映画「あなたの旅立ち、綴ります」を観る [映画(あ行)]
あらすじはYahoo!映画さんより。
何不自由ない生活の中で孤独と死に不安を抱くハリエット(シャーリー・マクレーン)は、
生きているうちに自分の訃報記事を用意しようと考える。
地元新聞社の訃報記事担当者のアン(アマンダ・セイフライド)に執筆を依頼するが、
これまで自分中心だったハリエットをよく言う人はいなかった。
理想とはほど遠い内容の原稿を読んだハリエットは、
最高の訃報記事のため自分を変えようと行動を起こす。
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頑固婆。(-_-;)
が、いい婆さんになって旅立つ話です。
このあたりは、シャーリー・マクレーンが出ているだけで
展開がそれなりに想像できます。(笑)
(想像している展開)
頑固婆が生きているうちに訃報記事を用意しようと思い立つ
↓
新聞社のお悔やみ欄担当記者に高飛車な胎動で依頼する
↓
記者が婆の知り合いや元夫、娘に取材するも出て来る話は酷いものばかり(笑)
↓
記者困惑、悩んだ挙句、婆に正直に報告
↓
婆立腹後、落胆、そして、良い記事を書いてもらうために自分を変えようとする
↓
そんなに簡単に婆が変わるわけがない
↓
でも、変わろうとして少しずつ変わっていく、
記者だけでなく元同僚や元夫、年の離れた若者などとも心の交流
↓
自分の好きなもので自分を解放していくことに喜びを感じる婆
↓
よい記事ができる、婆もほっとして旅立っていく
こんな感じ。(笑)
こういう頑固婆が良い人になっていく、憎たらしいところに可愛さを持つ主人公を
演じたのがシャーリー・マクレーンだからこそ成立する作品だと思いました。
この映画を観てからシャーリー・マクレーンは好きな俳優の一人。
自分を曲げない頑固なところを持ちつつも、心の底には優しさを持つ、
どこか不器用な人物を演じるのがうまいなあと思います。
ハリエットとの出会いによって記者のアンも自分らしく生きることに目覚める、
自分の思う通りに生きるというのは現実としては難しいこともありますが、
この2人を見て、行動するのに年をとり過ぎということもないのかな、
なんて思いながら自分の人生に悔いのないように生きていきたいと
ぼんやりながら思った「あなたの旅立ち、綴ります」でありました。