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映画「マイネーム・イズ・ハーン」を観る [映画(ま行)]

時々見たくなるインド映画。

マイネーム・イズ・ハーン [AmazonDVDコレクション]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD
あらすじはAmazonさんより。

アメリカ在住のイスラム教徒、ハーンはアスペルガー症候群を患っていたが、
ある日ヒンドゥー教徒のマンディラと出会い恋に落ちる。
結婚して幸せに暮らす二人だったが、9.11事件を機に全てが一変する。
マンディラの連れ子サミールは、母親の再婚でイスラム教徒の名前に変わったことから
イジメを受け、命を落としてしまう……。
絶望した彼女は結婚したことを悔やみハーンを責めた。
愛を失い、困惑したハーンは“ある決意”からアメリカ横断の旅に出る──。





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意義深いテーマの中に、若干違和感のある演出。


全体的には意義深いのでよい作品だと思ったのですが、
涙を誘うはずの展開(演出)が、ちょっとそれってどうなのー、、
と思う場面が後半にあったりして、途中気持ちが冷めながらもなんとか鑑賞終了。


主役のハーンを演じるシャー・ルク・カーンはイスラム教、
奥さんはヒンズー教、ともに互いの宗教を尊重している、とWikipediaで読んで、

(wiki)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%B3

そういう人だからこそこういう作品で演じたいと思ったのかと推測。

9.11の後、イスラム教というだけで誤解され差別に遭う、
実際のアメリカでそういうことが多くあったのだろうな、と
映画を見ながら悲しい気持ちになってしまったのですが、
ハーンが途中で出会うアフリカ系の家族の描き方(ニューオリンズなんですが)が
どうもそれはないんじゃないかって古めかしい感じでちょっと笑ってしまい、
でも、そのあと、思いを遂げられた姿にほっとした私もおりました。

映画の冒頭で、ハーンのお母さんが、幼いハーンに教えるのが、b
この世にいるのは善人と悪人、宗教は善行悪行に関係ない、という場面。

この映画を通じて伝えたいメッセ―ジはお母さんの言葉なんだと思いました。

私は実家が仏教ですが、反社会行為をしない、無理に他人に宗教を押し付けたりしなければ
なければどの宗教であっても信じることは自由だと思います。
自分と違う宗教だから差別や偏見の目で見る、それは人としてやってはいけないこと、
自分の心の支えになることは良いことだと思っています。

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この映画でも、インドのヒンズー教徒が主人公の住むイスラム教徒の村を襲撃する、
そんな場面が冒頭にありましたが、宗教が解釈によって負のエネルギーを持つことは
決してあってはならないこと、宗教で人を判断してはいけないこと、そんなことを
改めて考えた「マイネーム・イズ・ハーン」でありました。




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