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映画「記者たち 衝撃と畏怖の真実」を観る [映画(か行)]

予告編を観て気になっていた作品です。


記者たち.jpg

あらすじはYahoo!映画さんより。

2002年、アメリカのジョージ・W・ブッシュ大統領は
大量破壊兵器の保持を理由にイラク侵攻に踏み切ろうとしていた。
アメリカ中のメディアが政府の情報を前提に報道する中、
地方新聞社を傘下に持つナイト・リッダー社ワシントン支局の
記者ジョナサン・ランデー(ウディ・ハレルソン)と
ウォーレン・ストロベル(ジェームズ・マースデン)は、
その情報に疑念を抱き真実を報道するため取材を進める。




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何を信じるか、自分自身がしっかりしていないと
メディアに振り回されちゃうな。

そんな気持ちで見終わりました。

衝撃と畏怖(Shock&Awe)って、イラク戦争の作戦のコード名なんですね。
この訳が若干ピンとこなかったのですが、字幕監修が池上さんってことで、
まあこういう訳になっちゃうんだな、と納得することにしました。(笑)

大手メディアだから真実を報道しているとは限らない、
日本の新聞社もそうなんだろうけれど、今作に出てくる大手新聞、
政府の流した情報を垂れ流して世論を操作する、そこに立ち向かう記事配信会社、
どうしても大きな企業の方が安心的な気持ちなりがちですが、
見えないところで自分の考えを操作されている怖さ。

大量破壊兵器を理由にイラクとの戦争を引き起こすブッシュ政権、
ナイト・リッダーの記者たちがその嘘を証明したものの、
結果的には多くのイラク人、米兵が命を落とす結果となったのは、
とても悲しいことですね。

9.11で湧きあがった愛国心を煽り、若者を戦地に駆り出したブッシュ政権の
責任は大きいのに(特に悪いのはラムズフェルド)、多くの命を奪っておきながら
ノウノウとしているように見えて、見終わった後の不快感といったら。(V)o¥o(V)

記者のジョナサンとウォーレンの地道な取材だけでなく、
ベトナム派兵経験のあるジョー(トミーリージョーンズが好演)、
編集長(監督のロブライナー演じていましたがこの役もよかった)、
大手メディアの報道の嘘を暴いていく様子は見ごたえがありました。

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カソリック教会の性的虐待問題を暴いた今作も記者の執念が凄かったのですが、
今作の記者たちも信念に基づいて丁寧な取材を重ねていく姿を見ると、
日本でこういう記者ってどのくらいいるんだろう、なんて思ってしまいます。

アメリカは、戦争で儲ける産業があるわけで、
イラクへに戦争をしかけるのも嘘の理由付けで戦争したかったのではないか、
それで被害を受けるのは国民たち、こんな構図がいいわけはないし、
それを歪めて報じるメディアの責任も大きいですね。

日本でも、政府の言いなりに報道しているようにも見える大手メディア、
そんなメディアに振り回されることのないように、と思いますが、
自分の得になることばかり考える政治家(全員ではないでしょうが)、
忖度で物事を判断して事実を歪める政府やお役所、日本も同じ、
有権者として報道に対する感覚を鋭くもたないと、という気持ちになった
「記者たち 衝撃と畏怖の真実」でありました。

 


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よしかわ天然温泉で新年会2019 [日本の旅(関東)]

毎年開催している昔の勤め先でお世話になったお爺さんたちとの新年会、
今年も開催しました。。。

年々幹事のおじいちゃんの天然ボケが進んでいて、今年もなんだかすごかったので、
記事にしようかどうしようかと思っていたら既に4月になっておりましたが、
まあ備忘録だし、って思ってアップすることにしました。

(これまでの新年会記事)→ https://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/search/?keyword=%E3%82%88%E3%81%97%E3%81%8B%E3%82%8F%E5%A4%A9%E7%84%B6%E6%B8%A9%E6%B3%89
いつものように11時に吉川駅で集合すると、幹事じいちゃんはいたのですが、
もう一人は遅れている様子。

