京都旅行記2020Ⅱ~源氏物語ミュージアム編~ [日本の旅(京都)]
宇治上神社から歩いて3-4分くらいのところにあるのが宇治市源氏物語ミュージアム。
(Wikipedia)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E6%B2%BB%E5%B8%82%E6%BA%90%E6%B0%8F%E7%89%A9%E8%AA%9E%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%A0
1998年開館ということは20年ちょっと経っていますが、
せっかく宇治に来たらやはりここも寄らねば、と思って訪問しました。
どうしてここに来たかといえば、
もちろんこれ。(^-^)
私と同じ世代の方だったらご存知かと思いますが、
私はこの漫画で古典の源氏物語をなんとか理解しておりました。
これがなかったら源氏絵巻が想像できなかったと思います。。。
ありがとう、大和和紀先生。。<(_ _)>
1998年開館ということは20年ちょっと経っていますが、
せっかく宇治に来たらやはりここも寄らねば、と思って訪問しました。
どうしてここに来たかといえば、
もちろんこれ。(^-^)
私と同じ世代の方だったらご存知かと思いますが、
私はこの漫画で古典の源氏物語をなんとか理解しておりました。
これがなかったら源氏絵巻が想像できなかったと思います。。。
ありがとう、大和和紀先生。。<(_ _)>
まっぷる先生には500円と書いてあったのですが、2016年版ですからね。(笑)
貴族社会だけでなく私の通っていた高校でも大人気でした。漫画だけど。
貴族の遊びは優雅です。
平安時代の貴族の女性は成人すると基本的に男性に顔を見せることはなく、
父や兄弟でも見せることがなかったが、偶然男性が垣根などの外から女性の姿を
見てしまい恋心を抱くこともあって、それを垣間見というそうで、
垣間見してみよう、みたいなちょっと覗き見(笑)みたいなコーナーがありました。
春(東南)の町は光源氏の本拠で紫の上、明石の姫君、
夏(北東)の町は花散里、
秋(西南)の町は秋好中宮、
冬(西北)の町は明石の君、
って風流だなあって漫画を読んで思っていましたが、
春夏秋冬を訪れることができる光源氏はいいけれど、
各々の町に住む女性のみなさんは1つの季節だけしか楽しめない?なんて
思った途端、いやー、男の理想なんだろうけど身勝手だよな、って、
そういう時代だったからその前提から否定すると話として成立しませんが、
女性側から見れば切ないなあ、、なんて。(;_:)
切ない。(´;ω;`)
どの立場から見るかによるんでしょうが、50も過ぎてこれを観ると、
光源氏、おぬしも悪よのぉ、、違う時代の、違うシチュエーションながら
そんな言葉が脳裡に浮かびました。。
ロマンチックが止まらなくなっておりました。(笑)
源氏物語の最後の十帖は、宇治を主な舞台とするため「宇治十帖」と呼ばれ、
光源氏の息子とされる薫や孫の匂宮、八の宮の娘である大君、中の君、浮舟を
めぐる恋の物語、、、って説明が書いてあって気づいたのですが、
私うつぼ、源氏物語の終盤は漫画も読んでおらず話もよく分かっていない。。。
宇治が舞台の話を分からず来てしまったことに気づいて予習してくればよかった、
その場で急に反省しました。(遅いけどね)
付け焼刃と分かっていながら人物紹介と相関関係を必死に学習。。。。
話が分かっていないのに宇治にやってきて宇治の間の前でそれに気づく、
そんなおバカは私です。(笑)
今回の旅行で訪れた比叡山延暦寺の横川の恵心僧都がモデルと言われているそうで、
先に訪れた横川の僧都と源氏物語がつながっているのを知ると、
日本史(と古典)、もうちょと勉強しとけばよかったなと改めて思いました。
宇治川の東岸、ミュージアムに来る前に訪れた宇治神社、宇治上神社の辺り、
と想定されているそうです。
八の宮邸を訪れた薫が月明かりの中で楽器を奏でる大君と中の君を垣間見る、
宇治十帖の恋物語の始まりの場面です。
雅だなあと思う一方、改めて宇治十帖のあらすじを読むと
(漫画はいまだに読んでいないので宿題にします)
男は身勝手だなあと思います。
結局、男たちの身勝手で振り回されて辛い思いをするのは女性ですからね。
と、楽しいのかイラつくのか自分でもよく分からない状態のまま、
短編映画の上映まで時間があったので他の展示を見学します。
こういう遊びは風流で雅ですね。
ここでクイズがあったので私もチャレンジ。
5つの香りを分類して、その組み合わせの印(スタンプ)を押すクイズ。
3番と4番が同じ香りで1,2,5番は違う香り、という組み合わせ。
正解は入口にあるので帰りに答え合わせします。
あとは、こんな早わかりでざっくりですがあらすじを読んでいると、
短編映画の時間まで待つのがめんどくさいと奥さんに文句たらたらのおっさんが近くに。
うるさいな、待つのがいやならお前だけ先に外に出るかどっかで座って待ってろよ、
少ない来館者で静かな館内で大声でしゃべるおっさんだけが目立っていて、
それを奥さんも咎めずほぼ無視、家ならいいけれど外でやらないでね、なんて思いながら
その夫婦と離れるようにして時間をつぶし、やっと映画の時間になりました。
身勝手な男たちに翻弄された「浮舟」の話でしたが、
ホリヒロシの幻想的な人形が実際の風景のなかで演じるという映画、
ちょっと棒読みぽい浮舟の声が気になりましたが、観ていてもう悲しくて切なくて。( ノД`)シクシク…
エンドロールを観ていたら監督は篠田正浩さん、紫式部の声が岩下志麻姐さん、
浮舟の声はナント葉月里緒奈さんでした。ああそういう時代に制作されたのかあ、、、
なんか違うところでも反応してしまいました。(^^;
映画も見て宇治を舞台に描かれた源氏物語の世界を学べて満足したところで
次の目的地に向かいます。と、その前に、源氏香クイズの答え合わせ。
来る前にもうちょっと勉強してからくればよかったと反省しましたが、
大和和紀先生の作品も通しで読んでみようと思いました!
ささ、次の目的地にも歩いて向かいましょう。(^-^)
(つづく)
タグ:京都