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映画「15時17分、パリ行き」を観る [映画(さ行)]

映画館で観そびれたのでDVDを借りて観ました。

15時17分、パリ行き ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray]

15時17分、パリ行き ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • メディア: Blu-ray
あらすじはYahoo!映画さんより。

2015年8月21日、554人の客が乗るアムステルダム発パリ行きの高速鉄道タリスに、
武装したイスラム過激派の男が乗り込み無差別テロを企てる。
乗客たちが恐怖に凍り付く中、旅行中で偶然乗り合わせていた
アメリカ空軍兵スペンサー・ストーンとオレゴン州兵アレク・スカラトス、
二人の友人の大学生アンソニー・サドラーが犯人に立ち向かう。



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予告編、かなりの緊迫感だったのですが、
その緊迫感を感じるのは後半も後半、それまではかなり淡々としているというか、
平坦というか、うーむ、これは一体なんだろう、な感じでみておりました。
やっと後半に予告編で見た緊迫感場面が出てきますがかなり一瞬ぽい感じ。(^_^;)

見終わった後に、実際の話に基づいて作られた映画で、
登場していた主人公の3人、実際の事件で活躍した当事者って知って、
そうか、だからこの俳優さんたち、見たことないなって思ったんだと納得。

アッという間の出来事だったかもしれませんが、それを映画で再現する、
クリント・イーストウッド監督作品だから出演を決めたのかな、
なんて推測した私です。
(被害者も実際の当事者みたいです)

前半、3人の子供時代が描かれるのですが、
シングルマザーの家庭で育ったスペンサーとアレクは、
片親という理由だけで学校から目を付けられ校長室に呼ばれる、
母親も子供をADHD扱いされて(薬を飲ませたらどうだとか教師に言われる)、
アフリカ系のアンソニーは同級生から差別され、反抗する度に
校長室に呼ばれる、、、そんな中で知り合い友情をはぐくんでいく、
後半に向かっていく上での背景を描いていました。

カソリック系の学校だからなのか、とにかく校長も教師たちも3人に対して
酷い態度をとるわけで(3人の境遇などが教義に反すると思うのかな)
ひでーなこいつら、と思って3人に共感して応援したくなる、
実際そういう環境だったにしても、うまくもっていくな、クリント・イーストウッド、
ちょっと褒めたくなった自分もおりました。

全体的には盛り上げようというガツガツ感がなく、
どこかさらっと描いているような
毎日何気なく過ぎていく中で穏やかに過ごせることはいいことなんだ、と
こういう恐怖を感じるような経験がない私は思いました。

好きか嫌いかと聞かれたらそんなに好きじゃないな、って
答えてしまいそうですが、世の中にこういう映画があってもいいのかな、
多くの映画の中で1本くらいだったらいいかな、
そんな気持ちになった「15時17分、パリ行き」でありました。




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