じいちゃん、いつものように鬼殺し紙パックを飲んで待っていました。
聞いたら2つ飲んだらしい。

おいおい、温泉行く前から呑み過ぎだよ、じいちゃん。(-_-;)

と、いつまで経っても、もう一人のおじいちゃんが来ていないので
どうしたんだろうね、幹事じいちゃんに聞くと、遅れるから先に行ってて、と
メールがあったから返事しておいたという。
なんて返事したの?と聞くと、了解って返したよ、と幹事じいちゃん。

おいおい。(V)o¥o(V)

そんな返事だったら先に行ってると思ってもう温泉に行ってるんじゃないの?
幹事じいちゃんを連れて温泉に向かって、

IMG_4523.JPGてなわけで到着 
IMG_4524.JPGあれ、なんか違う。

昨年秋ごろから旅の一座っていうのでしょうか、
劇団が月替わりで4階のお食事処で演じているとのこと。
お風呂だけか、お芝居もみるか、受付で聞かれてお支払い。

お芝居は確か観る場合、1000円くらいかな。そんなに高くありません。

幹事じいちゃんが、先に食事処で場所をとっておくからというので、私だけ先にお風呂。
露天風呂ものんびり入って温まったところで食事処に行くと、
 
IMG_4527.JPGこんなご案内が
今まで座っていた食事処奥の小上がり席エリアが舞台になってしまい、
舞台前もお芝居を観る人用なので、仕方なく入口付近に座って
 
IMG_4530.JPG注文して IMG_4531.JPG 
IMG_4536.JPG乾杯♪ 
IMG_4537.JPG盛のいい大根やら IMG_4538.JPGいかやら 
IMG_4540.JPG砂肝を食べて 
IMG_4541.JPG舞台側の席(こちらは座れない)
もう一人のおじいちゃんもやってきたので再度乾杯して、
IMG_4543.JPG 
IMG_4544.JPGIMG_4546.JPG続けて越生梅林
幹事じいちゃんもお風呂に入って戻ってきたので、乾杯していたら、
あっという間にオーダーストップタイム。

IMG_4548.JPG豆は体にいいからね IMG_4551.JPGこれ、美味しいです 
IMG_4554.JPG緑茶ハイなど飲みながら 
IMG_4556.JPGお芝居みない人用エリア
入口付近なので温まったのがどんどん冷えていき(入口開放なので)、
他のお客さんはどんどん帰っていくのですが、なんとなく意地というかなんというか、
パーテーション越しにお芝居&歌謡ショーの2部構成の演目を聞きながら、
呑んだり食べたりしておりました。 
IMG_4557.JPG当日出ていた劇団

幹事じいちゃんは何度いっても言うことを聞かず、
持参した焼酎(アルミボトルに入れて)をコップに注いで飲んでいた上に、
自己中すぎる物言い(要は他のおじいちゃんたちの悪口)にイラットして、
お風呂入りなおして帰りましょう、と集合時間を言ってから
お風呂に入って温まって出てきたら、幹事じいちゃん行方不明。
もう一人のおじいちゃんが探しにいっても見つからず、
もしかして黙って帰っちゃったのかな、ま、いっか、と
 
IMG_4561.JPG アイスを食べてから解散。


結局、先に帰っていたようですが(かなり酔っ払っていたし)、
年々幹事じいちゃんの態度が自己中で傲慢な感じになっていくのが
歳のせいとはいえ、ちょっと困ったもんだな、と思いつつ、
来年はどうするかな、と考えてしまった新年会でありました。


 

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映画「ブラック・クランズマン」を見る [映画(は行)]

久しぶりのスパイク・リー作品鑑賞です。


ブラッククランズマン.jpg

あらすじはYahoo!映画さんより。

アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスの警察署に、
初の黒人刑事として採用されたロン・ストールワース(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、
捜査のために電話で白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)のメンバー募集に
応募する。

