映画「ブエナビスタソシアルクラブ アディオス」を観る [映画(は行)]
映画館にみにいきました。
アメリカ人ギタリストのライ・クーダーがキューバを訪れ、
現地のミュージシャンとセッションしたのをきっかけに彼らと
結成したビッグバンド「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」。
ライのプロデュースでレコーディングされたアルバムは驚異的な売り上げを記録し、
第40回グラミー賞を獲得する。
また、ヴィム・ヴェンダース監督によるドキュメンタリーも公開された。
その後、バンドはステージ活動を終わらせることを決断する。
もうねぇ、感涙です。(:_;)
ブエナ★ビスタ★ソシアル★クラブ Film Telecine Version [DVD]
- 出版社/メーカー: 東北新社
- 発売日: 2012/11/29
- メディア: DVD
公開当時話題になったブエナビスタ・ソシアルクラブ、
ラテン音楽が好きな会社先輩の姉さんが来日公演に行こうと、
当時ネットでサクサクチケット購入、って訳にもいかず、
チケットぴあに電話して東京公演全く取れず、やっととれたのが焼津公演。
うーん、焼津かあ、といいながら、いやここで見ないともう見られないかも!
(だって、最年長のコンパイ・セグンドは90歳超えてたし)
と、姉さんがチケットを手配して仲良しKサンと3人で行った焼津。
私うつぼ、その3か月前に胆石&胆嚢炎で入院手術、若干酒もひかえめで、
焼津で鰹を食べまくり、そして、翌日、市の音楽ホールみたいなところでライブ。
東京公演はかなり大箱だったので、小さめホールの焼津はライブハウスのノリ、
姉さんは会場後方から前方まで踊りながら走っていったのをおもいだしました。
姉さん、6年前に病気で亡くなり、記事にも書いたので覚えている方もいらっしゃるかと
思いますが、今回続篇を観ながら、姉さんが生きていたら一緒に見ただろうな、
そんな気持ちになってしまい、思わずうるうる。
高齢メンバーがライブの数年後に旅立っていくのも驚きはしませんでしたが、
(オマーラおばさんだけ、現在86歳でもステージに立っていて、来月、
ジャズフェスで東京公演に登場するらしい(@_@))
亡くなった姉さんと重ね合わせて思い出が蘇りました。
今作で、キューバの歴史もざっとですが知ることができます。
アフリカから奴隷で連れてこられた子孫が悲しい歴史を歌った歌を
歌い継いでいくんだなあ、と思いましたが、スペイン人が領土にして、
アフリカから奴隷がやってきて、アメリカと政権の腐敗政治、
そして、カストロ議長を中心に起こした革命。そしてアメリカと国交回復した今。
オバマ大統領(当時)に招かれてホワイトハウスにやってきたメンバーの
堂々と演奏する姿を見て、音楽に国境がないってホントだな、と
改めて感じながら、音楽によって素敵な思い出がつくれたこと感謝、の
「ブエナビスタ・ソシアルクラブ アディオス」でありました。