)に恋してしまう。
独身生活に慣れたみつ子は勇気を出せない自身に不安を抱えつつも、
多田くんと両思いだと信じて一歩踏み出す。


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(。´・ω・)? 


私が普段見ないジャンルなのか、いや、この映画のジャンルってなんだろう、
脳内にからもう1人の自分が話しかけてくるという映画って他にもあるとは思いますが、
私自身はおそらく見たのが初めてのような、なんというか、なななんというか、
不思議な映画でした。(引っ張る割に言葉が凡庸ですみません)

私をくいとめて (朝日文庫)

私をくいとめて (朝日文庫)

  • 作者: 綿矢 りさ
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2020/02/28
  • メディア: Kindle版
綿矢りささんの原作を映画化したものらしいのですが、
原作と同じなのかな、映画化されると原作と違う、みたいな
なんてことがあるのですが、この作品はどうなんだろう。
原作を読んで比較しようか考え中ですが、個人的にはそんなにツボにはまらず、
ファンタジー的な感覚では見られず、
「自分の近くにこんなお姉さんがいたら怖い」
失礼ながらそんなことを考えてしまいました。

怖いといっても全編通してではなく、ごく一部の場面だけなので、
その他は職場でも家でも可愛らしいな、と自分の娘でもおかしくないくらいの
年齢差なのでほんわかした気分で見られる場面の方が多いかもしれませんが、
特に後半の飛行機に乗っている場面は、同じ飛行機に乗りたくないな、と
ついつい意地悪なことを考えてしまいました。

主演の、のん(昔は能年さん)の演技を見るのは実は初めて、
クドカンが好きな割には、あまちゃんを見たことがなく、
(lovin姐さんに驚かれそう)
今回初めて見たのですが、こういうキャラクターを演じると物凄く映える俳優さん、
という印象でした。
このキャラクターに絡む脇のキャラクターも個性的で、
臼井あさ美さん、林遣都さん、そして片桐はいりさんが好演されているのが面白く、
主人公のみつ子だけなら最後までおそらく我慢して見られなかったと思いますが、
脇のキャラクターの面白さが絡んできて作品全体としてはよかったかな。

アラサーの頃ってこういう多感な時期だったのかな、ともう思い出せない私ですが(笑)
会社でもプライベートでも立ち位置が二十代とは違うんだなあ、と思いながら、
良いのか良くないのか自分の好みなのかそうでないのか、分からないまま見続けて
最終的にはまとまっていたように思えた「私をくいとめて」でありました。

(鑑賞後にいただいたはがき)

IMG_5205.JPG
のんさんを応援する男性(あまちゃん時代から)で、
あまちゃんの中のキャラクターからそのまま水口マネージャーと名乗っているそうで、
公開記念のはがきとChupkiさんでの上映祝いのはがきを描いて鑑賞した人に
配っていただきました。(当日も鑑賞されていたみたいです)
いただいて似ている!と驚いたのですが、こういうファンの方って温かくていいですね。

(映画を観終わった後、頭の中をぐるぐるしていた曲)
この歌が作中で流れるので作品が引き締まったような気がしました。


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松戸「チャイナ天府」で汁なし担々麺 [呑んだり食べたり(中国料理)]

何度か記事でご紹介している松戸の四川料理のお店、チャイナ天府さんに
一昨日アップした荒井商店さんの店主と知人の呑み友KNちゃん、ともう一人、と
美味しいお料理をいただきに訪問しました。
チャイナ天府さんのご主人、尾関さんとKNちゃんが長らくの知り合い、なので、
私もこのお店を知ることができたのですが、KNちゃん、美味しいお店をよく知っていて
私も有難くお伴させてもらっています。

(食べログ) https://tabelog.com/chiba/A1203/A120302/12028767/


と、訪問当日、東京では緊急事態発出、東京に近い松戸市もマンボー対象で、
尾関さんに「お酒出せなくてごめんね」と謝られてしましました。
尾関さんは悪くないんだけど、呑めないのは悲しい。(;_:)