黒人であることを隠して差別発言をまくし立てた彼は、入会のための面接に進み、
彼の代わりに白人の同僚刑事フリップ・ジマーマン(アダム・ドライヴァー)が面接に向かう。





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いびつなアメリカの姿を炙り出すような映画でした。(-_-;)

今作と同様に実話に基づいて制作された「グリーン・ブック」と
よく比較されますが、「グリーン・ブック」は白人目線から描いていて、
見終わった後はほんわかした気持ちになったのが、今作は真逆というか、
今作は黒人目線で描いていて、見終わった後はモヤモヤする感じ。

とはいえ、どちらが好きかと言われれば(比較は難しいですけどね)今作かな。

今作、黒人がKKKに潜入捜査、というのを全面に宣伝していますが、
黒人のロンより、実際潜入捜査させられるフリップの方が危険に直接晒されているので
フリップ(ユダヤ人で彼もKKKからは排除の対象にされるし)見ていて気の毒でした。

スパイク・リーといえば、
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この作品から(全部ではありませんが)見るようになった監督。

有色人種目線で描くというのはずっと変わらないのですが、
今作は、エンディングの暴動シーンを入れてまで言いたかったこと、
(数年前の黒人、ネオナチなどの暴動の場面ですが衝撃的でした)
おそらくこのシーンを入れることで映画を観終わった後の気持ちが
一気にモヤっとすること、それでも敢て入れたというのは、
トランプへの批判のメッセージだったのかと思いました。

KKKというと、

背信の日々(字幕版) [VHS]

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FBIの白人女性がKKK組織のリーダーのところへ潜入捜査する、
デブラ・ウィンガー熱演していた30年くらい前の作品が記憶にありますが、
今作での描き方は怖いというよりちょっとお間抜けな、でも思想自体は
非常に危険な組織、という描き方でした。

単なるコメディ、娯楽作品的な仕上がりにせず、
スパイク・リーがどんどん観客に向けて問題を投げてくる、
今も変わらぬ問題を抱えるアメリカの姿を投げつけてくる、
これを受け止められなければ全く面白くない映画ですが、
少しでも受け止める気持ちなれればこの監督の描きたいことを
理解できて見たことの価値を感じることができるのではないかな、
と思った「ブラック・クランズマン」でありました。



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御徒町「大興」でよだれ鶏 [呑んだり食べたり(中国料理)]

一昨日、有楽町のはないちさんで呑んだ話を書きましたが、
実はその後、呑み友達Fちゃんと一緒に御徒町へ移動しました。
本当はlovin姐さんが上野に行くと飲んでいるえんぱちさんに行こうと思ったら
私の感覚ではお店にたどり着けず、結局大興さんへ。

(食べログ)→ https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13036933/

あまり店内広くないので入れるかな、と思ったら、たまたまテーブルが一つ空いていて
すぐ座れました。(^-^)



IMG_4508.JPG
相変わらず食べきれないほどのメニューが壁に貼ってあります。

IMG_4509.JPG飲み物もたくさん 
IMG_4510.JPG お通しは柿ピー  
IMG_4513.JPG最初にピータン豆腐
あれ、甕出し紹興酒がこないなあ、と思っていたら、
お店の方が外までいって甕から注いできてくれました。
 
IMG_4514.JPG ワインのカラフェに入っとる。(笑)
甕出しの方が味がまろやかで深い感じ。うんまー。
IMG_4515.JPGサクサク春巻
中は餡でとろみがついていて美味しいです。

IMG_4517.JPGよだれ鶏
白ごはんがどんぶりで行けそうなうまさですが、
呑んでいるので我慢我慢。
 
IMG_4518.JPGその代わりにお米は液体で。
福島の奈良萬、美味しいです。(^-^)
 
