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映画「ペンタゴン・ペーパー」を観る [映画(は行)]

レディースデーに何か見ようと探していたら
ちょうどよい時間帯だったので見た映画です。
(実はメリル・ストリープもトム・ハンクスもそんなに好きでも。。。(^-^;)

The Post.jpg


あらすじはYahoo!映画さんより。

ベトナム戦争の最中だった1971年、アメリカでは反戦運動が盛り上がりを見せていた。
そんな中、「The New York Times」が政府の極秘文書“ペンタゴン・ペーパーズ”の
存在を暴く。

ライバル紙である「The Washington Post」のキャサリン(メリル・ストリープ)と
部下のベン(トム・ハンクス)らも、報道の自由を求めて立ち上がり……。




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ドキドキ感ゼロ。( 一一)


実際あった話で、結末も記事を掲載してニクソン政権に打撃を与える、
そういうことも分かってみているのですが、如何せん前半が飽きるというか、
冗長な感じでウーム(-_-;)このまま見続けてドキドキする展開になるのか、
見続けていたのですが、結果的にはドキドキすることなく鑑賞終了。

スピルバーグがこの題材を今だからこそ描きたい気持ちも分かりますが、
1年で作り上げたのが果たしてよかったのかどうか、、もうちょっと練って
社主のキャサリンの心の葛藤を描いてほしかったな、と思いました。

報道の正義といってえげつない報道をする昨今の日本のメディアには、
今作のワシントンポスト、意気込みというか投獄されるリスクも負いながら
記事を掲載する姿勢を見習ってほしいものです。

まあ、最近の首相案件のニュースを報じた某A新聞は良いと思いますが、
報道している内容のレベル感が今作とは比べちゃいけないなって感じ。

報道は何のためにあるのかといえば、国民のためにある、そういう報道の
あるべき姿はこの映画から非常によく伝わってきたのですが、
メリル・ストリープ、出過ぎじゃないかって。(笑)
実在の人物をうまく演じている、、、のでしょうが、違う俳優が演じたら、
もう少し違う印象を受けたかもしれないなと思いました。

メリル・ストリープが目立つせいか、トム・ハンクスも、
その妻を演じたサラ・ポールソン(好きな俳優さんです)も存在感が薄く、
ここも残念ポイントでした。

スクープものであれば、

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この作品はカソリック教会で隠ぺいされていた性犯罪を暴くのがもっと
分かっていても非常にスリリングでドラマとしては素晴らしいと思っただけに、
国家的な隠ぺいを暴く今作ももっとドラマチックな描き方をしてほしかった。。


記事掲載を決めた後、大型の新聞輪転機でスクープ記事が一面に掲載された朝刊が
次々と印刷される光景が壮大だ!と感激したのはもう映画終わるところで(-_-;)
スピルバーグは娯楽系の方が合っているのかもしれないな、と思った、
「ペンタゴン・ペーパー」でありました。


ちなみに、原題は“The Post”。
日本人が見るには、今回の邦題の方が分かりやすいですね。





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