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映画「ビッグ・リボウスキ」を観る [映画(は行)]

久しぶりに見た不思議映画です。

ビッグ・リボウスキ [DVD]

ビッグ・リボウスキ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • メディア: DVD
あらすじはYahoo!映画さんより。

無職で気ままに暮らす“デュード”こと、ジャフ・リボウスキ。
彼の家に突然、2人のチンピラがやって来る。
女房の借金を返せと怒鳴るチンピラに、全く身に覚えがなく呆然とするリボウスキ。
その後彼は、同姓同名の大金持ちと間違えられたと気づくが・・・。




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見る度になんとなく分かってくる作品。


ブラックコメディで訳が分からないような雰囲気ですが、
何度かみていると、登場人物の相関関係とか、ぼんやりと理解できてくるような、
そんな作品ですが、面白いかと言われたら、


面白くはありません。(笑)


まあ、コーエン兄弟作品の熱狂的ファンでもないのに、
何度か見ようと思う人は奇特な人かもしれませんが。(^_^;)


私も今回で4回目くらいなのですが、相変わらず面白くないと思いながら、
コーエン兄弟が盛り込むブラックさの理解は進んだような気がします。


湾岸戦争について冒頭に触れてから始まっている作品で、
登場人物を戦争に関連して例えているような。
例えば、主人公の友人ウォルターはとにかく強引、
湾岸戦争での位置づけに例えてみればアメリカみたいな存在。
(主人公はイラク)
もう一人の友人トニーはどこか我関せずな感じで、どこかクウェート的。

演じているのがスティーブ・ブシェミで見た目のインパクトはあるのに、
殆ど発言せず、ウォルター(角刈りのジョン・グッドマン)が強すぎて
あまり印象に残らない役回り。

リボウスキ、というどこかロシアっぽい名前の男から、
(ホワイトロシアンばかり飲んでいるし)
絨毯を奪い返すのがドイツ人と中国人。
(敵対関係などがどこか世の中を映し出すような描き方。)


出演している俳優陣が今思うとなかなか豪華で、

(好きなフィリップ・シーモア・ホフマンも出ている)
豪華な俳優で訳わからない作品作って、公開当時は評判悪かったのではないかと
当時のことは覚えていませんが、そんなことを想像できる作品です。


如何せん主人公がとにかくだらしなくて普通に見ていると共感できず、
なんだかイラッとしてくるのですが、
話は緩くて(誘拐事件の犯人は?とかどうでもよくなってくる)
だからなんなんだよって言いたくなるのですが、
個性的な登場人物誰かに焦点を置くと意外と面白いというか、
今回はウォルターのキャラクターがなんだか皮肉に面白くて
集中しないで主人公のようにだらだら見ていると
ぼんやり面白く思える「ビッグ・リボウスキ」でありました。






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