映画「それだけが僕の世界」を観る [映画(さ行)]
予告編で気になっていたものの映画館で観そびれた作品。
あらすじはYahoo!映画さんより。
40歳を過ぎたジョハ(イ・ビョンホン)は、
アジアチャンピオンだったこともある元プロボクサーだが、今では昔の面影はなかった。
ある時、彼は子供の頃家を出て行った母親と数十年ぶりに再会し、そのとき初めて
自分にサヴァン症候群という病気の弟ジンテ(パク・ジョンミン)がいることを知る。
40歳を過ぎたジョハ(イ・ビョンホン)は、
アジアチャンピオンだったこともある元プロボクサーだが、今では昔の面影はなかった。
ある時、彼は子供の頃家を出て行った母親と数十年ぶりに再会し、そのとき初めて
自分にサヴァン症候群という病気の弟ジンテ(パク・ジョンミン)がいることを知る。
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うるる。(;_:)
テーマとしては目新しさはないのかもしれませんが、
イ・ビョンホ演じるジョハは最初粗雑で、でも話が進んでいくにつれ、
親に愛されなかったことから母に愛されいた弟に対しても愛情を感じなかったのが
徐々に弟として愛そうとする姿にじんときました。(ほぼほぼ最後なんだけど)
自分を置いて出ていった母親に対しても素直に接することができなかったのが、
少しずつ心を開いていき(ファミレスの場面とか、ロボットダンスするところとか)
最後の最後に親孝行できたところもうるる。。。
貧しい人たちとお金持ちの対比を描く場面がステレオタイプ的でちょっと笑いましたが、
事故で足を失ったピアニスト(お金持ち)のガユルの義足が見えてしまう場面、
全然シチュエーションとか違うのですが、
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弟のジンハを演じたパク・ジョンミョンもピアノを演奏する場面がちゃんとしていたし、
イ・ビョンホンも四十代であの締まり具合とボクシング場面(吹替無し)、
当然この2人あっての作品ですが、お母さんを演じたユン・ヨジョン、この人の存在が
私にはとても大きく見えました。弱弱しいお母さん、若い頃は夫の暴力に耐えて耐えて、
でも耐え切れずに息子を置いて飛び出して、その後ジンハが生まれて大事に育てて、
そこで出会ったジョハ、昔の自分の行動を謝る場面では私もダダ泣きしてしまいました。
やっぱり、親の愛情は私も求めるわけで、求めても愛されなかった記憶はいつまでも残るし、
恨みに昇華されていってしまうわけで、ジョハの態度がひどかったのも分からないでもない、
でも、最後には2人がお互いを理解しあってほしい、と思ってそうなって、涙。。。
物語を構成するキャラクターや設定はどこか昭和な雰囲気もありますが、
どこかコミカルな場面もあり、でも、暴力的な場面はなく(ここは安心ポイント)、
親と子供、兄弟の愛(周囲の人たちもいい人ばかりでほっとします)の大切さを
改めて感じた「それだけが僕の世界」でありました。