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京都旅行記2020Ⅲ~京都鉄道博物館編②~ [日本の旅(京都)]

今回は入口で見かけた看板が気になって、

IMG_1169.JPGガイドツアー 申し込みました

定員5名というので入館してすぐ参加意思を伝えたのですが、
参加したのは私と東京から来たという見た目穏やかな雰囲気のお兄さん(多分30代)の2人。
お兄さん、鉄オタという感じではなく普通の電車好きのお兄さんという雰囲気。
鉄男はガイドさんに聞かなくても知識豊富でこういうツアーに参加する訳ないか、
そうかそうか、そうだよね、と妙に納得してしまいました。
ガイドさんは、東京オリンピックの頃、車両の設計をされていたというYさん。
京都鉄道博物館には53の車両が展示されていて、その内23両がSLという、
SLが多く展示されている博物館だそうです。
また、車両の1号車を多く保有しているも特徴とか。
IMG_1172.JPG言ってる傍から0系を観たら
IMG_1171.JPG確かに1号車です
そんな説明から既に盛り上がる私。(^-^)  
IMG_1174.JPGDD54形
三菱重工製の車両で、西ドイツのエンジンと液体変速機を採用したディーゼル機関車ですが、
昭和40年代に造られたものの主要部品が外国製でメンテも大変だったことから、
あまりたくさんは造られなかったそうです。 
IMG_1175.JPG遠くに見える電気機関車は
EF58形(左 昭和30年代製造)とEF81 形(右 昭和40年代製造) 

IMG_1176.JPG先ほども観た大坂環状線はクハ103形
昭和39年に登場した国鉄を代表する通勤型電車。日本車両製。
次に入口エリアに置いてあるSLの説明を聞きました。

IMG_1165.JPGC62形

昭和26年製造(川崎車両製)の、日本最大の旅客用蒸気機関車で、
主に東海道本線や山陽本線で使用されたSL。
IMG_1166.JPGド迫力IMG_1167.JPG
SLのCとかDって動輪の数によって区分するためにつけられているのですが、
動輪3つでC、4つでD,アルファベット順なんですよね。
動輪3つだと動輪の径が大きいので一回転で進む距離が長くなるので
スピード重視で旅客用に、4つだと力強さ重視で貨物用に向いています。
また、走行に使う石炭と水を機関車に搭載するタイプ(タンク機関車)と、
炭水車に搭載して機関車と接続するタイプ(テンダー機関車)の2つのタイプがありますが、
水20トン、石炭8トンを積んでも走行できるのは200㌔くらいなので、
水と石炭を補充する中継地を100㌔ごとに設置して補充したという説明でした。
また、砂を入れたタンクからホースにつないで滑り止めとして車輪に砂をかける部分など、
近くで見ながら説明を聞くのって楽しい♪と思いながら本館の展示エリアに進みます。
IMG_1177.JPG古めかしいSL IMG_1178.JPG 国産初の量産型蒸気機関車IMG_1179.JPGぴかぴかですが
製造されたのは明治36年。1903年だから120年くらい前に製造されたんですね。
国の重要文化財にも指定されています。
IMG_1181.JPG汽車製造(後に川崎重工と合併)製IMG_1182.JPG♪ IMG_1183.JPG青いユニフォームを着たガイドのYさん
昭和46年に製造された(東急車両製)クハ489形。
国鉄を代表するボンネット型の特急用交直流電車。
IMG_1184.JPGこれも1号車です 
IMG_1185.JPGL特急 懐かしい。。。  
IMG_1188.JPG続いて500系521形
IMG_1190.JPG時速300㌔!
IMG_1186.JPGこれも1号車です
平成8年だから新しい、って一瞬思ったのですが1996年なのでもう四半世紀前のこと。
意外と歴史を感じます。川崎重工製で当時世界最速の時速300㌔の営業運転を実現した、
と博物館の説明にありましたが、新幹線といえば0系と500系が好きな私ですが
(というか、そんな人多いと思う)
東海道新幹線から姿を消して山陽新幹線のみの運行になって見かけることもなくなって
残念だったんですよね、とYさんに言うと、JR西日本の500系はJR東海のN700系と
ドアの位置が違うのでJR東海側としては乗り入れを好まないというか拒んだというか、
で、今は山陽新幹線区間のみでの運用です、と説明してくれました。
JR東海、ICカードでさえ他のJRと協調しないくらいだから、Yさんの説明、分かる。(笑)
JR九州も車両デザインが独特で面白いのですが、山陽新幹線に乗り入れる車両については
JR西日本からの要請もあってデザインが地味だそうです。
民営化でエリアごとに分割されたJRですが、見えない力関係というか、あるんですね。
IMG_1189.JPGブルートレインの寝台車
窓が2つあるのは、3段式になっているからという説明でしたが、
大学生の頃、博多から東京まで乗ったブルートレインも3段で、
浴衣に着替えて寝たのを思い出しました。  
IMG_1192.JPGボンネット形のこだま号 
交通科学博物館から移設されたクハ151のモックアップ。
右隣はDD51形(液体式ディーゼル機関車)。
あと、写真を撮ったはずが見つからずブログでご紹介できないのですが、
特急月光のクハネ581形の説明で聞いた話で、車両番号の先頭に●がついているもののみ、
碓氷峠を越えることができたんですよって言われてその写真も撮ったはずなんですが。
(横軽対策を施した車両の印なんだって)
碓氷峠といえば、婆1号の実家(長野)に行くときに上野から特急に乗っていきましたが、
その時の車両にも●のマークがついていたんだなあと、横川で婆1号にねだって峠の釜飯を
買ってもらってテンション上げながら乗っていた電車を思い出しました。
と、写真が残っていない思い出話を書いた後は、
EF66形という昭和49年製造(東洋電機・川崎重工製)の直流電気機関車を
(東海道本線、山陽本線の高速貨物列車として使用されていた)
下からのぞいてみます。
IMG_1193.JPGIMG_1194.JPGIMG_1195.JPG
1両にモーター6個ついてるからE6と呼ぶそうです。 
IMG_1197.JPG色々な角度で観られて楽しい♪
続いてパンタグラフの展示コーナーへ。
IMG_1198.JPGIMG_1199.JPG
IMG_1200.JPGIMG_1201.JPG 
こうやって並べてもわかりづらいですね。(笑)
パンタグラフが動くのを撮りました。
新幹線一編成あたりパンタグラフが16か所あったのが、現在は2か所。
数を減らしている理由は消音のためで、素材をカーボン製にしたり、
フクロウの形(動き?)を参考にして改良しているそうです。
とはいえ、東海道新幹線は多摩川手前まで、東北・北陸新幹線は大宮まで、
音を少なくするためスピードを出せないという説明を聞いて、
確かに大宮過ぎてからスピードを出しているなあと納得しました。
IMG_1204.JPGこの後スカイデッキへ
IMG_1205.JPG運行状況が見られるモニター
とはいえ、細かすぎて私にはなんのことやらよく分からず。
筋金入りの鉄男こと、うつぼ兄がいたらこのモニターを真剣にチェックしながら、
目の前を走る車両を長時間見続けそうだなと想像してしまいました。

もうちょっとスカイデッキを見学したらSLの操車場へ移動します。


(つづく)



 


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