IMG_4519.JPG〆はあずき茶割で
健康的にみえるので、呑んでもきっと大丈夫的な。(笑) 

こうやって記事を書いていて気付いたのですが、
大根もちの注文を忘れておりました。(-_-;)

昨年のお正月にいったときは1時間くらいお店の外で待ったのですが、
今回は夕飯にはちょっと早いかなって感じの時間帯だったせいか
運よくすぐ入れました。

店内はかなりざわざわしていますが、
色々なメニューを食べてみたいので御徒町方面に行くときは
立ち寄って色々食べて飲んでみたい大興さんでありました。


タグ:御徒町
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映画「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」を観る [映画(は行)]

マーゴット・ロビーとシアーシャ・ローナンが見たくて映画館で鑑賞しました。



ふたりの女王.jpg

あらすじはYahoo!映画さんより。

18歳で夫のフランス王を亡くしたメアリー・スチュアート(シアーシャ・ローナン)は、
スコットランドに帰国して王位に就くが、
故郷はイングランド女王エリザベスI世(マーゴット・ロビー)の支配下にあった。
やがて、メアリーが自身のイングランド王位継承権を主張したことで両者の間に緊張が走る。
さらにそれぞれの宮廷で生じた内部抗争などにより、ふたりの女王の地位が揺らぐ。




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切ない。。。(:_;)

エリザベス1世スコットランド女王のメアリーについては
かなり薄らボンヤリの知識で、思い出すのは初めての海外旅行で訪れたロンドン。
大学生時代に一人でバックパック背負って訪れたわけですが
そこでなぜかロンドン・ダンジョンというテーマパークみたいなところに行って、
中世の拷問シーンや拷問器具などを展示しているのを身震いしながら見学し、
エリザベス1世に監禁され処刑されるメアリー、の場面があったような記憶ですが、
今思い返すとあれってエリザベス1世の母、アン・ブーリンだったかもしれない。
(今もロンドン・ダンジョンってあるみたいですが、30年前の訪問時とは
まったく内容が変わっているようなので調べたのですが当時のことはモヤモヤなまま)

王であり続けるために結婚も出産も諦めて男として生きるエリザベス1世を観ると、
これって今の時代でもそんな感じだなあって親近感を感じる一方、
メアリーは、夫の死後スコットランドに戻ってスコットランドの女王につくものの、
ダメな男と結婚して大変な思いをするのですが、
出世のことしか頭にない男たちが山盛りででてくるのでイライラしてしまいました。

自分の方が王にふさわしい血筋と思うメアリー(確かにそうなんだろうけれど)、
最初は敵対しているものの、イングランドとスコットランド両国の統治を願い
自分の息子をエリザベス1世に託そうとする姿にはグッときました。

とはいえ、2人が実際に会ったり、家来に有色人種(アジア系、アフリカ系)がいたり、
史実と異なる演出がそれなりにあるのも若干の違和感がありましたが、
まあ映画だからね。(^-^;


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この作品で好きになったマーゴット・ロビーの女王としての孤独な姿、

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どこか寂し気な表情を好演していたシアーシャ・ローナン、ど
どちらも今作では芯の強い女王を演じていて好感が持てました。

面白いかと言われれば娯楽大作ではないので歴史ものが得意でない私には
ついて行きづらい場面もありましたが、2人の女性を描く作品としては
どこか共感できる部分もあった「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」でありました。



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有楽町「酒や はないち」で油揚げ [呑んだり食べたり(チェーン店)]

これも1月の呑み記事です。(^-^;

よみうりホールでの落語会を楽しんだ後、16時くらいで開いているお店、
なんて感じでぶらぶらしていたら有楽町駅のガード下に居酒屋を発見し、
迷わず入店しました。

(食べログ)→ https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130102/13083398/

