映画「15年後のラブソング」を観る [映画(さ行)]
久しぶりに有楽町のヒューマントラストシネマに行ってみた映画です。
あらすじはYahoo!映画さんより。
仕事にも困っておらず、ダンカンという付き合いの長い恋人もいる30代後半のアニー。
周囲から安定した生活を送っていると思われ、自身もそう感じていたが、
このような日々がずっと続くことに不満めいた思いも抱いていた。
そんな折、1990年代に表舞台から姿を消した、
ダンカンが敬愛する伝説的ロック・シンガーのタッカー・クロウ(イーサン・ホーク)から
1通のメールが届く。
それが契機となり、イギリスの港町サンドクリフとアメリカ・ニュージャージー州の田舎町で、
彼らの奇妙な三角関係が始まる。
仕事にも困っておらず、ダンカンという付き合いの長い恋人もいる30代後半のアニー。
周囲から安定した生活を送っていると思われ、自身もそう感じていたが、
このような日々がずっと続くことに不満めいた思いも抱いていた。
そんな折、1990年代に表舞台から姿を消した、
ダンカンが敬愛する伝説的ロック・シンガーのタッカー・クロウ(イーサン・ホーク)から
1通のメールが届く。
それが契機となり、イギリスの港町サンドクリフとアメリカ・ニュージャージー州の田舎町で、
彼らの奇妙な三角関係が始まる。
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イーサン・ホーク
これはキャスティングがうまかったと思いますが、映画に出てくるダメな男2人が
ダメな男なのに対称的に描かれていて面白く鑑賞できました。
長らく惰性で付き合っていて別れ時を逸していたら浮気してしまったダンカン、
クリス・オダウドが演じていましたがあまりに小粒(器が小さい)な男性で、
見ていてイライラしていたら、そのダンカンがずっとオタク的に追いかけていた
ミュージシャン(突然表舞台から消えてしまう)タッカーとアニーが
ダンカンが運営するオタクサイトへの書き込みをきっかけに知り合う、
という展開なので、ダンカンの存在は決して無駄ではないというわけです。(笑)
ダンカンのダメ男ぶりは、こんな男、早くわかれちゃえよって思うダメ加減。
一方のタッカーは、ダメ男でわかれた方がいいけれど、でもどこか放っておけない、
どこか母性をくすぐられるような雰囲気を持つダメ加減。
ダメなお父さんだけれど放っておけない、そんな役柄を好演していたイーサン・ホーク、
この作品とどこか相通じるものを感じました。
アニーはアラフォーで子供を産むギリギリのタイミングで大きな決断をするわけですが、
確かにそういうときは同じダメ男でもイーサン・ホーク演じるタッカーかな、なんて
妙に納得しながら見終わりました。
若干残念かな、と思ったのは、アニーの妹役やタッカーの息子などを
もう少しうまく生かして主人公たちに絡めると、タッカーとアニーの心が近づいていく様子も
面白くなったような気がしましたが、全体的には温かい雰囲気に包まれた映画です。
あと、映画自体ではないのですが、当日、一人置きにしか座れない状態で、
私と同じ列で遠くに座っていたおばさんが、妙に笑う人で、そんなに面白くないところでも
一人ばか笑いするので個人的には集中が削がれて(V)o¥o(V)イラっと残念でした。
イギリスの田舎町(サンドレイクだったかな)の素朴な風景にダメ男とアニー、
アニーがタッカーとの出会いをきっかけに自分の人生をもっと前向きにしようと
決断して進んでいく姿を見て応援したくなりましたが、イーサン・ホークには
ダメな男を演じるのがいいな、と改めて思ってしまった(笑)
「15年後のラブソング(相変わらず邦題酷い)」でありました。