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映画「ロンドン、人生はじめます」を観る [映画(や・ら・わ行)]

映画館で観そびれた作品です。
ロンドン、人生はじめます ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: Blu-ray
あらすじはYahoo!映画さんより。
エミリー(ダイアン・キートン)は、夫がこの世を去ってからわかった浮気と借金、
本音で付き合えない近所の人間関係、目減りする貯蓄にうんざりしている。
ある日、屋根裏部屋から双眼鏡で外を観察していると、自然に囲まれた小さな家で
暮らしているドナルド(ブレンダン・グリーソン)の姿を発見する。
彼は余計なものを所有せず、気ままに本を読み、森でピクニックをして、
庭でディナーを楽しむ自由で優雅な生活をしていた。
やがて彼女は、頑固ながらも温かいドナルドの人柄に惹(ひ)かれていくが……。



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邦題が相変わらず酷い。(V)o¥o(V) 


原題は”HAMPSTED"。 ハムステッド、ロンドンの高級住宅街の地名です。

主人公のエミリーが住むエリア、そこの公園に小屋を建てて住むドナルド、
アメリカからやってきた未亡人とアイルランドから流れ着いた男、
ロンドンという土地では所謂よそ者的な2人を軸に、
スノッブなイギリス人住民たちの上から目線的な態度(本当に感じ悪いんだ、これが)、
学生運動、市民運動をする真面目な学生たちを絡めて、
大騒ぎになるのですが、見ていても結構ゆるやかな感じで展開していく映画でした。

ダンナが亡くなって財政ひっ迫状態になるエミリー、そこで出会うドナルド、
人間は金持ちだから幸せなのか、貧しくても幸せに思えるのか、
毎度blogで書いておりますが、

幸福を知る才能 (集英社文庫)

幸福を知る才能 (集英社文庫)

  • 作者: 宇野 千代
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1989/05/19
  • メディア: 文庫
宇野千代さんが、自分が幸せなら他人がどう思おうと幸せ、と仰っているのを
思い出すわけですが、持っていると失うことが怖くて前向きに進めない、
躊躇してしまう、でも、一歩踏み出せばいいんだ、と進んだのがエミリー。
そのきっかけをつくってくれたのがドナルド。

シルバー世代の恋愛もどこかゆるゆるな感じで描かれていますが、
演じているのがダイアン・キートンだからこその映画なのかと思いました。

ドナルドを演じているブレンダン・グリーソン、どこかで見たことがあると
想ったら、

マッドアイムーディを演じていた人でした。どうりで見たことあると思った。(笑)


長年住んだ土地の所有権を(勝手に住み着いたとしも)証明する裁判シーンも含めて
ドナルドとエミリーが穏やかに心を通わせていく様子には、
歳をとってもこうやって自分の人生を前向きに進めていけるんだと(映画だけどね)
温かい気持ちで見られた「ロンドン、人生始めます」でありました。






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