中に入るとかなり通路が狭くてそこを通って奥のテーブル席へ。


IMG_4497.JPG メニュー色々 
IMG_4498.JPGはい、かんぱい♪ 
IMG_4499.JPGお通し
こういうところだと業務用の要らない感じのお通しかと
思っていたのですが、肉団子も入った煮物でびっくり美味。 
IMG_4501.JPG 油揚げ
油揚げカラ味噌チーズ焼き。和洋折衷ですが、味噌とチーズ、合いますね。

IMG_4502.JPGきのこ天ぷら

これで600円くらいだったかな。
えのきは広げて衣をつけて揚げてあるのでかなりの嵩マシ、食べ応え十分。

で、次に何を飲もうかと思って飲み物メニューを見たら、
IMG_4504.JPGホッピー高!

中も外も高いので、ここでホッピーを飲む気にはなれず、
IMG_4507.JPG 清龍の原酒だったかな 冷で
この後もう1徳利をお代わりし〆ました。。。


外国人客も多いのか、一人一品注文を、という注意書き(最近多いですね)が
貼ってあって、外国人でない隣の中年カップルも2人で一品注文で、
店員さんにおひとり一品はご注文ください、と言われていました。

ベテランぽいおばちゃんスタッフがとても感じよく、
てきぱきと対応してくれたのは好感が持てましたが、
近くにいたおっさんグループがぞんざいな態度で(上から目線)
何偉そうにしてんだよ、おっさんら(V)o¥o(V)と
ちょっとイラッとしてしまいました。

あまり長居する感じではありませんが、
ちょっとした時間調整などで使うにはコスパもよいので
また有楽町で中途半端な時間に呑みたいなというときは使えそうな、

酒や はないちさんでありました。



  

タグ:清龍 有楽町
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映画「ソローキンの見た桜」を観る [映画(さ行)]

久しぶりに角川シネマに行って観た作品です。

ソローキン.jpg

あらすじはYahoo!映画さんより。

日露戦争時代、
ゆい(阿部純子)は負傷した捕虜のロシア人将校ソローキン(ロデオン・ガリュチェンコ)の
看護をすることになる。愛媛県松山市に建てられた捕虜収容所では条約に従って、
ロシア兵捕虜たちには比較的自由が与えられていた。
ゆいの弟は戦争で命を落としたため彼女はソローキンを憎んでいたが、
やがて心惹(ひ)かれるようになる。




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(:_;)(:_;)(:_;)


おばさん(うつぼ、50代)、涙腺決壊。


映画サイトのレビューを見ると演出がダメとか、音楽が大仰とか、
俳優さんの演技がダメとか、低評価のものと高評価が混在しているのですが、
観る年代で受け止め方が違うのかもしれませんね。

おそらく、低予算の中で作られたのかなと思ったのは画質の荒さ。
でも、映画が進んでいくにつれ気にならなくなりました。

日露戦争の時代、ロシア人の捕虜が松山に収容されていたこと、
一流の大国として世界に認められたい日本がハーグ条約を守って
ロシア人捕虜の人権を守っていたことなど、初めて知った次第です。

ロシア軍に弟を殺されたゆいが複雑な気持ちを持ちながら
看護師に志願してロシア兵の看病をする姿、
商売が立ち行かなくなってゆいを銀行家と結婚させて
引き換えに資金援助してもらおうとする父(六平さん好演)に
反抗できず、結婚を断れないままソローキンが好きになるゆい。。

冒頭の現代から、ゆいの時代(100年位前)に戻って、
ゆいとソローキンが知り合って一緒にロシアに戻る、、、
でも、一緒に戻ったら孫が松山にいるわけないし、
いったいなぜ、と思ったらまさかの展開に涙腺決壊いたしました。

スクリーンに映し出される桜[桜]が本当に美しいです。

これでもかと空撮される松山城と桜、若干多すぎかな(笑)と思いましたが、
桜を見て日本人で、日本に住んでいて桜を美しいと思える自分でよかった、、
最後は話以上に桜満開の風景に感激しておりました。