IMG_5016.JPGはい、ノンアルでかんぱい
ノンアルのはしりといえばバービカンの記憶ですが、
見た目は似ているけれど味はビールには、、、という感じだった記憶。
それに比べると今のノンアルコールビールってビールぽくなっています。
とはいえ、ビールではないんだけど。(;O;)
IMG_5017.JPG最初に前菜
IMG_5018.JPGピリ辛の鶏肉
棒棒鶏とも違うみたいで山椒も効いていて美味。
IMG_5019.JPGいかのシソソース和え
尾関さんにパクチーが苦手なのは伝えていましたが、
まさか中国料理にシソが出てくると思わず申告していなかったら
こういう創作ぽいお料理がー。( 一一)
申し訳ないと思いながらシソソースをこそぎながらいただきました。
IMG_5020.JPG帆立
胡麻ソースで和えたものですが、これでお酒が呑めないなんて悲しい。

IMG_5021.JPG海老
またもやシソを使ってるるるるるー。
揚げた海老をズッキーニやきのこと炒めてあるのですが、
シソがアクセントになっていて(多分そこが大事なんだと思う)
IMG_5022.JPG白身魚
今回、予約時に、お肉かお魚をピリ辛で黒酢を使った料理で食べたいです、
と自分のイメージだけでお願いしたのですが、尾関さん、大戸屋のメニューで
そういうのがあったかな、と思い出してアレンジして作ってくれたそうです。
大戸屋にあるんだ、と驚いたのですが、いいなと思うと取り入れて尾関さん流に
アレンジされる姿勢がいいですね。
私がお願いした通りの味というか、これには紹興酒を合わせたかった。(笑)
IMG_5024.JPG水餃子
これはKNちゃんのリクエスト。もちもちぷるんとした皮も具も美味。
IMG_5025.JPG烏龍茶にスイッチ(No焼酎)
IMG_5026.JPG私が手を出さないパクチー(笑)
IMG_5028.JPG回鍋肉
あまり中華料理のお店にいっても注文しないのですが
(キャベツも豚肉も好きなのに)
春キャベツの柔らかい食感にピリ辛のお肉がまじうまー。
IMG_5029.JPG〆は汁なし担々麺
これはKNちゃんリクエストの料理。
うどんや中華麺にかけるだけ、という汁なし担々麺用のソースが
お店で販売されているので何度か買ったことがあるのですが、
自宅で本格四川汁なし担々麺が食べられるのに一袋350円くらいと
良心的価格。(冷凍品なので保存も出来る)
それと同じ味つけでしたが、プロの料理人が麺と和えてくれたので、

美味しさ倍増でした。
IMG_5030.JPG杏仁豆腐
チャイナ天府さんの杏仁豆腐、アーモンドの香りととろんとした食感、
これも楽しみにしている一つです。

お酒が入らないのでいつものようにだらだら食べることもなく、
とはいえ、途中、尾関さんとお話したり、だったので2時間くらいの滞在でした。
お酒の提供ができないのはお店にとっては大変なことですよね。
早くマンボーが解除されればいいけれど(記事をアップした日はまだマンボー中)
いつものように丁寧に作ってくれたお料理に大満足(シソは除きますが(笑))の
チャイナ天府さんでありました。



タグ:松戸
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映画「ローズメイカー 奇跡のバラ」を観る [映画(や・ら・わ行)]

何度も予告編を観ていて気になっていた映画、
ヒューマントラストシネマ有楽町で鑑賞しました。

ローズメイカー.jpg
あらすじはYahoo!映画さんより。

フランスの郊外で、父が遺(のこ)した小さなバラ園を切り盛りする
エヴ(カトリーヌ・フロ)。
優秀なバラ育種家として活躍していた彼女だったが、
バラ園は倒産寸前で人を雇う余裕もない。
やむを得ず職業訓練所から3人のスタッフを派遣してもらうが、
バラの知識など皆無の彼らは足手まといになるだけ。
そんな中でエヴは新種のバラの交配を考案し、翌年に開催される
バガテル新品種国際バラ・コンクールに挑もうとする。
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原題は”LA FINE FLEUR”なのですが、英語だとFine FLowerってことでしょうか。
ローズメイカーという和製英語がちょっとなじみにくかったのですが
副題の奇跡のバラ、というのがついているので想像はしやすいかも。

と、久しぶりに邦題に突っ込み(というほどではありませんが)を入れたら
本題についての感想ですが、バラの品種改良ってこうやって行うんだと
いまある品種の香りに強い生命力を掛け合わせる、バラの育種というのは奥が深い、
そう思いながら鑑賞しました。

エヴを演じているカトリーヌ・フロといえば、
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奇人たちの晩餐会 [監督:フランシス・ヴェベール] [レンタル落ち]

