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映画「イヴ・サンローラン」を観る [映画(あ行)]

イヴ・サンローラン財団が初めて公認した映画というので、
偏った内容ではないかなと思って借りてみました。


イヴ・サンローラン [DVD]

イヴ・サンローラン [DVD]

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • メディア: DVD
あらすじはYahoo!映画さんより。

1953年、パリ。
亡きクリスチャン・ディオールの後継者として
関心を向けられるファッションデザイナー、イヴ・サンローラン(ピエール・ニネ)。
デビューを兼ねた初コレクションを成功させた彼は、
21歳にしてファッション業界の天才としてあがめられる。
そんなイヴとディナーで出会ったピエール・ベルジェ(ギョーム・ガリエンヌ)は、
その才能に惹(ひ)かれると同時に恋をする。
ベルジュは仕事でもプライベートでもパートナーとしてイヴを支え、
彼の名を冠したブランドを一緒に立ち上げてファッションの革命をもたらしていく。





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イヴサンローランと聞いても買えるような身分ではなく、
YSLの組み合わせのロゴと、空港の免税店などで見かける高級化粧品、
その程度のイメージしかなかったのですが、
繊細な芸術家肌のイヴを公私ともに支えるピエール、2人の愛を中心に描いた作品、
そんなイメージでした。


季節ごとに新作を発表しなければいけない多忙とプレッシャー、
大変なんだろうな、ということは映画を見ていて理解できたのですが、
それを理由にモロッコに逃げて酒ドラッグ三昧、
ミュージシャンが売れて陥る光景と同じなんだなあ、と思いつつ、
ちょっと違和感がありました。(実際そうだったのだと思いますが)


あと、本筋ではないのですが、イヴの才能に早くから気づいて買い付けに
日本人がやってくるのですが(商社の方なのかな)、
フランス人が日本人を見下してバカにしている感じが見ていて不愉快。(V)o¥o(V)


以前、日本でタレント活動して稼いでおきながら日本人をバカにしていた
フランス人のおばさん(最近何してるんだろう)もそうでしたが、
日本人をああやって描くなら要らなかったのでは?と思いました。


パリの風景と素晴らしいファッション(少な目だったけど)、に、同性愛、酒ドラッグ、、
一人のアーティストの人生を描くにはもうちょっと心情的な部分を深く描いてくれると
人間としての姿に共感する部分があったかもしれませんが、
なんとなくさらっとした描き方で入り込めなかったのが残念だった
「イヴ・サンローラン」でありました。




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