ゆいを演じていた阿部純子さんが現代の場面だとあまりピンとこなかったのですが、
時をさかのぼってからの姿はぴったりはまっていて映画に引きこまれました。

ま、斎藤工はなぜここにいるんだろうって感じだったけれど。(-_-;)

特に事前予習せず見た映画ですが、敵兵の捕虜に複雑な思いながらも
丁寧に接するゆいや松山の人たち、そして一面の桜を見て
久しぶりに愛媛に行きたくなった「ソローキンの見た桜」でありました。









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日本橋「まえ田」で出汁巻 [呑んだり食べたり(割烹)]

最近、時系列で記事をアップしていないために
後回しになってしまった呑み記事がちょこちょこ続きます。

今回は今年初め(笑)のまえ田さん。


IMG_4141.JPGはい、かんぱい♪ 
お通しは手作り豆腐。 ほわほわ熱々。

IMG_4143.JPGお刺身盛合わせ
最近お刺身といっても単品注文ばかりでしたが、久しぶりに注文した盛合せ、豪華です。

IMG_4144.JPG鯛にウニ♪ 贅沢 IMG_4146.JPGたこ柔らか煮 
IMG_4147.JPG吸盤もかなり柔らかく、味沁み沁み 
IMG_4149.JPG一杯目は本日のおすすめを
右のお酒をいただいたのですが、名前失念。 
IMG_4150.JPG美味  
IMG_4151.JPG焼き天豆
茹でた天豆も好きですが、焼くと香ばしい香りがしていいですね。


IMG_4152.JPG 牛タン
柔らかく煮込まれているのですが、上にかけてあるタレみたいなものが
ちょっと甘過ぎてちょっと残念。。。

IMG_4155.JPG牡蠣フライ 
ぷりっぷり、衣サックサク~。

IMG_4156.JPGいつもの六十餘洲 
IMG_4158.JPGえいひれに 
IMG_4160.JPGお代わりして 
IMG_4161.JPG焼き立て出汁巻で〆

年末はかなり混んでいるまえ田さんですが、
逆に年始はそれほど混んでいなくて、ゆったり飲めました。

というわけで、今回も店主の前田さんの丁寧な対応と美味しい料理とお酒に
満腹満足のまえ田さんでありました。


 

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映画「クレイジー・リッチ」を観る [映画(か行)]

映画館で観ようかと思いながら観そびれた作品です。

クレイジー・リッチ!ブルーレイ&DVDセット (2枚組) [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
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あらすじはYahoo!映画さんより。

ニューヨーカーのレイチェル(コンスタンス・ウー)は、
親友の結婚式に出るためにシンガポールに行くという
恋人ニック(ヘンリー・ゴールディング)に同行する。
ニックの家族と対面することも決まったレイチェルは、
彼がシンガポールの富豪一族の御曹司だと知って驚く。
レイチェルはニックの母親のエレナ(ミシェル・ヨー)と会うが、
彼女は自分たちの交際を良く思っていなかった。




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アメリカでヒットした理由が謎。


ヒットしたといってもどのくらいヒットしたのか分かりませんが、
映画館で上映するのにそういう宣伝もしていたのでアジア系が出ていて
ヒットした映画って意味なのだと思いますが、アメリカではこういう描き方が
面白いんだなあ、なんて微妙な気持ちで見終わりました。

映画を観るとき、どこかに共感できるかどうか、
それが観て良かったと思うかどうかのポイントになるのですが、
この映画については、

ミシェル・ヨー 

と、

アウクワフィナ


彼女たち(と彼女たちが演じる役柄)がなければ共感ポイント無。

一応書いておきますと、ミシェル・ヨーは主役のアンちゃんのお母さん、
金持ちの家に嫁いで辛い思いを沢山した女性、
(なので、息子にもちゃんとした嫁を見つけようとする)
アウクワフィナは成金の家の娘で、成金なりの引け目を感じているのが
よくわかる、どこか気の毒になってしまうけれど行動に笑ってしまう役柄を
好演していました。

