映画「モーリス」を観る [映画(ま行)]
ヒュー・グラント出演にもかかわらずなぜか未見だった作品です。
あらすじはYahoo!映画より。
ケンブリッジ大学へ進学した青年モーリスは、
上流階級のクライブという男とホモ・セクシャルの関係になる。
やがてクライブは卒業を迎え、弁護士になるため、
モーリスとの関係を清算するが……。
同性愛の世界を耽美的な映像で描いた青春ロマン。
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モーリスってヒュー・グラントじゃないんだ。(^_^;)
もう最初の最初というか、入口から勘違いして鑑賞し始めて、
え、ヒュー・グラントはクライヴって役柄なんだという、
観ていてそこで気づく失態鰤での鑑賞となりましたっが、
主人公はモーリス、演じているのはジェームズ・ウィルビー。
あらすじはYahoo!映画より。
ケンブリッジ大学へ進学した青年モーリスは、
上流階級のクライブという男とホモ・セクシャルの関係になる。
やがてクライブは卒業を迎え、弁護士になるため、
モーリスとの関係を清算するが……。
同性愛の世界を耽美的な映像で描いた青春ロマン。
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モーリスってヒュー・グラントじゃないんだ。(^_^;)
もう最初の最初というか、入口から勘違いして鑑賞し始めて、
え、ヒュー・グラントはクライヴって役柄なんだという、
観ていてそこで気づく失態鰤での鑑賞となりましたっが、
主人公はモーリス、演じているのはジェームズ・ウィルビー。
(彼の他の出演作品、Yahoo!映画で見ましたが見たことないです。。。)
大学生の頃に公開された映画で、もう30年以上も昔なのですが、
大学生の多感な頃なら、ドキドキしっぱなしだったと思います。(笑)
まあ、この歳になると、夢より現実がよく見えている年ごろですから、
同性愛を公にできない時代、愛より保身のクライヴと、何より愛のモーリス、
この2人の時の流れを描いていく映画、当時は大変だったんだなあ、という
気持ちで見続けておりました。
お坊ちゃんでウブなモーリス、彼の部屋に窓から乱入して愛を語るクライヴ。
その気持ちに盛り上がるモーリスに対して、同性愛で酷い目に遭っている人を観て
自分はそうならないとモーリスに別れを告げながら友人としては側に置いておく、
どこかズルい(といってもこれが当時はそうせざるを得なかったのかな)クライヴに
別れてもクライヴの側にいたいがためにそれを受け入れるモーリス。
モーリスが中年になっていってもひたすらモーリスへの愛を一途に貫いていくのに、
一方、結婚して社会的地位を築いていくクライヴの姿には不快感しかないのですが、
いつまでも自分のことが好きだから側にいるだろうと思い込んでいたクライヴに、
モーリスは身分の違う使用人に(同じく部屋の窓から乱入するのはクライヴと同じ)
惹かれていき、使用人にクライヴとの仲も感づかれてしまうという展開。
どこまで脇が甘いんだモーリス、と心中思いながら見続けていくと、
最後には使用人とモーリスは身分などを捨ててでも生きていこうとする、
と思わせるような結末で作品は終わるわけです。
そうなると、モーリスを自分の側に都合よく置いていたクライヴにとっては、
モーリスを恋人としても友人としても失う、そんな象徴的な場面なのね、と
クライヴも自業自得であろう、と共感することもなくバッサリ斬ってしまう
自分がおりました。。。
時代が違っていれば、出会うタイミングが違っていれば、、
たらればで考えると違う展開もあったかもしれないなと思いましたが、
時代、身分、いろいろなことが原因で結果的には結ばれなくて残念ですが、
イギリスの美しい風景と上流社会の文化を織り交ぜながら、
正直に生きることより体裁を選んだクライヴと
自分に正直に生きていくことを選んだモーリス、
対照的な2人を観ながら、どこか悲しいけれど美しい世界を
垣間見られたような気持ちになった「モーリス」でありました。
大学生の頃に公開された映画で、もう30年以上も昔なのですが、
大学生の多感な頃なら、ドキドキしっぱなしだったと思います。(笑)
まあ、この歳になると、夢より現実がよく見えている年ごろですから、
同性愛を公にできない時代、愛より保身のクライヴと、何より愛のモーリス、
この2人の時の流れを描いていく映画、当時は大変だったんだなあ、という
気持ちで見続けておりました。
お坊ちゃんでウブなモーリス、彼の部屋に窓から乱入して愛を語るクライヴ。
その気持ちに盛り上がるモーリスに対して、同性愛で酷い目に遭っている人を観て
自分はそうならないとモーリスに別れを告げながら友人としては側に置いておく、
どこかズルい(といってもこれが当時はそうせざるを得なかったのかな)クライヴに
別れてもクライヴの側にいたいがためにそれを受け入れるモーリス。
モーリスが中年になっていってもひたすらモーリスへの愛を一途に貫いていくのに、
一方、結婚して社会的地位を築いていくクライヴの姿には不快感しかないのですが、
いつまでも自分のことが好きだから側にいるだろうと思い込んでいたクライヴに、
モーリスは身分の違う使用人に(同じく部屋の窓から乱入するのはクライヴと同じ)
惹かれていき、使用人にクライヴとの仲も感づかれてしまうという展開。
どこまで脇が甘いんだモーリス、と心中思いながら見続けていくと、
最後には使用人とモーリスは身分などを捨ててでも生きていこうとする、
と思わせるような結末で作品は終わるわけです。
そうなると、モーリスを自分の側に都合よく置いていたクライヴにとっては、
モーリスを恋人としても友人としても失う、そんな象徴的な場面なのね、と
クライヴも自業自得であろう、と共感することもなくバッサリ斬ってしまう
自分がおりました。。。
時代が違っていれば、出会うタイミングが違っていれば、、
たらればで考えると違う展開もあったかもしれないなと思いましたが、
時代、身分、いろいろなことが原因で結果的には結ばれなくて残念ですが、
イギリスの美しい風景と上流社会の文化を織り交ぜながら、
正直に生きることより体裁を選んだクライヴと
自分に正直に生きていくことを選んだモーリス、
対照的な2人を観ながら、どこか悲しいけれど美しい世界を
垣間見られたような気持ちになった「モーリス」でありました。