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どちらの作品でも強すぎて鼻持ちならない感じ(あくまでも役柄)が
あまり親近感がもてなかった印象だったのですが、
今作では、プライドが高くて意地っ張りで負けず嫌い、素直になれない性格ながら、
新たにやってきたスタッフ3人との触れあいで心を通じ併せて優しい一面も見せる、
強さと柔らかさをうまく見せる俳優さん、彼女がぴったりかなと思いました。

社会復帰のための施設から派遣されてきた3人のうち、すぐれた嗅覚を持つフレッドのみ
犯罪に手を染めてしまった背景に見え隠れする幼少期の辛い思い出などが描かれて、
他の2人について特に触れられていなかったのが気になったりもしたのですが、
全員についてエピソード紹介、となると、盛りだくさん過ぎるので割愛したのかな、
と思いました。

バラについて何も知識のない3人が、エヴとの交流を経てバラを育てていくこと、
新しい品種を作ることに楽しさとやりがいを感じる様子は見ていて楽しいですね。
最後はもちろんハッピーエンドですが、手放しによかったね、というわけではなく、
もうダメだ、とエヴが落胆するところからの逆転満塁ホームラン的な展開が
観ていて(ハリウッド映画のようなイヤラシサもない)安堵するというか、
エヴにとっても、3人にとってもハッピーな結末になってホッとしました。

最後に、エヴが大切な人に贈る花言葉、エヴの人を想う気持ちとちょっと乙女な
所も見られてカトリーヌ・フロ(が演じる役柄)に好感もてました。

ビジネスとしてバラを育て品種改良して儲けることに異論はありませんが
(エヴの存在を脅かす巨大企業が「悪」という感じで描かれていたので)
人の気持ちを癒すバラ、品種改良にも人の心が深くかかわっていくことで
美しい品種がつくられるのかな、と、私も普段バラを飾ったりしませんが、
たまには部屋に飾ってみようかなという気持ちになった
「ローズメイカー 奇跡のバラ」でありました。



 


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御成門「荒井商店」でペルー料理 [食べたり呑んだり(北南米料理)]

前回行った記事であまりいい感想ではなかったのでもう行くことはないかな、
と思っていた荒井商店さん。
なのですが、ここの店主と知り合いの呑み友KNちゃんが行こうよ、と誘ってくれたので
4月下旬(緊急事態宣言発出前だったので20時閉店ながらお酒がまだ飲めたころ)に
お店に行きました。
20時閉店という規制があったころなので18時に集合したのですが、
先客1組、後客なく、ゆっくり集まってゆっくり食べて呑むことができないとなると、
普段は予約が難しいお店もこういう感じなのかな。
(ちなみに20時閉店後、新橋駅まで歩いていると0時まで営業しています!
 みたいなお店の客引きが凄かったのにびっくり)

IMG_4977.JPGIMG_4978.JPG
新橋から歩いていく途中もいつもほどの人通りがなく、
御成門のオフィス街から新橋に向かう人たちの方が多い感じでした。
IMG_4980.JPG最初はペルービールの説明
IMG_4981.JPGRED(苦み強め)でかんぱい♪
夜はコース料理のみなので(予算に応じて作ってくれます)
今回は予算4000円のコースでお願いしました。
IMG_4982.JPG最初はセヴィーチェ
ペルー料理といえばセヴィーチェ、みたいなイメージですが、
真鯛におろしたてのニンニクが効いた味付けで美味。
IMG_4984.JPGコリアンダーは別盛りで。(笑)
苦手なのは私1人ですが(残り3人はコリアンダー好き)
お皿に盛り付けてから除けるよりは別盛りにしていただけるとありがたいです。
IMG_4983.JPGユカのフライ
タピオカの原料のキャッサバを揚げたものですが、
ほっくりさくっとした食感に黄色い唐辛子のピリ辛ソースをつけると
ビールにぴったりです。
IMG_4985.JPGIMG_4986.JPG
(まだお酒が呑める頃だったので)
ペルーの赤ワインにスイッチしましたが、マルベックは好きなので
結構いい感じに呑み進みました。
IMG_4987.JPG次のお料理
パパ・ア・ラ・ワンカイーナ。
前菜料理ですが、これは以前きたときも食べたお料理。
ジャガイモに黄色い唐辛子ソースとチーズ、クラッカー、牛乳を合わせたソースをかけて
茹で卵とペルーのオリーブを添えたお料理。
唐辛子のぴりっとした辛さがチーズなどでマイルドになっています。
IMG_4989.JPG続いてお肉
これも以前出してもらったお料理、アンティクーチョ。
ペルーの屋台料理で見かける牛ハツの串焼き。
焼き加減が好みで中はレア気味な感じでした。
IMG_4990.JPG途中でピスコサワーを呑んで
(2人前からの注文です)
参加メンバーの一人がピスコが気になってお店の方に聞いてみると、
IMG_4991.JPG色々見せてくれて
IMG_4992.JPG注文
度数が高いので呑みすぎ注意ですが、ペルーの白酒って感じかな。
IMG_4993.JPGメインもお肉
これも以前食べたことのあるロモ・サルダード。
牛ヒレ肉と野菜をペルーのお醤油とともに炒めたもので、
たまり醤油みたいなコクと甘みのある味付けでこれもお酒にぴったり。
IMG_4995.JPGデザート
これも以前食べたことがある、というか、KNちゃんと初めて来たときと
全て同じお料理だったことにここで気づきました。
定番料理ってことなんでしょうね。
ピカロネスという名前のデザート、さつま芋とカボチャのドーナツに
イナゴ豆の黒っぽいソースがかかっています。
この豆のソースが苦みもあって普段デザートに自ら手を出さない私にも
食べやすくて完食しました。