(オーシャンズ8でも好演していた好きなタイプの女優さん)→ https://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2018-08-11-1

日本でもお金持ちといっても長らく地元の名士、的なお金持ちと、
成金的なお金持ちで、彼らを観る貧乏人の見方が変わるのは同じですが(笑)
冒頭の人種差別で酷い目に遭ったお金で解決、ていう場面を観て、
それって解決策じゃないよねって思ってみた後の展開なので、
実際の富裕層のことを知らない私にはピンとこず。

更に、主軸となるカップルのお互いを思う気持ちの演じ方が薄くて、
苦境に陥る2人をなんとか応援したい、という共感するようなこともなく、
なんでこの2人(アメリカ系の俳優さんたちらしく白い歯だけが目立っていた)が
苦労する雰囲気もなく、なんだかふわっとしたまま結婚してめでたしって
一体どういうことなんじゃ、(゜o゜)、てな感じで見終わりました。

お金持ちでももうちょっと表現の仕方があるのでは、と思う私は、
庶民だからなのか謎ですが、普段は憧れるはずのシンデレラストーリーに
まったく共感できないまま、、、で残念だった「クレイジー・リッチ」でありました。




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高円寺「和田屋」でホヤ酢 [呑んだり食べたり(居酒屋)]

ノラや寄席を十二分に楽しんだ後は、呑みにまいります。

IMG_6561.JPG和田屋さん
Fちゃんが以前行ったお店で、チェーン店らしいのですが、
お魚がおススメ、というので行ってみたら運よく入れました。

(食べログ)→ https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131904/13075547/

IMG_6564.JPGは、かんぱい♪ 
IMG_6563.JPGお品書きとおススメ 
IMG_6567.JPG天井には年季の入った提燈がいっぱい 
IMG_6566.JPGテーブルには串入れのワンカップ IMG_6565.JPG で、迷っていたら
今日は鮪がおススメ、と言われて、素直に注文。
IMG_6569.JPG本マグロ[黒ハート]
ねっとり美味。テールも勧められましたが赤身にしてよかった。(^-^)
 
IMG_6571.JPG信濃鶴 まさかのワイングラスで
味がしっかりしていて好み。

IMG_6572.JPGホヤ酢
そろそろ出始めるんですね。まだ身が薄い感じはありますが美味いわぁ~。

IMG_6574.JPG厚揚げ
大根おろしがたっぷりで一緒に食べるとさっぱり美味。
 
IMG_6575.JPG肉豆腐
牛肉(豚肉かと思っていた)で甘辛の味が日本酒にぴったり。
 
IMG_6576.JPG串焼
しろ、レバー、鳥皮を2本ずつお願いしたら、
タレ、塩で焼いてくれました。素敵。
 
IMG_6579.JPG鍋島と悪乃代官をお代わりして〆
かなり狭いスうペースギュウギュウに詰めたテーブル、なのですが、
隣の男性2人客とちょっとしたことで会話が盛り上がったりと、
場所からなのか、若いお客さんが多くてお店の人たちとのなんとなくアットホームな
感じの店内が気に入りました。(忙しくて注文するタイミングを考えちゃうけれど)

てな感じで、意外と長居して帰りました。

落語会に行く途中で買ったのが、
IMG_6582.JPG花水木さんの限定バウムクーヘン
たまたま13時半ごろにお店の前を通ったら、13時から焼き立て限定販売って。
 
IMG_6583.JPG ふわふわとずっしりの間の食感
これは面白い食感だなあと思いました。美味。
  
IMG_6585.JPGこれはFちゃんから
高円寺で予約して買った三陸 大船渡のめかぶ。
自宅で茹でてから 
IMG_6587.JPGとろろ、納豆と一緒にいただきました。
こういうお店も高円寺にあるんだなあ、と次回は寄ってみたくなりました。

 

タグ:高円寺
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