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映画「テッド・バンディ」を観る [映画(た行)]

実在の連続殺人鬼をザック・エフロンが演じるということで
映画館に行って観ました。(昨年末の鑑賞です)

テッドバンディ.jpg

あらすじはYahoo!映画さんより。

1969年、ワシントン州シアトル。
シングルマザーのリズ(リリー・コリンズ)は、
バーでテッド・バンディ(ザック・エフロン)と出会う。
やがて彼女はテッドと暮らすようになり幸せをかみしめていたが、
誘拐未遂事件の容疑でテッドが逮捕されてしまう。
突然の出来事に戸惑うリズは、
別の誘拐事件でテッドの愛車フォルクスワーゲンらしき車が目撃されていたことを知る。
テッドは誤解だと説明するが、数々の事件への彼の関与が判明する。




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あれ?こわくない。

原題は、Extremely Wicked, Shockingly Evil and Vile  で、
非常に邪悪で衝撃的に凶悪で卑劣、となり、邦題に向かないので、
本人の名前になったようですが、この原題にしては、映像的にはそんな感じはなく。

この原題の言葉は裁判官(ジョンマルコヴィッチが好演)がテッド・バンディに向かって
いう言葉ですが、その言葉にも微笑んでしまう様子は怖いというより不気味でした。

鑑賞前にWikipediaをみていったのですが、

(シリアルキラーという言葉もこの人で出来たんですよね)→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3

映画では残忍な場面もなく、観ていると冤罪ではないのか、と錯覚させられますが、
法廷での様子を(実際の映像もエンドロールで流れます)うまく再現していた印象です。

なぜ、こんなに多くの女性を残忍に殺害したのか、動機は描かれず法廷での様子が
時間的には多く描かれていているので、?なぜ?が頭の中に渦巻きながら
ずっと見続けていて最後の最後にやっぱりやっていたんですか、って
実在の人物で連続殺人鬼だからやっていたんだよね、と改めて確認した感じで
映画は終わりました。

メディアの報じられ方や本人の言動で、多くの女性がテッド・バンディに惹かれていく様子、
名前は知っていたけれどその残忍さはあまりよく知らなかった私も、
ザック・エフロンの役柄を作り込んだ凄さを感じながらモヤモヤいっぱいに鑑賞して、
原題の表現は内側からじわじわくるような、最後にそれが明かされて
(スクリーンに映ったワーゲンの色を見てゾッとしましたし)
主人公に共感することがないまま、なぜ?が残った「テッド・バンディ」でありました。



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