今回はお客さんが少なくて距離もとってあったのもあって、
BGMのボリュームが大きいのが気になるものの(話し声が大きくなりがち)
店主の荒井さんともちょっとお話できたりして満腹満足の荒井商店さんでありました。



タグ:御成門
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映画「トゥルーノース」を観る [映画(た行)]

久しぶりに営業再開した日比谷のシャンテシネマで何かみようと
スケジュールを確認していて見つけた作品です。

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あらすじはYahoo!映画さんより。

幼い兄妹・ヨハンとミヒ、彼らの両親は在日朝鮮人の帰還事業により北朝鮮に渡るが、
父が政治犯の容疑で逮捕され、母と兄妹は強制収容所に収監されてしまう。
寒さが厳しい収容所での生活は日々の食事にも事欠き、母子は極限の状況を支え合って
生き延びていく。
ある日食べ物をめぐるいざこざによって母が殺され、絶望するヨハンであったが、
母の最期の言葉をきっかけにわれに返る。



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見てよかった、と心の底から思える映画でした。

北朝鮮の強制収容所の様子を脱北者の証言をもとに描いた作品だそうですが、
現在でも12万人の方が収容所で過酷な状況におかれているとエンドロールに
記されたのを見て、今この時も、正当な理由なく収容所に送られて人権を蹂躙され
耐えている人が12万人もいることに驚きました。

主人公のヨハンは在日の両親が在日朝鮮人の帰国事業で北朝鮮に住むように
なったのですが、帰国事業については、なんとなくぼんやりしか知らず、
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この作品の中で韓国語もろくに話せないのに帰国しようとする、という場面を見て
在日として暮らすことへの辛さ、そこから地上の楽園と言われる北朝鮮へ行こうと思う
気持ちも理解できないわけではないけれど、その先にあるものは決して楽園ではなく、
そのことをこの時に彼ら(演じていたのは大泉洋)は知らなかったということに
観ていて切なくなってしまたのですが、自分の身近に在日の方がいなかったので
感覚としては本当にぼやけた感じでそのまま大人になってしまった私には、
ヨハンの家族も悩みに悩んで北朝鮮に渡り、楽園と思っていた世界が真逆で、
あらぬ疑いで父親が連行され、残った家族(ヨハン、母、妹のミヒ)も唐突に
強制収容所へ連れていかれる、生きるために冷酷なことも辞さない、権力に阿る、
そうやって生きていこうとするヨハンに対して、母と妹ミヒは人間としてどう生きるか、
その気持ちを忘れずにいたことを母の死によって思い出したヨハンが態度を改めて
ほっとする場面があるものの、収容所の劣悪な環境が終始描かれているのを見ると、
心が苦しくなるばかり、妹ミヒが北朝鮮の看守にされたことも憤りと悲しさが混じって
しまい、それでもミヒが前向きに生きようとする姿にちょっとほっとしたり。

最後の場面を見て、冒頭の場面で思っていたことが思いきり覆されてしまう、
そんな驚きはありましたが(ネタバレになるから言えないけれど)
全編アニメ、言語が英語、という表現方法を採用しているのが、
実写(言語がハングル語)で観るよりも自分の気持ちをそれでも落ち着かせて
見ることができたと思います。

