映画「デッド・ドント・ダイ」を観る [映画(た行)]
緊急事態宣言解除後のステップ2でやっと営業再開した亀有のシネコンへ
久しぶりのジム・ジャームッシュ作品を見に行きました。
久しぶりのジム・ジャームッシュ作品を見に行きました。
あらすじはYahoo!映画さんより。
ロバートソン署長(ビル・マーレイ)、ピーターソン巡査(アダム・ドライヴァー)、
モリソン巡査(クロエ・セヴィニー)が見守るのどかな田舎町センターヴィルで、
死者が墓場から次々とよみがえる。
ゾンビは生前の活動に引き寄せられるように町をさまよい、時間を追うごとに増殖していた。
三人の警察官や葬儀屋のゼルダ(ティルダ・スウィントン)、住民たちは、生き残りを懸けて
ゾンビの大群に立ち向かう。
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まさかのイギー・ポップ!
オープニングで名前が出てきたのでどこに出てくるんだろうとわくわくしていたら、
比較的初めのほう(そして終盤も存在感あり)で登場し、すぐ分かりました。(笑)
と、イギー・ポップだけではなく、かなり豪華な出演者たち、
セリーナ・ゴメス、ダニー・グローヴァ―、スティーヴ・ブシェミ、トム・ウェイツ、
みんな一癖二癖あるキャラクターを演じているのですが、
この作品、面白いくらい登場人物がゾンビにやられていくので、彼らも殺されます。。。。
うへー、こんな勢いでそうなっちゃうの、と事件も起きなさそうな超ローカルな街、
そこでいきなり起きる事件、ああ、そういう展開だったら、
これ、面白かったのですが、それとは違って面白いというよりは、
あれー、ゾンビが増えていくけどこのあとどうなるのー、と
展開が気になりながらの鑑賞しておりました。
ゾンビものというと最近見てツボにはまった
あれー、ゾンビが増えていくけどこのあとどうなるのー、と
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ゾンビものというと最近見てツボにはまった
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- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2020/03/04
- メディア: Blu-ray
ウディハレルソン先生大活躍の映画みたいな作風が好きですが、
今作は爽快感はなく、なんとなくゆるゆる話が進んでいって、
怖いはずだけれどあんまり怖くなくて、久しぶりに見たクロエ・セヴィニーが
警察官なのに意外とチキンで騒ぐばかりのキャラクターで残念だったり、
この俳優でこのキャラクターかよ、という個人的な不満を感じたりもしました。
(クロエ・セヴィニーにはもうちょっと強い人を演じて欲しかったけれど真逆)
で、この映画の行きつく先がどこなのか、さすがに分からなくなってきて
(それが監督の求める観客のリアクションであれば私の見方は正解(笑))
ビル・マーレイ演じる署長が、アダム・ドライバー演じる警官に、
君はどうしてそんなに落ち着いているの、と聞いたときのリアクション。
(ネタばれになるのでさすがに書きません)
えー、そこかよー。( ゚Д゚)
そういう演出って自虐的じゃないの、と有りそうだけど、
まさかそんな演出しないだろう、うっすら思っていたその演出。
そのリアクションを聞いた署長もえーそうなのー、と驚きながら、
結末に向かっていくわけですが、まさかーな感じの結末で終わりました。
ゾンビ映画といってもジム・ジャームッシュ作品、
こういう結末も彼らしいのかもしれません。
キル・ビルのユマ・サーマンみたいなキャラクターを演じたティルダ・ウィンストン、
スターウォーズへのオマージュ場面を見せるアダム・ドライバー、
こんなあたりもジム・ジャームッシュの遊び心なのかもしれませんね。
ゾンビも色々なパターンがあるのですが、現代の人々に例えていると、
インタビューで監督が語っている記事を見つけました。
確かに、人間の方がよりゾンビ化されていて、自己中心的な人が多い。
地球にダメージを与えていてそれに気づかない、関心がないのはゾンビと同じ。
確かに。(;一_一)
また、スマホに夢中になるゾンビ、コンピュータに夢中になるゾンビ、、なんて
記事に書いてあったのを観ると、確かに映画の中に出てくるゾンビが様々で、
コーヒーゾンビ、テニスゾンビ、ダンスゾンビ、ギターゾンビ、シャルドネゾンビ、
癖のあるゾンビが沢山出てきたのは、ゾンビを現代人になぞらえての表現であった
と鑑賞後に知り、ああそういうことねと納得。
とはいえ、リピートするかは微妙。(笑)
登場する俳優陣がみな楽しそうに演じているのって、
監督の作品に出たかったからなんだろうなというのが画面越しにも分かって
そういう点ではいい作品だなと思えるのですが、ゾンビ映画というと
ちょっとマイルド(被害場面はグロかったけれど)で、
イマイチ噛みあえなかった演出に若干物足りなさを感じてしまった
「デッド・ドント・ダイ」でありました。
(でもタイトル曲(オリジナル)の音楽は気に入りました!)
