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映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」を観る [映画(た行)]

久しぶりに邦画を見に映画館に足を運びました。

鎌倉ものがたり.jpg

あらすじはYahoo!映画さんより。

鎌倉に住むミステリー作家・一色正和(堺雅人)のもとに亜紀子(高畑充希)が嫁いでくるが、
さまざまな怪奇現象が起こる日常に彼女は戸惑ってしまう。
犯罪研究や心霊捜査にも通じている正和は、迷宮入りが予想される事件の折には、
鎌倉警察に協力する名探偵でもあった。ある日、資産家が殺害され……。





意外にも素直に楽しめました。(^-^)

テレビ局(今回日テレ)がテコ入れしている映画って、
宣伝も物凄いのでその分割り引いて観てしまう素直でない私ですが(笑)
この作品は鎌倉という場所を舞台にしたファンタジーというか、
VFXが描き出す魔物や黄泉の国など、ハリポタ好きだからなのか、
すんなり引き込まれて見ることが出来ました。

高畑充希は、ととねえちゃんで結構好きな女優さんですが、
予告編を見てもあんまり堺雅人と夫婦という設定がピンとこず、
本編を見て、可愛く優しく思いやりのある役柄を演じている様子が
作品を観ていて納得できました。

登場する人、魔物、どれも個性的。
嫌なキャラクターでさえ(松茸売ってる赤い手の魔物←見ながら松茸爺と呼んでました)
どこか親近感(笑)を感じるという不思議。

脇役も個人的にはツボというか、お久しぶりの三浦友和、鶴田真由に吉行和子、
要潤の鼻がいきなり狐になったり、堤真一がカエルに転生したり。
一番のツボは田中泯演じる貧乏神。
貧乏神なのに優しくする亜紀子(高畑充希)が豊島屋の鳩サブレを勧めるところが
なんとも言えずなぜだか心温まりました。貧乏神なのに。(笑)

他には、殺人事件の容疑者宅の子供が食べているキャベツ太郎とか、
遊園地の名前がゼズニーランドとか、そんなところもツボポイント。

黄泉の国まで行くまでが長めで、黄泉の国に行ってからは非常にテンポよく、
あわわわわー!と思っていたらめでたしめでたし。

時代設定が昭和50年代くらいに思えたのですが(黒電話とか保温ポットの柄とか)
キャラクター設定の妙と、黄泉の国に向かう江ノ電(空に敷かれる線路の上を走る)、
どこか懐かしい風景が広がって、ちょっとのドキドキとホンワカした気持ちとで
2時間超があっという間、鎌倉に久しぶりに足を運びたくなった
「DESTINY 鎌倉ものがたり」でありました。





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