監督の清水ハン栄治さんも在日の4世(現在は帰化されているそうです)、
なんとか北朝鮮の現実を知ってほしいと思って10年かけて制作されたこの作品、
内容が内容なので出資者を募るも大変、ご自身の貯蓄を切り崩されたりとご苦労が
多かったと記事で読みました。
また、アニメ制作にあたってもスタジオに委託する困難もあったようで、
コストを抑えて質の高いアニメを制作できるとインドネシアのアニメーターさんを中心に、
「すみません」という名前の組織をつくってアニメ制作したそうで、
冒頭のクレジットにも犬の絵の下に「すみません」と書かれたロゴが映し出され、
そういうご苦労の後に完成した作品なのだということを知りました。

収容所には日本から拉致された方も収容されている場面がありましたが、
拉致され工作員の教育を言い渡されて拒否した方々だという説明もあり、
偉大なる指導者のためには何をしてもよいという判断しかできないこの国には
(一般国民の方はどうか分かりません)
憤りしか感じられませんでした。

タイトルの「トゥルー・ノース」は、本当の北朝鮮(北朝鮮の現実)、という意味と、
常に北をさす羅針盤になぞらえて、どんな時も人間として向かわなけれいけない方向として、
生きる目的という2つの意味を込めて作られたそうですが、ヨハンやミヒの姿から
この2つの意味を感じることができました。

残念なのは上映館が非常に少ないこと。
東京でも今は東宝系のシャンテシネマのみ。
ミニシアター系で上映館が増えればよいと思っていますが、
拉致被害者の問題が未だ解決されない日本に住む私たちが
北朝鮮の現実を知ることは大事ですし、そのために鑑賞することの意義も
非常に大きいと思った「トゥルー・ノース」でありました。



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赤坂見附「ふみぜん」でとんかつ [呑んだり食べたり(お肉系)]

緊急事態宣言発出以前の4月初旬ごろの呑み記事です。(後手)
赤坂見附(というかホテルニューオータニ内)のとんかつのお店、
ふみぜんさんに呑みに行きました。
場所は本館地下、アーケード街の中にあります。
(確か、隣は焼き鳥の伊勢廣さん)

IMG_4839.JPG入店
(食べログだと麹町と表記されていました)https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130803/13019046/
入ってすぐのところの半個室のようなテーブルに案内されて着席。
IMG_4841.JPGはい、かんぱい♪
前回は10人くらいの団体がうるさくて(V)o¥o(V)だったのですが、
この日は少人数のお客さんが5~6組くらいいましたが、
店内、結構広いのでお客さん同士の距離は十分なくらいとれていました。
IMG_4842.JPG初かつお(の時期でした)
感染症対策として、一人分ずつに分けてくれました。
意外と脂ののっているかつお、美味。
IMG_4843.JPG好物の畳鰯
これも銘々に分けてくれたのですが(今回友人と2人)、
一人前がこの2倍だと結構ボリュームあるような気がする。。
というか、こういう時期にお客さんも少なくて大変なうえに、
お皿を銘々に分けてもりつけるので洗い物が増えるのは申し訳ないです。
IMG_4844.JPG大根サラダ
これは意外とこじんまりしていました。しゃきしゃき大根が美味。
IMG_4845.JPG蛍烏賊
生で食べられる(若干危険もあるとは思っていますが)超低温でアニちゃんの
心配がなくなるように処理してくれているの、だと思っていただきました。
ボイルした蛍烏賊も好きですが、生のトゥルンとした食感も好みです。(^-^)
IMG_4847.JPG若竹煮に
IMG_4848.JPG雪の茅舎をいただいて
IMG_4849.JPGほうれんそうのお浸し
これも分けてくれたのですが結構ボリュームありました。
こうやって青菜を食べながらだと呑んでも健康的でいられる気がします。

この後、浦霞をいただいて、
IMG_4850.JPG〆はとんかつ
前回もそうだったか記憶ないのですが、食べやすく縦半分にも切れ目を
入れtくれました。
千葉のロイヤル三元豚のロースかつ。
油っこさがなく、カリっとサクッと食べられました。

店長さんなのかフロアスタッフの責任者なのか、スーツ姿の男性が
御給仕してくださったのですが、その方の物腰が出過ぎず、でも、
ささっと気配りしてくれる感じが好感が持てました。
コロナ前は会社員の宴会なども多そうな雰囲気ですが、
いまはこういう中で営業が大変そうだなと思いつつ、
ゆったりした空間で美味しく食べて呑めて満足の、ふみぜんさんでありました。




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