今作は爽快感はなく、なんとなくゆるゆる話が進んでいって、
怖いはずだけれどあんまり怖くなくて、久しぶりに見たクロエ・セヴィニーが
警察官なのに意外とチキンで騒ぐばかりのキャラクターで残念だったり、
この俳優でこのキャラクターかよ、という個人的な不満を感じたりもしました。
(クロエ・セヴィニーにはもうちょっと強い人を演じて欲しかったけれど真逆)
で、この映画の行きつく先がどこなのか、さすがに分からなくなってきて
(それが監督の求める観客のリアクションであれば私の見方は正解(笑))
ビル・マーレイ演じる署長が、アダム・ドライバー演じる警官に、
君はどうしてそんなに落ち着いているの、と聞いたときのリアクション。
(ネタばれになるのでさすがに書きません)
えー、そこかよー。( ゚Д゚)
そういう演出って自虐的じゃないの、と有りそうだけど、
まさかそんな演出しないだろう、うっすら思っていたその演出。
そのリアクションを聞いた署長もえーそうなのー、と驚きながら、
結末に向かっていくわけですが、まさかーな感じの結末で終わりました。
ゾンビ映画といってもジム・ジャームッシュ作品、
こういう結末も彼らしいのかもしれません。
キル・ビルのユマ・サーマンみたいなキャラクターを演じたティルダ・ウィンストン、
スターウォーズへのオマージュ場面を見せるアダム・ドライバー、
こんなあたりもジム・ジャームッシュの遊び心なのかもしれませんね。
ゾンビも色々なパターンがあるのですが、現代の人々に例えていると、
インタビューで監督が語っている記事を見つけました。
確かに、人間の方がよりゾンビ化されていて、自己中心的な人が多い。
地球にダメージを与えていてそれに気づかない、関心がないのはゾンビと同じ。
確かに。(;一_一)
また、スマホに夢中になるゾンビ、コンピュータに夢中になるゾンビ、、なんて
記事に書いてあったのを観ると、確かに映画の中に出てくるゾンビが様々で、
コーヒーゾンビ、テニスゾンビ、ダンスゾンビ、ギターゾンビ、シャルドネゾンビ、
癖のあるゾンビが沢山出てきたのは、ゾンビを現代人になぞらえての表現であった
と鑑賞後に知り、ああそういうことねと納得。
とはいえ、リピートするかは微妙。(笑)
登場する俳優陣がみな楽しそうに演じているのって、
監督の作品に出たかったからなんだろうなというのが画面越しにも分かって
そういう点ではいい作品だなと思えるのですが、ゾンビ映画というと
ちょっとマイルド(被害場面はグロかったけれど)で、
イマイチ噛みあえなかった演出に若干物足りなさを感じてしまった
「デッド・ドント・ダイ」でありました。
(でもタイトル曲(オリジナル)の音楽は気に入りました!)